JPS6039449Y2 - エンジンの潤滑油還流装置 - Google Patents

エンジンの潤滑油還流装置

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Publication number
JPS6039449Y2
JPS6039449Y2 JP16996880U JP16996880U JPS6039449Y2 JP S6039449 Y2 JPS6039449 Y2 JP S6039449Y2 JP 16996880 U JP16996880 U JP 16996880U JP 16996880 U JP16996880 U JP 16996880U JP S6039449 Y2 JPS6039449 Y2 JP S6039449Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricating oil
oil
outlet
temperature
oil cooler
Prior art date
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Expired
Application number
JP16996880U
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English (en)
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JPS5792008U (ja
Inventor
敦史 平子
英俊 三品
Original Assignee
いすゞ自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンの潤滑油還流装置に関するものである
従来のエンジンでは、潤滑油の還流はその温度による制
御がなされなかったので、油の粘度によるエンジンフリ
クション損失が大きく、燃費が低下するという欠点があ
った。
本考案は上述の欠点に鑑み、潤滑油を温度によって還流
経路を制御せしめて油の粘度によるエンジンフリクショ
ンの低減を図り、燃費を向上させることを目的とし、新
規なエンジンの潤滑油還流装置を提供せんとするもので
、以下その一実施例を図について説明する。
1はエンジン本体例えばシリンダボデーで、第1のシリ
ンダ11と第2のシリンダ12とが形成されている。
第1のシリンダ11にはオイルパン2からの潤滑油を還
流させるためのオイルポンプ3に適宜のオイルパイプを
介して連通ずる入口111と第2のシリンダ12に連通
ずる連通口112と更にオイルクーラ4に適宜のオイル
パイプを介して連通ずる第1の出口113とが形成され
ている。
また、第2のシリンダ12には前記第1の出口113と
オイルクーラ4とを連通ずる通路114に連通ずる第2
の出口121と前記オイルクーラ4をバイパスさせてオ
イルフィルタ5、各オイルギヤラリ6に適宜のオイルパ
イプを介して連通ずるバイパス口122とが形成されて
いる。
7および8は各々第1および第2のシリンダ11.12
に摺動自在に嵌装された中空状の第1のピストン部材で
、各々入口穴71.81および出口穴72.82が形成
されている。
9および10は各々潤滑油温度に応じて、その内部ワッ
クスが膨張収縮してそのロッド91および101に取付
けたピストン部材7および8を各々第1および第2のシ
リンダ11.12内で摺動させるサーモ部材である。
13および14は各々第1および第2のピストン部材7
,8のサーモ部材9,10側と反対側の頂部73.83
と第1および第2のシリンダ11.12との間に配設さ
れた戻しはねである。
以上において、エンジンが始動して潤滑油が第1の設定
温度、例えば80°Cまでの低温域においてはサーモ部
材9のワックスの膨張が少なく、この状態では第1図に
示す如く、第1のピストン部材7が連通口112を閉じ
、第1の出口113を開いており、オイルポンプ3より
の潤滑油を上記第1の出口113を通してオイルクーラ
4に流す。
即ち、エンジンの始動からこの温度域においては冷却水
の方が潤滑油よりも温度が高いので潤滑油は冷却水によ
り暖められてオイルフィルタ5を経てオイルギヤラリ6
に送られることになる。
次に、潤滑油が第1の設定温度からこれにより高い第2
の設定温度、例えば95℃までの最適温度の間は第1の
サーモ部材9のワックスの膨張により第1のピストン部
材7が第2図に示すように戻しばね13に抗して図中右
方向に摺動して、第1の出口113を閉じて連通口11
2を開き潤滑油を第1のシリンダ11から第2のシリン
ダ12に流す。
そして、この状態において第2のサーモ部材10が第2
のピストン部材8を摺動させないように設定されるとと
もにピストン部材8が第2の出口121を閉じ、バイパ
ス口122を開くようになよており、従って潤滑油は第
2のシリンダ12からオイルクーラ4をバイパスしてオ
イルフィルタ5を経て各オイルギヤラリ6に送られる。
即ち、この温度域においては潤滑油が最適温度となって
おり、且つ冷却水の方が潤滑油の温度よりも低い状態で
あるから上述の如くオイルクーラ4をバイパスさせて流
すことが望ましいものである。
更に潤滑油温度が第2の設定温度95℃以上の高温域に
なると、第3図に示すように第1のピストン部材7は更
に図中右方向に摺動されるが第1と第2のシリンダ11
と12との連通はそのままとなっており、第2のピスト
ン部材8はサーモ部材10のワックスの膨張により戻し
ばね14に抗して図中上方向に摺動してバイパス口12
2を閉じ第2の出口121を開き潤滑油を第2のシリン
ダ12から再びオイルクーラ4に流す。
即ち、この温度域においては必要以上に潤滑油温度が上
昇しており、潤滑油をオイルクーラ4を通すことにより
温度よりも低い冷却水によって冷却した方が望ましいも
のである。
以上のように本考案によれば潤滑油をその温度が最適値
よりも低い第1の設定値までの温度域においてはオイル
クーラ4を通過させて冷却水により暖めるようにし、最
適値である第1と第2の設定値の間の温度域においては
オイルクーラ4をバイパスさせてその温度を保つように
し、更に高温になった第2の設定値以上においては再び
オイルクーラ4に通して冷却し、過高温にならないよう
にしたので潤滑油は粘度が低い状態に保持されつつ還流
して各部を潤滑するから、エンジンのフリクションが低
減され、燃費が向上するものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す系統図、第2および第
3図は同実施例の作動説明図である。 1・・・・・・シリンダボディ、4・・・・・・オイル
クーラ、7.8・・・・・・第1および第2のピストン
部材、9゜10・・・・・・第1および第2のサーモ部
材、11,12・・・・・・第1および第2のシリンダ
、72.82・・・・・・送出穴、111・・・・・・
入口、112・・・・・・連通口、113.121・・
・・・・・・・第1および第2の出口、122・・・・
・・バイパス口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1のシリンダにオイルポンプに連通ずる入口と第2の
    シリンダに連通ずる連通口とオイルクーラに連通ずる第
    1の出口とを設け、また、前記第2のシリンダに前記オ
    イルクーラに連通ずる第2の出口と同オイルクーラをバ
    イパスさせるバイパス口とを設けるとともに、上記第1
    および第2の各々のシリンダに送出穴を備え、且つ温度
    に応じて膨張収縮するサーモ部材によって作動される第
    1および第2のピストン部材を摺動自在に嵌装せしめ、
    以って潤滑油を第1の設定温度以下においては第1のピ
    ストン部材が連通口を閉じて第1の出口を開くことによ
    ってオイルクーラを通過させ、前記設定温度以上におい
    ては第1のピストン部材が連通口を開き且つ、この状態
    で第2の設定温度までは第2のピストン部材がバイパス
    口を開いてオイルクーラをバイパスさせ、第2の設定温
    度以上においては第2のピストン部材がバイパス口を閉
    じ第2の出口を開くことによって再びオイルクーラを通
    過させるようにしたことを特徴とするエンジンの潤滑油
    還流装置。
JP16996880U 1980-11-27 1980-11-27 エンジンの潤滑油還流装置 Expired JPS6039449Y2 (ja)

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JPS5792008U JPS5792008U (ja) 1982-06-07
JPS6039449Y2 true JPS6039449Y2 (ja) 1985-11-26

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