JPS60407A - 光伝送繊維 - Google Patents
光伝送繊維Info
- Publication number
- JPS60407A JPS60407A JP59095207A JP9520784A JPS60407A JP S60407 A JPS60407 A JP S60407A JP 59095207 A JP59095207 A JP 59095207A JP 9520784 A JP9520784 A JP 9520784A JP S60407 A JPS60407 A JP S60407A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- methacrylate
- optical transmission
- polymer
- core component
- vinylidene fluoride
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は芯−さや構造から成る耐熱性と可撓性にすぐれ
た光伝送繊維に関する。
た光伝送繊維に関する。
光伝送繊維は、従来グラス系材料を基体として製造され
、光信号伝送媒体として、機器間や機器内の計測制御用
、データ伝送用あるいは医療用、装飾用や画像伝送用と
して広く利用されている。しかし、グラス系材料を基材
とした光伝送繊維は、内径の細い繊維にしないと可撓性
に乏しい欠点があり、又、断線しやすいこと、比重が大
きいこと、コネクタ−を含めて高価であることなどの理
由から、最近これをプラスチックで作る試みが種々提案
されている。
、光信号伝送媒体として、機器間や機器内の計測制御用
、データ伝送用あるいは医療用、装飾用や画像伝送用と
して広く利用されている。しかし、グラス系材料を基材
とした光伝送繊維は、内径の細い繊維にしないと可撓性
に乏しい欠点があり、又、断線しやすいこと、比重が大
きいこと、コネクタ−を含めて高価であることなどの理
由から、最近これをプラスチックで作る試みが種々提案
されている。
プラスチックを使用する場合の大きな特徴は軽量である
こと、内径の太い繊維でも強靭で可−性に富むこと、従
って、高開口度、大口径が可能であり、受発光素子との
結合が容易であることなど操作性にすぐれている点にあ
る。プラスチックでこのような光伝送繊維を製造する一
般的な方法は、屈折率が大きく、かつ、光の透過性が良
好なプラスチックを芯成分としこれよりも屈折率が小さ
く、かつ、透明なプラスチックをさや成分とする芯−さ
や構造を有する繊維とするものである。この方法は、芯
−さや界面で光を反射させることにより、光を伝送する
ものであり、芯とさやを構成するプラスチックの屈折率
の差の大きいものほど光伝送性にすぐれている。
こと、内径の太い繊維でも強靭で可−性に富むこと、従
って、高開口度、大口径が可能であり、受発光素子との
結合が容易であることなど操作性にすぐれている点にあ
る。プラスチックでこのような光伝送繊維を製造する一
般的な方法は、屈折率が大きく、かつ、光の透過性が良
好なプラスチックを芯成分としこれよりも屈折率が小さ
く、かつ、透明なプラスチックをさや成分とする芯−さ
や構造を有する繊維とするものである。この方法は、芯
−さや界面で光を反射させることにより、光を伝送する
ものであり、芯とさやを構成するプラスチックの屈折率
の差の大きいものほど光伝送性にすぐれている。
光透過性の高いプラスチックとしては無定形の材料が好
ましく、工業的にはポリメタクリル酸メチルや、ポリス
チレンが注目される材料である(例えば、特公昭4B−
8978号公報、特公昭5B−21660号公報)。
ましく、工業的にはポリメタクリル酸メチルや、ポリス
チレンが注目される材料である(例えば、特公昭4B−
8978号公報、特公昭5B−21660号公報)。
しかし、このようなプラスチックの光伝送繊維は温度の
上昇と共に伝送損失の低下があり、その低下値が大きく
、光信号媒体としての信頼に欠ける場合があった。また
耐熱性に欠点があり、移動体、たとえば、自動車、船舶
、航空機またはロボットなどへ適用する場合には用途や
適用個所に制限が生ずる。ポリメタクリル酸メチルやポ
リスチレンの使用可能な上限温度は約80℃であり、そ
れ以上の温度では熱収縮が大きくなったり、変形したり
、ミクロ構造上のゆらぎが生じて、光伝送繊維としての
機能を果さなくなるなどの欠点を有し、又、一旦80℃
以上の温度条件下で使用されると常温にもどしても光伝
送損失が大きくなり、再び使用することが出来なくなる
など狭い温度領域でしか使用出来ないという欠点を有し
、耐熱性にすぐれたプラスチック光伝送繊維の開発がの
ぞまれていた。
上昇と共に伝送損失の低下があり、その低下値が大きく
、光信号媒体としての信頼に欠ける場合があった。また
耐熱性に欠点があり、移動体、たとえば、自動車、船舶
、航空機またはロボットなどへ適用する場合には用途や
適用個所に制限が生ずる。ポリメタクリル酸メチルやポ
リスチレンの使用可能な上限温度は約80℃であり、そ
れ以上の温度では熱収縮が大きくなったり、変形したり
、ミクロ構造上のゆらぎが生じて、光伝送繊維としての
機能を果さなくなるなどの欠点を有し、又、一旦80℃
以上の温度条件下で使用されると常温にもどしても光伝
送損失が大きくなり、再び使用することが出来なくなる
など狭い温度領域でしか使用出来ないという欠点を有し
、耐熱性にすぐれたプラスチック光伝送繊維の開発がの
ぞまれていた。
本発明者らは、かかる現状にかんがみ、耐熱性にすぐれ
、かつ、光伝送性にすぐれたプラスチック光伝送繊維の
開発を検討した結果、エステル部分が炭素数8以上の脂
環式炭化水素基を有するメタクリル酸エステルからなる
重合体を芯成分とし、該芯成分よりも少なくとも8%小
さい屈折率を有する透明重合体をさや成分とすることを
特徴とする耐熱性にすぐれた光伝送繊維をみいだし、先
に提案した。
、かつ、光伝送性にすぐれたプラスチック光伝送繊維の
開発を検討した結果、エステル部分が炭素数8以上の脂
環式炭化水素基を有するメタクリル酸エステルからなる
重合体を芯成分とし、該芯成分よりも少なくとも8%小
さい屈折率を有する透明重合体をさや成分とすることを
特徴とする耐熱性にすぐれた光伝送繊維をみいだし、先
に提案した。
しかしながら、耐熱性については満足すべきものであっ
たが可撓性については十分満足されたものではなかった
。
たが可撓性については十分満足されたものではなかった
。
本発明者らは耐熱性と可撓性にすぐれ、かつ、光伝送性
にすぐれたプラスチック光伝送繊維の開発を鋭意検討し
た結果、本発明に到達した。すなわち、本発明は、エス
テル部分にイソボルニル基以外の炭素数8以上の脂環式
炭化水素基を有するメタクリル酸エステル8〜30重量
%を含有するメタクリル酸メチルを主体とする重合体を
芯成分とし、該芯成分よりも少な(とも8%小さい屈折
率を有する透明重合体をさや成分とすることを特徴とす
る耐熱性と可撓性にすぐれた光伝送繊維を提供するもの
である。
にすぐれたプラスチック光伝送繊維の開発を鋭意検討し
た結果、本発明に到達した。すなわち、本発明は、エス
テル部分にイソボルニル基以外の炭素数8以上の脂環式
炭化水素基を有するメタクリル酸エステル8〜30重量
%を含有するメタクリル酸メチルを主体とする重合体を
芯成分とし、該芯成分よりも少な(とも8%小さい屈折
率を有する透明重合体をさや成分とすることを特徴とす
る耐熱性と可撓性にすぐれた光伝送繊維を提供するもの
である。
本発明の光伝送繊維は常温から80℃附近までの温度範
囲において芯成分にポリメタクリル酸メチルを使用した
従来から提案されている光伝送繊維に比べ、温度の上昇
と共に生ずる導光損失の低下の割合が少なく光信号伝送
媒体としての信頼性をいちじるしく高めうるものである
。さらに予期せざることに上述・の従来から提案されて
いる光伝送繊維が全く使用出来ない温度においても導光
損失の低下がほとんどみられず、また、可撓性において
も、実用上、全く問題ない光伝送繊維を提供しうるもの
である。
囲において芯成分にポリメタクリル酸メチルを使用した
従来から提案されている光伝送繊維に比べ、温度の上昇
と共に生ずる導光損失の低下の割合が少なく光信号伝送
媒体としての信頼性をいちじるしく高めうるものである
。さらに予期せざることに上述・の従来から提案されて
いる光伝送繊維が全く使用出来ない温度においても導光
損失の低下がほとんどみられず、また、可撓性において
も、実用上、全く問題ない光伝送繊維を提供しうるもの
である。
本発明において芯成分に使用されるエステル部分にイン
ボルニル基以外の炭素数8以上の脂環式炭化水素基を有
するメタクリル酸エステルはメタクリル酸あるいはその
酸塩化物を、式ROHの脂環式炭化水素・モノオールで
エステル化することによってつくられる。
ボルニル基以外の炭素数8以上の脂環式炭化水素基を有
するメタクリル酸エステルはメタクリル酸あるいはその
酸塩化物を、式ROHの脂環式炭化水素・モノオールで
エステル化することによってつくられる。
脂環式炭化水素・モノオールとしては、2゜6−シメチ
ルシクロヘキサノール、ボルネオール、e−メントール
、フェンチルアルコール、p−メンタ/−ル−2、l−
アダマンタノール、8−メチル−1−アダマンタノール
、8.5−ジメチル−1−アダマンタノール等の脂環式
炭化水素・モノオールをあげることができ、これに対応
するメタクリル酸エステルを例示することができる。
ルシクロヘキサノール、ボルネオール、e−メントール
、フェンチルアルコール、p−メンタ/−ル−2、l−
アダマンタノール、8−メチル−1−アダマンタノール
、8.5−ジメチル−1−アダマンタノール等の脂環式
炭化水素・モノオールをあげることができ、これに対応
するメタクリル酸エステルを例示することができる。
これらのメタクリル酸エステルの中で特に好適には、メ
タクリル酸フェンチル、メタクリル酸−4−メンチル、
メタクリル酸ボルニル、メタクリル酸−1−アダマンチ
ル、メタクリル酸−8,5−ジメチル−1−アダマンチ
ルをあげることができる。
タクリル酸フェンチル、メタクリル酸−4−メンチル、
メタクリル酸ボルニル、メタクリル酸−1−アダマンチ
ル、メタクリル酸−8,5−ジメチル−1−アダマンチ
ルをあげることができる。
これらのメタクリル酸エステルを8重量%より少なく含
有するメタクリル酸メチルを主体とする芯部分において
は、可撓性はすぐれているが、耐熱性の向上に寄与する
ことが少なく、80重量%より多く含有する芯成分にお
いては耐熱性にすぐれているが、実用上、可撓性が不十
分であり、好ましくない。脂環式炭化水素基に限定する
理由は芳香族炭化水素基の場合、光伝送繊維において導
光損失が大きく、光信号伝送媒体としての用途に制限が
生じるためである。
有するメタクリル酸メチルを主体とする芯部分において
は、可撓性はすぐれているが、耐熱性の向上に寄与する
ことが少なく、80重量%より多く含有する芯成分にお
いては耐熱性にすぐれているが、実用上、可撓性が不十
分であり、好ましくない。脂環式炭化水素基に限定する
理由は芳香族炭化水素基の場合、光伝送繊維において導
光損失が大きく、光信号伝送媒体としての用途に制限が
生じるためである。
炭素数8以上の脂環式炭化水素基のうち、とくに好適に
は炭素数10以上の脂環式炭化水素基の場合が耐熱性向
上の寄与率が高い。
は炭素数10以上の脂環式炭化水素基の場合が耐熱性向
上の寄与率が高い。
炭素数7以下の脂環式炭化水素基を有するメタクリル酸
エステルを使用する場合は耐熱性が向上しない。又、炭
素数8以上の場合でも直鎖状炭化水素基、たとえば、メ
タクリル酸n−オクチルやメタクリル酸止−ドデシ・ル
などのメタクリル酸エステルは耐熱性向上に寄与しない
。炭素数が約20までの脂環式炭化水素がのぞましくそ
れ以上になると重合体の機械的強度がいちじるしく低下
する傾向にある。
エステルを使用する場合は耐熱性が向上しない。又、炭
素数8以上の場合でも直鎖状炭化水素基、たとえば、メ
タクリル酸n−オクチルやメタクリル酸止−ドデシ・ル
などのメタクリル酸エステルは耐熱性向上に寄与しない
。炭素数が約20までの脂環式炭化水素がのぞましくそ
れ以上になると重合体の機械的強度がいちじるしく低下
する傾向にある。
本発明のメタクリル酸メチルを主体とする重合体には、
炭素数1〜4のアルキル基を有するアクリル酸アルキル
もしくはメタクリル酸アルキル成分を共重合によって含
有させることができる。耐熱性を保持するためにはこれ
らの共重合成分は必要な最少量とし、好ましくは、10
重量%以下に設定することが望ましい。
炭素数1〜4のアルキル基を有するアクリル酸アルキル
もしくはメタクリル酸アルキル成分を共重合によって含
有させることができる。耐熱性を保持するためにはこれ
らの共重合成分は必要な最少量とし、好ましくは、10
重量%以下に設定することが望ましい。
本発明のメタクリル酸メチルを主体とした重合体は、高
い屈折率を示すので、光伝送繊維として好ましい特性を
有する。
い屈折率を示すので、光伝送繊維として好ましい特性を
有する。
本発明を構成する他の重要な要素であるさや成分として
は芯成分よりも少なくとも8%小さい屈折率を有する透
明重合体である。8%より小さい屈折率を有する場合、
さや成分による光の反射する割合が小さくなり導光損失
が大きくなる。好ましい透明重合体としては例えば、弗
化ビニル、弗化ビニリデン、トリフルオロエチレン、テ
トラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロペン、トリ
フルオロメチルトリフルオロビニルエーテル、パーフル
オロプロビルトリフルオロビニルエーテル、メタクリル
酸パーフルオロ−1−ブチル、熱5′N塑性弗素ゴムな
どの含弗素重合体やポリメタクリル酸メチル、ポリメタ
クリル酸エチルやその共重合体をあげることができる。
は芯成分よりも少なくとも8%小さい屈折率を有する透
明重合体である。8%より小さい屈折率を有する場合、
さや成分による光の反射する割合が小さくなり導光損失
が大きくなる。好ましい透明重合体としては例えば、弗
化ビニル、弗化ビニリデン、トリフルオロエチレン、テ
トラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロペン、トリ
フルオロメチルトリフルオロビニルエーテル、パーフル
オロプロビルトリフルオロビニルエーテル、メタクリル
酸パーフルオロ−1−ブチル、熱5′N塑性弗素ゴムな
どの含弗素重合体やポリメタクリル酸メチル、ポリメタ
クリル酸エチルやその共重合体をあげることができる。
これらの含弗素重合体の中で特に好適には、弗化ビニリ
デン−テトラフルオロエチレン共重合体、トリフルオロ
エチレン−弗化ビニリデン共重合体、弗化ビニリデン−
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロヘン共重
合体、メタクリル酸パーフルオロ−t−ブチル重合体お
よび熱可塑性弗素ゴムをあげることができる。具体的な
屈折率としては1.42以下で結晶性でな(無定形に近
い重合体でかつ、前記芯成分のメタクリル酸エステルと
の接着性が良好なものが望ましい。これらさや成分重合
体の製造法は従来の公知の方法でセこなうことができる
。さや成分重合体の場合は、芯成分重合体の場合はど製
造法による光伝送性への影響は認められないので、特に
ゴミなどの異物が混入しないようにして、さや成分重合
体の製造をおこなえばよい。
デン−テトラフルオロエチレン共重合体、トリフルオロ
エチレン−弗化ビニリデン共重合体、弗化ビニリデン−
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロヘン共重
合体、メタクリル酸パーフルオロ−t−ブチル重合体お
よび熱可塑性弗素ゴムをあげることができる。具体的な
屈折率としては1.42以下で結晶性でな(無定形に近
い重合体でかつ、前記芯成分のメタクリル酸エステルと
の接着性が良好なものが望ましい。これらさや成分重合
体の製造法は従来の公知の方法でセこなうことができる
。さや成分重合体の場合は、芯成分重合体の場合はど製
造法による光伝送性への影響は認められないので、特に
ゴミなどの異物が混入しないようにして、さや成分重合
体の製造をおこなえばよい。
本発明の芯成分重合体は懸濁重合法および塊状重合法な
ど従来の公知の方法で製造することができる。ただし懸
濁重合法においては、多量の水を使用するためその中に
含まれる異物が重合体中に混入しやすく、又、その脱水
工程においても異物が混入する可能性がある。
ど従来の公知の方法で製造することができる。ただし懸
濁重合法においては、多量の水を使用するためその中に
含まれる異物が重合体中に混入しやすく、又、その脱水
工程においても異物が混入する可能性がある。
従って望ましい方法としては、芯成分の重合体の製造段
階と光伝送繊維の製造段階とを連続した工程でおこない
、かつ、芯成分の重合体を高温度下で連続塊状重合工程
およびそれにつづく残存未反応単量体を主体とする揮発
物の連続分離工程の2工程で製造する方法があげられる
。又は、芯成分を塊状重合し、ついで、得られた重合体
からの8成5分の形成及びさや成分形成と共に二重押出
し法によりおこなう製造法も望ましい方法である。それ
らの重合法におけるラジカル重合開始剤として例えば、
2.2’ −アゾ−ビス(イソブチロニトリル)、1.
1′−アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル)、2
.2’ −アゾビス(2,4−ジメチルヴアレロニトリ
ル)、アゾビスイソブタノールジアセテート、アゾ−t
ert−ブタン等のアゾ化合物ならびにジーtert−
ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、メチ
ルエチルケトンパーオキサイド、ジーtert−ブチル
パーフタレート、ジー tert−ブチルパーアセテー
ト、ジーtert−アミルパーオキサイド等の有機過酸
化物があげられる。
階と光伝送繊維の製造段階とを連続した工程でおこない
、かつ、芯成分の重合体を高温度下で連続塊状重合工程
およびそれにつづく残存未反応単量体を主体とする揮発
物の連続分離工程の2工程で製造する方法があげられる
。又は、芯成分を塊状重合し、ついで、得られた重合体
からの8成5分の形成及びさや成分形成と共に二重押出
し法によりおこなう製造法も望ましい方法である。それ
らの重合法におけるラジカル重合開始剤として例えば、
2.2’ −アゾ−ビス(イソブチロニトリル)、1.
1′−アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル)、2
.2’ −アゾビス(2,4−ジメチルヴアレロニトリ
ル)、アゾビスイソブタノールジアセテート、アゾ−t
ert−ブタン等のアゾ化合物ならびにジーtert−
ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、メチ
ルエチルケトンパーオキサイド、ジーtert−ブチル
パーフタレート、ジー tert−ブチルパーアセテー
ト、ジーtert−アミルパーオキサイド等の有機過酸
化物があげられる。
又、重合系中には分子量を制御するために連鎖移動剤と
してter古チルチル−ブチル、n−オクチル、及びn
−ドデシルメルカプタン等を単量体モノマーに対し約1
モル%以下添加する。
してter古チルチル−ブチル、n−オクチル、及びn
−ドデシルメルカプタン等を単量体モノマーに対し約1
モル%以下添加する。
本発明は上述のごとく、芯−さや構造を有する光伝送繊
維において、芯成分およびさや成分に特定の重合体を使
用することにより従来のプラスチック光伝送膿維の適用
温度範囲を大巾に拡大することができる耐熱性にすぐれ
、また、実用上可撓性にすぐれた光伝送繊維を提供する
ものでありその工業的価値はきわめて高いものである。
維において、芯成分およびさや成分に特定の重合体を使
用することにより従来のプラスチック光伝送膿維の適用
温度範囲を大巾に拡大することができる耐熱性にすぐれ
、また、実用上可撓性にすぐれた光伝送繊維を提供する
ものでありその工業的価値はきわめて高いものである。
常用温度を110℃以上とすることができることからた
とえば自動車、船舶、航空機、またはロボット等への適
用を可能とするものである。また、構内、ビル内通信に
おいても温度条件の緩和により適用範囲を拡大するもの
である。
とえば自動車、船舶、航空機、またはロボット等への適
用を可能とするものである。また、構内、ビル内通信に
おいても温度条件の緩和により適用範囲を拡大するもの
である。
次に本発明を実施例により更に詳細に説明するが本発明
はこれによってなんら限定されるものではない。
はこれによってなんら限定されるものではない。
なお、実施例中の導光損失の測定はハロゲンタングステ
ンランプを光源として回折格子分光器を用い65 Q
nmの波長における被測定光伝送繊維と基準光伝送鷹維
の出方強度をシリコンフォトダイオードで読みとり、次
式により繊維長L(Km)の異なる光伝沸繊維の入口お
よび出口での光の強さをそれぞれIO0■として測定し
、導光損失αをめた。
ンランプを光源として回折格子分光器を用い65 Q
nmの波長における被測定光伝送繊維と基準光伝送鷹維
の出方強度をシリコンフォトダイオードで読みとり、次
式により繊維長L(Km)の異なる光伝沸繊維の入口お
よび出口での光の強さをそれぞれIO0■として測定し
、導光損失αをめた。
この式よりα値が小さいほど光伝送性はすぐれているこ
とを示す。
とを示す。
また、耐熱性試験は得られた光伝送繊維を所定時間加熱
したのち、初期と加熱後の導光損失を測定し比較するこ
とによりおこなった。
したのち、初期と加熱後の導光損失を測定し比較するこ
とによりおこなった。
また、可撓性の測定は、外径のことなる数種の棒を用意
しておき、それに光伝送ta維を巻きつけて折れはじめ
る半径(r)をめた。
しておき、それに光伝送ta維を巻きつけて折れはじめ
る半径(r)をめた。
したが1てこのrの値が小さい程町撓性が大であること
を示す。
を示す。
また、実施例中の部は緻罎部を示す。
実施例1
減圧蒸留によって精製したメタクリル酸フェンチル25
部、メタクリル酸メチル75部、アクリル酸メチル3部
、n−ドデシルメルカプタン0.05部、2,2/−ア
ゾビス(2,4−ジメチルヴアレロニトリル)0.1部
部からなる単屋体混合物を酸素不存在下で調合し、15
0℃に維持された反応槽に送り滞留時間8時間予備重合
し、次いで200℃に維持されたスクリューコンベア中
に送り滞留時間2時間で重合を完了し、25℃、クロロ
ホルム溶液でめた極限粘度〔η)0.70、屈折率1.
490の重合体養えた。更にこの重合体を255℃に加
熱したベントつき押出機に供給し、235℃に維持され
た二重押出しノズルの中心より直径1+wのストランド
状の該重合体を芯成分として吐出しながら、弗化ビニリ
デン−テトラフルオロエチレン共重合体(弗化ビニリデ
ン70%、屈折率1.405、溶融流動指数140(2
80℃))をさや成分として溶融被覆し、芯−さや構造
のストランドをえた。芯−さや重合体の配合比は90:
ioiこ設定した。ついで、力学的強靭性を付与するた
めこのストランドを1.8倍に廷伸して直径約0.75
wzの光伝送繊維をえた。25℃と70℃における導
光損失を測定したところ、650 nmの波長において
、それぞれ340dB/Km、870dB/Kmであっ
た。この光伝送繊維を120’c、6時間熱処理したの
ち、導光損失を再測定した結果、880 dB//K[
[+でありすぐれた耐熱性を示シタ。また、可撓性を測
定したところ、5龍まで曲げることが出来た。
部、メタクリル酸メチル75部、アクリル酸メチル3部
、n−ドデシルメルカプタン0.05部、2,2/−ア
ゾビス(2,4−ジメチルヴアレロニトリル)0.1部
部からなる単屋体混合物を酸素不存在下で調合し、15
0℃に維持された反応槽に送り滞留時間8時間予備重合
し、次いで200℃に維持されたスクリューコンベア中
に送り滞留時間2時間で重合を完了し、25℃、クロロ
ホルム溶液でめた極限粘度〔η)0.70、屈折率1.
490の重合体養えた。更にこの重合体を255℃に加
熱したベントつき押出機に供給し、235℃に維持され
た二重押出しノズルの中心より直径1+wのストランド
状の該重合体を芯成分として吐出しながら、弗化ビニリ
デン−テトラフルオロエチレン共重合体(弗化ビニリデ
ン70%、屈折率1.405、溶融流動指数140(2
80℃))をさや成分として溶融被覆し、芯−さや構造
のストランドをえた。芯−さや重合体の配合比は90:
ioiこ設定した。ついで、力学的強靭性を付与するた
めこのストランドを1.8倍に廷伸して直径約0.75
wzの光伝送繊維をえた。25℃と70℃における導
光損失を測定したところ、650 nmの波長において
、それぞれ340dB/Km、870dB/Kmであっ
た。この光伝送繊維を120’c、6時間熱処理したの
ち、導光損失を再測定した結果、880 dB//K[
[+でありすぐれた耐熱性を示シタ。また、可撓性を測
定したところ、5龍まで曲げることが出来た。
実施例2〜6
実施例1と同様な操作により、芯成分重合体およびさや
成分重合体をかえて、光伝送繊維(0,85〜0.75
+uy)をえたのち、耐熱性を調べた。いずれもすぐれ
た耐熱性及び可撓性を示す光伝送繊維であった(表I
)。
成分重合体をかえて、光伝送繊維(0,85〜0.75
+uy)をえたのち、耐熱性を調べた。いずれもすぐれ
た耐熱性及び可撓性を示す光伝送繊維であった(表I
)。
比較例1
比較のために実施例1と同様な操作により芯成分として
メタクリル酸ボルニル2部、メタクリル酸メチル98部
、アクリル酸メチル3部を用い、さや成分に弗化ビニリ
デン−テトラフルオロエチレン共重合体を用いた芯−さ
や構造を有する直径約0.85mの光伝送繊維をえた。
メタクリル酸ボルニル2部、メタクリル酸メチル98部
、アクリル酸メチル3部を用い、さや成分に弗化ビニリ
デン−テトラフルオロエチレン共重合体を用いた芯−さ
や構造を有する直径約0.85mの光伝送繊維をえた。
可撓性を測定したところ5uまで曲げることが出来た。
650℃mの波長における25℃と70℃における導光
損失を測定したところ、それぞれ150 dB/Km
、 500 dB/Kmであった。このものを105℃
で7時間、110℃で3時間、120℃で8時間および
150℃で8時間加熱処理したところ、いずれも100
0dBA以上の伝送損失を示し可撓性は良好であるが耐
熱性はおと9でぃた。
損失を測定したところ、それぞれ150 dB/Km
、 500 dB/Kmであった。このものを105℃
で7時間、110℃で3時間、120℃で8時間および
150℃で8時間加熱処理したところ、いずれも100
0dBA以上の伝送損失を示し可撓性は良好であるが耐
熱性はおと9でぃた。
また芯成分としてメタクリル酸ベンジルおよびメタクリ
ル酸−n−オクチルからなる重合体を用いてえた光伝送
繊維もlo。
ル酸−n−オクチルからなる重合体を用いてえた光伝送
繊維もlo。
℃、2時間熱処理後はいずれもl 00 QdB/Km
以上の伝送損失を示した。
以上の伝送損失を示した。
比較例2
実施例1と同様な操作により芯成分としてメタクリル酸
−e−メンチル40部、メタクリル酸メチル60部、ア
クリル酸メチル3部を用いて、さや成分として比較例1
と同様な含弗素共重合体を用いて芯−さや構造を有する
直径0.45.の光伝送繊維をえた。=T撓性を測定し
たところ100u+まで曲げることが出来ずきわめて1
危いものであった。650℃mの波長における25’C
での導光損失を測定したところ400 dBAIであっ
た。このものを18012で12時間加熱処理したとこ
ろ420 dB/Kmの伝送損失を示し、耐熱性はすぐ
れていた。
−e−メンチル40部、メタクリル酸メチル60部、ア
クリル酸メチル3部を用いて、さや成分として比較例1
と同様な含弗素共重合体を用いて芯−さや構造を有する
直径0.45.の光伝送繊維をえた。=T撓性を測定し
たところ100u+まで曲げることが出来ずきわめて1
危いものであった。650℃mの波長における25’C
での導光損失を測定したところ400 dBAIであっ
た。このものを18012で12時間加熱処理したとこ
ろ420 dB/Kmの伝送損失を示し、耐熱性はすぐ
れていた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (11エステル部分にインボルニル基以外の炭素数8以
上の脂環式炭化水素基を有するメタクリル酸エステル8
〜30重量%を含有するメタクリル酸メチルを主体とす
る重合体を芯成分とし、該芯部分よりも少なくとも3%
小さい屈折率を有する透明重合体をさや成分とすること
を特徴とする耐熱性と可撓性にすぐれた光伝送#i雑。 (2)エステル部分に炭素数8以上の脂環式炭化水素基
を有するメタクリル酸エステルがメタクリル酸フェンチ
ル、メタクリル酸−e−メンチル、メタクリル酸ボルニ
ル、メタクリル酸アダマンチルまたはメタクリル酸ジメ
チルアダマンチルである特許請求の範囲第1項に記載の
光伝送繊維。 (3)芯成分よりも少なくとも3%小さい屈折率を有す
る透明重合体が弗化ビニリデン−テトラフルオロエチレ
ン共重合体、トリフルオロエチレン−弗化ビニリデン共
重合体、弗化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−ヘ
キサフルオロプロペン共重合体、メタクリル酸パーフル
オロ−t−ブチル重合体または熱可塑性弗素ゴムである
特許請求の範囲第1項に記載の光伝送繊維。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59095207A JPS60407A (ja) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | 光伝送繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59095207A JPS60407A (ja) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | 光伝送繊維 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58034990 Division | 1982-06-17 | 1983-03-02 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60407A true JPS60407A (ja) | 1985-01-05 |
Family
ID=14131301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59095207A Pending JPS60407A (ja) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | 光伝送繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60407A (ja) |
-
1984
- 1984-05-11 JP JP59095207A patent/JPS60407A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0097325B1 (en) | Optical fiber | |
EP0154339B1 (en) | Optical fiber | |
EP0301912A2 (en) | Cladding material for optical fiber | |
JPH0521203B2 (ja) | ||
JP2602242B2 (ja) | プラスチツク光フアイバー用鞘材及びこれを用いたプラスチツク光フアイバー | |
EP0144712B1 (en) | Optical fiber | |
JPS60407A (ja) | 光伝送繊維 | |
JPS59200202A (ja) | 光伝送繊維 | |
JPH0141961B2 (ja) | ||
JPS60222803A (ja) | プラスチツク光伝送繊維 | |
JPS60222804A (ja) | 光伝送繊維 | |
JPS59172603A (ja) | 光伝導繊維 | |
JPS59162503A (ja) | 光伝送繊維 | |
JPS59176703A (ja) | 光伝送繊維 | |
JPH0521202B2 (ja) | ||
JPS61176902A (ja) | 耐熱性光学繊維の製造法 | |
JPS61208006A (ja) | 耐熱性光学繊維の製造法 | |
JPS62267706A (ja) | 光学繊維の製造法 | |
JPH0451206A (ja) | プラスチック光ファイバ | |
JPS6095406A (ja) | 光伝送繊維 | |
JPS59226302A (ja) | 光伝送ケ−ブル | |
JPS59214802A (ja) | 光伝送繊維 | |
JPH05224033A (ja) | プラスチック光ファイバ | |
JPS60129710A (ja) | 光伝送繊維 | |
JPS6231807A (ja) | 耐熱性耐湿性低損失光学繊維の製造法 |