JPS6018681Y2 - 惑星歯車減速機の変速操作装置 - Google Patents
惑星歯車減速機の変速操作装置Info
- Publication number
- JPS6018681Y2 JPS6018681Y2 JP1252380U JP1252380U JPS6018681Y2 JP S6018681 Y2 JPS6018681 Y2 JP S6018681Y2 JP 1252380 U JP1252380 U JP 1252380U JP 1252380 U JP1252380 U JP 1252380U JP S6018681 Y2 JPS6018681 Y2 JP S6018681Y2
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- JP
- Japan
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- shoes
- small
- cams
- toothed outer
- outer ring
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Description
【考案の詳細な説明】
本案は農業用機械その他の原動機付機械において、原動
機の出力側に設ける変速機構付の減速機、特に惑星歯車
式の減速機に関する。
機の出力側に設ける変速機構付の減速機、特に惑星歯車
式の減速機に関する。
従来惑星歯車減速機として、原動軸と従動軸とを同一軸
線上に配置し、その従動軸と一体の支持枠に数個の惑星
歯車を軸支し、その惑星歯車を、原動軸と一体の太陽歯
車と、回転可能な内歯外輪との間に同時噛合させ、その
内歯外輪に対する制動機構を備えたものが提案されてい
る。
線上に配置し、その従動軸と一体の支持枠に数個の惑星
歯車を軸支し、その惑星歯車を、原動軸と一体の太陽歯
車と、回転可能な内歯外輪との間に同時噛合させ、その
内歯外輪に対する制動機構を備えたものが提案されてい
る。
しかしこのものは原動軸の回転を減速して従動軸に伝え
、且つ任意にその動力の伝達を断続させることばできる
けれども、減速比の高低切換えは不可能である。
、且つ任意にその動力の伝達を断続させることばできる
けれども、減速比の高低切換えは不可能である。
本案は上記の点に鑑み、減速比の高低切換えもできる構
造簡単な惑星歯車減速機を得ると共に、その切換えをワ
イヤその他の操作部材の同一方向への引き操作のみで行
えるようにすることを目的とするもので、以下図面につ
いて本案変速操作装置を備えた減速機の構造を説明する
。
造簡単な惑星歯車減速機を得ると共に、その切換えをワ
イヤその他の操作部材の同一方向への引き操作のみで行
えるようにすることを目的とするもので、以下図面につ
いて本案変速操作装置を備えた減速機の構造を説明する
。
1.2は同一軸線上に配置された原動軸及び従動軸、3
はその従動軸2と一体に回転する支持枠にして、その支
持枠3の同一円周上の点対称位置に数個の惑星段歯車4
が軸5によって回転自由に取付けられている。
はその従動軸2と一体に回転する支持枠にして、その支
持枠3の同一円周上の点対称位置に数個の惑星段歯車4
が軸5によって回転自由に取付けられている。
上記惑星段歯車4の外方に大小2個の内歯外輪6.7が
同心状に配置されていて、惑星段歯車4の大径側の歯車
41を、原動軸1と一体の太陽歯車8と大径内歯外輪6
との間に同時噛合させ、又惑星段歯車4の小径側の歯車
42を小径内歯外輪7に噛合させている。
同心状に配置されていて、惑星段歯車4の大径側の歯車
41を、原動軸1と一体の太陽歯車8と大径内歯外輪6
との間に同時噛合させ、又惑星段歯車4の小径側の歯車
42を小径内歯外輪7に噛合させている。
以上の機構はケース9の中に収容されており、大径内歯
外輪6は、そのドラム部61の外面及び上下に沿ってケ
ース9に設けた支持突部10,11.12によって回転
可能に支持されている。
外輪6は、そのドラム部61の外面及び上下に沿ってケ
ース9に設けた支持突部10,11.12によって回転
可能に支持されている。
又小径内歯外輪7は、惑星段歯車4の大径歯車41の円
盤面に載せられ、その歯車4の上端面に取付けた座金1
3の外周部を小径内歯外輪7の上面に重ねている。
盤面に載せられ、その歯車4の上端面に取付けた座金1
3の外周部を小径内歯外輪7の上面に重ねている。
そして小径内歯外輪7は、そのドラム部71の内面に沿
ってケース9に設けた支打突部14によって回転可能に
支持されてる。
ってケース9に設けた支打突部14によって回転可能に
支持されてる。
上記支持突部10,11,12.14は円周上に部分的
に設けられている。
に設けられている。
大径内歯外輪6のドラム部61と小径内歯外輪7のドラ
ム部71との間に、大径内歯外輪6に内拡式ブレーキと
して、又小径内歯外輪7に外圧式ブレーキとしてそれぞ
れ選択的に作動させる一対のシュー15.15を備えて
いる。
ム部71との間に、大径内歯外輪6に内拡式ブレーキと
して、又小径内歯外輪7に外圧式ブレーキとしてそれぞ
れ選択的に作動させる一対のシュー15.15を備えて
いる。
151は外側ライニング、152は内側ライニング、1
6はシュー15.15の一端をケースに枢着するピン、
17はシュー15.15を制御するカムで、各シュー1
5の自由端側の穴23に共通にはまっている。
6はシュー15.15の一端をケースに枢着するピン、
17はシュー15.15を制御するカムで、各シュー1
5の自由端側の穴23に共通にはまっている。
18はそのカム17を外方から操作する軸で、軸線方向
のシフト操作と回転操作を行うものである。
のシフト操作と回転操作を行うものである。
19及び20.21はカム操作軸18のシフト位置に節
度を与えるクリックボールとその係合溝、22はボール
押圧ばねである。
度を与えるクリックボールとその係合溝、22はボール
押圧ばねである。
次に本案減速機の作動を説明すると、シュー15.15
が中立位置にあって内外の内歯外輪6゜7が制動されな
い状態では、原動軸1に伴う太陽歯車8の回転は、惑星
段歯車4,41.42を介して内歯外輪6,7を回転さ
せるのみで従動軸2には伝わらない。
が中立位置にあって内外の内歯外輪6゜7が制動されな
い状態では、原動軸1に伴う太陽歯車8の回転は、惑星
段歯車4,41.42を介して内歯外輪6,7を回転さ
せるのみで従動軸2には伝わらない。
第1図、第4図、第5図はカム操作軸18を押下げ、ボ
ール19と溝2・0の係合によってその位置に保たれて
いる状態にして、上記軸18を、ワイヤ24の引き操作
によりレバー25を介して図で右に回すと、上段の組の
カム突起171,172がそれぞれ各シュー15の穴2
3(略長円形乃至ダルマ形をしている)の外側の縁23
1に接して押すので、両シュー15.15は共にピン1
6を中心にして矢示A方向に振れて小径内歯外輪7に作
用し、これを停止させる。
ール19と溝2・0の係合によってその位置に保たれて
いる状態にして、上記軸18を、ワイヤ24の引き操作
によりレバー25を介して図で右に回すと、上段の組の
カム突起171,172がそれぞれ各シュー15の穴2
3(略長円形乃至ダルマ形をしている)の外側の縁23
1に接して押すので、両シュー15.15は共にピン1
6を中心にして矢示A方向に振れて小径内歯外輪7に作
用し、これを停止させる。
そうすると惑星段歯車4は上記小径内歯外輪7に沿って
自転しつつ公転し、その公転によって従動軸2を回転さ
せる。
自転しつつ公転し、その公転によって従動軸2を回転さ
せる。
次に上記の操作を解いて第6図、第7図のようにカム操
作軸18を引上げると、ボール19と下段の溝21とが
係合し、その状態でワイヤ24を引いて軸18を前回と
同方向(右)に回すと、下段の組のカム突起172,1
73がそれぞれ各シュー15の穴23の内側の縁232
に当って押すので、シュー15.15は前回とは反対の
矢示B方向に振れて、大径内歯外輪6に対し内拡式ブレ
ーキとして作用し、その外輪6が止まると、惑星段歯車
4はその大径内歯外輪6に沿って自転且つ公転して従動
軸2を回転させる。
作軸18を引上げると、ボール19と下段の溝21とが
係合し、その状態でワイヤ24を引いて軸18を前回と
同方向(右)に回すと、下段の組のカム突起172,1
73がそれぞれ各シュー15の穴23の内側の縁232
に当って押すので、シュー15.15は前回とは反対の
矢示B方向に振れて、大径内歯外輪6に対し内拡式ブレ
ーキとして作用し、その外輪6が止まると、惑星段歯車
4はその大径内歯外輪6に沿って自転且つ公転して従動
軸2を回転させる。
即ち小径内歯外輪7を停止させると従動軸2は低速回転
し、大径内歯外輪6を止めると従動軸2は高速回転する
もので、惑星歯車減速機における動力の断続並びに高低
2段変速が可能である。
し、大径内歯外輪6を止めると従動軸2は高速回転する
もので、惑星歯車減速機における動力の断続並びに高低
2段変速が可能である。
そして上記動力の断続及び変速の操作は、大小2個の同
心内歯外輪6,7間に設けた一対のシュー15.15に
よって行うから、構造・操作共に簡単である。
心内歯外輪6,7間に設けた一対のシュー15.15に
よって行うから、構造・操作共に簡単である。
又上記シュー15.15の大径内歯外輪6に対する制動
停止操作、及び小径内歯外輪7に対する制動停止操作は
、共にブレーキカム17の同一方向回転操作によって行
うから、ブレーキカム17をワイヤで直接引いて操作す
ることができる。
停止操作、及び小径内歯外輪7に対する制動停止操作は
、共にブレーキカム17の同一方向回転操作によって行
うから、ブレーキカム17をワイヤで直接引いて操作す
ることができる。
従ってブレーキの効き具合の調整が容易である。
又遠隔操作式にすることも容易である。
第1図は本案減速機の縦断正面図、第2図は横断平面図
、第3図はシューの斜面図、第4図はカム操作軸を押下
げた状態の正面図、第5図はシューの外圧式ブレーキと
して作用する状態の平面図、第6図はカム操作軸を引上
げた状態の正面図、第7図はシューの内拡式ブレーキと
して作用する状態の要部の平面図。 1は原動軸、2は従動軸、3は支持枠、4は惑星段歯車
、5は歯車取付軸、6は大径内歯外輪、7は小径内歯外
輪、9は減速機ケース、15,15はシュー 16はシ
ュー枢着ピン、17はブレーキカム、18はカム操作軸
、23はカム係合穴。
、第3図はシューの斜面図、第4図はカム操作軸を押下
げた状態の正面図、第5図はシューの外圧式ブレーキと
して作用する状態の平面図、第6図はカム操作軸を引上
げた状態の正面図、第7図はシューの内拡式ブレーキと
して作用する状態の要部の平面図。 1は原動軸、2は従動軸、3は支持枠、4は惑星段歯車
、5は歯車取付軸、6は大径内歯外輪、7は小径内歯外
輪、9は減速機ケース、15,15はシュー 16はシ
ュー枢着ピン、17はブレーキカム、18はカム操作軸
、23はカム係合穴。
Claims (1)
- 原動軸と一体の太陽歯車によって回転させられる大小二
組みの惑星歯車に、それぞれ大小の内歯外輪をかみ合せ
、その大小の内歯外輪の間に、内拡式及び外圧式ブレー
キとして作用する一対のブレーキシューを設け、大小の
内歯外輪に選択的にブレーキをかけることにより原動軸
の回転を変速して従動軸に伝え得るように構成し、各ブ
レーキシューの自由端を互いに重ね合せて、一方向にの
み回動操作するカム軸を通し、そのカム軸に二組みのブ
レーキカムを設け、カム軸の軸方向進退切換えと同一方
向回転操作とによって一方の組のカムはシューを互いに
開く方向に、他方の組のカムはシューを互に閉じる方向
に作用するように、カムをシューに係合させた惑星歯車
減速機における変速操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1252380U JPS6018681Y2 (ja) | 1980-02-05 | 1980-02-05 | 惑星歯車減速機の変速操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1252380U JPS6018681Y2 (ja) | 1980-02-05 | 1980-02-05 | 惑星歯車減速機の変速操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56115054U JPS56115054U (ja) | 1981-09-03 |
JPS6018681Y2 true JPS6018681Y2 (ja) | 1985-06-06 |
Family
ID=29609092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1252380U Expired JPS6018681Y2 (ja) | 1980-02-05 | 1980-02-05 | 惑星歯車減速機の変速操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6018681Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-02-05 JP JP1252380U patent/JPS6018681Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56115054U (ja) | 1981-09-03 |
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