JPS604047Y2 - 蒸発圧力調整弁 - Google Patents

蒸発圧力調整弁

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JPS604047Y2
JPS604047Y2 JP15100879U JP15100879U JPS604047Y2 JP S604047 Y2 JPS604047 Y2 JP S604047Y2 JP 15100879 U JP15100879 U JP 15100879U JP 15100879 U JP15100879 U JP 15100879U JP S604047 Y2 JPS604047 Y2 JP S604047Y2
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JP
Japan
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refrigerant
cylinder
pressure regulating
opening
regulating valve
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JP15100879U
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JPS5668872U (ja
Inventor
重 開発
勝昭 緑川
Original Assignee
株式会社デンソー
アスモ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は冷凍サイクルにおいて蒸発器出口側の冷媒の蒸
発圧力を所定値に保持するのに用いる蒸発圧力調整弁に
関し、例えば自動車用冷房装置に用いて有効である。
そして本考案は弁体の移動が常に良好な状態で行なえ、
従って蒸発圧力の調整が極めて良好に行なえる蒸発圧力
調整弁を提供することを目的とする。
以下本考案の一実施例を図に基いて説明する。
第1図は自動車用冷房装置の冷凍サイクルを示し、図中
1は冷媒の圧縮・吐出を行なう圧縮機、2は冷媒の凝縮
を行なう凝縮器、3は凝縮器2通過後の冷媒を導入して
液冷媒のみ導出する受液器、4は受液器3から導入した
液冷媒を低温・低圧の霧状に減圧膨張させる減圧手段で
、蒸発器5出口側の温度および圧力を検出して絞り量を
可変とする膨張弁が用いられている。
なお、4aは減圧手段4に温度信号を伝える感温筒、4
bは減圧手段4に圧力信号を伝える圧力ポートである。
また蒸発器5は車室内の助手席前方に配設され、車内も
しくは車外の空気より気化熱を吸収して冷媒の蒸発を行
なうものであり、この蒸発器で気化熱を奪われた冷風は
車室内前面に設けられた吹出口より車内に吹き出される
ようになっている。
□6は蒸発器5の出口側に配設された蒸発圧力調整弁で
、蒸発器5出口の冷媒の蒸発圧力が下りすぎて冷媒の蒸
発温度がO’C以下となり蒸発器の表面に霜付が生じる
ことがないように、蒸発器5出口側で冷媒の流れを絞り
、冷媒の蒸発圧力を設定値以下に下らないよう保持する
ものである。
そして、これらの機器1,2,3,4,5,6は冷媒配
管27によって順次接続されている。
第2図は蒸発圧力調整弁6を示す断面図で、7は弁入口
側連結部で、外周に冷媒配管27を接続するためのねじ
部7aが刻設してあり、また内面には蒸発器5からの冷
媒を導入する導入口23が穿設しである。
また8は弁出口側連結部で、同じく外周には冷媒配管2
7を接続するためのねじ部8aが刻設してあり、内周に
は冷媒を圧縮機1へ導出する導出口25が穿設されてい
る。
そして、入口側連結部7は弁ケース9に0リング28を
介してとめ金10によって絞め固定され、出口側連結部
8は弁ケース9に直接ろう付接合されている。
11は入口側連結部7にロックピン12によって接続固
定されたシリンダで、このシリンダ11には絞り弁開口
部11aが設けてあり、そしてシリンダ11内面には開
口部11aを開閉可能に有底円筒状の圧力調整弁本体1
7が嵌装されている。
また弁本体17の底部中央には固定絞り穴17aがあけ
である。
19は開口部11aの開口面積を減少させる方向に弁本
体17を付勢するスプリング、20はこのスプリング1
9を係止するナツトで連通通路20aが設けである。
そしてこのナツト20はシリンダ11内面にねじ止めさ
れるようになっていて、またナツト20代端にはベロー
ズ21の一端が固定されておりナツト20を回動させる
ことによってベローズ21の位置を調整できるようにな
っている。
またベローズ21の他端側にはパイロット弁体21aが
固定されており、かつシリンダ11のうちこのパイロッ
ト弁体21a対向位置にはパイロット弁開口部11bが
あけてあり、この開口部11bとパイロット弁体21a
とによってパイロン。
ト弁が形成されている。
22はパイロット弁が開く方向にベローズ21を付勢す
るスプリングである。
14はシリンダ11の外周を覆う円筒状の覆い壁で、肉
厚1閣程度のアルミニウムや黄銅製板よビりなり、図中
上端はOリング15を介してシリンダ11の開口部11
a下方に密着固定され図中下端はシリンダ11の開口部
11b外周にろう行固定されている。
そしてこの覆い壁14とシリンダ11との間で保温室2
4が形成され、この保温室24はシリンダ11の連通穴
13および弁本体17の連通穴18を介して導入口23
側の冷媒と連通ずるとともに、覆い壁14の連通穴16
を介して導出口25側の冷媒と連通ずるようになってい
る。
なお、導出口25側の連通穴16は保温室24内の冷媒
が多量に導出口25側へ流れ出ることがないよう、例え
ば直径ITlr!n程度の細孔としており、また導入口
23側の連通穴12,13は導出;口25側の連通穴1
6に比して10〜15@程度の開口面積が得られるよう
になっている。
また、26は圧力ポート4bを連結するための取付ねじ
部で、弁ケース9の外周にろう付けされており、従って
絞り弁開口部11a下流の冷媒の圧力が減圧手段4に伝
達されるようになっている。
次に上記構成よりなる蒸発圧力調整弁6の作動を説明す
る。
蒸発圧力調整弁6は、圧縮機1が高回転運転状態である
時であって圧縮機1人口側冷媒圧力が異常低下し、それ
によって蒸発器5出口側の冷媒圧力が設定値(例えば1
.9kg/aN G )以下に下るような場合に、弁
本体17によって絞り弁開口部11aを絞って蒸発器5
出口側の冷媒圧力の低下を防ぎ、蒸発器5表面に霜が付
くのを防止するものである。
まず、導入口23より導入する蒸発器5出口側の冷媒圧
力が設定値以上ある時であるが、この場合はベローズ2
1が収縮してパイロット弁体21aによってパイロット
弁開口部flbの開口面積を増大させ、それによって弁
本体17の固定絞り穴17aを通過する冷媒の流量を増
やして固定絞り穴17a通過後の冷媒が十分圧力低下す
るようにし、絞り穴17a前方の冷媒圧力がスプリング
19の付勢力に打ち勝つようにして弁本体17が絞り弁
開口部11aの開口面積を減少させる。
従ってこの冷媒圧力が設定値以上である場合には絞り弁
開口部11aを十分量いて開口部11aの通路抵抗によ
って蒸発器5出口側の冷媒圧力が上昇することがないよ
うになっている。
次に導入口23より導入する蒸発器5出口側の冷媒圧力
が設定値以下に低下した場合には、ベローズ21が伸張
してパイロット弁開口部11b開ロ面積を減じ、それに
よって固定絞り穴17aを冷媒があまり流れないように
絞り穴17a通過後の冷媒の圧力低下を少なくし、絞り
穴17a前後の差圧を減じてスプリング19の付勢力に
よって弁本体17が絞り弁開口部11aの開口面積を減
じるようにする。
従ってこの場合には絞り弁開口部11aを冷媒が通過す
る際大きな抵抗が加わることになって、絞り弁開口部1
1a上流側である蒸発器5出口側の冷媒圧力を高めるよ
うになる。
ただこの場合絞り弁開口部11a下流側の冷媒圧力は更
に低下することになり、例えば設定圧力が1.9kg/
cflGであるとすれば絞り弁開口部11a下流では0
.5ko/cti G以下まで低下することもある。
そしてこのように冷媒の蒸発圧力が下った場合には冷媒
温度も一20°C以下まで低下し、冷媒中に水分が混入
していた場合その水分が氷結してシリンダ11と弁本体
17との摺動を阻害することになりかねない。
しかしながら本考案の弁ではシリンダ11の外周に覆い
壁11が配設されていて保温室24によってシリンダ1
1が取り囲まれるようになっているため、−20℃以下
まで冷えた冷媒が直接シリンダ11に触れることがなく
なってシリンダ11と弁本体17との摺動部もさほど冷
却されなく、それによって摺動部での氷結を防止できる
ようになっている。
即ち保温室24は連通穴18,13を介して絞り弁開口
部11a下流である導出口25側の連通穴16に比して
充分大きくなっているので、保温室24内の冷媒圧力は
絞り弁開口部11a上流側の冷媒圧力に近似することに
なる。
そのため、設定圧力が1.9kp/cwt Gの場合
であれば保温室24内の冷媒温度は0℃前後となりシリ
ンダ11面上で氷結が起るのを防止できるようになって
いる。
そのため、本考案の弁ではいくら絞り弁開口部11aを
絞った時でもシリンダ11と弁本体17との摺動は常に
良好に行なえ、蒸発器5出口側の冷媒圧力が高まった時
には再び絞り弁開口部11aを開(べく弁本体17がス
ムーズに摺動することになる。
特に本例は保温室24内の冷媒が少量づつであるが連通
穴18,13.16より流れるようになっているため、
保温室24内の冷媒の温度低下も非常に少くなって保温
効果が更に高まるようになっている。
なお、上述したのは本考案の望しい態様であるが、本考
案はこの実施例以外にも種々の態様がある。
即ち上流の例では保温室24内の冷媒に流れをもたせる
ため、絞り弁開口部11a下流の冷媒と連通ずる連通穴
16を設けたが、必要に応じてこの連通穴16を廃止す
るようにしてもよい。
この場合保温室24の保温効果は多少劣化することにな
るが、連通穴16より洩れ出る冷媒がなくなり弁作動が
より確実に行なえることになる。
また、連通穴18,13,16を全て廃止して保温室2
4を密閉し、保温室2・4内に断熱材を配したり、保温
室24内を真空にしたりしてもよい。
更には保温室24といった室空間をも廃止して、ゴム等
断熱性は富んだ保温部材を、シリンダ11外周に密着さ
せて弁本体17摺動部での氷結を防止するようにしても
よい。
即ち、本考案で保温部とは室空間に限らず保温機能を有
するものを広く含むものとする。
また、上述の例ではパイロット弁体21aを設けこの弁
体21aの移動によって弁本体17の移動を間接的に制
御するようにしていたが、弁本体17にベローやダイヤ
フラム等の圧力検出素子を設けて冷媒圧力の変動に応じ
て弁本体17が直接移動するようにしてもよく、図示形
状にとられれないのは言うまでもない。
更にまた、上述の例では弁ケース9として円筒状の独立
部材を用いるようにしていたが、弁ケース9は必ず独立
部材でなければならないというものではなく、例えば減
圧手段4や圧縮機1等他の機器のハウジングに冷媒を流
す空間を設け、その空間内にシリンダ11や弁本体17
を配設して蒸発圧力調整弁を形成するようにしてもよい
以上説明したように本考案の弁はシリンダの外周に保温
部を形威し、この保温部によって圧力調整弁本体の摺動
部の少なくとも一部を絞り弁開口部通過後の冷媒より離
隔したため、シリンダの圧力調整弁本体の摺動部外周に
は絞り弁開口部通過時に圧力降下して極く低圧(=低温
)となった冷媒は直接接触せず、従って冷媒中に水分が
含まれていたとしても圧力調整弁本体の摺動部で氷結す
ることがなくなって、圧力調整弁本体を常に良好に摺動
させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案蒸発圧力調整弁を用いた冷凍サイクルを
示すサイクル図、第2図は第1図図示蒸発圧力調整弁を
詳細に示す断面図である。 1・・・・・・圧縮機、5・・・・・・蒸発器、6・・
・・・・蒸発圧力調整弁、9・・・・・・弁ケース、1
1・・・・・・シリンダ、13.16.18・・・・・
・連通穴、14・・・・・・覆い壁、17・・・・・・
圧力調整弁本体、23・・・・・・冷媒導入口、24・
・・・・・保温部をなす保温室、25・・・・・・冷媒
導出口。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)弁ケースと、この弁ケースに設けられ蒸発器側よ
    り冷媒を導入する冷媒導入口と、前記弁ケースに設けら
    れ圧縮機側へ冷媒を導出する冷媒導出口と、前記弁ケー
    スに内装され冷媒流れ通路をなす絞り弁開口部を有する
    シリンダと、このシリンダ内に摺動自在に嵌装され前記
    冷媒導入口より導入された冷媒の圧力に応じて前記絞り
    弁開口部の開口面積を可変する圧力調整弁本体と、前記
    シリンダ外周に設けられた保温部とを備え、この保温部
    によって前記シリンダのうち前記圧力調整弁本体が摺動
    する部位の少くとも一部の外周を前記絞り弁開口部通過
    後の冷媒より離隔したことを特徴とする蒸発圧力調整弁
  2. (2)前記保温部は前記シリンダ外周に設けられた室空
    間よりなり、かつこの室空間には前記絞り弁開口部通過
    前の冷媒と連通ずる連通穴および前記絞り弁開口部通過
    後の冷媒と連通ずる連通穴が開口しており、かう後者の
    連通穴の開口面積は前者の連通穴の開口面積に比べて充
    分小さくなっていて、前記室空間内には前記絞り弁開口
    部通過前の冷媒と略同圧の冷媒が流れるよう、になって
    いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の蒸発圧力調整弁。
JP15100879U 1979-10-30 1979-10-30 蒸発圧力調整弁 Expired JPS604047Y2 (ja)

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JPS5668872U JPS5668872U (ja) 1981-06-08
JPS604047Y2 true JPS604047Y2 (ja) 1985-02-04

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JP6992777B2 (ja) * 2019-02-28 2022-01-13 株式会社デンソー 冷凍サイクル装置、蒸発圧力調整弁

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JPS5668872U (ja) 1981-06-08

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