JPS6231807A - 耐熱性耐湿性低損失光学繊維の製造法 - Google Patents

耐熱性耐湿性低損失光学繊維の製造法

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JPS6231807A
JPS6231807A JP60170392A JP17039285A JPS6231807A JP S6231807 A JPS6231807 A JP S6231807A JP 60170392 A JP60170392 A JP 60170392A JP 17039285 A JP17039285 A JP 17039285A JP S6231807 A JPS6231807 A JP S6231807A
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JP
Japan
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polymer
core component
optical fiber
methacrylate
component polymer
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Application number
JP60170392A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Tategami
義治 立上
Katsuramaru Fujita
藤田 桂丸
Yasuyuki Kato
加藤 安之
Masahiro Yuyama
湯山 正宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、芯−さや構造からなる耐熱性耐湿性低損失光
学繊維の製造法に関する。
光学繊維は、従来ガラス系材料を基本として製造され、
光信号伝送媒体として、機器間や機器内の計測制御用、
データ伝送用あるいは医療用、装飾用や画像伝送用とし
て広く利用されている。しかし、ガラス系材料を基材と
した光学繊維は、内径の細いNR柑にしないと可撓性に
乏しい欠点があり、又、断線しやすいこと、比重が大き
いこと、コネクターを含めて高価であることなどの理由
から、最近これをプラスチックで作る試みが種々提案さ
れている。
プラスチックを使用する場合の大きな特徴は軽鷺である
こと、内径の太い繊維でも強靭で可撓性に冨むこと、従
って、高開ロ度、大口径が可能であり、受発光累子との
結合が容易であることなど操作性にすぐれている点にあ
る。プラスチックでこのような光学繊維を製造する一般
的な方法は、屈折率が大きく、かつ、光の透過性が良好
なプラスチックを芯成分とし、これよりも屈折率が小さ
く、かつ、透明なプラスチックをさや成分とする芯−さ
や構造を有する繊維とするものである。この方法は、芯
−さや界面で光を反射させることにより、光を伝送する
ものであり、芯とさやを構成するプラスチックの屈折率
の差の大きいものほど光伝送性にすぐれている。
光通過性の高いプラスチックとしては無定形の材料が好
ましく、工業的にはポリメタクリル酸メチルや、ポリス
チレンが注目される材料である(例えば、特公昭48−
8978号公報、特公昭58−21660号公報)。
芯−さや構造よりなる光学繊維の製造方法としては2つ
の方法がある。1つは、芯−さや両成分を溶融状態のも
とで特殊ノズルによって配合しつつ吐出して芯−さも構
造を付与する方法であり、いわゆる複合紡糸方式といわ
れるものである。他の1つは、まず芯成分を所定の繊維
に賦形したのち、これに適当な溶剤にとかしたさや成分
を被覆したのち脱溶剤して光学繊維とするいわゆる塗布
方式である。
光学繊維の製造に際しては、芯とさやとの屈折率の差を
大きくすることが基本的には重要であるが、さらに芯と
さやとの界面での接着状態や、光学繊維を形成する重合
体の物理的・機械的性質も重要な因子である。
この意味から、特公昭48−8978号公報で提案され
ているポリメタクリル酸メチル樹脂と、ある樵のフッ素
含有ポリメタクリレート樹脂との組合せからなる光学l
&Mは注目すべきものである。しかしながら同公報に示
されているような、ある種のフッ素含有ポリメタクリレ
ート樹脂をさや成分として、ポリメタクリル酸メチルを
芯成分とする光学繊維は耐熱性が不十分であり、用途に
制限があるという欠点を有する。
例えば、耐熱性に欠点があるため移動体、たとえば自動
車、船舶、航空機、列車またはロボットなどへ適用する
場合には用途や適用箇所に制限が生ずる。すなわち、ポ
リメタクリル酸メチル(ポリスチレンも同様であるが)
の使用可能な上限温度は約80℃であり、それ以上の温
度では熱収縮が大きくなったり、変形したり、ミクロ構
造上のゆらぎが生じて、光学繊維としての機能を果さな
くなるなどの欠点を有し、又、一旦80℃以上の温度条
件下で使用されると、常温にもどしても導光損失が大き
くなり、再び使用することが出来なくなり、狭い温度領
域でしか使用出来ない。それゆえ、耐熱性にすぐれた低
損失のプラスチック光学繊維の開発が望まれていた。
ポリメタクリル酸メチルはポリオレフィンやポリスチレ
ンに比べて吸湿性がi(ASTM−D570に準じて測
定した100℃、100%相対温度における吸水率が2
・wt%以上である。
吸水率が1.8%を越えると吸湿による寸法変化、そり
、あるいは吸湿と乾燥の長期繰り返しサイクルによるク
ラックが発生する為、環境や使用分野によってはその使
用が制約される。吸湿性の改善が要望されていた。
本発明者らは、耐熱性にすぐれ、かつ、光伝速性にすぐ
れたプラスチック光学繊維の開発を検討し、先にエステ
ル部分に炭素数8以上の脂環式炭化水素基を有するメタ
クリル酸エステルからなる重合体を芯成分とし、該芯成
分よりも少なくとも8%小さい屈折率を有する透明樹脂
をさや成分とすることを特徴とする耐熱性にすぐれた光
学繊維を得ることに成功した(特開昭58−22180
8号公報)。
該出願にかかる発明の光学繊維に使用する芯成分重合体
の場合、耐熱性については、満足すべきものであったが
、耐湿性や低導光損失性については−1なお検討の余地
が残されていた。
そこで、本発明者らは、ひきつづき耐熱性と耐個性にす
ぐれ、かつ低導光損失性で信頼性の高いプラスチック光
伝送繊維の開発を鋭意検討した結果、本発明に到達した
すなわち本発明は、エステル部分に炭素数8〜20個の
脂環式炭化水素基を有するメタクリル酸エステル8〜5
0重量%を含有するメタクリル酸メチルを主体とする重
合体^を芯成分重合体として、該芯成分重合体よりも少
なくとも8%小さい屈折量を有する透明重合体をさや成
分重合体とする芯−さや構造からなる光学繊維を芯成分
重合体の連続塊状重合工程および揮発物連続分離工程の
2工程からなる芯成分重合体の製造段階と、それに続く
光学繊維の製造工程で製造するに際し、芯成分重合体と
して、単量体、ラジカル重合開始剤、および連鎖移動剤
を少なくとも一つの反応槽に連続的に供給し、少なくと
もラジカル重合開始剤の供給される該反応槽の反応混合
物を90℃以上、200℃未満の温度において実質的に
均一に攪拌混合しながら重合し、該反応混合物の重合体
含有量を30重廠%以上、80重量%未満とし、次いで
揮発物連続分離工程を実質的に酸素不存在下、120℃
以上、260℃未満の条件下で制御し、揮発物を0.6
Mt敏%以下に低減した重合体^をえたのち、それに続
く光学繊維製造工程において、該重合体(A)を芯成分
重合体として用いて、190℃以上、250℃未満の温
度に制御し紡糸することを特徴とする耐熱性耐湿性低損
失光学HI紬の製造法を提供するものである。
本発明の特徴は次の諸点に要約される。
l)芯成分重合体を連続塊状重合法によって、90℃以
上、200℃未満の温度で重合し、重合体含有量を30
重量%以上、80重愈%未満とし、次いで揮発物連続分
離工程を実質的に酸素の不存在下120℃以上、250
’C未満の条件で制御し、揮発物を0.6重量%以下に
低減した重合体(A)を得たのちそれに続く光学繊維製
造工程において、該重合体向を芯成分重合体として用い
て190℃以上250℃未満の温度に制御し紡糸するこ
とにより。
耐熱性と耐湿性にすぐれ、かつ低導光損失性で信頼性を
大巾に向上できる。
2)さや成分と芯成分の密着性が良好となり、可撓性な
どの機械的強度にすぐれた透明なさや成分を安定的に形
成せしめうる。
8)光学繊維の耐熱性および耐湿性が向上する。
本発明において芯成分に使用されるメタクリル酸メチル
を主体とする重合体としてはメタクリル酸メチルの繰り
返し単位を含むメタクリル酸メチルの共重合体であって
、エステル部分に炭素数8〜20個の脂環式炭化水素基
を有するメタクリル酸エステルを8〜5ozIIk%含
有する共重合体およびこれらとlof!:ffi%以下
のアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸2
−エチルヘキシルなどの共重合体が有用である。これら
の中で特にメタクリル酸メチル単位を70%以上含有す
る共重合体が高純度で極めて透明であり、かつ容易に入
手出来て好ましい芯成分である。
該エステル部分に炭素数8〜20個の脂環式炭化水素基
を有するメタクリル酸エステルはメタクリル酸あるいは
より好ましくはその酸塩化物を、式ROHの脂環式炭化
水素・モノオールでエステル化することによってつくら
れる。
脂環式炭化水素・モノオールとしてはl−7ダマンタノ
ール、2−アダマンタノール、8−メチル−1−アダマ
ンタノール、8.5−ジメチル−1−アダマンタノール
、8−エチルアダマンタノール、3−メチル−5−エチ
ル−1−アダマンタノール、8,5.8−トIJエテル
ー1−アダマンタノールおよび3,5−ジメチル−8−
エチル−1−アダマンタノール、オクタヒドロ−4,7
−メンツノインデン−5−オール、オクタヒドロ−4,
7−メンナノインデン−1−イルメタノール、p−メン
タノール8、p−メンタノール−2,8−ヒドロキシ−
2゜6.6−トリメチルービシクロ[8,1,1)へブ
タン、8,7.7−ドリメチルー4−ヒドロキシ−ビシ
クロ(4,1,0〕へブタン、ボルネオール、2−メチ
ルカンファノール、フェンチルアルコール、!−メンタ
ノール、2,2゜5−トリメチルシクロヘキサノール等
の脂環式炭化水素・モノオールをあげることができ、こ
れに対応するメタクリル酸エステルからなる共重合体を
例示することができる。
これらのメタクリル酸エステルの中で特に好適にはメタ
クリル酸−1−アダマンチル、メタクリル酸−2−アダ
マンチル、メタクリル酸−8,5−ジメチル−1−アダ
マンチル、メタクリル酸ボルニル、メタクリル酸−p−
メンタン。
メタクリル酸2−メチルカンファン、メタクリル酸フェ
ンチル、メタクリル酸−!−メンチール、メタクリル酸
2,2.5−トリメチルシクロヘキシル、メタクリル酸
オクタヒドロ−4゜7−メンナノインデン−5−イルを
あげることができる。
本発明を構成する他の重要な要素であるさや成分として
は、フッ素を少なくとも20重菖%含む重合体である。
好ましい重合体としては、フッ素樹脂、熱可塑性フッ素
ゴムおよびフッ素ゴムである。フッ素樹脂としては、例
えば、α−フルオロアクリル酸フルオロアルキル、d−
フルオロアクリル酸アルキル、メタクリル酸フルオロア
ルキル、含フツ素オレフィンなどからなる含フツ素重合
体および共重合体をあげることができる。
d−フルオロアクリル酸フルオロアルキル重合体、d−
フルオロアクリル酸アルキルおよびメタクリル酸フルオ
ロアルキル重合体としてはその単独重合体の軟化温度が
約50℃以上で屈折率が1.43以下の値を示すものが
好ましい。
本発明に用いられる好ましいd−フルオロアクリル酸フ
ルオロアルキルまたはメタクリル酸フルオロアルキル重
合体としては、具体的には、d−フルオロアクリル酸2
,2.2−トリフルオロエチル、σ−フルオロアクリル
酸1 、 l 、 l 。
8.8.8−へキサフルオロ−2−プロピル、d−フル
オロアクリル酸1.1−ジエチル−2゜・  2.8.
4.4.4−へキサフルオロ−1−ブチル、d−フルオ
ロアクリル酸1−プロピル−2,2,8,4,4,4−
ヘキサフルオロ−1−ブチル、α−フルオロアクリル酸
1.1−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2、2、
4,4,4−ペンタフルオロブチル、d−フルオロアク
リル酸2−トリフルオロメチル−2,2,8,8−テト
ラフルオロプロピル、d−フルオロアクリル酸2,2,
8.3−テトラフルオロプロピル、α−フルオロアクリ
ル酸1.1−ジメチル−2,2,8,8−テトラフルオ
ロプロピル、d −フルオロアクリル酸−2−トリフル
オロメチル−8,8,8−トリフルオロプロピルおよび
それに対応するメタクリル酸フルオロアルキルなどやd
−フルオロアクリル酸メチル、α−フルオロアクリル酸
エチル、d−フルオロアクリル酸プロピルなどからなる
重合体を挙げることができる。
特に好適には、d−フルオロアクリル酸2゜2.2−ト
リフルオロエチル、メタクリル酸2゜2.2−トリフル
オロエチル、d−フルオロアクリル酸2,2,8.8−
テトラフルオロプロピル、メタクリル酸2,2,8.8
−テトラフルオロプロピル、α−フルオロアクリル酸1
゜1−ジメチル−2,2,8,8−テトラフルオロプロ
ピル、メタクリル酸1,1−ジメチル−2,2,8,8
−テトラフルオロプロピル、d−フルオロアクリル酸2
−トリフルオロメチル−8,8,3−)リフルオロプロ
ピル、メタクリル酸2−)リフルオロメチル−8,8,
8−トリフルオロプロピル、メタクリル酸2,2゜8.
8.8−ペンタフルオロプロピル、d−フルオロアクリ
ル酸1,1.1,8.8.8−ヘキサフルオロ−2−プ
ロピル、メタクリル酸l。
1.1,8,8.3−へキサフルオロ−2−プロピル、
α−フルオロアクリル酸メチルなどから成る重合体を挙
げることができる。
また、含フツ素オレフィン系重合体としてはビニリデン
フルオライド−テトラフルオロエチレン共重合体、トリ
フルオロエチレン−ビニリデンフルオライド共重合体、
ビニリデンフルオライド−テトラフルオロエチレン−ヘ
キサフルオロプロペン共重合体などを挙げることができ
る。
熱可塑性フッ素ゴムとしては分子内にフッ素ゴム相から
なるソフトゼグメントとフッ素樹脂相からなるハードセ
グメントを有し、常温においてフッ素樹脂相で物理的な
架橋がおこなわれてゴム弾性を有し、融点以上の高温で
は熱可塑性プラスチックと同様な挙動を有するものであ
る。その代表的なものとしては、グイエルザーモプラス
チック(ダイキン工業−社ps>があげられる。
また好ましいフッ素ゴムとしては、ビニリデンフルオラ
イド−へキサフルオロプロペン共重合体、ビニリデンフ
ルオライド−ペンタフルオロプロペン共重合体、ビニリ
デンフルオライド−クロロトリフルオロエチレン共重合
体、などをあげることができる。ことに好適にはビニリ
デンフルオライド−へキサフルオロプロペン共重合体で
ある。
本発明の最も重要な構成要件は次の点である。
すなわち、芯成分重合体であるメタクリル酸メチルを主
体とする重合体(A)は、90℃以上、200℃未満の
温度において必要欺のラジカル重合開始剤を用いて連続
塊状重合法によって重 1合体含有量を80重量%以上
、80重鰍%未満とするように重合すること、および、
それに次く揮発物の連続分離工程を実質的に酸素不存在
下、120℃以上、250℃未満の条件下で制御して、
揮発物を0.6重量%以下に低減した重合体(A)をう
ろこと、さらに、それに続く光学繊維製造工程において
、該重合体(A)を芯成分重合体として用いて190℃
以上、250℃未満の温度に制御し紡糸することにある
光学繊維の低損失化のためには芯成分重合体中にゴミな
どの不純物が含まれないこと、および不必要な熱履歴を
うけないことが必要である。
連続塊状重合法によれば、ゴミなどの不純物が含まれな
い。そして、90℃以上200℃未満で重合することに
より、重合の進行に伴う粘度上昇がおさえられ均−掴拌
が可能となり、副反応物の生成が防止できポリマーの着
色が防げる。
重合(;、1°(有量を80重量%以上、80重量%未
満とすることにより揮発物分離工程において、コスト的
に有利に揮発物の分離が行え、系の粘度上昇に伴う均一
混合や伝熱が十分に達成されないといった問題が生じな
い。
また芯成分重合体から揮発物を除去する工程においては
、実質的に酸素不存在下、120℃以上250℃未満と
することにより芯成分重合体の酸化等による着色をおこ
さずに効率的な揮発物の除去が可能となる。
ここで実質的に酸素不存在下は、酸素による酸化等を防
止するために必要であり、具体的には例えば、真空中で
行う方法やN2  気流中で行う方法がある。
かくして1着色がなく残留単菖体等による耐熱性の低下
を供わない低吸湿性芯成分重合体かえられる。
一方、さや成分重合体の製造法は、従来の公知の方法で
行なうことができる。さや成分重合体の場合は、芯成分
重合体の場合はど製造法による光伝送性への影普は認め
られないが、−過性などによりゴムを除去し、異物が混
入しないようにして、さや成分重合体の製造をおこなう
のがよい。
芯成分ときゃ成分の割合は重量比で約70:30〜98
:2であり、好ましくは約80+20〜95:5である
。また、芯−さや構造からなる光学繊維の外径は約0.
15〜1.5Mであり、好ましくは約0.20〜1.0
麿である。
光学繊維製造工程においては、紡糸温度によって光学繊
維が青色して低損失がさまたげられたり、可撓性が低下
して実用上使用できなくなったりすることをさける必要
があるが、前述の条件下で紡糸することによりそれが達
成される。
上記重合において用いられるラジカル重合開始剤として
は、例えば、2,2−アゾビス(イソブチロニトリル)
、1.1・−アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル
)、2.2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、アゾビスイソブタノールジアセテートアゾ−te
rt−ブタン等のアゾ化合物ならびにジーtert −
ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、メチ
ルエチルケトンパーオキサイド、ジーtert−ブチル
パーフタレート、ジーtert−ブチルパーアセテート
、ジーtert−アミルパーオキサイド等の有機過酸化
物があげられる。重合υ11始剤の添加割合は、単量体
に対して0.001〜1モル%であるのが好ましい。
又、重合系中には分子量を制御するために連 ゛鎖移動
剤としてtert−ブチル、n−ブチル、n−オクチル
、及びn−ドデシルメルカプタン等が、単量体に対して
約1モル%以下添加される。
本発明の方法によって製造した光学繊維は、冨用温反を
110℃以上とすることができることから、たとえば、
自動車、船舶、航空機、またはロボット寺への通用を可
能とするものである。また、構内、ビル内通信において
も温度限定条件の緩和により適用範囲を拡大し得るもの
である。
次に本発明を実施例により更に詳細に説明するが本発明
はこれによってなんら限定されるべきものではない。
なお、実施例中の導光損失の測定にはハロゲンタングス
テンランプを光源とする回折格子分光器を用いs650
nmの波長における被測定光学繊維と基準光学*Mの出
力強度をシリコンフォトダイオードで読みとった。繊維
長L(b)の異なる光学11.Hの入口および出口での
光の強さをそれぞれIo、Iとし、次式により導光損失
αを求めた。
この式においてα値が小さいほど光伝送性はすぐれてい
ることを示している。
また、耐熱性試験は得られた光学繊維を所定時間加熱し
たのち、初期と加熱後の導光損失を測定し比較すること
によりおこなった。
耐湿性試験は、得られた光学繊維と、所定の温湿条件に
設定した恒温槽に静置し、24時間経過後に取出し、初
期と取出し後の導光損失を比較することによって行った
。なお測定は80分以内におこなった。
また、吸水率はASTM−D570に準拠して測定した
実施例1 モノマータンク、連続供給ポンプ、攪拌機を備えた反応
イ曹、反応物取り出しポンプおよび揮発物連続分離装置
を備えた装置を用いて芯成分重合体の製造をおこなった
。反応槽の内容積は3011揮発物連続分離装置はベン
トロを2箇有する1軸スクリュー押出機を用いた。
誠圧蒸溜によってW!裂したメタクリル酸ボルニル25
菫繍%、メタクリル酸メチル74重旭%、アクリル酸メ
チル1M量%に、さらにこれら単量体に対し、n−ドデ
シルメルカプタン0.25重量%、2.2−アゾビス(
2゜4−ジメチルバレロニトリル)0.010重量%を
添加した単量体混合物を酸素不存在下で調合し、0.1
μm孔径のフィルターで濾過しながら51/hr の速
さで連続的に反応槽に供給した。反応槽は150℃に維
持し、窒素を封入し内圧は6YJに調整した。攪拌機の
回転数は150 rpmとした。約4時間後に単量体混
合物の供給速度を81/hrとして連続重合運転に移行
した。槽内の平均滞留時間は2時間であり、平均重合率
は45重量%であった。
次いで該反応混合物を220℃に保ったベント押出機に
連続的に送りながら、第1のベントロの真空度を大気圧
に、第2のベントロの真空度を5aH5+に維持して連
続的に排気をおこない、25℃クロロホルム溶液で求め
た極に溶解し、内部標準物質としてシクロヘキサノール
50”Pを添加してガスクロマトグラフィー法で定量し
た結果、残留揮発物は0.4重量%であった。また該揮
発物中には未反応単量体94重屋%が含有されていた。
更にこの重合体を216℃に維持された二重押出しノズ
ルの中心より直径7JIilIのストランド状に吐出、
引落ししながら、これにさや成分重合体として、d−フ
ルオロアクリル酸2.2,8゜8−テトラフルオロプロ
ピル−メタクリル酸メチル−アクリル酵メチル共重合体
(共重合体組成:88:10:2(重量%))、屈折率
1.41.溶融指数289/ l Omin (AST
MD−1288−57T、52sy荷重、200℃)を
押出機に供給し、二重押出しノズルで被覆し、芯−さや
構造のストランド状の光学繊維をえた。さやの厚さは約
lOμmであった。
この光学繊維の25℃における導光損失は650 nm
の波長において170 dB/ムでありすぐれた低導光
性を示した。さらにこの光学繊維を120℃で120時
間熱処理したのち、導光損失を再測定した結果、180
(LB/−でありすぐれた耐熱性を示した。また、50
℃相対湿度90%における耐湿性試験後の導光損失を測
定した結果、180dB/ムでありすぐれた耐湿性を示
した。
′¥施男2−/冒 11舎゛l I  tP抹t>M vK+= J”I 
、 $ S  kt:、7゜7支条、4f  Is  
T喫、駐tイ了、た。
比較例1 減圧蒸溜によって精製したモノマーと懸濁安定剤(ヒド
ロキシエチルセルロース、モノマーに対し0.08%)
、有機過酸化物(ラウロイルペルオキシド、モノマーに
対し0.8%)、分子量調節剤(n−ドデシルメルカプ
タン、モノマーに対し、0.20%)および多孔質膜(
0,1μmφ)で濾過した水を混合し浮遊物質を含まな
い窒素雰囲気下で調合することにより懸濁束合法によっ
て温度80℃で重合したメタクリル酸メチル:アクリル
酸メチル=97:8(重量%)、〔亨〕(クロロホルム
、25℃)0.60、屈折率1.49のビーズ状の芯成
分重合体をえた。残留未反応単量体を主成分とする揮発
物は、1.0重量%であった。
この重合体を220℃に加熱したベンドつき押出機に供
給し、210℃に維持された二重押出しノズルの中心よ
り直径71mのストランド状の該重合体を芯成分重合体
として吐出。
引落ししながら、これにさや成分重合体としてメタクリ
ル酸2,2,8.8−テトラフルオロプロピル−メタク
リル酸メチル−アクリル酸メチル共重合体(共重合体組
成=87:10二3重M%、屈折率1.40、〔7〕 
(酢酸エチル、25°C):0.70)を溶融被覆し、
直径1m+、加熱収縮率70%の芯−さや構造のストラ
ンドをえた。さやの厚さは10μmであった。
この光学繊維の25℃と90℃における導光損失を測定
したところ%650nmの波長において、それぞれ28
0dB/ム、240 dB/ムであった。この光学繊維
を120℃で160時間熱処理したのち、等光損失を再
測定した結果、100QdB/b以上であり、耐熱性は
極度に劣っていた。また、吸水率は1.4%であった。
比較例2 反応槽の温度を220℃とする以外は実施例1と同様の
方法により実験を行った。
得られた繊維は赤く着色しており、26℃における導光
損失は650 nmの波長において650 dB/ムで
あった。
゛、 手続補正書(自発) 昭和61年2月7 日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 1、事件の表示 昭和60年特許願第170392号 2、発明の名称 耐熱性耐湿性低損失光学繊維の製造法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 大阪小束区北浜5丁目15番地 (209)  住友化学工業株式会社 代表者   森 英 雄 4、代理人 大阪小束区北浜5丁目15番地 連絡先 置 (06)220−34045、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 (1)明細書第11頁第6行目に「メンタノインデン」
とあるを「メタノインデン」と補正する。
(2)明細書第11頁第7行目に「メンタノインデン」
とあるを「メタノインデン」と補正する。
(3)明細書第12頁第8行目に「メンタノインデン」
とあるを「メタノインデン」と補正する。
(4)明細書第25頁第1表中の「成分単量体の種類お
よび組成」の欄、下から第4行目〜下から第3行目にか
けて「メンタノインデン」とあるを「メタノインデン」
と補正する。
以上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エステル部分に炭素数8〜20個の脂環式炭化水
    素基を有するメタクリル酸エステル8〜50重量%を含
    有するメタクリル酸メチルを主体とする重合体(A)を
    芯成分重合体として、該芯成分重合体よりも少なくとも
    3%小さい屈折率を有する透明重合体をさや成分重合体
    とする芯−さや構造からなる光学繊維を芯成分重合体の
    連続塊状重合工程および揮発物連続分離工程の2工程か
    らなる芯成分重合体の製造段階と、それに続く光学繊維
    の製造工程で製造するに際し、芯成分重合体として、単
    量体、ラジカル重合開始剤、および連鎖移動剤を少なく
    とも一つの反応槽に連続的に供給し、少なくともラジカ
    ル重合開始剤の供給される該反応槽の反応混合物を90
    ℃以上、 200℃未満の温度において実質的に均一に攪拌混合し
    ながら重合し、該反応混合物の重合体含有量を80重量
    %以上、80重量%未満とし、次いで揮発物連続分離工
    程を実質的に酸素不存在下、120℃以上、250℃未
    満の条件下で制御して揮発物を0.6重量%以下に低減
    した重合体(A)をえたのち、それに続く光学繊維製造
    工程において、該重合体(A)を芯成分重合体として用
    いて、190℃以上、250℃未満の温度に制御し紡糸
    することを特徴とする耐熱性耐湿性低損失光学繊維の製
    造法。
  2. (2)エステル部分に炭素数8〜20個の脂環式炭化水
    素基を有するメタクリル酸エステルがメタクリル酸ボル
    ニル、メタクリル酸フェンチル、メタクリル酸−l−メ
    ンチル、又はメタクリル酸オクタヒドロ−4,7−メン
    タノインデン−5−イルである特許請求の範囲第1項記
    載の耐熱性耐湿性低損失光学繊維の製造法。
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