JPS6039732B2 - 自動車用電縫鋼管の製造方法 - Google Patents

自動車用電縫鋼管の製造方法

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JPS6039732B2
JPS6039732B2 JP13476582A JP13476582A JPS6039732B2 JP S6039732 B2 JPS6039732 B2 JP S6039732B2 JP 13476582 A JP13476582 A JP 13476582A JP 13476582 A JP13476582 A JP 13476582A JP S6039732 B2 JPS6039732 B2 JP S6039732B2
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Japan
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manufacturing
steel pipe
steel
automobiles
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JP13476582A
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大吾 住友
英昭 大毛利
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D9/00Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
    • C21D9/08Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for tubular bodies or pipes

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  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Heat Treatment Of Steel (AREA)
  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は焼入硬度が高い自動車用鋼管の製造方法に関す
る。
自動車用鋼管として、例えばエンジン周辺に使用される
バルフロッカーアームシャフトは焼入硬度Hv600以
上のものが要求される。
これに対し、従来はシームレス製造法で製造したのち、
芯引して製品化してきた。この場合にはC:0.40〜
0.45%の高炭素鋼を用いて需要をまかなってきた。
しかし、この種の鋼は‘1}シームレス造管法では、寸
法精度が悪いため、製管後1〜2回の芯引が必要であり
、コストが高くなること、(2}電縫管で製造する場合
、溶接後引き続きポストアニーフーで溶接部を軟化した
り、また定形工程で軽絞りを行なわないと、溶接部に割
れが発生するため安価に製造できなかった。そこで本発
明らは、上記問題点を解決し、比較的C量の低いレベル
で熔接部のワレ発生を防止するとともに、従来と同等の
焼入硬度レベルの電総鋼管を安価に製造する方法を提供
するものである。
その要旨とするところは、C:0.30〜0.35%、
Si:0.05〜0.20%、Mn:1.40〜2.0
0%、で残部がFeおよび不可避元素からなり、かつM
n/Cが4.0以下もしくは5.5〜7.0の鋼から得
られた熱延鋼板を管状体に成形し、該管状体のエッヂ部
を加熱して溶接し、鋼管としたのち、800〜9500
0×1〜Shinの糠準熱処理を行ない、さらにAc,
〜Ac3間を500C/sec以上の速度で950〜1
050ooに急速加熱したのち、直ちに250qC′s
ec以上の冷却速度で猿入し、焼入硬度がHv600以
上とすることを特徴とする自動車用電縫鋼管の製造方法
である。
以下、本発明について詳細説明する。
鋼の化学成分としては、Cは焼入硬度を著しく高める元
素であるが、C:0.30%未満では所定の硬度(Hv
600以上)が得られないこと、またC:0.35%を
超えると露縫溶接部に割れが発生するため、Cの上限を
0.35%とした。
Siはフェライト安定化元素のため、高周波譲導加熱の
ように急速加熱ではオーステナィト化を阻害するため、
多量に用いることは好ましくない。
しかし、脱酸剤として最低0.10%以上必要であり、
その量は0.30%まで含有されれば、脱酸作用は十分
発揮される。なお、0.30%を超えると、まれに鋼板
表面にしわ状スケールが発生することがある。Mnはオ
ーステナィト化を促進する作用および、焼入性を増加さ
せる元素であり、Cの代用として比較的安価な元素の一
つである。
Mnは1.40%以下ではオーステナィト化を促進する
効果が少ないこと、又上限は2.00%を超えると、鋼
塊又はスラブの中心偏析が著しく大きくなり、嘘入時に
割れが発生するため好ましくない。本発明者らは、Cの
代用として用いるMnの量について、CとMn量を変化
させた種々の成分系からなる霞縫鋼管の暁入実験を行っ
た。CO.30〜0.45%、Mn:1.40〜2.0
0%、Si:0.10〜0.25%、残部がFeおよび
不可避元素からなる鋼から製造された露縫鋼管について
、競入硬度を調査した結果、Mn/Cの関係によって、
第1図に示す如き、競入硬度に特有の傾向を有すること
が判明した。即ち、Mn/Cの小さい値の範囲と大きい
値の範囲に二つのピーク部分をもつものである。
従ってこれを用途上からくる硬度レベルHv600以上
で区分すると、概ねMn/Cが4.0以下の場合と、M
n/Cが5.5〜7.0の場合が品質を満足するものと
なる。その他の成分として、Pは0.025%以下、S
:0.020%以下と実用鋼と同レベルでよい。
即ち本発明においてはC:0.30〜0.35%、Mn
:1.40〜2.00%、Si:0.05〜0.20%
の成分範囲において、溶接部の割れを防止することがで
きるが、ここで、造管後の露縫鋼管は、【1’急熱、急
冷によって溶接部に生じたマルテンサィト組織を除去す
ること、{21鋼管全体の歪を除去すること、【3ー焼
入後の露縫熔接部および非熔接部の組織を均一にするこ
と等のため、競入前に鋼管全体を、例えば光輝競準炉等
によって連続的に煉準する。焼準条件はできるだけ細粒
化するため、800午0〜950q01〜Shinが好
ましい。800qC未満ではAc3点に近いため、温度
ばらつきによって、まれに熱処理不・足が生じ、また9
50℃を超えるとフェライト結晶粒が粗大化してくるた
め好ましくない。
又、保定時間はlmin未満ではオーステナィトへのC
,Mn等が均一に溶けこまず、又8hjnを超えると結
晶粒成長の兆候が見られるため、できる限り短時間が好
ましく、実用的には3hin程度が最も適している。暁
準後の冷却は大気中自然放冷程度の冷却が通常行なわれ
ている。このように、溶接部の組織および歪を消去し、
均一な材質に調整された露縫鋼管について焼入を行なう
焼入は高周波誘導加熱コイルを用い、95000〜10
50ooに加熱するが、このときの加熱速度は、オ−ス
テナィト結晶粒度No.13以上を得るため、第2図に
示す如く、Ac,〜Ac3点間を50oC/sec以上
に急速加熱し、前記領域に蓬ちら、保定することないこ
、直ちに250qC/sec以上の冷却速度で急冷(冷
却)する。加熱温度の限定理由は、急速加熱の場合には
、Ac3が変化するためである。
即ち、加熱速度100℃′secでAc3が100qo
高温側にずれること、又200℃/sec、400oC
/secでそれぞれ130oo、17000高温側にず
れるため、例えば光輝焼準炉による焼準温度により、下
限温度は厳密には十13000、工業的には十150o
o程度、即ち95000以上の加熱温度が必要である。
上限温度は1050qoを超えると結晶粒が粗大化する
ため、暁入時に不均一なマルテンサィトが発生するため
好ましくない。
また、第2図に示す如く、均一なオーステナィト結晶粒
度No.13以上を得るためには、Ac,〜Ac3間を
通過する時の加熱速度は、50qC/sec以上必要で
ある。この加熱速度に達したら保定なしで、直ちに25
0qC/sec以上の冷却速度で焼入するが、950〜
1050午○で保定を行うと、鋼管外表面の温度が著し
く高くなって、溶融したり、又結晶粒が粗大化するため
好ましくない。一方、冷却速度250oC/sec禾満
では、Ar′変態が起こり、トルスタィト組織が発生し
、焼入硬度が低下し、品質が不安定になるため好ましく
ない。
次に本発明法による実施例について、鋼化学成分および
造管・熱処理条件と、その結果の焼入硬度値を第1表に
示す。
船 船 以上の如く、本発明法によるものは、従来と同等のすぐ
れた焼入硬度が得られ、また、晩入硬度層も従来法のも
のは表面下0.5肋の深さであるが、本発明のものは1
〜2帆と深いため、バルブロッカーアームシャフトの寿
命が、従来のものより1.5〜2.の音に長くなったこ
とおよび、霞縫ミルで製造された鋼管は、寸法精度がシ
ームレス法より格段に鰻っているため、袷間仕上げでは
シームレス法の芯引2回に比べ、亀縫鋼管は空引1回で
製造可能となり、Mn量増加分を考慮しても、大幅なコ
ストダウンとなり、低価格でユーザーに供給べきた結果
、需給相方にメリットが生じた。
【図面の簡単な説明】
第1図はMn/Cと競入硬度の関係を示す図表、第2図
はAc.〜Ac3間の加熱速度とオーステナィト結晶粒
の関係を示す図表である。 務′図 多Z図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 C:0.30〜0.35%、Si:0.10〜0.
    30%、Mn:1.40〜2.00%で残部がFeおよ
    び不可避的元素からなり、かつMn/Cが4.0以下も
    しくは5.5〜7.0の鋼から得られた熱延鋼板を管状
    体に成形し、該管状体のエツジ部を加熱して溶接し、鋼
    管としたのち、800〜950℃×1〜5minの焼準
    処理を行ない、さらにAc_1〜Ac_3間を50℃/
    sec以上の速度で950〜1050℃に急速加熱した
    のち、直ちに250℃/sec以上の冷却速度で焼入し
    、焼入硬度がHv600以上とすることを特徴とする自
    動車用電縫鋼管の製造方法。
JP13476582A 1982-08-03 1982-08-03 自動車用電縫鋼管の製造方法 Expired JPS6039732B2 (ja)

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