JPS6040930Y2 - 惑星歯車減速機の潤滑装置 - Google Patents
惑星歯車減速機の潤滑装置Info
- Publication number
- JPS6040930Y2 JPS6040930Y2 JP1252080U JP1252080U JPS6040930Y2 JP S6040930 Y2 JPS6040930 Y2 JP S6040930Y2 JP 1252080 U JP1252080 U JP 1252080U JP 1252080 U JP1252080 U JP 1252080U JP S6040930 Y2 JPS6040930 Y2 JP S6040930Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- planetary gear
- outer ring
- shaft
- gear reducer
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本案は農業用機械その他の原動機付機械において、原動
機の出力側に設ける変速機構付の減速機、特に惑星歯車
式の減速機に関する。
機の出力側に設ける変速機構付の減速機、特に惑星歯車
式の減速機に関する。
従来惑星歯車減速機として、原動軸と従動軸とを上下同
一軸線上に配置し、その従動軸と一体の支持枠に数個の
惑星歯車を軸支し、その惑星歯車を、原動軸と一体の太
陽歯車と、回転可能な内歯外輪との間に同時噛合させ、
その内歯外輪に対する制動機構を備えることにより、原
動軸の回転を減速して従動軸に伝え、且つその動力の伝
達を任意に断続できる構成のものは提案されている。
一軸線上に配置し、その従動軸と一体の支持枠に数個の
惑星歯車を軸支し、その惑星歯車を、原動軸と一体の太
陽歯車と、回転可能な内歯外輪との間に同時噛合させ、
その内歯外輪に対する制動機構を備えることにより、原
動軸の回転を減速して従動軸に伝え、且つその動力の伝
達を任意に断続できる構成のものは提案されている。
上記減速機はケースに収容してその中に潤滑油を溜める
が、その規準油面ば、惑星歯車と内歯外輪との噛合い部
分を浸し、その上方の内歯外輪と制動機構との接触部分
には飛沫がかかる程度にするのが普通である。
が、その規準油面ば、惑星歯車と内歯外輪との噛合い部
分を浸し、その上方の内歯外輪と制動機構との接触部分
には飛沫がかかる程度にするのが普通である。
ところが減速機全体をコンパクト化するため、制動機構
を扁平に構成して惑星歯車及び内歯外輪の円盤面に近づ
けると、油面が惑星歯車と内歯外輪とのかみ合い部近く
まで下がって惑星歯車取付軸の上端が油面から露出し、
惑星歯車の軸受面に対する油の供給が不足するおそれが
ある。
を扁平に構成して惑星歯車及び内歯外輪の円盤面に近づ
けると、油面が惑星歯車と内歯外輪とのかみ合い部近く
まで下がって惑星歯車取付軸の上端が油面から露出し、
惑星歯車の軸受面に対する油の供給が不足するおそれが
ある。
本案は上記の点に鑑み、惑星歯車の軸受面に潤滑油を十
分供給できる簡単な潤滑装置を提供することを目的とす
るもので、以下図面について本案減速機の構造を説明す
る。
分供給できる簡単な潤滑装置を提供することを目的とす
るもので、以下図面について本案減速機の構造を説明す
る。
1.2は上下同一軸線上に配置された原動軸及び従動軸
、3はその従動軸2と一体に回転する支持枠にして、そ
の支持枠3の同一円周上の点対称位置に数個の惑星歯車
4が軸5(支持枠3に固定)によって回転自由に取付け
られている。
、3はその従動軸2と一体に回転する支持枠にして、そ
の支持枠3の同一円周上の点対称位置に数個の惑星歯車
4が軸5(支持枠3に固定)によって回転自由に取付け
られている。
その惑星歯車4は大小の歯車41.42を一体化した段
歯車に形成されている。
歯車に形成されている。
惑星歯車4の外方に大小2個の内歯外輪6,7が同心状
に回転可能に配置されていて、惑星歯車の大径側の歯車
41を、原動軸1と一体の太陽歯車8と大径内歯外輪6
との間に同時噛合させ、又惑星歯車の小径側の歯車42
を小径内歯外輪7に噛合させている。
に回転可能に配置されていて、惑星歯車の大径側の歯車
41を、原動軸1と一体の太陽歯車8と大径内歯外輪6
との間に同時噛合させ、又惑星歯車の小径側の歯車42
を小径内歯外輪7に噛合させている。
以上の機構はケース9の中に収容されていて、大径内歯
外輪6は、その周縁に沿ってケース9に設けた支持突部
10,11.12によって心合せと上下方向の位置決め
をしている。
外輪6は、その周縁に沿ってケース9に設けた支持突部
10,11.12によって心合せと上下方向の位置決め
をしている。
又小径内歯外輪7は、その周縁に沿ってケース9に設け
た支持突部13によって心合せすると共に、惑星歯車4
の円盤面とその取付軸5の上端面に取付けた座金14と
にはさまれて上下方向の位置決めをしている。
た支持突部13によって心合せすると共に、惑星歯車4
の円盤面とその取付軸5の上端面に取付けた座金14と
にはさまれて上下方向の位置決めをしている。
上記支持突部10,11,12,13は円周上に部分的
に設けられている。
に設けられている。
大径内歯外輪6のドラム部61と小径内歯外輪7のドラ
ム部71との間に、大径内歯外輪6に内拡式ブレーキと
して、又小径内歯外輪7に外圧式ブレーキとして夫々選
択的に作動させる一対のシュー15.15を備えている
。
ム部71との間に、大径内歯外輪6に内拡式ブレーキと
して、又小径内歯外輪7に外圧式ブレーキとして夫々選
択的に作動させる一対のシュー15.15を備えている
。
16はシュー15.15のアンカーピン、17はシュー
制御カム、18はカム操作軸、19はカム操作軸18の
軸方向操作に節度を与えるクリック止め用のボールであ
る。
制御カム、18はカム操作軸、19はカム操作軸18の
軸方向操作に節度を与えるクリック止め用のボールであ
る。
潤滑油0はシュー15.15が浸らないところまで入っ
ている。
ている。
しかし惑星歯車取付軸5の上端面は油面OLから露出し
ている。
ている。
本案は上記の構成の減速機において、支持枠3に対する
惑星歯車4の取付軸5に、その上端面から周面51の遠
心方向側に貫通する油孔20を設けたことを要旨とする
。
惑星歯車4の取付軸5に、その上端面から周面51の遠
心方向側に貫通する油孔20を設けたことを要旨とする
。
本案減速機の作動を説明すると、シュー15゜15が中
立位置にあって内外の内歯外輪6,7が制動されない状
態では、原動軸1に伴なう太陽歯車8の回転は、惑星歯
車4,41.42を介して内歯外輪6,7を回転させる
のみで従動軸2には伝わらない。
立位置にあって内外の内歯外輪6,7が制動されない状
態では、原動軸1に伴なう太陽歯車8の回転は、惑星歯
車4,41.42を介して内歯外輪6,7を回転させる
のみで従動軸2には伝わらない。
カム操作軸18を、図の位置で右に回すとカム17とシ
ュー15.15との係合により、シュー15.15は共
に内側に寄せられて小径内歯外輪7を制動停止させる。
ュー15.15との係合により、シュー15.15は共
に内側に寄せられて小径内歯外輪7を制動停止させる。
そうすると惑星歯車4は小径内歯外輪7に沿って自転し
つつ公転し、その公転によって従動軸2を回転させる。
つつ公転し、その公転によって従動軸2を回転させる。
カム操作軸18を引上げた位置で上記同様に右に回すと
、カム17とシュー15.15の係合組合せが変ってシ
ュー15.15は広がり、大径内歯外輪6に押付けられ
てその外輪6を停止させる。
、カム17とシュー15.15の係合組合せが変ってシ
ュー15.15は広がり、大径内歯外輪6に押付けられ
てその外輪6を停止させる。
この場合惑星歯車4は大径内歯外輪6に沿って自転且つ
公転して従動軸2を、小径内歯外輪7を止めた場合より
も高速で回転させる。
公転して従動軸2を、小径内歯外輪7を止めた場合より
も高速で回転させる。
太陽歯車8.惑星歯車4等の回転によってケース内の上
方に飛び散る油が小径内歯外輪7とその支持突部13と
の接触面、及びシュー15.15と大小の内歯外輪6,
7との接触面を濡らす。
方に飛び散る油が小径内歯外輪7とその支持突部13と
の接触面、及びシュー15.15と大小の内歯外輪6,
7との接触面を濡らす。
又飛散する油の一部は、惑星歯車取付軸5の上端面に開
口している油孔20に入り、惑星歯車4が公転する際、
遠心力の作用で惑星歯車4とその取付軸5の軸受部に入
る。
口している油孔20に入り、惑星歯車4が公転する際、
遠心力の作用で惑星歯車4とその取付軸5の軸受部に入
る。
本案潤滑装置は上記のように、惑星歯車取付軸5に、そ
の上端から周面の遠心方向に向けて貫通する油孔20を
設けるだけの簡単な構造によって惑星歯車4とその取付
軸5の軸受面を油に浸さなくても、飛散する油を捕えて
これを上記軸受面に十分供給できるもので、惑星歯車減
速機をコンパクト化する上に効果がある。
の上端から周面の遠心方向に向けて貫通する油孔20を
設けるだけの簡単な構造によって惑星歯車4とその取付
軸5の軸受面を油に浸さなくても、飛散する油を捕えて
これを上記軸受面に十分供給できるもので、惑星歯車減
速機をコンパクト化する上に効果がある。
第1図は本案減速機の縦断正面図、第2図は横断平面図
。 1は原動軸、2は従動軸、3は支持枠、4は惑星段歯車
、6は大径内歯外輪、7は小径内歯外輪、8は太陽歯車
、9は減速機ケース、10,11.12は大径内歯外輪
支持突部、13は小径内歯外輪支持突部、14は座金、
15.15はシュー、16はシューアンカーピン、17
はシュー制御カム、18はカム操作軸、0は潤滑油。 20は油孔。
。 1は原動軸、2は従動軸、3は支持枠、4は惑星段歯車
、6は大径内歯外輪、7は小径内歯外輪、8は太陽歯車
、9は減速機ケース、10,11.12は大径内歯外輪
支持突部、13は小径内歯外輪支持突部、14は座金、
15.15はシュー、16はシューアンカーピン、17
はシュー制御カム、18はカム操作軸、0は潤滑油。 20は油孔。
Claims (1)
- 原動軸と従動軸とを上下同一軸線上に配置し、その従動
軸と一体の支持枠に数個の惑星歯車を軸支し、その惑星
歯車を、原動軸と一体の太陽歯車と、回転可能な内歯外
輪との間に同時噛合させ、その内歯外輪に対する制動機
構を備えた惑星歯車減速機を構成し、上記減速機を収容
したケースの中に潤滑油を溜めたものにおいて、惑星歯
車の軸に、その上端面から遠心方向周面に貫通する油孔
を設けた惑星歯車減速機の潤滑装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1252080U JPS6040930Y2 (ja) | 1980-02-05 | 1980-02-05 | 惑星歯車減速機の潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1252080U JPS6040930Y2 (ja) | 1980-02-05 | 1980-02-05 | 惑星歯車減速機の潤滑装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56115059U JPS56115059U (ja) | 1981-09-03 |
JPS6040930Y2 true JPS6040930Y2 (ja) | 1985-12-11 |
Family
ID=29609089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1252080U Expired JPS6040930Y2 (ja) | 1980-02-05 | 1980-02-05 | 惑星歯車減速機の潤滑装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6040930Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-02-05 JP JP1252080U patent/JPS6040930Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56115059U (ja) | 1981-09-03 |
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