JPS6040674B2 - 刷子保持器用渦巻ばね装置 - Google Patents
刷子保持器用渦巻ばね装置Info
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- JPS6040674B2 JPS6040674B2 JP3448477A JP3448477A JPS6040674B2 JP S6040674 B2 JPS6040674 B2 JP S6040674B2 JP 3448477 A JP3448477 A JP 3448477A JP 3448477 A JP3448477 A JP 3448477A JP S6040674 B2 JPS6040674 B2 JP S6040674B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は刷子保持器用渦巻ばね装置に係り、特に回転電
機などに用いられる剛子保持器用渦巻ばね装置の改良に
関するものである。
機などに用いられる剛子保持器用渦巻ばね装置の改良に
関するものである。
近年、回転電機の刷子保持器用渦巻ばね装置は、小形で
圧力変化の少ない高性能のばねが要求されている。
圧力変化の少ない高性能のばねが要求されている。
そのために第1図に示す刷子保持器用渦巻ばね装置が実
用化されている。
用化されている。
即ち、1は渦巻ばねで、通常は応力の低減を目的に重ね
板ばねを用いているが単板ばねでもよい。この渦巻ばね
1の内端lbは固定軸2によって固定されており、この
固定部から反騰計方向に渦巻状に多数回巻かれ、その渦
巻状に巻かれて円弧状に形成される部分の渦巻状長端部
ldから一体に形成されて直線状に上方に延び、この直
線部分からほぼ直角にIC′,を始端点とする曲線状の
屈曲部ICを形成して刷子5の押圧位置上まで所定長半
径方向外側に梁状に延長し、この延長部を自由端laと
している。更に、自由端laには渦巻ばね1の榛み角と
向き合う榛み角を有するほぼU字状に形成された板ばね
3が形成されてる。この板ばね3も応力低減を目的とし
て重ね板ばねを用いているが単板ばねでもよい。4はU
字状板ばね3の渦巻ばね1の自由端laと接続している
側とは反対側に取付けられた刷子5を押圧する加圧子で
ある。
板ばねを用いているが単板ばねでもよい。この渦巻ばね
1の内端lbは固定軸2によって固定されており、この
固定部から反騰計方向に渦巻状に多数回巻かれ、その渦
巻状に巻かれて円弧状に形成される部分の渦巻状長端部
ldから一体に形成されて直線状に上方に延び、この直
線部分からほぼ直角にIC′,を始端点とする曲線状の
屈曲部ICを形成して刷子5の押圧位置上まで所定長半
径方向外側に梁状に延長し、この延長部を自由端laと
している。更に、自由端laには渦巻ばね1の榛み角と
向き合う榛み角を有するほぼU字状に形成された板ばね
3が形成されてる。この板ばね3も応力低減を目的とし
て重ね板ばねを用いているが単板ばねでもよい。4はU
字状板ばね3の渦巻ばね1の自由端laと接続している
側とは反対側に取付けられた刷子5を押圧する加圧子で
ある。
そして、板ばね3の渦巻ばね1の自由機laと接続され
ている側は、その自由端laと接続している部分からほ
ぼ直角に刷子5側に曲げられて更に延長され、しかも、
その延長先端部にはストッパー3Sが形成されており、
一方、加圧子4と接続している板ばね3の他端には前記
ストッパー3Sと係合するように、先端が加圧子4側に
曲げられて係止部3Jが形成されている。このように板
ぱね3を粗合せた渦巻ばね1は、夫々のばねの孫み角を
向き合せているので、剛子5の摩耗量に関係なく、常に
垂直に刷子5を加圧できると云うすぐれた効果をもって
いる。ところが、板ばね3は圧延率の高い高強度の薄板
で構成されているために、そのU字状屈曲部3R部は最
大応力部となり、このU字状屈曲部3Rはわずかな癖に
も敏感に反応し、折損などの原因になり易い。
ている側は、その自由端laと接続している部分からほ
ぼ直角に刷子5側に曲げられて更に延長され、しかも、
その延長先端部にはストッパー3Sが形成されており、
一方、加圧子4と接続している板ばね3の他端には前記
ストッパー3Sと係合するように、先端が加圧子4側に
曲げられて係止部3Jが形成されている。このように板
ぱね3を粗合せた渦巻ばね1は、夫々のばねの孫み角を
向き合せているので、剛子5の摩耗量に関係なく、常に
垂直に刷子5を加圧できると云うすぐれた効果をもって
いる。ところが、板ばね3は圧延率の高い高強度の薄板
で構成されているために、そのU字状屈曲部3R部は最
大応力部となり、このU字状屈曲部3Rはわずかな癖に
も敏感に反応し、折損などの原因になり易い。
特に、回転電機組立時に工具などでつけた傷の影響が回
転電機運転時に現われた場合、その影響が嵐U子保持器
のみに止どまればよいが、回転電機全体に影響すること
になると大事故に至る塵れがあり、組立作業者は細心の
注意をはらって慎重に作業していた。更には、刷子保持
器が車両用主電動機のごとく、周囲が狭腿な条件で使用
される場合には、その保守点検は極めて厄介となり作業
者が最とも敬遠することろである。また、近年、回転電
機の保守業霧の省力化を目的に長尺の榊子5を採用しよ
うとする要求が強まり、それに伴なつた、渦巻ばね1の
圧力変化の低減をはかることが要求されている。しかし
、従来の渦巻ばね1において圧力変化を低減するために
は、900〜150Cであった渦巻ばね1の榛み角を2
000〜300o程度に大きくしなければならないが、
そのためには渦巻の巻数を増大して渦巻ばね1の展開長
を延長しなければならない。しかしながら、渦巻ばね1
の巻数を増大すると、渦巻ばね1が大形になる欠点があ
る。これは車両用主電動機のごとく、周囲が狭隙な条件
で使用される回転電機では好ましいことではない。しか
も、従来の渦巻ばね1の構成によると、F.R 渦巻部の最大応力は6sma×=7「 p‐r(1十多) 自由端の最大応力は6pma×=−−友−−ここで、第
2図に示す如く、F:トルクによって生ずる渦巻部の渦
巻状長端部ldの接線方向力、R:渦巻部の渦巻状最機
部ldまでの半径、P:渦巻ぱね1の自由端laと板‘
まね3が固定されている部分の受ける力(刷子加圧点の
反力に相当する。
転電機運転時に現われた場合、その影響が嵐U子保持器
のみに止どまればよいが、回転電機全体に影響すること
になると大事故に至る塵れがあり、組立作業者は細心の
注意をはらって慎重に作業していた。更には、刷子保持
器が車両用主電動機のごとく、周囲が狭腿な条件で使用
される場合には、その保守点検は極めて厄介となり作業
者が最とも敬遠することろである。また、近年、回転電
機の保守業霧の省力化を目的に長尺の榊子5を採用しよ
うとする要求が強まり、それに伴なつた、渦巻ばね1の
圧力変化の低減をはかることが要求されている。しかし
、従来の渦巻ばね1において圧力変化を低減するために
は、900〜150Cであった渦巻ばね1の榛み角を2
000〜300o程度に大きくしなければならないが、
そのためには渦巻の巻数を増大して渦巻ばね1の展開長
を延長しなければならない。しかしながら、渦巻ばね1
の巻数を増大すると、渦巻ばね1が大形になる欠点があ
る。これは車両用主電動機のごとく、周囲が狭隙な条件
で使用される回転電機では好ましいことではない。しか
も、従来の渦巻ばね1の構成によると、F.R 渦巻部の最大応力は6sma×=7「 p‐r(1十多) 自由端の最大応力は6pma×=−−友−−ここで、第
2図に示す如く、F:トルクによって生ずる渦巻部の渦
巻状長端部ldの接線方向力、R:渦巻部の渦巻状最機
部ldまでの半径、P:渦巻ぱね1の自由端laと板‘
まね3が固定されている部分の受ける力(刷子加圧点の
反力に相当する。
)r:渦巻ばね屈曲部ICの半径
1:荷重Pの作用点から屈曲部ICの終織部まで0 の
長さZ:渦巻ばね1の断面係数 すなわち、渦巻ばね1の渦巻部での応力は、渦巻状最端
部ldで最大となり、渦巻部以外では直線部の終点、即
ち、屈曲部ICの始端部IC,に夕おいて応力が最大と
なる。
長さZ:渦巻ばね1の断面係数 すなわち、渦巻ばね1の渦巻部での応力は、渦巻状最端
部ldで最大となり、渦巻部以外では直線部の終点、即
ち、屈曲部ICの始端部IC,に夕おいて応力が最大と
なる。
これを第2図を用いて説明する。第2図において、固定
軸2を湊つて渦巻部にトルクを加えると、渦巻部の渦巻
状最端部ldにはF・Rのモーメントによる応力が生ず
る。この場合、渦巻部の渦巻状最端部ldから延びる直
線部(ld−lc,)間にも渦巻状最端部ldと同じ応
力を生ずる。一方、刷子5に加わるばねの反力Pと前記
渦巻部の接線力Fとには、力のつり合いからF・R=P
・L(ここで、L:荷重Pの作用点から渦巻部の渦巻状
最端部ldまでの距離)の関係式が成り立ち、これから
、p=E三Rと地、渦巻まね,の自由端laと板ばね3
との固定部にはこの大きさの荷重Pが作用し、渦巻ばね
1の屈曲部ICの始端部IC,点には、この荷重Pによ
るる曲げ応力が付加されることになる。
軸2を湊つて渦巻部にトルクを加えると、渦巻部の渦巻
状最端部ldにはF・Rのモーメントによる応力が生ず
る。この場合、渦巻部の渦巻状最端部ldから延びる直
線部(ld−lc,)間にも渦巻状最端部ldと同じ応
力を生ずる。一方、刷子5に加わるばねの反力Pと前記
渦巻部の接線力Fとには、力のつり合いからF・R=P
・L(ここで、L:荷重Pの作用点から渦巻部の渦巻状
最端部ldまでの距離)の関係式が成り立ち、これから
、p=E三Rと地、渦巻まね,の自由端laと板ばね3
との固定部にはこの大きさの荷重Pが作用し、渦巻ばね
1の屈曲部ICの始端部IC,点には、この荷重Pによ
るる曲げ応力が付加されることになる。
従って、渦巻ばね1の屈曲部ICの始端部IC,点には
、6smaxの他に6pmaxが重畳されて最大応力が
発生することになる。
、6smaxの他に6pmaxが重畳されて最大応力が
発生することになる。
この結果、使用応力を増大させた圧力変化の低減はかる
ことは、屈曲部ICの始端部IC,点において永久変形
を生じ、渦巻ばね1の自由端laが屈曲部ICの始端部
IC,点より刷子押圧方向とは反応側に曲がってしまい
、刷子5の押圧力が減少してしまうので好ましくない。
ことは、屈曲部ICの始端部IC,点において永久変形
を生じ、渦巻ばね1の自由端laが屈曲部ICの始端部
IC,点より刷子押圧方向とは反応側に曲がってしまい
、刷子5の押圧力が減少してしまうので好ましくない。
本発明は上述の点に鑑み成されたもので、その目的とす
るところは、板ばねの高応力部を外力などから保護する
と共に、渦巻ばねの渦巻状最端部から自由端に至る屈曲
部、特に屈曲部の始端部の応力を緩和して、信頼性が高
く、かつ、取扱いが簡単で高性能の刷子保持器用渦巻ば
ね装置を提供するにある。本発明は固定軸に内端を固定
し、この内端固定部から反時計方向に渦巻状に多数回巻
かれている渦巻部と一体化されて連続部に所定長半径方
向外側にほぼ直角に曲線状の屈曲部を形成して梁状に延
長され、この延長部を自由端とする渦巻ばねと、該渦巻
ばねの自由端に一端を接続すると共に、他端で榊子を押
圧する前記渦巻ばねの操み角と向き合う榛み角を有する
ほぼU字状の板ばねと接続部に、一方側が該渦巻ばねの
屈曲部女台端点を少なくとも含んで渦巻ばねの屈曲部、
及び自由端に連続して沿うと共に、その他方側が前記板
ばねのU字状屈曲部を覆うように形成された保護板を固
定し、該保護板は「前記渦巻ばねの屈曲部始総点を少な
くとも含む屈曲部、及び梁状の前記自由端に至る渦巻ば
ねとは接触して覆うように配置し、かつ、前記板ばねの
U字状屈曲部外側とは所定間隔をもって非接触的に覆う
ように配置することにより、所期の目的を成するように
なしたものである。
るところは、板ばねの高応力部を外力などから保護する
と共に、渦巻ばねの渦巻状最端部から自由端に至る屈曲
部、特に屈曲部の始端部の応力を緩和して、信頼性が高
く、かつ、取扱いが簡単で高性能の刷子保持器用渦巻ば
ね装置を提供するにある。本発明は固定軸に内端を固定
し、この内端固定部から反時計方向に渦巻状に多数回巻
かれている渦巻部と一体化されて連続部に所定長半径方
向外側にほぼ直角に曲線状の屈曲部を形成して梁状に延
長され、この延長部を自由端とする渦巻ばねと、該渦巻
ばねの自由端に一端を接続すると共に、他端で榊子を押
圧する前記渦巻ばねの操み角と向き合う榛み角を有する
ほぼU字状の板ばねと接続部に、一方側が該渦巻ばねの
屈曲部女台端点を少なくとも含んで渦巻ばねの屈曲部、
及び自由端に連続して沿うと共に、その他方側が前記板
ばねのU字状屈曲部を覆うように形成された保護板を固
定し、該保護板は「前記渦巻ばねの屈曲部始総点を少な
くとも含む屈曲部、及び梁状の前記自由端に至る渦巻ば
ねとは接触して覆うように配置し、かつ、前記板ばねの
U字状屈曲部外側とは所定間隔をもって非接触的に覆う
ように配置することにより、所期の目的を成するように
なしたものである。
以下、図面の実施例に基づいて本発明の詳細に説明する
。
。
尚、符号は従来と同一のものは同符号を使用する。第3
図に本発明の刷子保持器用渦巻ばね装置の一実施例を示
す。
図に本発明の刷子保持器用渦巻ばね装置の一実施例を示
す。
その概略構成は従来のものとほとんど同様のため、ここ
での詳細説明は省略する。該図に示す本実施例では、板
ばね3と渦巻ばね1の自由端laとの接続部に、渦巻ば
ね1の渦巻状最端部ldを先端部とし、ここから渦巻ば
ね1の直線部(ld−lc,間)、女台端部IC,を含
む屈曲部IC、及び自由端laに連続して沿うと共に、
その他方側が板ばね3のU字状屈曲部3Rを覆うように
U字状に形成されている保護板6を固定している。
での詳細説明は省略する。該図に示す本実施例では、板
ばね3と渦巻ばね1の自由端laとの接続部に、渦巻ば
ね1の渦巻状最端部ldを先端部とし、ここから渦巻ば
ね1の直線部(ld−lc,間)、女台端部IC,を含
む屈曲部IC、及び自由端laに連続して沿うと共に、
その他方側が板ばね3のU字状屈曲部3Rを覆うように
U字状に形成されている保護板6を固定している。
そして、これらの固定は、刷子加圧側から板ばね3、渦
巻ばね1の自由機la、保護板6の順に組み合せてリベ
ットなどにより三者が一体となるように固定されている
。
巻ばね1の自由機la、保護板6の順に組み合せてリベ
ットなどにより三者が一体となるように固定されている
。
しかも、この保護板6は、板ばね3の最大応力部である
U字状屈曲部3Rの外側を所定間隔をもつて保護板6の
保護部6dが、板ばね3の自在な変位を妨げらいように
、該最大応力部であるU字状屈曲部3Rに接触しないよ
うに覆って配置されている。更に、保護板6の別端は、
渦巻ばね1の渦巻状最端部位贋から直線部、屈曲部IC
、及び自由端laに至る部分とに接触して覆うように配
置されている。このような本実施例の構成によれば、板
ばね3の最大応力部であるU字状屈曲部3Rが保護板6
のU字状部分で形成される保護部6d内に位督している
ので、間違って最大応力部であるU字状屈曲部3Rに外
力、例えば作業時、または、保守点検時において保護板
6の保護部6dがあり、工具類を接触させてしまうこと
がないので、外力が加わることなく、従って、作業者は
比較的楽に組立、あるいは保守点検作業を行うことがで
き、作業能率を向上させることができる。
U字状屈曲部3Rの外側を所定間隔をもつて保護板6の
保護部6dが、板ばね3の自在な変位を妨げらいように
、該最大応力部であるU字状屈曲部3Rに接触しないよ
うに覆って配置されている。更に、保護板6の別端は、
渦巻ばね1の渦巻状最端部位贋から直線部、屈曲部IC
、及び自由端laに至る部分とに接触して覆うように配
置されている。このような本実施例の構成によれば、板
ばね3の最大応力部であるU字状屈曲部3Rが保護板6
のU字状部分で形成される保護部6d内に位督している
ので、間違って最大応力部であるU字状屈曲部3Rに外
力、例えば作業時、または、保守点検時において保護板
6の保護部6dがあり、工具類を接触させてしまうこと
がないので、外力が加わることなく、従って、作業者は
比較的楽に組立、あるいは保守点検作業を行うことがで
き、作業能率を向上させることができる。
尚、この保護部6dはばねの操作時において把手を兼ね
ることができる。一方、保護板6の別端で渦巻ばね1の
屈曲部IC、及び直線部を含んで接触して覆っているの
で屈曲部IC、特に屈曲部ICの始端部IC,の応力を
緩和できる。即ち、屈曲部IC、始端部IC,点はトル
クによる応力と荷重Pによる応力が重畳され最も応力が
高くなることは前述したが、渦巻ばね1の自由端laに
P方向の荷重が作用した場合、屈曲部ICの半径rの曲
率が大きくなり、この部分の変形も大きくなるため、保
護板6を前述の屈曲部ICの始端部IC,を含んだ位置
まで接触させて延長し、保護板6の端部6Eを、第2図
を用いて説明した荷重Pによって曲げ応力が作用しない
渦巻ばね1の直線部(ld−lc,間)の渦巻状最端部
ldに位置させるようにしている。更に、本実施例では
屈曲部ICは渦巻ばね1と保護板6とが重なり合ってい
るため剛性が増し、屈曲部ICの変形、及び応力も低減
される。従って、渦巻ばね1の自由機laのP方向の力
が作用した場合、曲げ応力は保護板6のリベット締め部
と端部6Eが支持点となって該保護板6の屈曲部6Cに
かかるので、渦巻ばね1の屈曲部ICの始端部IC,の
応力としては回転方向のトルクだけとなり応力の重畳が
なくなり、それだけ応力限度を引き上げ、渦巻部の巻数
を増大させずに圧力変化の低減が可能となるので小形化
することができる。
ることができる。一方、保護板6の別端で渦巻ばね1の
屈曲部IC、及び直線部を含んで接触して覆っているの
で屈曲部IC、特に屈曲部ICの始端部IC,の応力を
緩和できる。即ち、屈曲部IC、始端部IC,点はトル
クによる応力と荷重Pによる応力が重畳され最も応力が
高くなることは前述したが、渦巻ばね1の自由端laに
P方向の荷重が作用した場合、屈曲部ICの半径rの曲
率が大きくなり、この部分の変形も大きくなるため、保
護板6を前述の屈曲部ICの始端部IC,を含んだ位置
まで接触させて延長し、保護板6の端部6Eを、第2図
を用いて説明した荷重Pによって曲げ応力が作用しない
渦巻ばね1の直線部(ld−lc,間)の渦巻状最端部
ldに位置させるようにしている。更に、本実施例では
屈曲部ICは渦巻ばね1と保護板6とが重なり合ってい
るため剛性が増し、屈曲部ICの変形、及び応力も低減
される。従って、渦巻ばね1の自由機laのP方向の力
が作用した場合、曲げ応力は保護板6のリベット締め部
と端部6Eが支持点となって該保護板6の屈曲部6Cに
かかるので、渦巻ばね1の屈曲部ICの始端部IC,の
応力としては回転方向のトルクだけとなり応力の重畳が
なくなり、それだけ応力限度を引き上げ、渦巻部の巻数
を増大させずに圧力変化の低減が可能となるので小形化
することができる。
すなわち、圧力変化は渦巻ばね1の競み角度に反比例し
、渦巻ばね1の応力は鏡み角度に比例する関係になり、
従来は前述の応力の重畳があるため、渦巻ばね1の操み
角度により発生する応力限度は、前述のP方向にの荷重
による応力分を考慮して決定する必要があった。
、渦巻ばね1の応力は鏡み角度に比例する関係になり、
従来は前述の応力の重畳があるため、渦巻ばね1の操み
角度により発生する応力限度は、前述のP方向にの荷重
による応力分を考慮して決定する必要があった。
しかしながら、本実施例によれば、応力の重畳がなくな
るので、渦巻ばね1の榛み角度による応力のみを考慮す
ればよいので応力限度が引き上げられ、操み角度を大き
くでき圧力変化を低減させることが可能である。以上説
明した本発明の刷子保持器用渦巻ばね装置によれば、固
定軸に渦巻部内端を固定し、この内端固定部から反時計
方向に渦巻状に多数回巻かれている渦巻部と一体化され
て連続的に所定長半径方向外側にほぼ直角に曲線状の屈
曲部を形成して梁状に延長され、この延長部を自由端と
する渦巻ばねと、該渦巻ばねの自由端に一端を接続する
と共に、池端で刷子を押圧する前記渦巻ばねの榛み角と
向き合う榛み角を有するほぼU字状と板ばねとの接続部
に、一方側が該渦巻ばねの屈曲部始端点を少なくとも含
んで渦巻ばねの屈曲部、及び自由端に連続して沿うと共
に、その他方側が前記板ばねのU字状屈曲部を覆うよう
に形成された保護板を固定し、該保護板は、前記渦巻1
まねの屈曲部女台総点を少なくとも含む屈曲部、及び梁
状の前記自由端に至る渦巻ばねとは接触して覆うように
配置し、かつ、前記板ばねのU字状屈曲部外側とは所定
間隔をもって非接触的に覆うように配置したものである
から、板ばねの最大応力部であるU字状屈曲部が保護板
で覆われるため、この部分を外力、例えば作業時、ある
いは保守点検時における工具類の接触から保護できると
共に、保護板で渦巻ばねの屈曲部の変形を防止し、この
屈曲部の始端部の応力を緩和できるため、信頼性が向上
して取扱いが簡単で、かつ、高性能な刷子保持器用渦巻
1まね装置を得ることができる。
るので、渦巻ばね1の榛み角度による応力のみを考慮す
ればよいので応力限度が引き上げられ、操み角度を大き
くでき圧力変化を低減させることが可能である。以上説
明した本発明の刷子保持器用渦巻ばね装置によれば、固
定軸に渦巻部内端を固定し、この内端固定部から反時計
方向に渦巻状に多数回巻かれている渦巻部と一体化され
て連続的に所定長半径方向外側にほぼ直角に曲線状の屈
曲部を形成して梁状に延長され、この延長部を自由端と
する渦巻ばねと、該渦巻ばねの自由端に一端を接続する
と共に、池端で刷子を押圧する前記渦巻ばねの榛み角と
向き合う榛み角を有するほぼU字状と板ばねとの接続部
に、一方側が該渦巻ばねの屈曲部始端点を少なくとも含
んで渦巻ばねの屈曲部、及び自由端に連続して沿うと共
に、その他方側が前記板ばねのU字状屈曲部を覆うよう
に形成された保護板を固定し、該保護板は、前記渦巻1
まねの屈曲部女台総点を少なくとも含む屈曲部、及び梁
状の前記自由端に至る渦巻ばねとは接触して覆うように
配置し、かつ、前記板ばねのU字状屈曲部外側とは所定
間隔をもって非接触的に覆うように配置したものである
から、板ばねの最大応力部であるU字状屈曲部が保護板
で覆われるため、この部分を外力、例えば作業時、ある
いは保守点検時における工具類の接触から保護できると
共に、保護板で渦巻ばねの屈曲部の変形を防止し、この
屈曲部の始端部の応力を緩和できるため、信頼性が向上
して取扱いが簡単で、かつ、高性能な刷子保持器用渦巻
1まね装置を得ることができる。
第1図は従来の刷子保持器用渦巻ばね装置を示す側面図
、第2図はその装置における力の作用を説明するための
図、第3図は本発明の刷子保持器用渦巻ばね装置の一実
施例を示す側面図である。 1・・・…渦巻ばね、la・・・・・・渦巻ばねの自由
端、lb・・・・・・渦巻ばねの内端、IC…・・・渦
巻ばねの屈曲部、IC.・・・・・・渦巻ばねの屈曲部
女台端部、ld・・・・・・渦巻ばねの渦巻状最端部、
2・・・・・・固定軸、3・・・・・・板ばね、3J・
・・・・・板ばねの係止部、3R・…・・板ばねのU字
状屈曲部、3S・・・・・・板ばねのストッパー、4・
・・…加圧子、5…・・・刷子、6……保護板、6C・
・・・・・保護板の屈曲部、6d・・・・・・保護板の
保護部、6E・・・・・・保護板の端部。 第1図 第2図 第3図
、第2図はその装置における力の作用を説明するための
図、第3図は本発明の刷子保持器用渦巻ばね装置の一実
施例を示す側面図である。 1・・・…渦巻ばね、la・・・・・・渦巻ばねの自由
端、lb・・・・・・渦巻ばねの内端、IC…・・・渦
巻ばねの屈曲部、IC.・・・・・・渦巻ばねの屈曲部
女台端部、ld・・・・・・渦巻ばねの渦巻状最端部、
2・・・・・・固定軸、3・・・・・・板ばね、3J・
・・・・・板ばねの係止部、3R・…・・板ばねのU字
状屈曲部、3S・・・・・・板ばねのストッパー、4・
・・…加圧子、5…・・・刷子、6……保護板、6C・
・・・・・保護板の屈曲部、6d・・・・・・保護板の
保護部、6E・・・・・・保護板の端部。 第1図 第2図 第3図
Claims (1)
- 1 固定軸に渦巻部内様を固定し、この内部固定部から
反時計方向に渦巻状に多数回巻かれている渦巻部と一体
化されて連続的に所定長半径方向半径方向外側にほぼ直
角に曲線状の屈曲部を形成して梁状に延長され、この延
長部を自由端とする渦巻ばねと、該渦巻ばねの自由端に
一端が接続されると共に、他端で刷子を押圧する前記渦
巻ばねの撓み角と向き合う撓み角を有するほぼU字状の
板ばねとを備えた刷子保持器用渦巻ばね装置において、
前記板ばねと渦巻ばねの接続部に、一方側が該渦巻ばね
の屈曲部始端点を少なくとも含んで渦巻ばねの屈曲部、
及び自由端に連続して沿うと共に、その他方側が前記板
ばねのU字状屈曲部を覆うようにU字状に形成されてい
る保護板を固定し、該保護板は、前記渦巻ばねの屈曲部
始端点を少なくとも含む屈曲部、及び梁状の前記自由端
に至る渦巻ばねとは接触して覆うように配置され、かつ
、前記板ばねのU字状屈曲部外側とは所定間隔をもつて
非接触的に覆つて配置されていることを特徴とする刷子
保持器用渦巻ばね装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3448477A JPS6040674B2 (ja) | 1977-03-30 | 1977-03-30 | 刷子保持器用渦巻ばね装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3448477A JPS6040674B2 (ja) | 1977-03-30 | 1977-03-30 | 刷子保持器用渦巻ばね装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6820872A Division JPS4927742A (ja) | 1972-07-10 | 1972-07-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52121703A JPS52121703A (en) | 1977-10-13 |
JPS6040674B2 true JPS6040674B2 (ja) | 1985-09-12 |
Family
ID=12415511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3448477A Expired JPS6040674B2 (ja) | 1977-03-30 | 1977-03-30 | 刷子保持器用渦巻ばね装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6040674B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58168865U (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-10 | 日立化成工業株式会社 | 回転電機用ブラシ保持器 |
-
1977
- 1977-03-30 JP JP3448477A patent/JPS6040674B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52121703A (en) | 1977-10-13 |
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