JPS6040217B2 - 半導体スイッチ素子の駆動回路 - Google Patents
半導体スイッチ素子の駆動回路Info
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- JPS6040217B2 JPS6040217B2 JP55018815A JP1881580A JPS6040217B2 JP S6040217 B2 JPS6040217 B2 JP S6040217B2 JP 55018815 A JP55018815 A JP 55018815A JP 1881580 A JP1881580 A JP 1881580A JP S6040217 B2 JPS6040217 B2 JP S6040217B2
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- JP
- Japan
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- transistor
- current
- winding
- semiconductor switch
- switch element
- Prior art date
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- Expired
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K17/00—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
- H03K17/04—Modifications for accelerating switching
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はトランジスタ等の半導体スイッチ素子の制御極
に逆バイアスを加えて高速ターンオフさせる駆動回路に
関するもので、特に半導体スイッチ素子のストレージタ
ィム、フオールタィムの変化に自動的に追随して適切な
逆バイアスを与えることのできる駆動回路に関するもの
である。
に逆バイアスを加えて高速ターンオフさせる駆動回路に
関するもので、特に半導体スイッチ素子のストレージタ
ィム、フオールタィムの変化に自動的に追随して適切な
逆バイアスを与えることのできる駆動回路に関するもの
である。
従来、この種のスイッチング回路においては、半導体ス
イッチ素子、例えばトランジスタを高速ターンオフさせ
るために、そのベース・エミツタ回路を低インピーダン
ス回路で短絡することにより、ベース注入キャリアを速
やかに放出させ、ターンオフ時間を短縮する方法が行わ
れている。第1図はそのような駆動回路の従来例を示し
、該図においてQ,は第1の半導体スイッチ素子、例え
ば主電流開閉用主トランジスタ(以下主トランジスタと
言う)、T,は第1の巻線である駆動巻線N,と第2の
巻線である帰還巻線N2と第3の巻線である制御巻線N
3を有する駆動トランスで、図示黒点は各巻線の同一極
性端を表示する。更にQ2は巻線N3の電流をオンオフ
する第2の半導体スイッチ素子、例えば制御用トランジ
スタ、DZ,はトランジスタQ2のコレクタ・ェミツタ
電圧を制限する定電圧ダイオード、R,は駆動トランス
T,の励磁電流を制限する抵抗器、D,は駆動トランス
T,の励磁電流が第2図gに示すように正の値にある場
合に、制御電源E,からR,→N3→Q2の径路を流れ
る電流より駆動トランスT,の励磁電流が大きい期間中
D.→N3→R,の径路で駆動トランスT,の励磁電流
をリセットさせる為のダイオードである。尚、1はトラ
ンジスタQ2の制御端子、2,2′は主電流回路側端子
を示し、直流電源およびトランス等に接続される。次に
この回路の動作を説明する。
イッチ素子、例えばトランジスタを高速ターンオフさせ
るために、そのベース・エミツタ回路を低インピーダン
ス回路で短絡することにより、ベース注入キャリアを速
やかに放出させ、ターンオフ時間を短縮する方法が行わ
れている。第1図はそのような駆動回路の従来例を示し
、該図においてQ,は第1の半導体スイッチ素子、例え
ば主電流開閉用主トランジスタ(以下主トランジスタと
言う)、T,は第1の巻線である駆動巻線N,と第2の
巻線である帰還巻線N2と第3の巻線である制御巻線N
3を有する駆動トランスで、図示黒点は各巻線の同一極
性端を表示する。更にQ2は巻線N3の電流をオンオフ
する第2の半導体スイッチ素子、例えば制御用トランジ
スタ、DZ,はトランジスタQ2のコレクタ・ェミツタ
電圧を制限する定電圧ダイオード、R,は駆動トランス
T,の励磁電流を制限する抵抗器、D,は駆動トランス
T,の励磁電流が第2図gに示すように正の値にある場
合に、制御電源E,からR,→N3→Q2の径路を流れ
る電流より駆動トランスT,の励磁電流が大きい期間中
D.→N3→R,の径路で駆動トランスT,の励磁電流
をリセットさせる為のダイオードである。尚、1はトラ
ンジスタQ2の制御端子、2,2′は主電流回路側端子
を示し、直流電源およびトランス等に接続される。次に
この回路の動作を説明する。
時刻t=0より前では端子1が高レベルにあることによ
り、トランジスタQ2がオンし続ける間は、制御電源E
,より、抵抗器R,を通して巻線N3に電流IN3が流
れ、駆動トランスT,は励磁される。この間、巻線N,
の誘起電圧は主トランジスタQ,をオソさせない極性に
ある。時刻t=0で端子1が低レベルになってトランジ
スタQ2がオフすると、駆動トランスT,を励磁してい
た電流は巻線N,から主トランジスタQ,のベースに移
り、トランジスタQ,のコレクタ電流lo,が流れ始め
る。このコレクタ電流10,が巻線N2を励磁するので
、巻線N2から巻線N,への電流正帰還作用により、主
トランジスタQ,のベース電流は急速に増大しターンオ
ンする。主トランジスタQ.がオンしている間、巻線N
3には黒点側が正になる極性万向の電圧が誘起するため
トランジスタQ2のコレクタ・エミツタ電曲V帆学VB
E(但しVD2・碇班ダイオードD乙のッェナー電圧、
V88はトランジスタQ,のベース・ェミッ夕電圧であ
る)となる。t=t,でトランジスタQ2がオンすると
巻線N3がトランジスタQ2と定電圧ダイオードDZ,
の順方向電圧で短絡され、等価的にトランジスタQ,の
ベース・ェミッタ間が短絡されることになり、ベース注
入キャリアを放電する逆ベース電流が順ベース電流IN
,とは逆方向に流れ主トランジスタQ,は急速にターン
オフする。主トランジスタQ,がオフすると、主トラン
ジスタQ,のベース電流は零となり駆動トランスT,は
巻線N3の黒点側を負とする誘起電圧により励磁される
。励磁が進むに伴い、抵抗器R,を流れる電流は増加し
、初期の状態(ほぼ1N3=E,/R,で−定)に励磁
され次のターンオンが準備される。ここで巻線N3の電
流IN3、巻線N,の電流IN,や夫々第2図d,cの
ようになる。この従来回路は、主トランジスタQ,がオ
フする時に巻線N3をトランジスタQ2で短絡するが、
トランジスタQ2のコレクタ・ェミツタ飽和電圧および
定電圧ダイオードD乙の順方向電圧が残り、主トランジ
スタQ,の逆ベース電流は充分大きくなりえず、従って
主トランジスタQ,のストレージタィム及びフオールタ
ィムを十分短くすることができない。
り、トランジスタQ2がオンし続ける間は、制御電源E
,より、抵抗器R,を通して巻線N3に電流IN3が流
れ、駆動トランスT,は励磁される。この間、巻線N,
の誘起電圧は主トランジスタQ,をオソさせない極性に
ある。時刻t=0で端子1が低レベルになってトランジ
スタQ2がオフすると、駆動トランスT,を励磁してい
た電流は巻線N,から主トランジスタQ,のベースに移
り、トランジスタQ,のコレクタ電流lo,が流れ始め
る。このコレクタ電流10,が巻線N2を励磁するので
、巻線N2から巻線N,への電流正帰還作用により、主
トランジスタQ,のベース電流は急速に増大しターンオ
ンする。主トランジスタQ.がオンしている間、巻線N
3には黒点側が正になる極性万向の電圧が誘起するため
トランジスタQ2のコレクタ・エミツタ電曲V帆学VB
E(但しVD2・碇班ダイオードD乙のッェナー電圧、
V88はトランジスタQ,のベース・ェミッ夕電圧であ
る)となる。t=t,でトランジスタQ2がオンすると
巻線N3がトランジスタQ2と定電圧ダイオードDZ,
の順方向電圧で短絡され、等価的にトランジスタQ,の
ベース・ェミッタ間が短絡されることになり、ベース注
入キャリアを放電する逆ベース電流が順ベース電流IN
,とは逆方向に流れ主トランジスタQ,は急速にターン
オフする。主トランジスタQ,がオフすると、主トラン
ジスタQ,のベース電流は零となり駆動トランスT,は
巻線N3の黒点側を負とする誘起電圧により励磁される
。励磁が進むに伴い、抵抗器R,を流れる電流は増加し
、初期の状態(ほぼ1N3=E,/R,で−定)に励磁
され次のターンオンが準備される。ここで巻線N3の電
流IN3、巻線N,の電流IN,や夫々第2図d,cの
ようになる。この従来回路は、主トランジスタQ,がオ
フする時に巻線N3をトランジスタQ2で短絡するが、
トランジスタQ2のコレクタ・ェミツタ飽和電圧および
定電圧ダイオードD乙の順方向電圧が残り、主トランジ
スタQ,の逆ベース電流は充分大きくなりえず、従って
主トランジスタQ,のストレージタィム及びフオールタ
ィムを十分短くすることができない。
特に変換周波数の高い大容量のコンバータ、プッシュプ
ルタィムのィンバータ等ではストレージタィムが長いと
動作が不安定となり、特定の入力電圧、負荷電流では制
御不能となる。このような従来の駆動回路の欠点を除去
するために主トランジスタQ,の積極的に逆バイアス電
圧を印加してターンオフを高速化することが提案されて
いる。
ルタィムのィンバータ等ではストレージタィムが長いと
動作が不安定となり、特定の入力電圧、負荷電流では制
御不能となる。このような従来の駆動回路の欠点を除去
するために主トランジスタQ,の積極的に逆バイアス電
圧を印加してターンオフを高速化することが提案されて
いる。
これらの提案による方法は、基本的には抵抗器R.で制
限される逆バイアス電流をターンオフ時のみ増大させる
ために、第3の半導体スイッチ素子を抵抗器R,と並列
或はバイパスするように接続し、該第3の半導体スイッ
チ素子を主トランジスタQ,のターンオフ時にオンさせ
るものである。しかしながらこの場合、第3の半導体ス
イッチ素子のオソ期間、即ち逆バイアス期間は適切に主
トランジスタQ,のターンオフタィムをカバーするもの
でなければならない。逆バイアス期間が短いとストレー
ジタィムを減少させる効果がなく、逆に長すぎるとトラ
ンスT,の逆電圧期間(第2図eの負の部分の電圧)が
大きくなりすぎ、その反動で主トランジスタQ,がオフ
すべき期間に正の電圧、即ち主トランジスタQ,の順バ
イアス電圧が発生し、主トランジスタQ,が誤動作する
こととなる。特にストレージタィムは主トランジスタQ
,のコレクタ電流の値、ジャンクション温度等により変
化するので、タイミング回絡により一定の逆バイアス期
間を定めて第3の半導体スイッチ素子をオンすることは
不具合である。本発明は上記の点に鑑み、主トランジス
タQ,のターンオフタィムに自動的に追随し、適切な逆
バイアス期間を与えることのできる駆動回路を提供する
ものである。
限される逆バイアス電流をターンオフ時のみ増大させる
ために、第3の半導体スイッチ素子を抵抗器R,と並列
或はバイパスするように接続し、該第3の半導体スイッ
チ素子を主トランジスタQ,のターンオフ時にオンさせ
るものである。しかしながらこの場合、第3の半導体ス
イッチ素子のオソ期間、即ち逆バイアス期間は適切に主
トランジスタQ,のターンオフタィムをカバーするもの
でなければならない。逆バイアス期間が短いとストレー
ジタィムを減少させる効果がなく、逆に長すぎるとトラ
ンスT,の逆電圧期間(第2図eの負の部分の電圧)が
大きくなりすぎ、その反動で主トランジスタQ,がオフ
すべき期間に正の電圧、即ち主トランジスタQ,の順バ
イアス電圧が発生し、主トランジスタQ,が誤動作する
こととなる。特にストレージタィムは主トランジスタQ
,のコレクタ電流の値、ジャンクション温度等により変
化するので、タイミング回絡により一定の逆バイアス期
間を定めて第3の半導体スイッチ素子をオンすることは
不具合である。本発明は上記の点に鑑み、主トランジス
タQ,のターンオフタィムに自動的に追随し、適切な逆
バイアス期間を与えることのできる駆動回路を提供する
ものである。
第3図は本発明の半導体スイッチ素子の駆動回礎の一実
施例を示す図である。
施例を示す図である。
該図において、制御電源E,に抵抗値の比較的小さな抵
抗器R2、第3の半導体スイッチ素子、例えば逆バイア
ス用トランジスタQ3、制御巻線N3及び制御用トラン
ジスタQ2が直列接続され、また前記抵抗器R2及びト
ランジスタQには抵抗値の比較的大きな抵抗器R.が並
列接続されており、該抵抗器R,とR2及びトランジス
タQ3とで可変インピーダンス回路が構成されている。
D,及びD2は駆動トランスT,の励磁電流をリセット
させる為のダイオード、D3はトランジスタQ2と共に
制御巻線N3の短絡回略を構成するダイオードである。
又、CT,は上記主トランジスタQ,のコレクタ電流l
o,を例えば200〜400分の1に変成する2つの巻
線N4,N5を有する変流器である。第1の巻線N4は
抵抗器R3及びダイオードD4を介してトランジスタQ
2のべ−ス・コレクタ回路に接続され、第2の巻線N5
は抵抗器R4及びダイオードD5を介してトランジスタ
Q3のベース・ェミッタ回路に接続されている。尚、巻
線N,〜N5に付された黒点は同一極性端を表示する。
R5は変流器CT,のりセット用抵抗器、R6はトラン
ジスタQ3のターンオフ用抵抗器、R7はトランジスタ
Q2のバイアス用抵抗器である。尚、第1図における同
一の記号は同一の都材を示す。次に第3図の動作を第4
図を用いて説明する。
抗器R2、第3の半導体スイッチ素子、例えば逆バイア
ス用トランジスタQ3、制御巻線N3及び制御用トラン
ジスタQ2が直列接続され、また前記抵抗器R2及びト
ランジスタQには抵抗値の比較的大きな抵抗器R.が並
列接続されており、該抵抗器R,とR2及びトランジス
タQ3とで可変インピーダンス回路が構成されている。
D,及びD2は駆動トランスT,の励磁電流をリセット
させる為のダイオード、D3はトランジスタQ2と共に
制御巻線N3の短絡回略を構成するダイオードである。
又、CT,は上記主トランジスタQ,のコレクタ電流l
o,を例えば200〜400分の1に変成する2つの巻
線N4,N5を有する変流器である。第1の巻線N4は
抵抗器R3及びダイオードD4を介してトランジスタQ
2のべ−ス・コレクタ回路に接続され、第2の巻線N5
は抵抗器R4及びダイオードD5を介してトランジスタ
Q3のベース・ェミッタ回路に接続されている。尚、巻
線N,〜N5に付された黒点は同一極性端を表示する。
R5は変流器CT,のりセット用抵抗器、R6はトラン
ジスタQ3のターンオフ用抵抗器、R7はトランジスタ
Q2のバイアス用抵抗器である。尚、第1図における同
一の記号は同一の都材を示す。次に第3図の動作を第4
図を用いて説明する。
時刻t=0より前では、制御端子1,1′間は開放され
ているとすると、トランジスタQ2は抵抗器R7からベ
ース電流を加えられてオンし、制御巻線N3はトランジ
スタQ2及びダイオードD3で短絡されている。この為
、駆動巻線N,の電圧はほぼ零であり、主トランジスタ
Q.はオフしている。従って変流器CT,に電流lo,
が流れないので、巻線N4,N5から夫々トランジスタ
Q2,Q3のベース・ェミッタ回路に電流が流れず、ト
ランジスタQ3はオフである。この状態では、制御電源
E,から抵抗器R,を介して制御巻線N3に図示の電流
IN3が流れ、駆動トランスT,を励磁する。該電流I
N3はE,/R.により決まり、例えば数1仇hAであ
る。次に時刻t=toで制御端子1,1′間が短絡され
ると、トランジスタQ2がオフし、駆動トランスT,に
蓄積された励磁エネルギーは駆動巻線N.から主トラン
ジスタQ,のベース電流IN,となって放出され、主ト
ランジスタQ.のオンを開始させる。
ているとすると、トランジスタQ2は抵抗器R7からベ
ース電流を加えられてオンし、制御巻線N3はトランジ
スタQ2及びダイオードD3で短絡されている。この為
、駆動巻線N,の電圧はほぼ零であり、主トランジスタ
Q.はオフしている。従って変流器CT,に電流lo,
が流れないので、巻線N4,N5から夫々トランジスタ
Q2,Q3のベース・ェミッタ回路に電流が流れず、ト
ランジスタQ3はオフである。この状態では、制御電源
E,から抵抗器R,を介して制御巻線N3に図示の電流
IN3が流れ、駆動トランスT,を励磁する。該電流I
N3はE,/R.により決まり、例えば数1仇hAであ
る。次に時刻t=toで制御端子1,1′間が短絡され
ると、トランジスタQ2がオフし、駆動トランスT,に
蓄積された励磁エネルギーは駆動巻線N.から主トラン
ジスタQ,のベース電流IN,となって放出され、主ト
ランジスタQ.のオンを開始させる。
主トランジスタQ,がオンし始めると、コレク夕霧流1
0,が帰還巻線N2に流れ、電流帰還作用により駆動巻
線N,からのベース電流IN,を更に増大させ、主トラ
ンジスタQ.を飽和させる。このようにして主トランジ
スタQ,がターンオンすると、コレクタ電流lo,が変
流器CT,により適当な値に変成され、巻線N4,N5
から夫々トランジスタQ2,Q3のベース・ェミッタ回
路に流れる。この結果トランジスタQ3はオンするが、
トランジスタQ2のベース・ヱミツタ回路は制御端子1
,1′を介して別個の制御回路(図示せず)により短絡
されているので、トランジスタQ2はオフのままである
。ここでトランジスタ偽及びQ2は直列回路を構成して
いるので、トランジスタQのオンによっても制御巻線N
3に電流は流れなL、。次に時刻t=t.で制御端子1
,1′間が開放されてトランジスタQ2がオンすると、
この時トランジスタQ3はオンしているので制御電源電
圧E,が抵抗器R2を介して制御巻線N3に黒点側を負
として印加される。
0,が帰還巻線N2に流れ、電流帰還作用により駆動巻
線N,からのベース電流IN,を更に増大させ、主トラ
ンジスタQ.を飽和させる。このようにして主トランジ
スタQ,がターンオンすると、コレクタ電流lo,が変
流器CT,により適当な値に変成され、巻線N4,N5
から夫々トランジスタQ2,Q3のベース・ェミッタ回
路に流れる。この結果トランジスタQ3はオンするが、
トランジスタQ2のベース・ヱミツタ回路は制御端子1
,1′を介して別個の制御回路(図示せず)により短絡
されているので、トランジスタQ2はオフのままである
。ここでトランジスタ偽及びQ2は直列回路を構成して
いるので、トランジスタQのオンによっても制御巻線N
3に電流は流れなL、。次に時刻t=t.で制御端子1
,1′間が開放されてトランジスタQ2がオンすると、
この時トランジスタQ3はオンしているので制御電源電
圧E,が抵抗器R2を介して制御巻線N3に黒点側を負
として印加される。
この電圧は駆動巻線N,に誘起し、主トランジスタのベ
ース・ェミツタ間に逆バイアス電圧として印加される。
この結果、主トランジスタQ,のベース蓄積キャリアは
、図示矢印とは逆方向に逆ベース電流となって急速に放
電し、主トランジスタQ,のターンオフを推進する。尚
、この逆ベース電流は制御巻線電流IN3に変成され、
且つその値は制御電源電圧E及び抵抗器R2によって調
整できる。このようにしてt=t2になって、主トラン
ジスタQ,がターンオフするとコレクタ電流がIQ,が
零になるので変流器CT,からトランジスタQ3のベー
スに供給される電流が零になり、該トランジスタQ3は
オフする。即ち、主トランジスタQ,の逆バイアス期間
は、トランジスタQ2とQ3の直列AND回路により、
両トランジスタQ2,Qが同時にオンしている期間で決
定され、主トランジスタQ,のストレージタィム、フオ
ールタィム等の変化に自動的に追随することができる。
尚、主トランジスタQ,のターンオフ後、変流器CT,
からトランジスタQ2のベースに供給される電流も零に
なるが、抵抗器R7を介してベース電流が供給されるの
でトランジスタQ2はオンし続ける。ここでトランジス
タQ2へのベース電流を変流器にT,から供給している
のは、主トランジスタQ,のターンオフ時に例えば0.
軌〜IA程度の大きな電流をトランジスタQ2に流す必
要があり、それに対応した例えば20hA〜5伍hA程
度のベース電流が必要となるからである。このベース電
流を抵抗器R7のみから供給することも可能であるが、
制御電源の大型化を招く不利を免れ得ない。又、トラン
ジスタQも同様に大きなベース電流が必要であるので、
例えば抵抗器R3及びR4を等しくすることにより変流
器CT.からの電流をほぼ等しく各トランジスタQ2及
びQ3に配分することができる。尚、ダイオードD4及
び○5は変流器CT,のりセット電圧がトランジスタQ
2及びQ3のベースに印加するのを防止し、特にダイオ
ードD4は抵抗器R7の電流が変流器Ct側に流れるの
を阻止する機能をも兼ね備えている。又、以上の実施例
では巻線N4及びN5が同一の変流器CT,に設けられ
ているが、夫々別個の変流器に設けるようにすれば、電
流バランスをとる必要がなくなるので、抵抗器R3及び
R4は不要となる。また、トランジスタQ3のベース電
流は、変流器CT,の2次電流そのものでなくて、別の
トランジスタ等で増幅したものでもよいことは勿論であ
る。又、可変インピーダンス回路はこの実施例の回路構
成のものに限定されることなく、主トランジスタQ,を
電流が通流している時、低インピーダンスとなる回路で
あれば同様に実施することができる。以上述べたように
本発明においては、第2のトランジスタQ2と可変イン
ピーダンス回路とが直列関係にあり、且つ可変インピー
ダンス回路は第1のトランジスタQ,のオソ時に低イン
ピーダンスとなるので、第1のトランジスタQ.のオン
と第2のトランジスタQ2のオンとが重なる期間則ちほ
ぼ第1のトランジスタQ,のターンオフタィムにおいて
、トランジスタQ,の制御極に充分な逆バイアス電流を
注入することができるので、上記第1のトランジスタを
適切に高速ターンオフさせることができる。
ース・ェミツタ間に逆バイアス電圧として印加される。
この結果、主トランジスタQ,のベース蓄積キャリアは
、図示矢印とは逆方向に逆ベース電流となって急速に放
電し、主トランジスタQ,のターンオフを推進する。尚
、この逆ベース電流は制御巻線電流IN3に変成され、
且つその値は制御電源電圧E及び抵抗器R2によって調
整できる。このようにしてt=t2になって、主トラン
ジスタQ,がターンオフするとコレクタ電流がIQ,が
零になるので変流器CT,からトランジスタQ3のベー
スに供給される電流が零になり、該トランジスタQ3は
オフする。即ち、主トランジスタQ,の逆バイアス期間
は、トランジスタQ2とQ3の直列AND回路により、
両トランジスタQ2,Qが同時にオンしている期間で決
定され、主トランジスタQ,のストレージタィム、フオ
ールタィム等の変化に自動的に追随することができる。
尚、主トランジスタQ,のターンオフ後、変流器CT,
からトランジスタQ2のベースに供給される電流も零に
なるが、抵抗器R7を介してベース電流が供給されるの
でトランジスタQ2はオンし続ける。ここでトランジス
タQ2へのベース電流を変流器にT,から供給している
のは、主トランジスタQ,のターンオフ時に例えば0.
軌〜IA程度の大きな電流をトランジスタQ2に流す必
要があり、それに対応した例えば20hA〜5伍hA程
度のベース電流が必要となるからである。このベース電
流を抵抗器R7のみから供給することも可能であるが、
制御電源の大型化を招く不利を免れ得ない。又、トラン
ジスタQも同様に大きなベース電流が必要であるので、
例えば抵抗器R3及びR4を等しくすることにより変流
器CT.からの電流をほぼ等しく各トランジスタQ2及
びQ3に配分することができる。尚、ダイオードD4及
び○5は変流器CT,のりセット電圧がトランジスタQ
2及びQ3のベースに印加するのを防止し、特にダイオ
ードD4は抵抗器R7の電流が変流器Ct側に流れるの
を阻止する機能をも兼ね備えている。又、以上の実施例
では巻線N4及びN5が同一の変流器CT,に設けられ
ているが、夫々別個の変流器に設けるようにすれば、電
流バランスをとる必要がなくなるので、抵抗器R3及び
R4は不要となる。また、トランジスタQ3のベース電
流は、変流器CT,の2次電流そのものでなくて、別の
トランジスタ等で増幅したものでもよいことは勿論であ
る。又、可変インピーダンス回路はこの実施例の回路構
成のものに限定されることなく、主トランジスタQ,を
電流が通流している時、低インピーダンスとなる回路で
あれば同様に実施することができる。以上述べたように
本発明においては、第2のトランジスタQ2と可変イン
ピーダンス回路とが直列関係にあり、且つ可変インピー
ダンス回路は第1のトランジスタQ,のオソ時に低イン
ピーダンスとなるので、第1のトランジスタQ.のオン
と第2のトランジスタQ2のオンとが重なる期間則ちほ
ぼ第1のトランジスタQ,のターンオフタィムにおいて
、トランジスタQ,の制御極に充分な逆バイアス電流を
注入することができるので、上記第1のトランジスタを
適切に高速ターンオフさせることができる。
第1図は従来の半導体スイッチ素子の駆動回路を説明す
る為の回路図、第2図は第1図の各部の波形を示す図、
第3図は本発明の半導体スイッチ素子の駆動回路の一実
施例を説明する為の回路図、第4図は第3図の各部の波
形を示す図である。 E.・・・・・・制御電源、Q.・・・・・・第1の半
導体スイッチ素子「Q2・・・・・・第2の半導体スイ
ッチ素子、Q3・・…・第3の半導体スイッチ素子、T
,・・・・・・駆動トランス、CT.・・・・・・変流
器、N,・・・・・・駆動巻線、N2・・・・・・帰還
巻線、N3・・・・・・制御巻線。 器!図第2図 第3図 第4図
る為の回路図、第2図は第1図の各部の波形を示す図、
第3図は本発明の半導体スイッチ素子の駆動回路の一実
施例を説明する為の回路図、第4図は第3図の各部の波
形を示す図である。 E.・・・・・・制御電源、Q.・・・・・・第1の半
導体スイッチ素子「Q2・・・・・・第2の半導体スイ
ッチ素子、Q3・・…・第3の半導体スイッチ素子、T
,・・・・・・駆動トランス、CT.・・・・・・変流
器、N,・・・・・・駆動巻線、N2・・・・・・帰還
巻線、N3・・・・・・制御巻線。 器!図第2図 第3図 第4図
Claims (1)
- 1 少なくとも3巻線を有するトランスの第1の巻線に
第1の半導体スイツチ素子の制御極を接続すると共に、
上記第1の巻線に対し正帰還極性になる様に、上記トラ
ンスの第2の巻線を上記第1の半導体スイツチ素子に直
列に接続し、更に上記トランスの第3の巻線に第2の半
導体スイツチ素子を直列接続し、該第2の半導体スイツ
チ素子をオンさせることにより、上記第1の半導体スイ
ツチ素子をオフさせる半導体スイツチ素子の駆動回路に
おいて、上記第2の半導体スイツチ素子に直列接続され
た可変インピーダンス回路と、上記第1の半導体スイツ
チ素子を通流する電流を検出する手段と、略該電流の存
在する期間上記可変インピーダンス回路を低インピーダ
ンスとする手段とを備えたことを特徴とする半導体スイ
ツチ素子の駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55018815A JPS6040217B2 (ja) | 1980-02-18 | 1980-02-18 | 半導体スイッチ素子の駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55018815A JPS6040217B2 (ja) | 1980-02-18 | 1980-02-18 | 半導体スイッチ素子の駆動回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56115031A JPS56115031A (en) | 1981-09-10 |
JPS6040217B2 true JPS6040217B2 (ja) | 1985-09-10 |
Family
ID=11982062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55018815A Expired JPS6040217B2 (ja) | 1980-02-18 | 1980-02-18 | 半導体スイッチ素子の駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6040217B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0366307A (ja) * | 1989-08-03 | 1991-03-22 | Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd | 炊飯器 |
WO2004052613A2 (de) | 2002-12-11 | 2004-06-24 | Priamus System Technologies Ag | Vorrichtung zum messen, überwachen und/oder regeln einer temperatur |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59172829A (ja) * | 1983-03-19 | 1984-09-29 | Yaskawa Electric Mfg Co Ltd | パワトランジスタベ−ス駆動回路 |
-
1980
- 1980-02-18 JP JP55018815A patent/JPS6040217B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0366307A (ja) * | 1989-08-03 | 1991-03-22 | Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd | 炊飯器 |
WO2004052613A2 (de) | 2002-12-11 | 2004-06-24 | Priamus System Technologies Ag | Vorrichtung zum messen, überwachen und/oder regeln einer temperatur |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56115031A (en) | 1981-09-10 |
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