JPS603866Y2 - タイトフレ−ム - Google Patents

タイトフレ−ム

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JPS603866Y2
JPS603866Y2 JP1979008857U JP885779U JPS603866Y2 JP S603866 Y2 JPS603866 Y2 JP S603866Y2 JP 1979008857 U JP1979008857 U JP 1979008857U JP 885779 U JP885779 U JP 885779U JP S603866 Y2 JPS603866 Y2 JP S603866Y2
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JP
Japan
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tight frame
support leg
tight
base
rod
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Application number
JP1979008857U
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JPS55109723U (ja
Inventor
高之 中道
久能 山本
民二 高橋
一彦 梛良
Original Assignee
新日本製鐵株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、主として建築分野における例えば波板のよ
うな金属性薄板成型材等の屋根、壁材の固定部材として
用いられるタイトフレームに関する。
従来、上述した薄板成形型材の屋根、壁材等の取付方法
は、事前に塗装が完了した鉄骨部材を所定の精度で組み
立てた後にタイトフレームの位置決定を行ない、該タイ
トフレームを例えば溶接等の固着手段で固着し、次いで
屋根、壁材を取り付は例えばボルト等の緊締具で固定す
るのが一般的であった。
しかしながら、この方法は以下に述べるような欠点があ
った。
(1) タイトフレームが取り付けられる鉄骨部材の
建方は高所作業であるため、あらかじめ地上で塗装を行
なった後、建方を行なうのが一般的である。
しかして、波形等の金属製薄板成型材の屋根、壁材を取
り付けるタイトフレームは建方を終った鉄骨部材に溶接
等で固着されているが、前記タイトフレームを溶接等で
取り付けた場合、塗装済鉄骨部材が熱影響を受け、該熱
影響部の補修塗り等を必要としている。
また熱歪みによりタイトフレーム鉄骨部材に対する取付
精度を低下させたり構造部材に悪影響を与えている。
(2)タイトフレーム取付作業は高所作業であり、この
ような作業条件から、低作業能率である反面、高度の熟
練溶接工の確保を必要とする。
(3) 一旦タイトフレームを溶接で取り付けた場合
、後日の修正調整が困難である。
(4)亜鉛鉄板等の金属製薄板戊型材の屋根、壁材はメ
ンテナンスとしてタイトフレームと共に数回取り替える
のが一般的である。
この時、溶接部はエヤーガウジング、ガス溶断等により
タイトフレームを切断するため、鉄骨部材への損傷等が
発生する。
またこの作業は低能率であり且つ熟練労働者を必要とし
、加えて新規取付作業には上述した(1)〜(3)項ま
での作業と問題点を内在することとなる。
本考案は、上述した問題点を解決すべくなされたもので
、その特徴とするところは、頂部に薄板成形取付部1を
有すると共に、その両端から下方に開く支持脚2および
その支持脚2の下端から外側に向かう平板状の支持脚基
部を有する2以上の基体4を、隣り合う基体の支持脚基
部を共有させてなる連結部2bにより連結したタイトフ
レームにおいて、タイトフレーム両端の支持脚基部2
aを連結部2bよりも高く配置し、タイトフレーム両端
の支持脚2の下部に、基材フランジ係合溝5aを有する
係合部材5および棒状基体6aと係合鈎部6bとからな
る緊締具6を取付ける取付金具2cを固定し、基材フラ
ンジ保合溝5aに対向するように緊締具6を取付金具2
Cに取付けたことにあり、簡便な構成により、ワンタッ
チで鉄骨に取付けることができ、未熟練労働者でも高能
率、高精度で確実に取付作業が行え、メンテナンス時に
おいても取外し作業の簡易化をはかることができるタイ
トフレームを得ることができる。
以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて述べる。
第1図は本考案になるタイトフレームの一実施例を示す
斜視図である。
1は薄板成型材(屋根、壁材)の取付部であり、2は該
薄板成形取付部1の両側に斜下方に向かって延長形成し
た支持脚で、最下端部は外方に折曲げて鉄骨材(以下基
材と称す)3への取付部を兼ねた支持脚基部2aを形成
している。
上述した薄板成形取付部1、支持脚2および支持脚基部
2aで基体4を形成している。
この基体4は複数個の連結体としてタイトフレームを形
成することが後述するタイトフレームの基材3への取付
けに際し必要である。
2bは基体4の連結部で支持脚基部2aを兼ねて形成し
ている。
5は係合部材で、基材フランジ3aへの係合i5aを有
し、かつ前記支持脚2の下部に例えば溶接等の固着手段
で一体的に設けられ、前記係合i5aは支持脚2の下部
側方において基材長手方向に延長している。
またタイトフレームを基材3のフランジ3aに固定した
場合、前記フランジ3aと薄板成形材取付部1が平行に
なるようにするために、タイトフレームを基材3のフラ
ンジ3aに固定する前の状態では、少なくとも両端の薄
板成形材取付部1をタイトフレーム中央方向側が低くな
るように傾斜させておく必要がある。
6は基材フランジ3aへの係合鈎を有する緊締具で、棒
状基体6aの先端に係合鈎部6bを設けている。
この係合鈎部6bの先端をさらに例えば棒状基体方向に
折曲げ形成した基材フランジ係止部6cを設けてもよい
この緊締具6は棒状基体6aの基端部に螺合されたナツ
トからなるねじ締付は部6dを有し、支持脚2の適宜部
位に固着した取付金具2Cの孔に着脱自在に挿通されて
いる。
なお第1図および第3図に示すように、タイトフレーム
の連結部2bを基点に両端部を上方に反らせる(例えば
arrLImの)変形を付与し、ばね力を内在させたタ
イトフレームを形成する必要がある。
また、このばね力は屋根、壁材の将来予想される荷重(
施工時、風荷重時等)に充分耐える力であって、連結部
2bで圧着力を発生させ得る値とする必要がある。
この意味からタイトフレームの大きさ、形状、弾性係数
等の諸元から上述した必要圧着力が確保できるよう変形
付与量(例えばamlrrL)を構造計算あるいは実験
によって求めればよい。
なお第3図において、Aは薄板成形材であり、Bは取付
前、Cは取付後のタイトフレームの態様である。
第5図aに示すように、例えばボルト7のような締付具
を係合部材5の上面板に螺合味その締付具7を基材3の
フランジ3aの上面に押付けることにより、保合部材5
およびこれに固定されたタイトフレームを前記フランジ
3aに対し強固に締付固定することができる。
また保合部材5およびこれに固定されたタイトフレーム
を基材3に締付固定する手段としては、ボルトのような
締付具を使用しないで、例えば第5図すに示すように、
前記フランジ3aと係合部材5の上面板との間に楔7a
のような締付具を打込む手段を採用してもよい。
上述したように構威したタイトフレームは以下述べるよ
うに用いられる。
先づ、予め薄板成形材(屋根、壁材)の形状にフィツト
(fit)する形状に加工されたタイトフレームは、例
えば屋根材の施工範囲内で必要箇所に適宜数取付けられ
る。
取り付けは、係合部材5の例えばコ字状の係合溝5aを
基材3のフランジ3aに外挿し、例えば第5図aに示す
ようにボルト7により固定するか、あるいは第5図すに
示すように楔7aにより固定する。
この場合、係合115aの内法寸法を基材フランジ3a
の厚み寸法に合わせて製作すれば、上述したボルトある
いは楔による固定手段は不要となる。
しかしながらこの方法はタイトフレームが特定の基材3
にのみ使用される、いわば専用部材となることから共用
性に欠ける嫌いがある。
したがって、係合溝寸法を基材(列えばH形鋼のような
鉄骨材が通常用いられる)フランジの厚み変化に対応し
て最大寸法で製作しておけば、基材3の多様化に十分対
応でき、共用性を保持でき、上述した固定手段を採用す
ることとなる。
なお、タイトフレームの基材3への圧着力を増加させる
手段として第4図に示すように連結部2bの雨下端部に
楔7bを打込んでa′量の変形を与え、これによりばね
力を付与するか、あるいは同図に示すように例えば連結
部2bに螺合されたボルト7cをフランジ3aの上面に
圧接させてタイトフレームを一層強固に固定する。
また、タイトフレーム基体4を基材3に取付けた後、振
動等により係合部材5が基材フランジ3aから脱落する
ことを防ぐ目的で、前記係合部材5の係合するフランジ
3aと反対側のフランジ3aとタイトフレーム基体4を
いわゆるフックボルト状の緊締具6で一体的に結合する
この様にして連結部2bの数だけ係合部材5および緊締
具6を省略出来るので経済的にタイトフレーム取付を施
行出来る。
本考案は、上述したように構威し且つ用いることにより
、きわめて簡便な構造であると共に鉄骨材に対する固定
具の数が少なく、ワンタッチで鉄骨材に対し容易にかつ
迅速に取付けることができ、未熟練労働者でも高能率、
高精度でかつ経済的に取付作業が行えるとともに、補修
時においても容易に取外し作業ができるなど作業性の向
上に貢献するところがきわめて大きい。
特にこの考案においては、タイトフレームの両端の支持
脚基部2aが隣り合う基体4の支持脚2の下端を連結す
る連結部よりも高く配置されているので、両端の支持脚
基部2aを基材フランジ3aに固定した場合、タイトフ
レームの弾性力により連結部2bが基材フランジ3aに
向かって押圧されることになり、そのため連結部2bに
係合部材5および緊締具6を設ける必要がないので、経
済的にタイトフレームの取付施工を行なうことができる
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のタイトフレームを基材(鉄
骨材)に取り付けた場合を示す斜視図、第2図は第1図
の側方からみた部分拡大斜視図、第3図は本考案のタイ
トフレームの取付前および取付後の態様を示す説明図、
第4図はタイトフレーム基体の基材への圧着力付与手段
を例示した斜視図、第5図a、 bは本考案の一実施例
のタイトフレームを基材へ取り付けた場合の固定手段を
例示した部分斜視図である。 1・・・・・・薄板成形材(屋根壁材)の取付部、2・
・・・・・支持脚、2a・・・・・・支持脚基部、3・
・・・・・基材、3a・・・・・・フランジ、4・・・
・・・タイトフレームの基体、5・・・・・・係合部材
、5a・・・・・・係合溝、6・・・・・・緊締具、6
a・・・・・・基体、6b・・・・・・係合鈎部、6c
・・・・・・基材フランジ係止部、6d・・・・・・ね
じ締付は部、7・・・・・・ボルト、7a、7b・・・
・・・楔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 <1+ 頂部に薄板成形材取付部1を有すると共に、
    その両端から下方に開く支持脚2およびその支持脚2の
    下端から外側に向かう平板状の支持脚基部を有する2以
    上の基体4を、隣り合う基体の支持脚基部を共有させて
    なる連結部2bにより連結したタイトフレームにおいて
    、少なくとも両端の薄板成形材取付部1をタイトフレー
    ムの中央方向側が低くなるように傾斜して設け、かつタ
    イトフレーム両端の支持脚基部2aを連結部2bよりも
    高く配置し、タイトフレーム両端の支持脚2の下部に、
    基材フランジ係合溝5aを有する係合部材5および棒状
    基体6aと係合鈎部6bとからなる緊締具6を取付ける
    取付金具2cを固定し、基材フランジ係合i5aに対向
    するように緊締具6を取付金具2cに取付けたことを特
    徴とするタイトフレーム。 (2)前記緊締具6の棒状基体6aの先端に雄ねじを有
    し、前記取付金具2cに棒状基体6aを通す孔を有し、
    棒状基体6aをナツトで取付金具2cに取付けたことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のタイト
    フレーム。 (3) 前記緊締具6の係合鈎部6bの先端に、棒状
    基体6a方向に向う基材フランジ係止部6cを有するこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項又は第2
    項記載のタイトフレーム。 (4)前記係合部材5にボルト7が螺合されていること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項ないし第3
    項記載のタイトフレーム。
JP1979008857U 1979-01-29 1979-01-29 タイトフレ−ム Expired JPS603866Y2 (ja)

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JPS55109723U JPS55109723U (ja) 1980-08-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS50897U (ja) * 1973-05-01 1975-01-07

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