JPH11182946A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH11182946A
JPH11182946A JP9349046A JP34904697A JPH11182946A JP H11182946 A JPH11182946 A JP H11182946A JP 9349046 A JP9349046 A JP 9349046A JP 34904697 A JP34904697 A JP 34904697A JP H11182946 A JPH11182946 A JP H11182946A
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JP
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refrigerant
pressure
valve
compressor
control valve
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JP9349046A
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Naoki Ando
直樹 安藤
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Topre Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/20Disposition of valves, e.g. of on-off valves or flow control valves
    • F25B41/22Disposition of valves, e.g. of on-off valves or flow control valves between evaporator and compressor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機を過負荷に対して保護すると同時に、
負荷変動に対して冷媒循環量を追従性良く制御して高い
冷凍能力を確保し、冷却速度を高めて冷却時間の短縮を
図ることができる冷凍装置を提供すること。 【構成】 冷媒を循環させる冷媒回路2に少なくとも圧
縮機1、コンデンサ3、膨張弁5、エバポレータ6及び
吸入圧力調整弁7を冷媒の流れ方向に沿ってこの順に配
置して成る冷凍装置において、前記エバポレータ6を通
過した冷媒を前記吸入圧力調整弁7をバイパスして前記
圧縮機1の吸入側に導くバイパス通路16を設けるとと
もに、該バイパス通路16に電磁弁(流量制御弁)17
を設け、該電磁弁17の開度を冷媒圧力(凝縮圧力)に
応じて制御する。本発明によれば、冷媒循環量が減少し
て冷媒圧力(凝縮圧力)が低下すると電磁弁17が開い
て冷媒が吸入圧力調整弁7をバイパスしてバイパス通路
16からも圧縮機1に吸入されるため、圧縮機1を保護
すると同時に、冷媒循環量が増大して冷凍能力が高めら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍車又は冷凍庫
或は空気調和装置に用いられる冷凍装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば冷凍車に搭載される冷凍装置も、
通常の冷凍装置や空気調和装置と同様に、基本的には冷
媒を循環させる冷媒回路に少なくとも圧縮機、コンデン
サ、膨張弁、エバポレータ及び吸入圧力調整弁を冷媒の
流れ方向に沿ってこの順に配置して構成されている。
【0003】ところで、冷凍車用冷凍装置は、回転数が
変動するエンジンによって駆動され、又、冷凍庫の開閉
扉を開閉する度に庫内温度が変化するために負荷が大き
く変動し、これに伴って冷媒の圧縮機への吸入圧力も大
きく変動する。このため、冷凍装置が正常な圧力の範囲
内にあるとき、圧縮機を保護する目的で冷媒の圧縮機へ
の吸入圧力を一定に保つための吸入圧力調整弁が冷媒回
路の圧縮機の吸入側に設けられている。
【0004】ところが、上記吸入圧力調整弁での冷媒の
圧力損失が大きいために冷媒の循環量が制限されて高い
冷凍能力を得ることができず、冷却開始初期における冷
却速度が遅く、庫内温度が設定値まで下がるに要する時
間が長いという問題があった。又、電動機で駆動される
通常の冷凍装置や空気調和装置においても、開閉扉を開
閉する度に、又、人の出入りの度に同様な問題が発生し
ていた。
【0005】そこで、図7に示すように、エバポレータ
からの冷媒を吸入圧力調整弁107をバイパスして圧縮
機へと流すための毛細管116を設け、この毛細管11
6に圧力調整弁117を設けてその開度を冷媒の吸入圧
力に応じて制御するという提案がなされている(実開平
3−89354号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案における毛細管116はその径が小さいため、この毛
細管116を流れる冷媒の圧力損失が大きく、必要十分
な冷媒循環量を得ることができず、急激で大きな負荷変
動に冷凍能力が追従し切れないという問題があった。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、圧縮機を保護すると同時に、
負荷変動に対して冷媒循環量を追従性良く制御して高い
冷凍能力を確保し、冷却速度を高めて冷却時間の短縮を
図ることができる冷凍装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、冷媒を循環させる冷媒回路
に少なくとも圧縮機、コンデンサ、膨張弁、エバポレー
タ及び吸入圧力調整弁を冷媒の流れ方向に沿ってこの順
に配置して成る冷凍装置において、前記エバポレータを
通過した冷媒を前記吸入圧力調整弁をバイパスして前記
圧縮機の吸入側に導くバイパス通路を設けるとともに、
該バイパス通路に流量制御弁を設け、該流量制御弁の開
度を冷媒圧力に応じて制御するようにしたことを特徴と
する。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、冷媒圧力が設定値以上である場合には前記
流量制御弁を閉じ、冷媒圧力が設定値以下に低下すると
前記流量制御弁を開くことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、冷媒圧力に第1の設定値とこれより
も高い第2の設定値を設け、冷媒圧力が前記第1の設定
値以下に低下すると前記流量制御弁を全開し、第1の設
定値以下に低下した冷媒圧力が前記第2の設定値以上に
上昇すると前記流量制御弁を全閉することを特徴とす
る。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記流量制御弁を電磁弁で構成
し、冷媒の凝縮圧力を検知して前記流量制御弁を開閉す
る圧力スイッチを前記コンデンサーと前記膨張弁の間の
冷媒回路に設けたことを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、冷媒圧力を検出する圧力センサーと、該圧
力センサーによって検出された冷媒圧力の低下に伴って
前記流量制御弁の開度を増大させる制御手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0013】従って、本発明によれば、冷媒循環量が減
少して冷媒圧力が低下し、吸入圧力調整弁が圧縮機を保
護する必要がなくなると流量制御弁が開いて冷媒が吸入
圧力調整弁をバイパスしてバイパス通路からも圧縮機に
吸入されるため、冷媒循環量が増大して冷凍能力が高め
られる。この場合、バイパス通路は径が大きく、ここを
流れる冷媒の圧力損失が小さく抑えられるため、負荷変
動に対して冷媒循環量が追従性良く制御されて高い冷凍
能力が確保され、冷却速度が高められて冷却時間の短縮
が図られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0015】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係る冷凍車用冷凍装置の基本構成を示す回路図で
ある。尚、図示しないが、本実施の形態に係る冷凍装置
には、冷媒回路内が所定の圧力を超えると圧縮機が停止
する保護装置が設けられている。
【0016】図1において、1は冷凍車に搭載された不
図示のエンジンによって駆動される圧縮機であり、本実
施の形態に係る冷凍装置は圧縮機1によってフロン等の
冷媒を循環させる冷媒回路2を有している。
【0017】上記冷媒回路2は、前記圧縮機1の吐出側
からコンデンサ3に至る冷媒ライン2aと、コンデンサ
3から気液熱交換器4に至る冷媒ライン2bと、気液熱
交換器4から膨張弁5に至る冷媒ライン2cと、膨張弁
5からエバポレータ6に至る冷媒ライン2dと、エバポ
レータ6から前記気液熱交換器4に至る冷媒ライン2e
と、気液熱交換器4から吸入圧力調整弁7に至る冷媒ラ
イン2fと、吸入圧力調整弁7から前記圧縮機1に至る
冷媒ライン2gを含んで構成されている。
【0018】上記冷媒ライン2aには、冷媒に含まれる
オイルを分離するオイルセパレータ8が設けられてお
り、このオイルセパレータ8によって冷媒から分離され
たオイルはオイル戻しライン8aを通って前記冷媒ライ
ン2gへ戻される。又、冷媒ライン2aと前記冷媒ライ
ン2dとは冷媒ライン2hによって連結されており、冷
媒ライン2hにはデフロスト電磁弁9が設けられてい
る。
【0019】更に、前記冷媒ライン2bには、高圧スイ
ッチ10、前記コンデンサ3によって液化した液相冷媒
を貯留するためのレシーバタンク11、冷媒に含まれる
水分や異物を除去するためのフィルタドライヤー12及
び冷媒の流れ状態を目視するためのサイトグラス13が
冷媒の流れ方向にこの順に設けられている。
【0020】ところで、前記冷媒ライン2eのエバポレ
ータ6の出口近傍には、エバポレータ6によって蒸発し
た気相冷媒の過熱度(スーパーヒート)を検出するため
の感温筒14が設けられており、この感温筒14によっ
て検出された冷媒の過熱度(スーパーヒート)は前記膨
張弁5にフィードバックされて該膨張弁5の開度が制御
される。
【0021】又、前記冷媒ライン2fには、冷媒から液
相分を分離して液相冷媒を貯留し、気相分のみを圧縮機
1に供給するためのアキュームレータ15が設けられて
いる。
【0022】而して、本実施の形態においては、前記吸
入圧力調整弁7をバイパスして冷媒ライン2fと冷媒ラ
イン2gとを連結するバイパス通路16が設けられてお
り、このバイパス通路16には流量制御弁である電磁弁
17が設けられており、この電磁弁17は前記高圧スイ
ッチ10によって開閉される。ここで、高圧スイッチ1
0はコンデンサ3を出た液相冷媒の圧力(凝縮圧力)P
2 によって図2に示すように電磁弁17を開閉制御す
る。
【0023】即ち、図2は電磁弁17の開閉特性を示す
図であり、同図に示すように、冷媒の凝縮圧力P2 には
第1の設定値P21とこれよりも高い第2の設定値P22
び最大値Pmax (P21<P22<Pmax )がそれぞれ設定
されており、冷媒の凝縮圧力P2 が第2の設定値P22
りも高い(P2 >P22)場合には電磁弁17は全閉状態
にあり、このとき、圧縮機1は吸入圧力調整弁7によっ
て過負荷に対して保護される。その後、凝縮圧力P2
低下して第1の設定値P21以下(P2 ≦P21)になると
電磁弁17は全開される。
【0024】そして、一旦第1の設定値P21以下に低下
した凝縮圧力P2 が上昇し、これが第2の設定値P22
上(P2 ≧P22)となると電磁弁17が全閉される。
【0025】以上のように電磁弁17の開閉にヒステリ
シスを与えることによって該電磁弁17のチャタリング
を防ぐことができる。尚、冷媒の凝縮圧力P2 が最大値
max に達すると、システム保護のために冷凍装置の運
転が停止される。
【0026】次に、本実施の形態に係る冷凍装置の作用
を図3に示すモリエル線図を参照しながら以下に説明す
る。
【0027】先ず、電磁弁17及びデフロスト電磁弁9
が全閉状態にある場合、不図示のエンジンによって圧縮
機1が駆動されると、図3ので示される状態(圧力P
1 、エンタルピi1 )の気相冷媒は冷媒ライン2gから
圧縮機1に吸引されて圧縮され、図3ので示される状
態(圧力P2 、エンタルピi2 )の高温高圧冷媒とな
る。尚、このときの圧縮機1の所要動力(圧縮熱量)L
は(i2 −i1 )となる。
【0028】上記高温高圧の気相冷媒は圧縮機1から冷
媒ライン2aに吐出され、途中で前記オイルセパレータ
8によって油分を除去されて前記コンデンサ3に至る。
そして、コンデンサ3においては高温高圧の気相冷媒は
外気に凝縮熱Q2 を放出して液化し、液化した高圧の液
相冷媒は冷媒ライン2bを流れ、前記レシーバタンク1
1及びフィルタドライヤー12を経て水分や異物を除去
された後に前記気液熱交換器4に導かれる。高圧の液相
冷媒は、気液熱交換器4を通過する間に冷媒ライン2e
を対向して流れる低温の気相冷媒によって過冷却(サブ
クール)されて図3ので示される状態(圧力P2 、エ
ンタルピ3 )となる。
【0029】而して、気液熱交換器4を通過して過冷却
された液相冷媒は膨張弁5によって減圧されて図3の
で示される状態(圧力P4 、エンタルピi3 )となって
その一部が気化し、冷媒ライン2dを通ってエバポレー
タ6に導かれる。エバポレータ6においては低温冷媒が
冷凍庫内の雰囲気から蒸発熱Q1 を奪って気化し、これ
によって冷凍庫内が冷却されて庫内温度が次第に低下す
る。尚、前述のように膨張弁5の開度は前記感温筒14
によって検出された冷媒の過熱度(スーパーヒート)に
よって制御される。
【0030】そして、エバポレータ6において蒸発した
低温の冷媒は、冷媒ライン2eを流れる途中で前記気液
熱交換器4において高温の液相冷媒によって過熱(スー
パーヒート)されて図3のにて示す状態(圧力P4
エンタルピi1 )となり、冷媒ライン2fを流れる間に
前記アキュームレータ15において液相分が除去され、
気相冷媒のみが吸入圧力調整弁7に導かれる。吸入圧力
調整弁7においては気相冷媒の圧力が所定値P1 に調節
されて冷媒は図3のにて示す状態(圧力P1、エンタ
ルピi1 )に復帰し、冷媒ライン3gから圧縮機1に吸
引されて再び圧縮され、以後は以上説明したと同様の作
用を繰り返す。
【0031】尚、エバポレータ6に付着した霜を除去す
る除霜運転に際しては、膨張弁5を全閉するとともにデ
フロスト電磁弁9を全開し、冷媒ライン2aを流れる高
温高圧の気相冷媒を冷媒ライン2hを経てエバポレータ
6に導き、この高温の気相冷媒によってエバポレータ6
を加熱して霜を溶かしてこれを除去する。そして、除霜
に供された気相冷媒は冷媒ライン2e,2fを通って吸
入圧力調整弁7に至り、吸入圧力調整弁7によって所定
圧に減圧された後、圧縮機1に吸引されて圧縮され、以
後は同様の作用を繰り返す。
【0032】而して、冷媒回路2における冷媒循環量が
減少して凝縮圧力P2 が第1の設定値P21以下(P2
21)に低下すると、前記高圧スイッチ10が図2に示
すように電磁弁17を全開するため、冷媒ライン2fを
流れる気相冷媒の一部は吸入圧力調整弁7をバイパスし
てバイパス通路16から冷媒ライン2gへと流れて圧縮
機1に吸入される。このため、冷媒回路2における冷媒
循環量が増大してエバポレータ6での蒸発熱量Q1 (図
3参照)も増大して当該冷凍装置の冷凍能力が高められ
る。この場合、バイパス通路16の径は少なくとも従来
の毛細管116(図7参照)の径よりも大きく、ここを
流れる気相冷媒の圧力損失が小さく抑えられるため、負
荷変動に対して冷媒循環量を追従性良く制御して高い冷
凍能力を確保することができ、この結果、冷却速度が高
められて冷却時間の短縮が図られる。
【0033】ここで、本実施の形態において庫内温度が
外気温度から設定温度まで低下するに要する時間を実測
した結果を従来(バイパス通路を設けないもの)のそれ
との比較において図4に示す。尚、図4において、▲は
本実施の形態において径が3/8″のバイパス通路を用
いた場合、×は本実施の形態において径が1/2″のバ
イパス通路を用いた場合の結果を示し、○は従来のバイ
パス通路を用いない場合の結果を示す。
【0034】図4に示す結果から明らかなように、本実
施の形態によれば庫内温度の冷却速度を高めて冷却時間
を従来のそれよりも短縮することができる。又、バイパ
ス通路の径を大きくした方が冷却時間をより一層短縮す
ることができることが分かる。
【0035】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態を図5及び図6に基づいて説明する。尚、図5は本発
明の実施の形態2に係る冷凍車用冷凍装置の基本構成を
示す回路図、図6は流量制御弁の開度特性を示す図であ
り、図5においては図1に示したと同一要素には同一符
号を付しており、以下、それらについての説明は省略す
る。
【0036】本実施の形態は、開度を連続的に調節可能
な流量制御弁18をバイパス通路16に設け、冷媒の凝
縮圧力P2 を検出するための圧力センサー19を冷媒ラ
イン2bのコンデンサ3とレシーバタンク11との間に
介設するとともに、該圧力センサー19によって検出さ
れた冷媒の凝縮圧力P2 に応じて前記流量制御弁18の
開度を制御するコントローラ20を設けたものであっ
て、その他の構成は前記実施の形態のそれと同様であ
る。
【0037】本実施の形態では、コントローラ20は流
量制御弁18の開度を凝縮圧力P2に応じて図6に示す
ように制御する。即ち、圧力センサー19によって検出
された凝縮圧力P2 が第2の設定値P22以上(P2 ≧P
22)では流量制御弁18を全閉し、凝縮圧力P2 が第2
の設定値P22よりも低下するとそれに応じて流量制御弁
18を次第に開き、凝縮圧力P2 が第1の設定値P21
下(P2 ≦P21)に低下すると流量制御弁18を全開す
る。
【0038】而して、本実施の形態においては、冷媒回
路2における冷媒循環量が減少して凝縮圧力P2 が第2
の設定値P22以下(P2 ≦P22)に低下すると、前述の
ように流量制御弁18が図6に示すように開くため、冷
媒ライン2fを流れる気相冷媒の一部は吸入圧力調整弁
7をバイパスしてバイパス通路16から冷媒ライン2g
へと流れて圧縮機1に吸入される。このため、冷媒回路
2における冷媒循環量が増大してエバポレータ6での蒸
発熱量Q1 (図3参照)も増大して当該冷凍装置の冷凍
能力が高められ、実施の形態1と同様の効果が得られ
る。
【0039】尚、以上説明した実施の形態1,2では本
発明を特に冷凍車用冷凍装置に適用した例について述べ
たが、本発明は冷凍庫や空気調和装置等の他の任意の冷
凍装置に対しても同様に適用可能であることは勿論であ
る。
【0040】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、冷媒を循環させる冷媒回路に少なくとも圧縮
機、コンデンサ、膨張弁、エバポレータ及び吸入圧力調
整弁を冷媒の流れ方向に沿ってこの順に配置して成る冷
凍装置において、前記エバポレータを通過した冷媒を前
記吸入圧力調整弁をバイパスして前記圧縮機の吸入側に
導くバイパス通路を設けるとともに、該バイパス通路に
流量制御弁を設け、該流量制御弁の開度を冷媒圧力に応
じて制御するようにしたため、吸入圧力調整弁によって
圧縮機を保護すると同時に負荷変動に対して冷媒循環量
を追従性良く制御して高い冷凍能力を確保することがで
き、冷却速度を高めて冷却時間を短縮することができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る冷凍車用冷凍装置
の基本構成を示す回路図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る冷凍車用冷凍装置
の電磁弁の開閉特性を示す図である。
【図3】冷媒の状態変化を示すモリエル線図である。
【図4】本発明の実施の形態1において庫内温度が外気
温度から設定温度まで低下するに要する時間を実測した
結果を従来(バイパス通路を設けないもの)のそれとの
比較において示す図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る冷凍車用冷凍装置
の基本構成を示す回路図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る冷凍車用冷凍装置
の流量制御弁の開度特性を示す図である。
【図7】従来の冷凍装置(空気調和装置)要部の回路図
である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 冷媒回路 3 コンデンサ 5 膨張弁 6 エバポレータ 7 吸入圧力調整弁 10 高圧スイッチ 16 バイパス通路 17 電磁弁(流量制御弁) 18 流量制御弁 19 圧力センサー 20 コントローラ(制御手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を循環させる冷媒回路に少なくとも
    圧縮機、コンデンサ、膨張弁、エバポレータ及び吸入圧
    力調整弁を冷媒の流れ方向に沿ってこの順に配置して成
    る冷凍装置において、 前記エバポレータを通過した冷媒を前記吸入圧力調整弁
    をバイパスして前記圧縮機の吸入側に導くバイパス通路
    を設けるとともに、該バイパス通路に流量制御弁を設
    け、該流量制御弁の開度を冷媒圧力に応じて制御するよ
    うにしたことを特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 冷媒圧力が設定値以上である場合には前
    記流量制御弁を閉じ、冷媒圧力が設定値以下に低下する
    と前記流量制御弁を開くことを特徴とする請求項1記載
    の冷凍装置。
  3. 【請求項3】 冷媒圧力に第1の設定値とこれよりも高
    い第2の設定値を設け、冷媒圧力が前記第1の設定値以
    下に低下すると前記流量制御弁を全開し、第1の設定値
    以下に低下した冷媒圧力が前記第2の設定値以上に上昇
    すると前記流量制御弁を全閉することを特徴とする請求
    項1又は2記載の冷凍装置。
  4. 【請求項4】 前記流量制御弁を電磁弁で構成し、冷媒
    の凝縮圧力を検知して前記電磁弁を開閉する圧力スイッ
    チを前記コンデンサと前記膨張弁の間の冷媒回路に設け
    たことを特徴とする請求項1,2又は3記載の冷凍装
    置。
  5. 【請求項5】 冷媒圧力を検出する圧力センサーと、該
    圧力センサーによって検出された冷媒圧力の低下に伴っ
    て前記流量制御弁の開度を増大させる制御手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の冷凍装置。
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