JPS6040318B2 - ランドリ用添加剤を収容する小袋 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ランドリ用添加剤は洗濯サイクルに一般に使用されてい
る洗剤と融合性がないためあるいは自動洗濯機の洗濯サ
イクルまたは回転サイクルの場合とは異なってゆすぎサ
イクルの間にランドリ用添加剤を供給することが効率が
高いため、一般に使用されているランドリ用添加剤であ
って自動衣類洗濯機のゆすぎサイクルの間にランドリに
供給するようにされたランドリ用添加剤は少なくない。

衣類を洗濯するさし、に使用されるランドＩＪ用添加剤
の数とタイプがますます多くなっているので、自動衣類
洗濯機のゆすぎサイクルの間にランドリ用添加剤を自動
的にきわめて効率よく供給する能率のよい装置を求める
要求が高まっている。さらに、清潔で効果的で簡単なや
り方でランドリ用添加剤を供Ｖ給するこの種の装置であ
って、現在使用されている比較的複雑な装置に一般に付
随する困難な問題が解消された装置を提供する要求も高
まつている。自動衣類洗濯機の中のゆすぎ用の水にラン
ドリ用添加剤を自動的に供給するこのようなタイプのラ
ンドリ用添加剤供給装置または小袋が昭和５２牢５月３
１日付けの米国特許第４０２６１３１号に開示されてい
る。

一般的にこの特許に開示されている供給装置または小袋
のせいにすることができる問題は、構造が簡単でないこ
とであるとともに、大量に経済的に製造することができ
ないことである。従来のものにはひき裂くことができる
折りたたみ領域が設けられており、このため構造が複雑
になるとともに「製作に費用がかかる結果となっている
。洗濯機に設けられた櫨梓器に取り付けることができ、
洗濯機のゆすぎサイクルの間に発生した遠心力をうけた
とき、前記折りたたみ領域で引き裂きが生じて、中身を
放出するようにされた供給装置または小袋にはいるいる
なものが知られている。要するに、従来の供給装置また
は小袋は「本発明が準拠している一般的な原理にもとづ
いているが、折り重ね領域を備えていない。しかして、
本発明は、使い捨てタイプのランドリ用添加剤供給装置
または小袋と呼ばれているものに関するものであって、
本発明に係る供給装置または小袋は互に向かい合ったへ
りまわりに沿って互に接合された１対のシート手段より
成り、該１対のシート手段のうちの一方が前記へりまわ
りから離れたところに前記シートの他方のものと向かい
合わせに接合された比較的小さい領域を備えており、前
記シート手段がそれぞれ互に向かい合っていて、前記比
較的小さい領域の接合された部分により取り囲まれた開
口を備えており、前記シート手段の前記接合されたへり
まわりと前記シート手段の前記比較的小さい領域の前記
接合された部分との間で小袋の中のほぼ環状スペースの
中にランドリ用添加剤が収容されるよう構成されている
。

自動衣類洗濯機に設けられた澄梓器の中央柱体に小袋を
使用状態に取り付けるため、接合された比較的小さい領
域に形成された閉口にベルトを差し通すことができるよ
うにされている。洗濯機の回転サイクルの間、前記閉口
がひろがり、小袋の一部が裂けるので、次のゆすぎサイ
クルのさし、小袋の中身を放出することが可能である。
したがって、本発明の目的は、本来使い捨て夕ィブのラ
ンドリ用添加剤機給装置または小袋であって「自動衣類
洗濯機のゆすぎ工程の間、簡単かつ効果的なやり方でラ
ンドリ用添加剤の中身を供給することができる供給装置
または小袋を提供することである。

本発明の他の目的は、遠心力の作用によりランドリ用添
加剤の中身を供給することができるランドリ用供給装置
または４・袋を提供することである。

本発明の別の目的は、ランドリ用添加剤を封入すること
ができるので、皮層、目、粘膜等の人体の部分を傷める
おそれのあるランドリ用添加剤に直接手をふれる必要を
なくすことができる供鰭舎装置または小袋を提供するこ
とである。

本発明の他の目的はト添加剤の物理的な形状（粉末また
は液体）になんら制約をうけることなくランドリ用添加
剤を供給することができる供Ｖ給装置または小袋を提供
することである。

本発明のいま１つの目的は、洗濯サイクルが全部終った
あと容易に取りはずして処分することができるランドリ
用添加剤供給装置または小袋を提供することである。

本発明のその他の目的と有利な特長は、添付図面を参照
した以下の説明より容易に理解していただけよう。

さて、添付図面のうち第１図と第２図を参照すれば、本
発明に係るランドリ用添加剤供給装置または小袋が一般
的に参照符号１０により表示されている。

小袋１川ま、参照符号１２と１４１こより表示された１
対のシート手段から作られている。シート手段１２と１
４は寸法がほぼ同一であって、輪郭が矩形に作られてい
て「 たとえば、一般に用いられている型式の加熱封着
装贋を用いて互に向かいあったへりまわり１６に沿って
接合されている。シート手段１２，１４はそれぞれ、参
照数字１８と２川こより表示された比較的４・さし、領
域を備えている。

この領域は寸法はほぼ同じであって、輪郭が矩形であり
、たとえば、一般に用いられている形式の加熱封着装層
を用いて全体が互に接合されている。比較的小さい領域
１８と２０は小袋の上部１／３のところに配置されてい
るとともに、シート手段１２，１４に凹所あるいはへこ
み２２，２４が限定されていることが好ましい。

互に接合された比較的小さい領域１８，２０は小袋１０
の内側に環状のスペースを限定しており、該環状のスペ
ースに、たとえば、繊維をやわらかくする薬剤のような
ランドリ用添加剤が収容されている。

小袋１０が垂直の状態に保持されているとき、比較的小
さい領域１８と２０が接合されている位置より下がった
ところにランドリ用補助剤が保持されているようランド
リ用補助剤が部分的にづ・袋１０に充填されていること
が好ましい。接合された比較的づ・さし、鏡城竃８，２
０それぞれにほぼ同じ寸法と輪郭のスリット状の開□２
６が設けられている。

互に接合されて、９００を越えた鈍角を形成するように
された２つの区画２８，３０が前記スリット状関口２６
に形成されていることが好ましい。さらに、接合された
比較的小さい領域１８，２０にスリット状関口２６を取
り囲んで多数の小孔３２が設けられている。

スリット状開□２６と小孔３２が設けられているが、シ
ート手段１２，１４の残りの部分は液体を通さないので
、小袋１０を使用するまで、小袋１０の中身をロスなく
保持することができる。

この点については、接合された小さい領域１８，２川ま
互に加熱封着されているので、封着された小さい領域１
８，２０の中に小孔３２とスリット状関口２６が設けら
れているにかかわらず、小袋１０を使用するまで小袋１
川ま完全に封着された状態に保持されている。シート手
段１２，１４はそれぞれ、一般に用いられている方法で
互に接合された多数のプラスチックの層より成るプラス
チックの積層体から構成されていることが好ましい。

シ−ト手段１２−，１４はそれぞれ、たとえば、ナイロ
ン１層と、ポリエチレン１層と、ニュージャージ州イー
スト・オレンジ在のラップ社が製造しているサーリンの
商品名で市販されているプラスチック材１層とから構成
するようにしてもよい。サーリンは、水に溶けずにまた
水を通さないプラスチックの合成シート材である。さて
、第３図を参照すれば、小袋１川まフレキシブルなエン
ドレス・ベルト３４を備えており、該エンドレス・ベル
ト３４は比較的小さい接合された領域１８，２０それぞ
れに設けたスリット状の開口２６に差し通されている。

ベルト３４は、自動衣類洗濯機（図示せず）に設けられ
た礎枠器（図示せず）の柱体にゆるく巻きつけることが
できる程度の長さに寸法ぎめされている。ベルト３４を
柱体３６のまわりに取り付けると、小袋１０は垂直の姿
勢にふくらさがるので、４・袋の中身は比較的小さい接
合された領域１８，２０の下に位置することになる。第
３図に示されているように、中身は参照数字３８により
表示されている。しかし、自動衣類洗濯機が回転してい
る間、柱体３６のまわりを布が勢いよく回転するから、
布（図示せず）と小袋が受ける遠心力の作用のため４・
袋は図示の垂直の姿勢から移動し、ほぼ水平の姿勢を占
めることになる。小袋１０１こ作用する遠心力の大きさ
は、一部はランドリ用添加剤３８の重量の関数である。
添加剤３８の重量は、約５０から１５０グラムの範囲に
あることが好ましい。小袋の重量と、自動衣類洗濯機が
回転している間に発生した遠心力のため、エンドレス・
ベルト３４を差し通したスＩＪツト状開口が裂けはじめ
、比較的小さい接合された領域１８，２０の境界を越え
て裂けがひろがる。このため、たとえば、輪郭が矩形の
比較的小さい領域１８，２０に矩形の側緑３９が設けら
れている（第１図参照）。スリット状の閉口２６が裂け
るにしたがって、スリット状関口は側縁３９を越え、シ
ート手段１２，１４の環状領域に達する。シート手段１
２，１４がこのように裂けると、回転サイクルに続くゆ
すぎのサイクルの間に小袋１０のランドリ用添加剤３８
が洗濯液の中に溶け、小袋は徐々に空になる。回転サイ
クルが終るまでランドリ用添加剤は裂けた部分より下に
保持された状態にある。スリット状閉口２６が裂けだし
て、比較的小さい接合された領域１８，２川こ裂けがひ
ろがることを促進するため、たとえば、上記の小孔３２
を設けるようにしてもよい。

これらの４・孔は比較的小さい接合された領域１８，２
０をかなりの程度弱体化させるので、これらの領域が裂
けだしてシート手段１２，１４の周囲の部分への裂けの
ひろがりを増大させることができる。小孔３２を必要と
するかどうかは、シート材１２，１４の厚さ次第である
とともに、回転サイクルの間、自動衣類洗濯機で発生す
る遠心力次第である。本発明の変更実施態様が第４図に
示されている。

この実施態様では、上述のエンドレス・ベルト３４は使
用されておらず、その代わり、リング４２に固着される
先の方を折り返したフック部材４０が使用されている。
リング４２は、洗濯機（図示せず）の柱体３６の上部に
手作業で取り付けることができる。一方、小袋１川ま、
スリット状閉口２６にフック４０を差し通すことだけで
該フック４川こ取り付けることができる。この変更実施
態様に従がつた小袋１０を使用する要領は、第３図に示
された実施例について説明した要領と同一である。以上
でもつて本発明の特長と特性を詳細に説明したが、その
他いろいろな実施態様や変更態様を考えることができる
ことと、そしてこのような他の実施態様と変更態様がす
べて特許請求の範囲により限定されている本発明の一部
分としてみなすことができることは理解していただけよ
う。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る小袋を概念的に示した立面図ト
第２図は、本発明に係る４・袋の側面図、第３図は、本
発明に係る小袋を洗濯機に設けられた鷹梓器の中央柱体
に取り付ける１つのやり方を示した部分的な側立面図「
第４図は、洗濯機の櫨杵器の中央柱体に本発明に係る小
袋を取り付ける別のやり方を示した第３図に類似した正
面図である。 ＩＱ……小袋〜 １２，１４……シート材、１６……へ
りまわり、１８，２０…・・・比較的小さい領域、２２
， ２４…・・・凹所、２６・…・・スリット状関口、
２８，３０……区画、３２・・・…小孔、３４・・・…
ベルト、３６…・・・柱体、３８，３９・…・・ランド
リ用添加剤、３９……側縁、４０……フック部材「 ４
２……リング。 Ｆ汐．夕 Ｆ的．２ ＦＣ．ラ 拘り．ム

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 中央直立撹拌柱を有する頂部装填式自動洗濯機で使
   用するに適した使い捨て式ランドリ用添加剤収容小袋で
   あつて、一対の液体不透過性シートが互いに向い合わせ
   た縁に沿つて相互に結合されており、シート間にランド
   リ用添加剤を閉じ込めてあり、各シートは前記縁から離
   れたところに小さな領域を有し、この領域が他方のシー
   トの同じ領域と互いに向い合いかつ全面積にわたつてそ
   れに結合されており、これらの結合した小さい領域内に
   そこを貫く開口が設けられているが、小袋の内容物は漏
   れないようになつており、さらに、前記結合した小さい
   領域にある前記開口に無端ベルトが通してあり、この無
   端ベルトが洗濯機の中央直立撹拌柱にゆるく巻き付け得
   るに充分な長さとなつており、小袋に洗濯機の回転によ
   る遠心力が加わつたときに前記無端ベルトが前記結合し
   た小さい領域を越えて前記開口より裂けを生じ、ランド
   リ用添加剤の漏れが生じるようになつていることを特徴
   とする使い捨て式ランドリ用添加剤収容小袋。 ２ 特許請求の範囲第１項記載の使い捨て式ランドリ用
   添加剤収容小袋において、前記結合した小さい領域が複
   数の小孔を有することを特徴とする使い捨て式ランドリ
   用添加剤収容小袋。