JPS6039743B2 - ニオブ鋳塊の加工方法 - Google Patents
ニオブ鋳塊の加工方法Info
- Publication number
- JPS6039743B2 JPS6039743B2 JP1524378A JP1524378A JPS6039743B2 JP S6039743 B2 JPS6039743 B2 JP S6039743B2 JP 1524378 A JP1524378 A JP 1524378A JP 1524378 A JP1524378 A JP 1524378A JP S6039743 B2 JPS6039743 B2 JP S6039743B2
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- Japan
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- niobium
- processing
- metal container
- niobium ingot
- coin
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- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、加工性の悪い鋳造組織を有するニオブ銭塊に
、簡単な操作で良好な加工性を持たせるニオブ綾塊の加
工方法に関する。
、簡単な操作で良好な加工性を持たせるニオブ綾塊の加
工方法に関する。
一般に、ニオブ加工品は、電子ビー−ム熔解やあるいは
、アーク溶解などで溶解されたニオブ鏡塊に成型加工を
施して得られる。
、アーク溶解などで溶解されたニオブ鏡塊に成型加工を
施して得られる。
ニオブ銭塊を成型加工する場合、熱間加工による方法と
冷間加工による方法とがある。
冷間加工による方法とがある。
ニオブは、高温で水素、酸素などのガスを非常によく吸
収してこれらと反応し易いので、大気中で熱間加工する
には通さない。このため、一般には、冷間加工で成型さ
れているが、ニオブ銭塊を鋳込んだままの状態では、内
部に鋳造組織があり、これが原因となって、加工率を大
きくすると割れが入り易くなる。しかしながら、鋳塊か
ら３０％以上加工すると、鋳造組織が破壊されて、以後
の冷間加工が容易になる。そこで、通常は、この鋳造組
織が破壊される３０％まで、１〜２％程度の低加工率で
冷間加工を繰返している。例えば、円柱状のニオブ鏡塊
を、タップダイスを用いて、冷間加工を行なう場合、３
０％の加工率を得るのに２０パスものダップ夕、．ィス
加工が必要であり、極めて作業性が悪い。
収してこれらと反応し易いので、大気中で熱間加工する
には通さない。このため、一般には、冷間加工で成型さ
れているが、ニオブ銭塊を鋳込んだままの状態では、内
部に鋳造組織があり、これが原因となって、加工率を大
きくすると割れが入り易くなる。しかしながら、鋳塊か
ら３０％以上加工すると、鋳造組織が破壊されて、以後
の冷間加工が容易になる。そこで、通常は、この鋳造組
織が破壊される３０％まで、１〜２％程度の低加工率で
冷間加工を繰返している。例えば、円柱状のニオブ鏡塊
を、タップダイスを用いて、冷間加工を行なう場合、３
０％の加工率を得るのに２０パスものダップ夕、．ィス
加工が必要であり、極めて作業性が悪い。
本発明は、かかる点に鑑み種々の研究の結果、第１図に
示すニオブの温度に対する機械的特性グラフからわかる
ように、６００ｏｏ以上のところでは、ニオブの引張強
ごが急激に低下すると共に、伸び率が逆に急上昇する点
に着目し、この６００℃以上の温度でニオブの加工性に
優れる点を利用して、ニオブ銭塊の鋳造組織を壊して、
冷間加工を容易に行なうことのできるニオブ錆塊の加工
方法を見し、出したものである。
示すニオブの温度に対する機械的特性グラフからわかる
ように、６００ｏｏ以上のところでは、ニオブの引張強
ごが急激に低下すると共に、伸び率が逆に急上昇する点
に着目し、この６００℃以上の温度でニオブの加工性に
優れる点を利用して、ニオブ銭塊の鋳造組織を壊して、
冷間加工を容易に行なうことのできるニオブ錆塊の加工
方法を見し、出したものである。
即ち、本発明は、薄肉金属容器内にニオブ奉る塊を入れ
、該容器内を不活性ガス若しくは真空雰囲気とした後、
これを６００〜１３００ｏｏに加熱した状態で圧縮加工
して、前記ニオブ錆塊の鋳造組織を破壊するニオブ鏡魂
の加工方法である。
、該容器内を不活性ガス若しくは真空雰囲気とした後、
これを６００〜１３００ｏｏに加熱した状態で圧縮加工
して、前記ニオブ錆塊の鋳造組織を破壊するニオブ鏡魂
の加工方法である。
以下、図面を参照して本発明に係るニオブ錆塊の加工方
法について詳細に説明する。
法について詳細に説明する。
第２図は、本発明に係るニオブ鏡塊の加工方法を示すも
のであり、この方法では、まず、円柱形のニオブ鏡塊１
を、該ニオブ鏡塊１より僅に大きい円筒体の一端を閉口
した薄肉金属容器２内に入れた後、該薄肉金属容器２の
閉口部を、ガス流入口３ａとガス排出口３ｂを備えた金
属製蓋体４で塞いで、その接合部を熔接して封着する。
のであり、この方法では、まず、円柱形のニオブ鏡塊１
を、該ニオブ鏡塊１より僅に大きい円筒体の一端を閉口
した薄肉金属容器２内に入れた後、該薄肉金属容器２の
閉口部を、ガス流入口３ａとガス排出口３ｂを備えた金
属製蓋体４で塞いで、その接合部を熔接して封着する。
ここで、前記薄肉金属容器２と金属製蓋体４としては、
厚さ０．５〜３肌にして、且つ、６００００〜１３００
００の温度範囲で溶融せず、ニオブ鍵塊１と反応しない
もので、例えば、鉄合金、銅、あるいは銅合金などの材
料で成形されたものである。なお、ニオブ銭魂は、前記
円柱形に限らず平板その他如何なる形状のものでも良い
。次に、前記ガス流入口３ａとガス排出口３ｂを利用し
て、薄肉金属容器２内の空気を不活性ガスと置換して封
入するか、若しくは、ガス排出口３ｂから肉部の空気を
脱気した後その関口部を溶接により封着する。
厚さ０．５〜３肌にして、且つ、６００００〜１３００
００の温度範囲で溶融せず、ニオブ鍵塊１と反応しない
もので、例えば、鉄合金、銅、あるいは銅合金などの材
料で成形されたものである。なお、ニオブ銭魂は、前記
円柱形に限らず平板その他如何なる形状のものでも良い
。次に、前記ガス流入口３ａとガス排出口３ｂを利用し
て、薄肉金属容器２内の空気を不活性ガスと置換して封
入するか、若しくは、ガス排出口３ｂから肉部の空気を
脱気した後その関口部を溶接により封着する。
尚、脱気する場合には、ガス流入口３ａは必要をせず、
ガス排３ｂだけで良い。また、封入する不活性ガス雰囲
気としては、アルゴン、ヘリウムなどの不活性ガスを用
いる。次いで、このニオブ鋳塊１の入った薄肉金属容器
２を６００〜１３００ｑｏに加熱した状態で、ニオブ銭
塊１の鋳造組織が破壊されるまで、プレス酸で圧縮する
。圧縮直後ニオブ銭塊１を冷却した後、薄肉金属容器２
を変形したニオブ銭塊１の表面から剥離する 。なお、
ここでニオブ錆塊１は、不活性ガス雰囲気中か真空中で
圧縮するので酸素などと反応することが無いが、庄縮直
後の高温状態で壊れた薄肉金属容器２の裂け目から侵入
する大気との反応を完全に防ぐため、通常は、圧縮後に
直ちに水冷するのが望ましい。
ガス排３ｂだけで良い。また、封入する不活性ガス雰囲
気としては、アルゴン、ヘリウムなどの不活性ガスを用
いる。次いで、このニオブ鋳塊１の入った薄肉金属容器
２を６００〜１３００ｑｏに加熱した状態で、ニオブ銭
塊１の鋳造組織が破壊されるまで、プレス酸で圧縮する
。圧縮直後ニオブ銭塊１を冷却した後、薄肉金属容器２
を変形したニオブ銭塊１の表面から剥離する 。なお、
ここでニオブ錆塊１は、不活性ガス雰囲気中か真空中で
圧縮するので酸素などと反応することが無いが、庄縮直
後の高温状態で壊れた薄肉金属容器２の裂け目から侵入
する大気との反応を完全に防ぐため、通常は、圧縮後に
直ちに水冷するのが望ましい。
この圧縮工程でニオブ銭塊１を、最も加工性に優れた６
００００以上の温度で、しかも、不活性ガス雰囲気中若
しくは真空中で酸化させることなく、容易に圧縮加工し
たその鋳造組議を破壊することができる。
００００以上の温度で、しかも、不活性ガス雰囲気中若
しくは真空中で酸化させることなく、容易に圧縮加工し
たその鋳造組議を破壊することができる。
また、前記ニオブ銭塊１の入った薄肉金属容器２の加熱
温度範囲が６００午０〜１３００ｑ０であるのは、第１
図のニオブの機械的特性グラフからわかるように、６０
０ｑｏ位からニオブの加工性が極めて良くなり、８００
こ０を越えるとほぼ平衡状態となるが、１３００００位
で工業用加熱炉の許容加熱温度に達すると共に、これ以
上の加熱温度を得るには、コスト面においせても必要以
上に高くなることなどによるものである。
温度範囲が６００午０〜１３００ｑ０であるのは、第１
図のニオブの機械的特性グラフからわかるように、６０
０ｑｏ位からニオブの加工性が極めて良くなり、８００
こ０を越えるとほぼ平衡状態となるが、１３００００位
で工業用加熱炉の許容加熱温度に達すると共に、これ以
上の加熱温度を得るには、コスト面においせても必要以
上に高くなることなどによるものである。
このようにして得られたニオブ銭塊１は、加工性を防げ
る鋳造組織が破壊されているので、以後１０〜２０％位
の高加工率での冷間加工が可能となり、最後の仕上げ形
状である線状あるいは平板状などの所望の形状のニオブ
材を容易に得ることができる。
る鋳造組織が破壊されているので、以後１０〜２０％位
の高加工率での冷間加工が可能となり、最後の仕上げ形
状である線状あるいは平板状などの所望の形状のニオブ
材を容易に得ることができる。
次に、本発明方法に係る実施例について説明する。
実施例 １
第２図に示す亀ビーム溶解によるニオブ鋳塊１（直径１
４１肋，高さ２０仇奴）を、鉄製薄肉金属容器２（直径
１４４側，厚さ１側）内に入れて、その関口部をガス流
入口３ａとガス排出口３ｂを備える鉄製蓋体４（直径１
４４側，厚さ１肋）で塞ぎ、その接合部を溶接した。
４１肋，高さ２０仇奴）を、鉄製薄肉金属容器２（直径
１４４側，厚さ１側）内に入れて、その関口部をガス流
入口３ａとガス排出口３ｂを備える鉄製蓋体４（直径１
４４側，厚さ１肋）で塞ぎ、その接合部を溶接した。
次いで、ガス流入口３ａとガス排出口３ｂとを利用して
、内部の空気をアルゴンガスと置換した後、Ｔ．１．Ｃ
．容接によりガス流入口３ａとガス排出口３ｂとを到着
した。このニオブ銭塊１とアルゴンガスの入った鉄製薄
肉金属容器２を８５０ｑｏまで加熱した後、許容量２０
００トンのプレス機を用いて厚さ４仇帆まで圧縮し、そ
の直後に水冷してほとんどその表面が酸化されていない
ニオブ鏡塊１を得た。この後、圧縮時に壊れた鉄製薄肉
容器２をベンチでニオブ銭塊１の表面から余憤桂した。
このようにして得られた完全に鋳造組織の破壊されたニ
オブ鏡塊１を用いて、１０〜２０％の高い加工率で順次
冷間圧延加工を施して、容易に厚さ０．５柳の平板状の
ニオブを得ることができた。
、内部の空気をアルゴンガスと置換した後、Ｔ．１．Ｃ
．容接によりガス流入口３ａとガス排出口３ｂとを到着
した。このニオブ銭塊１とアルゴンガスの入った鉄製薄
肉金属容器２を８５０ｑｏまで加熱した後、許容量２０
００トンのプレス機を用いて厚さ４仇帆まで圧縮し、そ
の直後に水冷してほとんどその表面が酸化されていない
ニオブ鏡塊１を得た。この後、圧縮時に壊れた鉄製薄肉
容器２をベンチでニオブ銭塊１の表面から余憤桂した。
このようにして得られた完全に鋳造組織の破壊されたニ
オブ鏡塊１を用いて、１０〜２０％の高い加工率で順次
冷間圧延加工を施して、容易に厚さ０．５柳の平板状の
ニオブを得ることができた。
以上、説明した如く、本発明に係るニオブ錆塊の加工方
法では、６００〜１３００００の不活性ガス雰囲気中で
、若しくは、真空雰囲気中、ニオブ錆塊の酸化を防止し
ながら、プレス機による簡単な操作で圧縮加工して、加
工性を妨げる鋳造組織を容易に破壊することができ、こ
のようにして得られたニオブ銭魂は、以後の工程で高い
加工率での冷間加工が可能となり、極めて作業性に優れ
ているものである。
法では、６００〜１３００００の不活性ガス雰囲気中で
、若しくは、真空雰囲気中、ニオブ錆塊の酸化を防止し
ながら、プレス機による簡単な操作で圧縮加工して、加
工性を妨げる鋳造組織を容易に破壊することができ、こ
のようにして得られたニオブ銭魂は、以後の工程で高い
加工率での冷間加工が可能となり、極めて作業性に優れ
ているものである。
第１図は、ニオブ温度と引張強さ及び温度と伸び率の関
係を示すグラフ、第２図は、本発明方法に係るニオブの
加工方法における薄肉金属容器にニオブ鏡塊を入れる状
態を示す斜視図である。 １…・・・ニオブ鍵塊、２・・・・・・薄肉金属容器、
３ａ・・・・・・ガス流入口、３ｂ・・…・ガス排出口
、４・・・・・・蓋体。 第１図 第２図
係を示すグラフ、第２図は、本発明方法に係るニオブの
加工方法における薄肉金属容器にニオブ鏡塊を入れる状
態を示す斜視図である。 １…・・・ニオブ鍵塊、２・・・・・・薄肉金属容器、
３ａ・・・・・・ガス流入口、３ｂ・・…・ガス排出口
、４・・・・・・蓋体。 第１図 第２図
Claims (1)
- １ 薄肉金属容器内にニオブ鋳塊を入れ、該容器内を不
活性ガス雰囲気若しくは真空とした後、これを６００〜
１３００℃に加熱した状態で圧線加工して、前記ニオブ
鋳塊の鋳造組織を破壊することを特徴とするニオブ鋳塊
の加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1524378A JPS6039743B2 (ja) | 1978-02-13 | 1978-02-13 | ニオブ鋳塊の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1524378A JPS6039743B2 (ja) | 1978-02-13 | 1978-02-13 | ニオブ鋳塊の加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54107818A JPS54107818A (en) | 1979-08-24 |
| JPS6039743B2 true JPS6039743B2 (ja) | 1985-09-07 |
Family
ID=11883414
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1524378A Expired JPS6039743B2 (ja) | 1978-02-13 | 1978-02-13 | ニオブ鋳塊の加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6039743B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5228933B2 (ja) * | 2009-01-17 | 2013-07-03 | 大同特殊鋼株式会社 | 冷陰極放電管用の電極材料の製造方法 |
-
1978
- 1978-02-13 JP JP1524378A patent/JPS6039743B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54107818A (en) | 1979-08-24 |
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