JP2808514B2 - 過冷却制御弁及び冷凍装置用オイルセパレータ並びに冷凍装置 - Google Patents

過冷却制御弁及び冷凍装置用オイルセパレータ並びに冷凍装置

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JP2808514B2
JP2808514B2 JP5030252A JP3025293A JP2808514B2 JP 2808514 B2 JP2808514 B2 JP 2808514B2 JP 5030252 A JP5030252 A JP 5030252A JP 3025293 A JP3025293 A JP 3025293A JP 2808514 B2 JP2808514 B2 JP 2808514B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オイルセパレータで分
離された油を圧縮機側へ戻す回路に設けられる過冷却制
御弁及びこの過冷却制御弁を有する冷凍装置用オイルセ
パレータ並びに冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来の冷凍機用オイルセパレータ
の冷媒回路、図6及び図7にその冷媒回路の油戻し機構
の概略を示す。
【0003】図5に示すように、従来のオイルセパレー
タを有するカーエアコンの冷媒回路において、11はコ
ンプレッサであり、このコンプレッサ11にはオイルセ
パレータ12が接続され、更に、コンデンサ13、レシ
ーバ14、膨張弁15、エバポレータ16が接続されて
コンプレッサ11に循環接続されている。また、コンプ
レッサ11とオイルセパレータ12との間には油戻し回
路17が形成されている。
【0004】而して、コンプレッサ11の運転時におけ
る冷媒ガスは、図5に矢印示すように、オイルセパーレ
タ12にて潤滑油との分離を行い、冷媒ガスのみをコン
デンサ13に送ってここで凝縮し、次いでレシーバ14
で未凝縮ガスを分離する。そして、膨張弁15で断熱膨
張した後、エバポレータ16にて蒸発させ、コンプレッ
サ11に戻る。一方、オイルセパーレタ12にて分離し
た潤滑油は油戻し回路17によってコンプレッサ11に
戻る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のオイル
セパレータを有するカーエアコンの冷媒回路において、
オイルセパーレタ12に流入する冷媒ガスはコンプレッ
サ11からの吐出ガスであるために高圧状態であり、一
方、このオイルセパーレタ12に接続された油戻し回路
17はコンプレッサ11の吸入部に接続されているため
に低圧状態となっている。オイルセパーレタ12から送
り出された潤滑油を減圧する必要がある。従来は、例え
ば、図6に示すように、油戻し回路17にキャピラリチ
ューブ18を設けたり、また、図7に示すように、オイ
ルセパーレタ12内にボールバルブ19を設けたりして
いる。
【0006】ところが、図6に示す油戻し回路17にキ
ャピラリチューブ18を設けたものにあっては、このキ
ャピラリチューブ18が固定絞りであるため、コンプレ
ッサ11の運転状態の差異による吐出及び吸入圧力差が
異なり、油戻し量が安定しないという問題がある。その
ため、オイルセパーレタ12への油の流入が減少し、差
圧が大きい条件では吐出冷媒ガスがオイルセパレータ1
2からコンプレッサ11に吹き抜けてしまう場合があっ
た。
【0007】また、図7に示すオイルセパーレタ12内
にボールバルブ19を設けたものにあっては、ボールを
浮かせるためにオイルセパーレタ12の底部に油を貯え
ておく必要があり、そのため、この油を巻き込むことに
よる油分離機能の低下がある上、システム内に油を多く
注入しておかなければならなかった。また、オイルセパ
ーレタ12の内部に弁機構を格納しなければならず、オ
イルセパーレタ12が大型化してしまうという問題があ
った。更に、例えば、カーエアコンに装着する場合、振
動のためにボールバルブ19の閉塞機能が妨げられ、耐
久性が低下してしまう。
【0008】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、作動性及び信頼性の向上を図った過冷却制御弁
及び冷凍機用オイルセパレータ並びに冷凍装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明の過冷却制御弁は、オイルセパレータで分離された
油を圧縮機側へ戻す回路に設けられる過冷却制御弁であ
って、流体入口と流体出口を有する弁ケース本体と、同
弁ケース本体の前記流体入口と流体出口間を連通する通
路中に同通路を開閉するよう移動可能に設けられて同通
路に前記流体入口から流入する流体の圧力に感応する移
動弁と、同移動弁に作用する前記圧力に対向する側に同
移動弁と同弁ケース本体に設けられた固定弁との間に形
成された気密空間と、同気密空間に封入されて温度に感
応する飽和蒸気圧を発生する冷媒ガスとを具え、同冷媒
ガスが過熱状態のときは前記流体圧力よりも前記冷媒ガ
スの圧力が大きくなって前記移動弁を閉状態とする一
方、前記冷媒ガスが過冷却状態のときは前記冷媒ガスの
圧力よりも前記流体圧力が大きくなって前記移動弁を開
状態とすることを特徴とするものである。
【0010】また、本発明の過冷却制御弁は、前記移動
弁と固定弁との間に弾性を有するベローズを設けて前記
気密空間を形成してなることを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の過冷却制御弁は、前記弁ケ
ース本体と一体に配管を接続する入口継手と出口継手を
有すると共に、熱交換面を有するケースを設けてなるこ
とを特徴とするものである。
【0012】また、本発明の冷凍装置用オイルセパレー
タは、冷凍サイクル中の圧縮機の吐出側に設置されて底
部に前記圧縮機吸入側に連なる油戻し回路を接続すると
共に同油戻し回路に過冷却制御弁を設けることで冷媒ガ
ス中に含まれる潤滑油を分離して圧縮機吸入側に戻す冷
凍装置用オイルセパレータにおいて、前記過冷却制御弁
は、流体入口と流体出口を有する弁ケース本体と、同弁
ケース本体の前記流体入口と流体出口間を連通する通路
中に同通路を開閉するよう移動可能に設けられて同通路
に前記流体入口から流入する流体の圧力に感応する移動
弁と、同移動弁に作用する前記圧力に対向する側に同移
動弁と同弁ケース本体に設けられた固定弁との間に形成
された気密空間と、同気密空間に封入されて温度に感応
する飽和蒸気圧を発生する冷媒ガスとを具え、同冷媒ガ
スが過熱状態のときは前記流体圧力よりも前記冷媒ガス
の圧力が大きくなって前記移動弁を閉状態とする一方、
前記冷媒ガスが過冷却状態のときは前記冷媒ガスの圧力
よりも前記流体圧力が大きくなって前記移動弁を開状態
とすることを特徴とするものである。
【0013】また、本発明の冷凍装置は、冷凍サイクル
中の圧縮機の吐出側にオイルセパレータを設置し、同オ
イルセパレータで分離された潤滑油を圧縮機の吸入側に
戻す油戻し回路を備え、流体入口と流体出口を有する弁
ケース本体と、同弁ケース本体の前記流体入口と流体出
口間を連通する通路中に同通路を開閉するよう移動可能
に設けられて同通路に前記流体入口から流入する流体の
圧力に感応する移動弁と、同移動弁に作用する前記圧力
に対向する側に同移動弁と同弁ケース本体に設けられた
固定弁との間に形成された気密空間と、同気密空間に封
入されて温度に感応する飽和蒸気圧を発生する冷媒ガス
とを具え、同冷媒ガスが過熱状態のときは前記流体圧力
よりも前記冷媒ガスの圧力が大きくなって前記移動弁を
閉状態とする一方、前記冷媒ガスが過冷却状態のときは
前記冷媒ガスの圧力よりも前記流体圧力が大きくなって
前記移動弁を開状態とする過冷却制御弁を、前記油戻し
回路に設けると共に、同過冷却制御弁を前記冷凍サイク
ル中の低圧側に熱交換可能に設置してなることを特徴と
するものである。
【0014】また、本発明の冷凍装置は、前記過冷却制
御弁の熱交換面を前記冷凍サイクル中の圧縮機への吸入
配管の表面に接触させて設置してなることを特徴とする
ものである。
【0015】また、本発明の冷凍装置は、前記過冷却制
御弁を前記冷凍サイクル中の圧縮機の吸入部に設置して
なることを特徴とするものである。
【0016】
【作用】オイルセパレータで分離された流体は過冷却制
御弁の流体入口から弁ケース本体内に流入し、この流体
が油(過冷却状態)である場合には、その流体の温度と
圧力が気密空間の冷媒ガスに伝えられて温度が低下し、
移動弁が移動することで通路が開放され、流体は流体出
口を通って圧縮機側に戻される。
【0017】このとき、移動弁と固定弁との間にベロー
ズが設けられて気密空間が形成されることで、弾性力に
よりこの気密空間が確実に隔離される。
【0018】また、入口継手及び出口継手と熱交換面を
有するケースを設けたことで、流体と外部との熱伝導が
可能になる。
【0019】冷凍装置用オイルセパレータにおいて、過
冷却制御弁によりオイルセパレータから排出された流体
の温度と圧力を検知し、その温度と圧力の組合せにより
その流体が冷媒の過熱域か過冷却域かを分別し、過冷却
域、即ち、流体が液体の場合のみ弁機構を開弁状態とし
て流量を比例制御して流下させる。通常の運転状態では
オイルセパレータからは連続的に油が排出されており、
過冷却制御弁に流入する過冷却の流体は油である。
【0020】また、冷凍装置において、オイルセパレー
タにより分離された油は油戻し回路にて過冷却制御弁に
より確実に圧縮機側に戻されることとなる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0022】図1に本発明の一実施例に係る冷凍機用オ
イルセパレータを有する冷媒回路、図2には油戻し回路
の過冷却制御弁の断面、図3にその過冷却制御弁の下面
視を示す。なお、従来と同様の機能を有する部材には同
一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0023】図1に示すように、本実施例の冷媒回路に
おいて、11はコンプレッサであり、このコンプレッサ
11にはオイルセパレータ12、コンデンサ13、レシ
ーバ14、膨張弁15、エバポレータ16が接続されて
コンプレッサ11に循環接続されている。また、コンプ
レッサ11とオイルセパレータ12との間には油戻し回
路17が形成され、この油戻し回路17には過冷却制御
弁31がコンプレッサ11の吸入管と接して熱伝達が可
能となるように設けられている。
【0024】この過冷却制御弁31において、図2及び
図3に示すように、ケース32の上部には弁機構33が
ねじ係合により気密性をもって装着されると共に、この
弁機構33と接続する出口継手34及び入口継手35が
互いにほぼ直交するようねじ係合によって装着されてい
る。そして、出口継手34はコンプレッサ11に接続さ
れる一方、入口継手35はオイルセパレータ12に接続
されている。
【0025】弁機構33において、ケース32に機密シ
ール36をもって螺合する弁ケース本体37は上端が開
口した筒状をなし、下端部には出口継手34及び入口継
手35に連通する出口孔38及び入口孔39が形成され
ている。この弁ケース本体37内には上部に固定弁40
がシール用Oリング41をもって螺合すると共に、下部
には移動弁42が摺動自在に嵌合しており、固定弁40
と移動弁42とは伸縮自在なベローズ43によって気密
的に接続されている。また、固定弁40の上部にはキャ
ピラリチューブ44が装着され、このキャピラリチュー
ブ44及びベローズ43等で構成される空間45には使
用される全温度域にわたって飽和ガス状態となる量の冷
媒回路と同一の冷媒が封入されている。なお、ケース3
2の側部にはコンプレッサ11の吸入管を接触案内保持
する接触部46が形成されており、弁機構33の流体と
コンプレッサ11とで熱伝達が可能となっている。
【0026】而して、コンプレッサ11からの冷媒ガス
は、図1に矢印示すように、オイルセパーレタ12にて
潤滑油との分離を行い、冷媒ガスのみをコンデンサ1
3、レシーバ14、膨張弁15、エバポレータ16を循
環してコンプレッサ11に戻る。一方、オイルセパーレ
タ12にて分離した流体(潤滑油)は、油戻し回路17
(過冷却制御弁31)によってコンプレッサ11に戻
る。
【0027】このとき、過冷却制御弁31において、図
2及び図3に示すように、オイルセパレータ12から排
出された流体は入口継手35を介して弁機構33の入口
孔39から弁ケース本体37内部に流入し、弁ケース本
体37とベローズ43との間の空間に充満される。そし
て、その流体の温度と圧力がキャピラリチューブ44及
びベローズ43等で構成される空間45内の冷媒に伝え
られる。この流体の圧力はコンプレッサ11の吐出冷媒
圧力にほぼ等しく、冷媒は一般に過熱状態である。従っ
て、ベローズ43内の空間45の冷媒の圧力は流体温度
に対応する飽和蒸気圧力となる。
【0028】一方、ケース37の接触部46にはコンプ
レッサ11の吸入管を接触保持されており、流体は冷却
作用を受け、この流体が油等の流体である場合にはこの
冷却作用により温度が低下する。そして、吐出圧力飽和
温度に対して過冷却域に相当する温度に到達した時点
で、ベローズ43の内外圧力差(空間45内の圧力=過
冷却状態における飽和蒸気圧力<吐出圧力)によりベロ
ーズ43自体の弾性力に打ち勝って移動弁42が摺動
し、出口孔38が開放される。従って、この出口孔38
にはコンプレッサ11の吐出、吸入圧力差が作用してい
るため、潤滑油は出口継手34を介してコンプレッサ1
1に供給される。
【0029】また、オイルセパレータ12から排出され
て入口継手35を介して弁機構33の入口孔39から弁
ケース本体37内部に流入した流体が吐出冷媒ガス(過
熱ガス)である場合には、ベローズ43の温度はガス温
度に支配され、空間45内の圧力>吐出圧力となり、出
口孔38は閉塞されて流体は流れない。このように過冷
却制御弁31は潤滑油だけをコンプレッサ11に供給す
る。
【0030】なお、上述の実施例にあっては、オイルセ
パレータ12から排出される流体の温度と圧力を検知し
てその温度と圧力の組合せが冷媒回路に使用している冷
媒の過冷却領域に相当する値である場合にのみ開弁する
弁機構33を有する過冷却制御弁31を油戻し回路17
に設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば、過冷却制御弁31をコンプレッサ11の吸入部
に配置してもよいものである。
【0031】図4に過冷却制御弁が吸入部に配置された
コンプレッサの要部断面を示す。図4に示すように、本
実施例にあっては、コンプレッサ11の吸入部51に過
冷却制御弁31が配置されている。図中、52はクラン
クケース、53は油戻し孔である。なお、過冷却制御弁
31がコンプレッサ11の吸入部51にて冷却されるこ
と以外の作用は前述したものと同様であるため、説明は
省略する。
【0032】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明の過冷却制御弁によれば、弁ケース本体の流
体入口と流体出口間を連通する通路中に同通路を開閉す
るよう移動可能に設けられて同通路に流体入口から流入
する流体の圧力に感応する移動弁を設け、この移動弁に
作用する圧力に対向する側に移動弁と弁ケース本体に設
けられた固定弁との間に気密空間を形成してこの気密空
間に温度に感応する飽和蒸気圧を発生する冷媒ガスを封
入し、この冷媒ガスが過熱状態のとき、流体圧力よりも
冷媒ガスの圧力が大きくなって移動弁を閉状態とする一
方、冷媒ガスが過冷却状態のとき、冷媒ガスの圧力より
も前記流体圧力が大きくなって移動弁を開状態とする
うにしたので、過冷却状態である油のみを圧縮機側に戻
すことができ、作動性及び信頼性の向上を図ることがで
きる。
【0033】また、本発明の冷凍機用オイルセパレータ
によれば、油分離機構の底部から流出する流体の温度と
圧力を検知してその温度と圧力の組合せが冷媒回路に使
用している冷媒の過冷却領域に相当する値である場合に
のみ開弁状態に保って流体を圧縮機の吸入側へ流出させ
る作用の弁機構を設けたので、過冷却制御弁によりオイ
ルセパレータから定常運転時には潤滑油のみを連続的に
コンプレッサに戻してオイルセパレータ内に分離した潤
滑油を滞留させることがなくなり、作動性及び信頼性の
向上を図ることができると共に、吐出冷媒ガスの吹き抜
けやシステム内の油量の増加など耐久性への問題を解消
することができる。
【0034】また、本発明の冷凍装置によれば、冷凍サ
イクル中の圧縮機の吐出側にオイルセパレータを設置
し、このオイルセパレータで分離された潤滑油を圧縮機
の吸入側に戻す回路を設け、この油戻し回路に過冷却制
御弁を設けると共にこの過冷却制御弁を冷凍サイクル中
の低圧側に熱交換可能に設置したので、冷凍装置の作動
性,信頼性,耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る冷凍機用オイルセパレ
ータを有する冷媒回路図である。
【図2】油戻し回路の過冷却制御弁の断面図である。
【図3】過冷却制御弁の下面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る冷凍機用オイルセパ
レータを有する冷媒回路において過冷却制御弁の取付状
態図である。
【図5】従来の冷凍機用オイルセパレータの冷媒回路図
である。
【図6】従来の冷凍機用オイルセパレータの冷媒回路の
油戻し機構の概略図である。
【図7】従来の冷凍機用オイルセパレータの冷媒回路の
油戻し機構の概略図である。
【符号の説明】
11 コンプレッサ 12 オイルセパレータ 13 コンデンサ 14 レシーバ 15 膨張弁 16 エバポレータ 17 油戻し回路 31 過冷却制御弁 32 ケース 33 弁機構 37 弁ケース本体 38 出口孔 39 入口孔 40 固定弁 42 移動弁 43 ベローズ 44 キャピラリチューブ 45 空間 46 接触部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 1/00 387 F25B 41/04 F25B 43/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルセパレータで分離された油を圧縮
    機側へ戻す回路に設けられる過冷却制御弁であって、流
    体入口と流体出口を有する弁ケース本体と、同弁ケース
    本体の前記流体入口と流体出口間を連通する通路中に同
    通路を開閉するよう移動可能に設けられて同通路に前記
    流体入口から流入する流体の圧力に感応する移動弁と、
    同移動弁に作用する前記圧力に対向する側に同移動弁と
    同弁ケース本体に設けられた固定弁との間に形成された
    気密空間と、同気密空間に封入されて温度に感応する飽
    和蒸気圧を発生する冷媒ガスとを具え、同冷媒ガスが過
    熱状態のときは前記流体圧力よりも前記冷媒ガスの圧力
    が大きくなって前記移動弁を閉状態とする一方、前記冷
    媒ガスが過冷却状態のときは前記冷媒ガスの圧力よりも
    前記流体圧力が大きくなって前記移動弁を開状態とする
    ことを特徴とする過冷却制御弁。
  2. 【請求項2】 前記移動弁と固定弁との間に弾性を有す
    るベローズを設けて前記気密空間を形成してなることを
    特徴とする請求項1記載の過冷却制御弁。
  3. 【請求項3】 前記弁ケース本体と一体に配管を接続す
    る入口継手と出口継手を有すると共に、熱交換面を有す
    るケースを設けてなることを特徴とする請求項1又は2
    記載の過冷却制御弁。
  4. 【請求項4】 冷凍サイクル中の圧縮機の吐出側に設置
    されて底部に前記圧縮機吸入側に連なる油戻し回路を接
    続すると共に同油戻し回路に過冷却制御弁を設けること
    で冷媒ガス中に含まれる潤滑油を分離して圧縮機吸入側
    に戻す冷凍装置用オイルセパレータにおいて、前記過冷
    却制御弁は、流体入口と流体出口を有する弁ケース本体
    と、同弁ケース本体の前記流体入口と流体出口間を連通
    する通路中に同通路を開閉するよう移動可能に設けられ
    て同通路に前記流体入口から流入する流体の圧力に感応
    する移動弁と、同移動弁に作用する前記圧力に対向する
    側に同移動弁と同弁ケース本体に設けられた固定弁との
    間に形成された気密空間と、同気密空間に封入されて温
    度に感応する飽和蒸気圧を発生する冷媒ガスとを具え、
    同冷媒ガスが過熱状態のときは前記流体圧力よりも前記
    冷媒ガスの圧力が大きくなって前記移動弁を閉状態とす
    る一方、前記冷媒ガスが過冷却状態のときは前記冷媒ガ
    スの圧力よりも前記流体圧力が大きくなって前記移動弁
    を開状態と することを特徴とする冷凍装置用オイルセパ
    レータ。
  5. 【請求項5】 冷凍サイクル中の圧縮機の吐出側にオイ
    ルセパレータを設置し、同オイルセパレータで分離され
    た潤滑油を圧縮機の吸入側に戻す油戻し回路を備え、流
    体入口と流体出口を有する弁ケース本体と、同弁ケース
    本体の前記流体入口と流体出口間を連通する通路中に同
    通路を開閉するよう移動可能に設けられて同通路に前記
    流体入口から流入する流体の圧力に感応する移動弁と、
    同移動弁に作用する前記圧力に対向する側に同移動弁と
    同弁ケース本体に設けられた固定弁との間に形成された
    気密空間と、同気密空間に封入されて温度に感応する飽
    和蒸気圧を発生する冷媒ガスとを具え、同冷媒ガスが過
    熱状態のときは前記流体圧力よりも前記冷媒ガスの圧力
    が大きくなって前記移動弁を閉状態とする一方、前記冷
    媒ガスが過冷却状態のときは前記冷媒ガスの圧力よりも
    前記流体圧力が大きくなって前記移動弁を開状態とする
    過冷却制御弁を、前記油戻し回路に設けると共に、同過
    冷却制御弁を前記冷凍サイクル中の低圧側に熱交換可能
    に設置してなることを特徴とする冷凍装置。
  6. 【請求項6】 前記過冷却制御弁の熱交換面を前記冷凍
    サイクル中の圧縮機への吸入配管の表面に接触させて設
    置してなることを特徴とする請求項5記載の冷凍装置。
  7. 【請求項7】 前記過冷却制御弁を前記冷凍サイクル中
    の圧縮機の吸入部に設置してなることを特徴とする請求
    項5記載の冷凍装置。
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