JPS6039724Y2 - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
- Publication number
- JPS6039724Y2 JPS6039724Y2 JP5422381U JP5422381U JPS6039724Y2 JP S6039724 Y2 JPS6039724 Y2 JP S6039724Y2 JP 5422381 U JP5422381 U JP 5422381U JP 5422381 U JP5422381 U JP 5422381U JP S6039724 Y2 JPS6039724 Y2 JP S6039724Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- heat exchanger
- water
- cooling
- water heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、空気調和装置の改良に関する。
この種の空気調和装置にあっては、多管式の水熱交換器
とヒートポンプ式の冷凍サイクルとヲ組合せたものが知
られている。
とヒートポンプ式の冷凍サイクルとヲ組合せたものが知
られている。
この種の空気調和装置に用いられる水熱交換器としては
、第1図で示すようにアウターパイプa内の中央にイン
ナーパイプbを単数挿通し、その周囲に複数本のインナ
ーパイプb・・・を挿通して構成されるものがほとんど
である。
、第1図で示すようにアウターパイプa内の中央にイン
ナーパイプbを単数挿通し、その周囲に複数本のインナ
ーパイプb・・・を挿通して構成されるものがほとんど
である。
そして、この水熱交換器を使用して冷暖房運転を行なう
ときには、インナーパイプb・・・側およびアウターパ
イプa側のうち一方に冷媒を流通させ、他方に水を流通
させ、冷房運転時には水熱交換器を蒸発器として、また
暖房運転時には同じく凝縮器として機能させて、水の冷
水化、温水化により冷房、あるいは暖房が行なえるよう
になっている。
ときには、インナーパイプb・・・側およびアウターパ
イプa側のうち一方に冷媒を流通させ、他方に水を流通
させ、冷房運転時には水熱交換器を蒸発器として、また
暖房運転時には同じく凝縮器として機能させて、水の冷
水化、温水化により冷房、あるいは暖房が行なえるよう
になっている。
ところが、水熱交換器は、一般に小型化を鑑みて円形、
あるいはトラックループ状に成形されており、アウター
パイプa内におけるインナーパイプb・・・とじては、
各インナーパイプb・・・の接触、あるいは接近などに
よって中央のインナーパイプbとその周囲のインナーパ
イプb・・・との間の通路面積dは極めて小さくなって
いるものである。
あるいはトラックループ状に成形されており、アウター
パイプa内におけるインナーパイプb・・・とじては、
各インナーパイプb・・・の接触、あるいは接近などに
よって中央のインナーパイプbとその周囲のインナーパ
イプb・・・との間の通路面積dは極めて小さくなって
いるものである。
このため、アウターパイプa内の中心部における通路抵
抗は、その周囲側に比べ極めて大きく、アウターパイプ
aの中心側における熱交換量は極めて少ないといった問
題がある。
抗は、その周囲側に比べ極めて大きく、アウターパイプ
aの中心側における熱交換量は極めて少ないといった問
題がある。
特にこの問題は水熱交換器を蒸発器として使用したとき
が最も犬である。
が最も犬である。
そこで、たんに水熱交換器の冷媒側の圧力を高圧にする
といった考えがあるが、このような冷媒側の圧力を高く
したのは、暖房運転時に不用意に安全のための高圧スイ
ッチを働かせてしまい本来の冷凍サイクルの機能を損な
うといった問題、さらには冷凍サイクル構成部品におけ
るたとえば肉厚の増大を伴うといった装置の大形化をき
たし、実用的には不適なものであった。
といった考えがあるが、このような冷媒側の圧力を高く
したのは、暖房運転時に不用意に安全のための高圧スイ
ッチを働かせてしまい本来の冷凍サイクルの機能を損な
うといった問題、さらには冷凍サイクル構成部品におけ
るたとえば肉厚の増大を伴うといった装置の大形化をき
たし、実用的には不適なものであった。
この考案は上記事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは、暖房運転時にはインナーパイプを全
て使用し、冷房運転時には中央のインナーパイプを使用
しないで他のインナーパイプに流通させる構造にして、
冷房運転時における熱交換率の向上を図り、冷房能力の
向上を図ることができるようにした空気調和装置を提供
しようとするものである。
的とするところは、暖房運転時にはインナーパイプを全
て使用し、冷房運転時には中央のインナーパイプを使用
しないで他のインナーパイプに流通させる構造にして、
冷房運転時における熱交換率の向上を図り、冷房能力の
向上を図ることができるようにした空気調和装置を提供
しようとするものである。
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第2図は空気調和装置の回路構成を示し、図中1は冷媒
循環路である。
循環路である。
この冷媒循環路1上には、冷・暖切換え用の四方弁2を
介して圧縮機3、冷却ファン4を備えた空気熱交換器5
、逆止弁6および暖房用膨張弁7を備えて構成される暖
房用膨張回路8、リキッドタンク9および水熱交換器1
0が配設されており、ヒートポンプ式の冷凍サイクル1
1aを構成している。
介して圧縮機3、冷却ファン4を備えた空気熱交換器5
、逆止弁6および暖房用膨張弁7を備えて構成される暖
房用膨張回路8、リキッドタンク9および水熱交換器1
0が配設されており、ヒートポンプ式の冷凍サイクル1
1aを構成している。
なお、破線で示す矢印は暖サイクルを示し、実線で示す
矢印は冷房サイクルを示す。
矢印は冷房サイクルを示す。
また水熱交換器10の構造としては次のようになってい
る。
る。
すなわち、水熱交換器10は、たとえば、第3図で示す
ようにアウターパイプ11内の中央に単数のインナーパ
イプ12を挿通し、同じくそのインナーパイプ12の周
囲にたとえば5本のインナーパイプ12・・・を挿通し
、これらアウターパイプ11およびインナーパイプ12
・・・を円形、あるいはトラック状にループ成形して構
成してなる、いわゆる多管式の構造となっているもので
ある。
ようにアウターパイプ11内の中央に単数のインナーパ
イプ12を挿通し、同じくそのインナーパイプ12の周
囲にたとえば5本のインナーパイプ12・・・を挿通し
、これらアウターパイプ11およびインナーパイプ12
・・・を円形、あるいはトラック状にループ成形して構
成してなる、いわゆる多管式の構造となっているもので
ある。
そして、このうちの各インナーパイプ12・・・の開口
一端は、四方弁2側の冷媒循環路1に連結され、また同
じく開口他端はリキッドタンク9の前段の冷媒循環路1
に連結パイプ14・・・およびディストリビュータ15
を介し連結されている。
一端は、四方弁2側の冷媒循環路1に連結され、また同
じく開口他端はリキッドタンク9の前段の冷媒循環路1
に連結パイプ14・・・およびディストリビュータ15
を介し連結されている。
なお、16はアウターパイプ11の両端部側に設けた各
水入口17、水出口18を通じてアウターパイプ11内
に水を流通させる水循環ラインである。
水入口17、水出口18を通じてアウターパイプ11内
に水を流通させる水循環ラインである。
また、上記水熱交換器10の冷房運転時、冷媒の入口側
となるインナーパイプ12・・・の端部側には、流通制
御機構19が設けられている。
となるインナーパイプ12・・・の端部側には、流通制
御機構19が設けられている。
この流通制御機構19としては、第4図で示すように、
中央のインナーパイプ12と連通ずる連結パイプ14を
除く、他の各連結パイプ14・・・とインナーパイプ1
2の開口との間にそれぞれ丁字形継手20を設け、これ
ら丁字形継手20・・・の分岐口部20a・・・に、冷
房用のキャピラリチューブ21・・・をそれぞれ接続す
る。
中央のインナーパイプ12と連通ずる連結パイプ14を
除く、他の各連結パイプ14・・・とインナーパイプ1
2の開口との間にそれぞれ丁字形継手20を設け、これ
ら丁字形継手20・・・の分岐口部20a・・・に、冷
房用のキャピラリチューブ21・・・をそれぞれ接続す
る。
そして、これらキャピラリチューブ21・・・の他端を
ディストリビュータ22を介し上記ディストリビュータ
15の後段の冷媒循環路1に連通した冷房用膨張回路2
3から構成されており、冷房運転時において中央のイン
ナーパイプ12に冷媒が流通しないようになっている。
ディストリビュータ22を介し上記ディストリビュータ
15の後段の冷媒循環路1に連通した冷房用膨張回路2
3から構成されており、冷房運転時において中央のイン
ナーパイプ12に冷媒が流通しないようになっている。
なお、図中24は逆止弁、25は冷房用のキャピラリチ
ューブ21・・・側と冷媒循環路1とを連通ずるための
丁字形継手である。
ューブ21・・・側と冷媒循環路1とを連通ずるための
丁字形継手である。
そして、このように構成された空気調和装置を用いて暖
房を行なうときには、冷・暖切換え用の四方弁2を暖房
側ヘセットして圧縮機3を運転することにより、冷媒が
破線で示すインナーパイプ12・・・、ディストリビュ
ータ15、リキッドタンク9、暖房用膨張回路8、空気
熱交換器5を経由して水熱交換器10を凝縮器として機
能させ、アウターパイプ11内を流通する水を温水化さ
せることになる。
房を行なうときには、冷・暖切換え用の四方弁2を暖房
側ヘセットして圧縮機3を運転することにより、冷媒が
破線で示すインナーパイプ12・・・、ディストリビュ
ータ15、リキッドタンク9、暖房用膨張回路8、空気
熱交換器5を経由して水熱交換器10を凝縮器として機
能させ、アウターパイプ11内を流通する水を温水化さ
せることになる。
しかして、暖房が行なわれることになる。
また冷房を行なうときには、冷・暖切換え用の四方弁2
を冷房側ヘセットして圧縮機3を運転することにより、
冷媒が実線で示す空気熱交換器5、リキッドタンク9、
ディストリビュータ22、キャピラリチューブ21・・
・、インナーパイプ12を経由して水熱交換器10を蒸
発器として機能させ1、アウターパイプ11内を流通す
る水を冷水化させることになる。
を冷房側ヘセットして圧縮機3を運転することにより、
冷媒が実線で示す空気熱交換器5、リキッドタンク9、
ディストリビュータ22、キャピラリチューブ21・・
・、インナーパイプ12を経由して水熱交換器10を蒸
発器として機能させ1、アウターパイプ11内を流通す
る水を冷水化させることになる。
しかして、冷房が行なわれることになる。
しかして、この冷房運転時における水熱交換器10の冷
媒流通状態としては、中央のインナーパイプ12に冷媒
が流通せずに、その流通量分、他の周囲側のインナーパ
イプ12・・・に冷媒が加えられて流通速度が増大する
ことになり、熱交換量に問題がある中央のインナーパイ
プ12を使用したときよりも優れた熱交換量のもとて熱
交換を達成することができるものである。
媒流通状態としては、中央のインナーパイプ12に冷媒
が流通せずに、その流通量分、他の周囲側のインナーパ
イプ12・・・に冷媒が加えられて流通速度が増大する
ことになり、熱交換量に問題がある中央のインナーパイ
プ12を使用したときよりも優れた熱交換量のもとて熱
交換を達成することができるものである。
したがって、熱交換量の増加を期待することができ、冷
房能力の向上を図ることができるものである。
房能力の向上を図ることができるものである。
しかも、各インナーパイプ12・・・における冷媒側熱
交換量は均一である。
交換量は均一である。
また、冷房運転時、中央のインナーパイプ12に冷媒を
流通させない構造にしたから、中央のインナーパイプ1
2における冷房用のキャピラリチューブ21およびその
チューブ21の接続にかかる継手類は不要で、装置のコ
ストの軽減に多大に貢献するものである。
流通させない構造にしたから、中央のインナーパイプ1
2における冷房用のキャピラリチューブ21およびその
チューブ21の接続にかかる継手類は不要で、装置のコ
ストの軽減に多大に貢献するものである。
なお、上述した実施例では、インナーパイプに冷媒を流
通、アウターパイプに水を流通させたが、インナーパイ
プに水を流通、アウターパイプに冷媒を流通させる構成
としても同様な効果を奏する。
通、アウターパイプに水を流通させたが、インナーパイ
プに水を流通、アウターパイプに冷媒を流通させる構成
としても同様な効果を奏する。
また流通制御機構を冷房用のキャピラリチューブを用い
て構成したが、これに限らず他の弁などの開閉機構を用
いてもよいものである。
て構成したが、これに限らず他の弁などの開閉機構を用
いてもよいものである。
以上説明したようにこの考案によれば、冷房運転時、冷
媒あるいは水が流通するループ状の水熱交換器の中央の
インナーパイプへの流通を止める構造にしたから、周囲
のインナーパイプへの流通が増大して、中央のインナー
パイプを使用したときよりも熱交換量の増加を期待する
ことができ、冷房能力の向上を図ることができる。
媒あるいは水が流通するループ状の水熱交換器の中央の
インナーパイプへの流通を止める構造にしたから、周囲
のインナーパイプへの流通が増大して、中央のインナー
パイプを使用したときよりも熱交換量の増加を期待する
ことができ、冷房能力の向上を図ることができる。
第1図は水熱交換器の問題点を説明するための説明図、
第2図はこの考案の一実施例の空気調和装置の回路構成
を示す構成国、第3図は同じく水熱交換器のインナーパ
イプの配列を示す断面図、第4図は同じく流通制御機構
を示す部分側面図である。 10・・・・・・水熱交換器、lla・・・・・・冷凍
サイクル、11・・・・・・アウタパイプ、12・・・
・・・インナパイプ、19・・・・・・流通制御機構。
第2図はこの考案の一実施例の空気調和装置の回路構成
を示す構成国、第3図は同じく水熱交換器のインナーパ
イプの配列を示す断面図、第4図は同じく流通制御機構
を示す部分側面図である。 10・・・・・・水熱交換器、lla・・・・・・冷凍
サイクル、11・・・・・・アウタパイプ、12・・・
・・・インナパイプ、19・・・・・・流通制御機構。
Claims (1)
- アウターパイプ内にその中央および内周側周囲にインナ
ーパイプを複数本挿通してループ状に構成される多管式
の水熱交換器と、この水熱交換器のインナーパイプ側お
よびアウターパイプ側のうち一方に水を流通させ、他方
に冷媒を流通させ、暖房運転時には上記水熱交換器を凝
縮器とし、冷房運転時には同じく蒸発器とした冷暖房サ
イクルを構成するヒートポンプ式の冷凍サイクルと、こ
の冷凍サイクルの冷房運転時、上記冷媒、あるいは氷が
流通する各インナーパイプのうちの中央のインナーパイ
プへの流通を止める流通制御機構とを具備したことを特
徴とする空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5422381U JPS6039724Y2 (ja) | 1981-04-15 | 1981-04-15 | 空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5422381U JPS6039724Y2 (ja) | 1981-04-15 | 1981-04-15 | 空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57166067U JPS57166067U (ja) | 1982-10-19 |
JPS6039724Y2 true JPS6039724Y2 (ja) | 1985-11-28 |
Family
ID=29850825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5422381U Expired JPS6039724Y2 (ja) | 1981-04-15 | 1981-04-15 | 空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6039724Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-04-15 JP JP5422381U patent/JPS6039724Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57166067U (ja) | 1982-10-19 |
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