JPS594870Y2 - 自転車の変速機構付ペダルクランク歯車 - Google Patents
自転車の変速機構付ペダルクランク歯車Info
- Publication number
- JPS594870Y2 JPS594870Y2 JP2847480U JP2847480U JPS594870Y2 JP S594870 Y2 JPS594870 Y2 JP S594870Y2 JP 2847480 U JP2847480 U JP 2847480U JP 2847480 U JP2847480 U JP 2847480U JP S594870 Y2 JPS594870 Y2 JP S594870Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- pedal crank
- rotary disk
- crank gear
- gear piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、変速機構を備えた自転車のペダルクランク
歯車に関する。
歯車に関する。
2分割した歯車片を円周状に配置して枢着し、その実効
径を変化できるようにペダルクランク歯車を形成し、ペ
ダルクランク歯車の実効径を変えて自転車の変速を行な
う変速機構付ペダルクランク歯車は、特開昭54−15
0265号によりすでに提案されているが、この変速機
構付ペダルクランク歯車は歯車片を作動するロックアー
ムや揺動アームの取付構造が複雑であって、製作工数や
コストが増すと共に、変速時の操作もむずかしくなる欠
点があった。
径を変化できるようにペダルクランク歯車を形成し、ペ
ダルクランク歯車の実効径を変えて自転車の変速を行な
う変速機構付ペダルクランク歯車は、特開昭54−15
0265号によりすでに提案されているが、この変速機
構付ペダルクランク歯車は歯車片を作動するロックアー
ムや揺動アームの取付構造が複雑であって、製作工数や
コストが増すと共に、変速時の操作もむずかしくなる欠
点があった。
この考案は上記の点に着目し、歯車片を作動してその歯
車の実効径を変える機構を簡単に構成し、製作の工数を
減少させると共に、変速操作も容易となって故障も少な
い変速機構付ペダルクランク歯車の提供を目的、とする
。
車の実効径を変える機構を簡単に構成し、製作の工数を
減少させると共に、変速操作も容易となって故障も少な
い変速機構付ペダルクランク歯車の提供を目的、とする
。
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
第1図は変速機構付ペダルクランク歯車の正面図を、第
2図は同歯車の右側面図を、第3図は同歯車の背面図を
示している。
2図は同歯車の右側面図を、第3図は同歯車の背面図を
示している。
1は第4図に示す形状の回転盤であり、中央部の背面に
平板状に突出した円形の突出部1aを備え、この突出部
1a上に長孔11.12が穿設され、保合ピン9,10
が突設されている。
平板状に突出した円形の突出部1aを備え、この突出部
1a上に長孔11.12が穿設され、保合ピン9,10
が突設されている。
4と5は第5図に示す形状の2分割されたほぼ半円形の
歯車片であって、回転盤1の保合ピン9と10に係合す
る長孔16と17が穿設されている。
歯車片であって、回転盤1の保合ピン9と10に係合す
る長孔16と17が穿設されている。
この歯車片4,5の両端円周部は、変速操作する際、チ
ェノが両方の歯車片4,5に係合することを防止するた
めに歯が削除されている。
ェノが両方の歯車片4,5に係合することを防止するた
めに歯が削除されている。
そして、上記構成の歯車片4,5は、回転盤1の突出部
1aの上に係合ピン9,10と長孔16゜17を係合さ
せた状態で配設され、この回転盤1と歯車片4,5は、
円盤2と18に挾まれた状態で固定軸7と8により所定
の中心線上に全体を通して穿設した取付孔を使用して一
体構成される。
1aの上に係合ピン9,10と長孔16゜17を係合さ
せた状態で配設され、この回転盤1と歯車片4,5は、
円盤2と18に挾まれた状態で固定軸7と8により所定
の中心線上に全体を通して穿設した取付孔を使用して一
体構成される。
なお、固定軸7と8は固転盤1の長孔11と12に貫通
し、円盤2と回転盤1の間には板ばね6が挿入され、板
は゛ね6のばね力によりガタのないように円転盤1と歯
車片4,5が一定の範囲で回動可能なように保持されて
いる。
し、円盤2と回転盤1の間には板ばね6が挿入され、板
は゛ね6のばね力によりガタのないように円転盤1と歯
車片4,5が一定の範囲で回動可能なように保持されて
いる。
このような構成のクランク歯車は、右ペダルクランク3
の基部に固定された円筒軸15に軸着され、さらに、自
転車本体のペダル駆動軸に円筒軸15が嵌着される。
の基部に固定された円筒軸15に軸着され、さらに、自
転車本体のペダル駆動軸に円筒軸15が嵌着される。
この状態で、回転盤1は長孔11.12と固定軸7,8
の保合により規制される範囲内、すなわち、約45度の
回転が可能であり、この回転盤1の動きにより歯車片4
,5が固定軸7と8をそれぞれ軸として回動し、その歯
車の実効径を変えるように作動する。
の保合により規制される範囲内、すなわち、約45度の
回転が可能であり、この回転盤1の動きにより歯車片4
,5が固定軸7と8をそれぞれ軸として回動し、その歯
車の実効径を変えるように作動する。
第7図は上記構成のペダルクランク歯車を取付けた自転
車の駆動部を示すもので、20は左ペダルクランク、2
1はチェノカバー、19は歯車片4,5と後輪スプロケ
ット26との間にかけられたチェノ、22はチェン引張
器、さらに、13と14は回転盤1の前面に取付けた回
転盤1を足などで回動させるための変速操作用の操作ノ
ブである。
車の駆動部を示すもので、20は左ペダルクランク、2
1はチェノカバー、19は歯車片4,5と後輪スプロケ
ット26との間にかけられたチェノ、22はチェン引張
器、さらに、13と14は回転盤1の前面に取付けた回
転盤1を足などで回動させるための変速操作用の操作ノ
ブである。
次に、第8図と第9図を参照してこの変速機構付ペダル
クランク歯車の動作を説明する。
クランク歯車の動作を説明する。
第8図は高速時の状態を、第9図は低速時の状態を示し
、以下の説明の如く、ペダルクランク歯車の実効径を2
段階に切換えることにより変速は行なわれる。
、以下の説明の如く、ペダルクランク歯車の実効径を2
段階に切換えることにより変速は行なわれる。
高速から低速に変速する場合は、自転車の走行中に左ペ
ダルを最下位に下げた状態で止め、右足を右ペダルから
離して操作ノブ13にのせ、これを押下げることにより
、回転盤1を約45度左に回転させる。
ダルを最下位に下げた状態で止め、右足を右ペダルから
離して操作ノブ13にのせ、これを押下げることにより
、回転盤1を約45度左に回転させる。
すると、回転盤1に固定した保合ピン9は上方に回動し
、係合ピン10は下方に回動する。
、係合ピン10は下方に回動する。
この係合ピン9,10は歯車片4,5の長孔16゜17
内を動くと同時に、歯車片4,5を、その実効径が小さ
くなる方向に、固定軸7,8を軸として回動させ、第9
図に示す低速の状態に変えられる。
内を動くと同時に、歯車片4,5を、その実効径が小さ
くなる方向に、固定軸7,8を軸として回動させ、第9
図に示す低速の状態に変えられる。
この変速動作の際、チェノ19は歯車片5に係合してい
るのみであって両方の歯車片4,5の動きを何ら阻止す
ることにはならず、むしろ、チェノ19の張力により歯
車片4,5に小径になろうとする力が作用して、変速は
軽くスムーズに行なわれる。
るのみであって両方の歯車片4,5の動きを何ら阻止す
ることにはならず、むしろ、チェノ19の張力により歯
車片4,5に小径になろうとする力が作用して、変速は
軽くスムーズに行なわれる。
一方、低速から高速に変速する場合は、第9図の位置か
ら操作ノブ14を右足により押下げるが、又は操作ノブ
13を上げることにより回転盤1を右方向に約45度回
転して行なう。
ら操作ノブ14を右足により押下げるが、又は操作ノブ
13を上げることにより回転盤1を右方向に約45度回
転して行なう。
この回転盤1の回転により、係合ピン9は歯車片の長(
い6に係合しながら下方へ回動し、係合ピン10は、長
孔17に係合しながら上方へ回動して、歯車片5を固定
軸7を軸に、歯車片4を固定軸8を軸にして、その歯車
の実効径を大きくする方向に回動させる。
い6に係合しながら下方へ回動し、係合ピン10は、長
孔17に係合しながら上方へ回動して、歯車片5を固定
軸7を軸に、歯車片4を固定軸8を軸にして、その歯車
の実効径を大きくする方向に回動させる。
この動作により、歯車片4,5の長孔9,10の端部に
形成した引掛り孔に保合ピン9,10がそれぞれ入り、
歯車片4,5は径を大きくした高速の位置に保持され、
高速への変速は完了する。
形成した引掛り孔に保合ピン9,10がそれぞれ入り、
歯車片4,5は径を大きくした高速の位置に保持され、
高速への変速は完了する。
ペダルの回転中において、係合ピン9,10は長孔16
.17の端部にある引掛は孔に保持されることから、回
転盤1の操作なしにチェノ19の張力によって低速位置
に戻ることはない。
.17の端部にある引掛は孔に保持されることから、回
転盤1の操作なしにチェノ19の張力によって低速位置
に戻ることはない。
以上のように、この考案に係る変速機構付ペダルクラン
ク歯車によれば、ペダルクランク歯車を2分割して形成
した2個の歯車片を円形状に配置し、それぞれの歯車片
を中心線上に位置する2本の固定軸にそれぞれ枢支し、
変速操作用の回転盤を歯車片と同心状に歯車片に対し一
定角度だけ回転可能に配設し、回転盤の回転により歯車
片の実効径を変化させるように、回転盤と歯車片を係合
して構成したから、変速時にチェノが歯車がら外れるこ
となく確実に変速でき、また、チェノを長手方向に動か
して変速を行ない、横方向に引く力を加えないから、チ
ェノの傷みを少なくする利点がある。
ク歯車によれば、ペダルクランク歯車を2分割して形成
した2個の歯車片を円形状に配置し、それぞれの歯車片
を中心線上に位置する2本の固定軸にそれぞれ枢支し、
変速操作用の回転盤を歯車片と同心状に歯車片に対し一
定角度だけ回転可能に配設し、回転盤の回転により歯車
片の実効径を変化させるように、回転盤と歯車片を係合
して構成したから、変速時にチェノが歯車がら外れるこ
となく確実に変速でき、また、チェノを長手方向に動か
して変速を行ない、横方向に引く力を加えないから、チ
ェノの傷みを少なくする利点がある。
さらに、従来のこの種変速機に比べ構造が簡単であり、
部品点数や工数も少なく、安価な変速機構を提供できる
と共に、運転者はバンドルから手をはなすことなく、そ
の足で簡単に変速を行なうことができる。
部品点数や工数も少なく、安価な変速機構を提供できる
と共に、運転者はバンドルから手をはなすことなく、そ
の足で簡単に変速を行なうことができる。
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は変速機構付ペ
ダルクランク歯車の正面図、第2図は同右側面図、第3
図は同背面図、第4図は回転盤の背面図、第5図は歯車
片の背面図、第6図は第1図のA−A断面図、第7図は
変速機構付ペダルクランク歯車を自転車の駆動部に取付
けた状態の正面図、第8図と第9図は変速時の歯車片の
動きを示すペダルクランク歯車の正面説明図である。 1・・・回転盤、4,5・・・歯車片、7,8・・・固
定軸、9.10・・・係合ピン、11.12.16.1
7・・・長孔、13゜14・・・操作ノブ、19・・・
チェノ。
ダルクランク歯車の正面図、第2図は同右側面図、第3
図は同背面図、第4図は回転盤の背面図、第5図は歯車
片の背面図、第6図は第1図のA−A断面図、第7図は
変速機構付ペダルクランク歯車を自転車の駆動部に取付
けた状態の正面図、第8図と第9図は変速時の歯車片の
動きを示すペダルクランク歯車の正面説明図である。 1・・・回転盤、4,5・・・歯車片、7,8・・・固
定軸、9.10・・・係合ピン、11.12.16.1
7・・・長孔、13゜14・・・操作ノブ、19・・・
チェノ。
Claims (1)
- ペダルクランク歯車を2分割して形成した2個の歯車片
を円形状に配置し、それぞれの該歯車片を中心線上に位
置する2本の固定軸にそれぞれ枢支し、該歯車片と同心
状に変速操作用の回転盤を、該歯車片に対し一定角度回
転可能に配設し、該回転盤の回転により該歯車片の実効
径を変化させるように、該回転盤と該歯車片を係合した
ことを特徴とする自転車の変速機構付ペダルクランク歯
車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2847480U JPS594870Y2 (ja) | 1980-03-05 | 1980-03-05 | 自転車の変速機構付ペダルクランク歯車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2847480U JPS594870Y2 (ja) | 1980-03-05 | 1980-03-05 | 自転車の変速機構付ペダルクランク歯車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56129391U JPS56129391U (ja) | 1981-10-01 |
JPS594870Y2 true JPS594870Y2 (ja) | 1984-02-13 |
Family
ID=29624397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2847480U Expired JPS594870Y2 (ja) | 1980-03-05 | 1980-03-05 | 自転車の変速機構付ペダルクランク歯車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS594870Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-03-05 JP JP2847480U patent/JPS594870Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56129391U (ja) | 1981-10-01 |
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