JPS587260Y2 - 冷凍冷房装置 - Google Patents

冷凍冷房装置

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JPS587260Y2
JPS587260Y2 JP16967778U JP16967778U JPS587260Y2 JP S587260 Y2 JPS587260 Y2 JP S587260Y2 JP 16967778 U JP16967778 U JP 16967778U JP 16967778 U JP16967778 U JP 16967778U JP S587260 Y2 JPS587260 Y2 JP S587260Y2
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JP
Japan
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refrigerant
valve
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condenser
bag member
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JP16967778U
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JPS5585671U (ja
Inventor
光 杉
敏夫 大原
健一 藤原
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株式会社デンソー
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば自動車用冷房装置に適用して好都合な冷
凍冷房装置に関するものである。
凝縮器の出口側の冷媒の過冷却度を検出して蒸発器への
冷媒流量を調整し、これにより凝縮器出口側の冷媒の過
冷却度を調整する過冷却度調整弁を使用する冷凍サイク
ルは従来公知である。
ががる冷凍サイクルではエンタルピを過冷却分だけ大き
くとれ、従ってエンタルピが大きく冷房能力も大きくな
るという長所があるが、その反面、凝縮器での放熱量を
上げなくてはならないため、凝縮圧力がその分上昇する
という欠点がある。
特に、自動車用冷房装置の冷凍サイクルに過冷却度調整
弁を設置した場合においては、夏期の渋帯時の高負荷運
転時において凝縮圧力が上昇するということは高圧防止
用の可溶栓が溶けてしまい、冷媒が放出されてサイクル
運転不可能になるという欠点が生じてしまう。
そこで、本考案は上記欠点に鑑み、凝縮圧力即ち凝縮器
出口側の冷媒の圧力が所定値以上の時には強制的に冷媒
の過冷却度を小さくするように作動し、かつ冷媒の圧力
が所定値を下回っている時には冷媒の過冷却度を調整す
るように作動する過冷却度調整弁を用いることにより、
通常時には最適な過冷却度域で効率よく冷凍サイクルが
運転され、熱負荷が高くて凝縮器出口側の冷媒の圧力が
所定値以上になると強制的に過冷却度を小さくし冷媒の
圧力上昇を防止して可溶栓等の安全手段の作動を未然に
防ぐことのできる有用な冷凍冷房装置を提供することを
目的とするものである。
以下本考案を自動車用冷房装置に適用した実施例につい
て説明する。
まず、第1図において、1は自動車エンジンによって電
磁クラッチを介し駆動される圧縮機、2は凝縮器、3は
蒸発器である。
4は本考案に係わる過冷却度調整弁であり、この過冷却
度調整弁4は凝縮器2の出口側の冷媒の過冷却度を検出
して蒸発器3への冷媒流量を調整するものである。
5はアキュームレータで、このアキュームレータ5は蒸
発器3からの冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離してガス
冷媒を圧縮機1に送るものである。
上記過冷却度調整弁の詳細構造を第2図および第3図に
示し説明すると、7は金属製の本体ケースで、凝縮器2
の出口側に配管を介して接続される冷媒入口通路8およ
び蒸発器3の入口側に配管を介して接続される冷媒出口
通路9が設けである。
この出口通路9には弁口9aが設けである。10はリン
青銅より戒る袋状のベローズであり、伸縮自在となるよ
う蛇腹部10bを設けである。
このベローズ10の一端の座部10 aには金属導管1
1がろう付けしであるとともに、他端にはニードル弁体
12がろう付けしである。
このベローズ10の内部には凝縮器2の出口側の冷媒圧
力が例えば25kg/m2Gで温度が87℃になると2
0 kg/m2Gの飽和ガス冷媒となる冷媒(冷凍サイ
クル封入の冷媒と同じ組成でR−12)が上記導管11
を介して入れである。
この導管11の端部11 aをろう付けすることによっ
てベローズ10内の冷媒は洩れないよう封入される。
なお、封入に際しては冷媒充填ボンベを75℃に暖めて
20kg/m2Gの飽和ガス冷媒の状態で封入する。
13は本体ケース7に設けた連絡路であって、この連絡
路13により冷媒入口通路8と冷媒出口通路9とが連通
ずるようになっている。
上記ベローズ10は、そのニードル弁体12を冷媒出口
通路9の弁口9a内に位置するようにスプリング14を
介して連絡路13内に収容してあり、かつ連絡路13に
設けたねじ部13aに調整ナツト15をねじ込み固定す
ることで調整ナツト15とスプリング14との間に脱落
なきよう保持しである。
この調整ナツト15には前記導管11を挿通する孔15
aが設けである。
調整ナツト15のねじ込み量を変えることでスプリング
14の荷重を調整できるようになっている。
なお、本実施例では、凝縮器2の出口側の冷媒圧力が2
5 kg/m2Gになってベローズ10内外の圧力差が
5kg/m2Gになるとニードル弁体12が弁口9aを
開き、冷媒圧力が26kg/m2Gになってベローズ1
0内外の圧力差が6 kg/ m2Gになると弁口9a
が全開になるようスプリング14の荷重が調整しである
16は本体ケース7に設けた円形状凹所であり、この凹
所16の底部は連通孔17を介して連絡路13のうちベ
ローズ10側に連通させである。
18は透明ガラスよりなる円板状サイドグラスであって
、ゴム製Oリング19を介して上記凹所16内に載置し
てあり、リング状金属ナツト20を樹脂ワッシャ21を
介して凹所16のねじ部16aにねじ込み固定すること
によりサイドグラス18が凹所16内に固定しである。
22は本体ケース7の側方に設けたねし孔であって、連
絡路13のうちベローズ10が位置する側に連通ずるよ
うになっている。
23は中心部にハンダ等の低融点合金部23 aを有し
た真ちゅう製可溶栓で、ゴム製Oリング24を介して上
記ねじ孔22にねじ込み固定しである。
なお、この可溶栓23の合金部23 aは凝縮器出口側
の冷媒圧力26 kg/m2Gの時の冷媒温度より高め
の温度で溶融するようになっている。
24は異物除去用の円筒状金属フィルタであり、その鍔
部24 aを本体ケース7の冷媒入口通路8の段部8a
に緊密に嵌着固定しである。
なお、かかる構造の過冷却度調整弁4は取付ブラケット
を介して車体のエンジンルーム部にボルト固定してあっ
て、車体の振動で揺動しないようになっている。
次に、上記構成になる本考案装置の作動を説明する。
圧縮機1で圧縮されたガス冷媒は凝縮器2で凝縮して液
冷媒となる。
この液冷媒は過冷却調整弁4の冷媒入口通路8より連絡
路13内に入り、ニードル弁体12と弁口9aとの間で
形成される絞り部を通過して減圧され、冷媒出口通路9
を経て蒸発器3内に流入する。
蒸発器3を出た冷媒はアキュームレータ5内に流入し、
ここでガス冷媒と液冷媒とに分離され、ガス冷媒が圧縮
機1に送られる。
ここにおいて、冷媒入口通路8より流入した液冷媒はベ
ローズ10に接触する。
この時、その液冷媒の過冷却度が所定の過冷却度に比較
して過大な場合、例えば冷媒の圧力15 kg/m2G
で過冷却度17℃の場合、ベローズ10内の冷媒圧力は
10 kg/m2Gの液−ガス混合状態にあり、ベロー
ズ10の外部に比べて相対的に低くなり、ベローズ10
はスプノング14の荷重によって圧縮されることになる
それ故、ニードル弁体12と弁口9aとの間に絞り部と
開口面積が増大するため、冷媒の流路抵抗は減少し、そ
の結果、蒸発器3への冷媒流量が増大し、凝縮器2内の
液冷媒がアキュームレータ5内に入って過冷却度は下降
し、やがて所定の値に戻ることになる。
一方、凝縮器2の出口側の冷媒の過冷却度が過小な場合
にはベローズ10内の冷媒の飽和温度が大きくなってそ
の圧力はベローズ10の外部に比べて相対的に高くなる
ため、スプリング14の荷重に打勝ってベローズ10が
伸長シ、ニードル弁体12と弁口9aとの間の絞り部の
開口面積は減少し、その結果冷媒の流路抵抗が増大する
それ故、蒸発器3への冷媒流量が減少し凝縮器2内の液
冷媒の占める割合が多くなって過冷却度は上昇し、やが
て過冷却度は所定の値に戻ることになる。
従って、冷凍サイクルは常に最適な過冷却度域で運転さ
れることになる。
ところで、夏季の渋帯走行時等のごとく凝縮器2での放
熱量が極端に低下すると、過冷却度を増加すべく弁口9
aの開度が小さくなるため、凝縮器2内を流れる冷媒の
量が低下して圧力が上昇し、しかも凝縮器2の放熱不足
も加味されて冷媒の圧力は相当上昇する。
そして、この圧力が25kg/m2G、温度が87℃に
なるとベローズ10内の冷媒は75℃になってすべてガ
ス化し20kg/m2Gの飽和ガス冷媒となる。
本実施例では圧力差が5kg/′m2Gになるとスプリ
ング14の荷重でベローズ10が弁口9aを開くよう圧
縮され、冷媒の過冷却度は例えば17℃になる。
一方、凝縮器2出口側の冷媒圧力が26kg/m2Gに
なると、ベローズ10は弁口9aを全開するよう圧縮さ
れるため、蒸発器3への冷媒流量が過大となって凝縮器
2内の液冷媒が多量にアキュームレータ5内に入り、第
4図のごとく冷媒の過冷却度はほとんどゼロになる。
なお、可溶枠23の低融点合金部23 aは上記圧力2
6kg/m2Gに対応する冷媒温度より高めの温度で溶
融するようにしであるため、上記圧力26 kg/m2
Gの時に溶融することはない。
従って、凝縮器2の出口側の冷媒圧力は低下し、可溶枠
23の溶融を防止することができ、冷凍サイクルの継続
運転が可能となる。
このように、本考案では冷媒圧力が上昇して危険な圧力
になると、冷媒の過冷却度調整を犠牲にして強制的に冷
媒の過冷却度を小さくして冷媒圧力の上昇を防止しよう
とするものである。
本考案は上記実施例に限定されず、以下のごとく種々変
形可能である。
(1)袋部材としてベローズ10を用いたが、ダイヤフ
ラムでも勿論よい。
(2)過冷却度調整弁4の出口側と蒸発器3の入口側と
の間にキャピラリーチューブのごとき固定絞り配管を接
続しても勿論よい。
(3)過冷却度調整弁4の構造は上記実施例に限定され
ず、種々の構造を採用でき、またサイトグラス18は設
けなくてもよい。
(4)可溶枠のかわりに、凝縮器2出口側の冷媒圧力が
所定値以上になると開弁するリリーフ弁、あるいは冷媒
圧力が所定値以上になると圧縮機1の駆動用電磁クラッ
チへの通電を断つ高圧カットスイッチを用いてもよい。
(5)上記実施例ではベローズ10の内外の圧力差が6
kg/m2Gになると弁口9aが全開となるよう弁口
9aの径を設定したが、全開にせずに増大する方向に開
いて第4図の一点鎖線のごとき特性にしても冷媒圧力を
低下させることができる。
また、上記実施例に記載した冷媒温度、冷媒圧力は一例
にすぎず、これに限定されることはない。
(6)本考案は自動車用に限定されず、種々の用途に適
用できることは勿論である。
以上詳述したごとく、本考案によれば、凝縮器の出口側
と蒸発器の入口側との間に、凝縮器出口側の冷媒の過冷
却度を検出して蒸発器への冷媒流量を調整し冷媒の過冷
却度を調整する過冷却度調整弁を接続し、この過冷却度
調整弁の過冷却度検出用の伸縮自在な袋部材内部に、凝
縮器出口側の冷媒圧力が所定値以上になると飽和ガス冷
媒となるガス冷媒を封入し、前記冷媒圧力が所定値を下
回っている時にはその過冷却度に応じて弁体が弁口の開
度を調整して蒸発器への冷媒流量を調整するよう袋部材
を伸縮させ、一方前記冷媒圧力が所定値以上になると弁
体が弁口の開度を増大せしめるよう袋部材を圧縮させる
から、冷媒圧力が所定値を下回っている通常には最適な
過冷却度域で効率よく冷凍サイクルが運転され、一方凝
縮器の放熱不足によって冷媒圧力が所定値以上になった
異常時には強制的に蒸発器への冷媒流量を増加し過冷却
度を小さくして冷媒圧力が上昇するのを防止でき、冷媒
圧力の上昇によって可溶枠等の安全手段が作動するのを
未然に防止できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の説明に供する冷凍サイクル図、第2図
は本考案の一実施例の要部である過冷却度調整弁を示す
断面図、第3図は第2図の過冷却度調整弁の側面図、第
4図は本考案の説明に供する特性図である。 1・・・・・・圧縮機、2・・・・・・凝縮器、3・・
・・・・蒸発器、4・・・・・・過冷却度調整弁、7・
・・・・・本体ケース、8・・・・・・冷媒入口通路、
9・・・・・・冷媒出口通路、9a・・・・・・弁口、
10・・・・・・袋部材をなすベローズ、12・・・・
・・弁体、14・・・・・・スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体ケースと、この本体ケースにそれぞれ設けた冷媒入
    口通路および冷媒出口通路と、前記本体ケースの前記冷
    媒出入口通路を連絡する連絡路に配置した伸縮自在な袋
    部材と、この袋部材に設けた弁体と、前記冷媒出口通路
    に設けられ、前記袋部材が伸縮させられることにより前
    記弁体で開度が調整される弁口と、前記袋部材の圧縮方
    向に荷重を与えるスプリングとを有した過冷却度調整弁
    を備え、この過冷却度調整弁の冷媒入口通路を凝縮器の
    出口側に、冷媒出口通路を蒸発器の入口側にそれぞれ接
    続し、前記過冷却度調整弁の袋部材の中に、前記凝縮器
    の出口側の冷媒圧力が所定値以上になると飽和ガス冷媒
    となるガス冷媒を封入し、前記冷媒圧力が所定値を下回
    っている時にはその冷媒の過冷却度に応じて前記弁体が
    前記弁口の開度を調整して前記蒸発器への冷媒流量を調
    整するよう前記袋部材が伸縮され、かつ前記冷媒圧力が
    所定値以上になると前記弁体が前記弁口の開度を増大す
    るよう前記袋部材が圧縮されることを特徴とする冷凍冷
    房装置。
JP16967778U 1978-12-07 1978-12-07 冷凍冷房装置 Expired JPS587260Y2 (ja)

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JPS5585671U JPS5585671U (ja) 1980-06-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5249701B2 (ja) * 2008-10-03 2013-07-31 株式会社鷺宮製作所 圧力式膨張弁
JP6573523B2 (ja) * 2015-10-06 2019-09-11 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 冷媒回収装置

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