JPS604048B2 - 包装装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、包装すべき被包装品に傷をつけたり、荷崩れ
を生じさせたりすることなく、しかも高速度で包装し得
る包装装置に関するものである。

従来の包装装置においては、引込装置にて被包装品を引
き込んだ後ベルトコンベア等により被包装品を包装部に
移送するようにしている。

従って、包装速度を速くする為にはベルトコンベア等に
よる被包装品の移送速度を遠くしなければならず、移送
開始時及び停止時の慣性力によって、きれに揃えられて
いた被包装品が荷崩れを起こすことが避けられず、包装
時において被包装品の破損等を防止することも避けられ
なかったのである。

特に、近年多用されるようになってきたコート紙におい
ては、この荷崩れが多く発生し、荷崩れを防止しよとす
ると包装能率が低下することとなつていた。

本発明は、引込装置により引き込まれた被包装品を直ち
に垂直降下させながら、互に対向する辺縁部を折り曲げ
包装した後、引込装置より下位のベルトコンベア等にて
移送されるようにして上記の欠点を解消したものであり
、以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明する
。

第１図は本発明の包装装置を示しており、被包装品を供
ｖ給する供Ｖ給装置１と、被包装品を該供給装置１から
所定枚数宛抜き取る引込装置２と、該引込装置２により
所定位鷹まで引き込まれた被包装品５の搬送方向と直角
な側面における包装紙の折り曲げ動作を行なう第１包装
部３と、該第１包装部３に続いて設けられ、被包装品５
の搬送方向と平行な側面における包装紙の折り曲げ動作
を行なう第２包装部４とから構成されている。

前記供給装置１は、被包装品５を積重したパレット１１
を供給するコンベア１２と、該コンベア１２により供給
されたパレット１１を、被包装品の残量に対応させて上
昇させるリフタ１３と、該リフタ１３により上昇され、
被包装品が空になったパレット１１’を拝出するコンベ
ア１４とから構成されている。

尚、前記リフタ１３は、パレット１１に積重した被包装
品５の最上部の魂が引込装置２の高さ位置と一致するよ
う光電装層等（図示せず）にて上昇量を制御するように
している。

前記引込装置２は、被包装品５の送り方向と平行に設け
た案内杵に摺動可能に垂設した基村２１と、該基村２１
の下端部に揺動可能に設けた受体２２と、該受体２２に
、被包装品５を挟圧、釈放し得るよう設けた挟圧体２３
とから構成されており、挟圧された被包装品５の重量に
より、受体２２と挟圧体２３とが基杵２１に対して揺動
されるようにしている。

本発明の最も要旨とする前記第１包装部３は、包装紙６
に戦支された被包装品５を下降させるヱレベータ３１と
、該ェレベー夕３１の下降開始初期において包装紙６を
上向きに折曲する規制板３２，３２と、ェレベータ３１
の下降時に包装紙６、被包装品５を戦支し、且つ前記規
制板３２，３２にて包装紙６を上向きに折曲した後更に
水平方向に折曲するシゴキ板３３，３３’と、ェレベー
タ３１が最下位層にまで下降したとき包装紙６と被包装
品５とを搬送するコンベア３４とから構成されている。

尚、第２図に示すように前記ェレベータ３１は平面形状
櫛歯状を呈し、更に前記シゴキ板３３，３３’を、該櫛
歯状のヱレベータ３１が上下通過可能な櫛歯状に形成す
るとともにコンベア３４も、ェレベータ３１が自由に上
下通過し得るように形成している。また、２５，３６は
被包装品６を押送するローラ、３２は該押送された被包
装品６の上位に設けたガイド、３８は被包装品６の下位
に設けたカッター、３９は所定長さ押送された被包装品
６の先端縁に接着剤を塗布するグルーガンである。

前記ガイド３７をローラにすることによって、摩擦によ
る傷を防止することができる。前記第２包装部は、前記
コンベァ３４の延長上に設けたコンベア４１と、該コン
ベア４１の前記コンベア３４と近接する端部における両
側方において水平方向揺動可能に設けた被包装品５から
突出した耳部のうち、垂直状の耳６１，６１を折り込む
耳折り込み村４２，４２と、上部水平状の耳６２，６２
を下向きに折り込む第１成型ガイド４３，４３と、下部
水平状の耳６３，６３を上向きに折り曲げ、更に被包装
品５の上面に沿わせて折り曲げる第２成型ガイド４４，
４４と、耳の折り曲げを完了した後、該耳６３，６３の
端部に接着テープ６４，６４を貼着するテープシュータ
４５，４５とから構成されている。

尚、５１はロール状の包装紙、６５，６５はロール状の
接着テープである。

以上の構成になる包装装置の作用は次のとおりである。

所定大きさに裁断された紙を積重したパレット１１をコ
ンベア１２にてリフタ１３に供給し、該リフタ１３を所
定高さに上昇させた後、第３図ａに示すように所定枚数
の被包装品の−側端縁を受体２２と挟圧体２３とで挟持
したまま、基杵２１を前方（第３図ａ中右方）へ移動さ
せて被包装品５の供給を行なう。尚、この場合、ローラ
２５，３６により包装紙６も前方に送られるのである。

包装紙６が送られて先端部がグルーガン３９の直下に位
置するとローラ２５，３６が停止して包装紙６の送りを
停止するとともに包装紙６の先端縁に接着剤を塗布し、
更にカッター３８を走行させることにより包装紙６を所
定大きさに裁断する。

また、前記被包装品５のうち、ガイド３７に支承されて
いた部分は僅かに下降されるので被包装品５が鏡斜した
状態になるが、受体２２は基村２１に揺動可能に設けら
れていることにより、前記鏡斜の割合にあわせて揺動し
て被包装品５の端面におけるずれを確実に防止し、更に
はガイド３７を通過した後においては被包装品５は包装
紙６の上を移動するので最下位の被包装品が傷つくこと
はない。

前記包装紙６は第３図ｂに示すように最初シゴキ板３３
，３３’に支承されているが、第３図ｃに示すように被
包装品５がェレベータ３１の直上位置に供給されるまで
にシゴキ板３３，３３’が互に離間する方向へ移動され
るので、ェレベータ３１のみにより支承されることとな
る。

この状態で第３図ｄに示すようにェレベータ３１を被包
装品５とシゴキ板３３，３３’の厚み分だけ下降させれ
ば、包装紙６は被包装品５の前後方向の端面に沿って折
曲され、次いでシゴキ板３３，３３’を互に近接する方
向に移動させることにより包装紙６が更に被包装品５の
上面に沿うように折りたたまれ、接着剤にて固定される
ようにしている。

第３図ｅに示すようにェレベータ３１が更に下降するこ
とにより放送紙６に包まれた被包装品５はコンベア３４
に支承されることとなり、該コンベア３４にて第２包装
部に送られる。

尚、この間に基村２１は原位置に復帰するとともに包装
紙６もローラ２５，３６により送給を再開されるもので
ある。

以上のように第１包装部３を通過したときには被包装品
５は第４図に示す半包装状態であり、コンベァ４１にて
搬送されることにより、先行の耳６１，６１が耳折り込
み好４２，４２と当綾して内向きに折り込まれ、後方の
耳６１，６１は、耳折り込み村４２，４２をほぼ９０ｏ
後方に回動させた後復帰させることにより内向きに折り
込まれ、続いて第１成型ガイド４３，４３により耳６２
，６２が下方に折り込まれ、続いて第２成型ガイド４４
，４４にて耳６３，６３が上方に折り曲げられ、更に被
包装品５の上面に沿うよう折り曲げられ、最後にテープ
シュータ４５，４５にて該耳６３，６３の端部を上面に
接着することにより第５図に示すように被包装品の包装
を完了するのである。

以上のようになる本発明の包装装置は、被包装品の引込
装置にて引き込んだ後、水平方向に移送させることなく
直ちに垂直降下させることにより、被包装品が荷崩れを
起こさないうちに互に対向する辺縁部を折り曲げること
ができ、次綾の水平移送工程における荷崩れを確実に防
止できるので移送速度を早くでき、ひいては包装能率を
著しく高めることができる。

また、被包装品を引き込む際、被包装品を包装紙上にお
いて焔動させるので最下位の被包装品に傷がつく恐れが
全くない。

また、引込装置を被包装品の重量に応じて揺動可能とす
れば、引き込み時における僅かな荷崩れをも確実に防止
できる。

更には、第１包装部におけるヱレベータ、シゴキ板等を
櫛歯状に形成すれば、互の干渉を避けることができ、包
装時間を短縮することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一美例を示し、第１図は本発明装置を示
す簡略斜視図、第２図は第１包装部を示す斜視図、第３
図は同動作状態を示す図、第４図は被包装品の半包装状
態を示す図、第５図は同包装完了状態を示す図である。 ２…・・・引込装置、３・・・・・・第１包装部、４・
・・…第２包装部、５・・・・・・被包装品、６・・・
・・・包装紙、２１…・・・基杵、２２・・・・・・受
部、２３・・・・・・挟圧部、３１．．・．．・ェレベ
ータ、３２・・・…規制板、３３，３３’……シゴキ板
、３４……コンベア。図 船 第２図 第４図 第５図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 複数ベルトで成るコンベアと、該各ベルト間隙を所
   定上下移動可能な複数立壁を有するエレベータと、該エ
   レベータ上位で前記コンベア上の包装紙上に被包装品を
   移送載置する手段と、被包装品載置状態で該エレベータ
   が所定距離下降時、コンベア上を機枠に取付けられ後退
   状態から互いに向き合って進出して包装紙の前後方向を
   向き合いに被包装品の上面に折り曲げる１対のシゴキ板
   及び被包装品の前後に接して所定大きさに切断された包
   装紙が上向きに折曲される機枠前後に定着した規制板と
   から成る第１包装部と、該第１包装部のコンベアの先に
   連続して設けられ、未折曲状態の前記包装紙の両側を内
   向き、上方、下方等順次折曲する各々１対の起伏回動可
   能な耳折り込み杆及び、上方、下方屈曲した第１、第２
   成型ガイドをコンベア両側に立設した第２包装部とを連
   設して成る紙、アルミシート、プリント基板等の板状体
   の包装装置。