JPS6038635B2 - 構築物ド−ム部レンガの破砕除去工法 - Google Patents
構築物ド−ム部レンガの破砕除去工法Info
- Publication number
- JPS6038635B2 JPS6038635B2 JP15224280A JP15224280A JPS6038635B2 JP S6038635 B2 JPS6038635 B2 JP S6038635B2 JP 15224280 A JP15224280 A JP 15224280A JP 15224280 A JP15224280 A JP 15224280A JP S6038635 B2 JPS6038635 B2 JP S6038635B2
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- JP
- Japan
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- dome
- bricks
- arc
- space
- hem
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- Expired
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- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、熱風炉等の構築物のドーム部内張りレンガの
破砕除去を果すドーム部レンガの破砕除去工法に関する
。
破砕除去を果すドーム部レンガの破砕除去工法に関する
。
従来、例えば熱風炉の改修における、ドーム部内張りレ
ンガの除去工法としては、ドーム部外殻たる鉄皮を切り
開き解体口を設け、手作業により解体を行なったり、鉄
皮を貫通し内張りレンガに発破孔を多数穿設し、爆破に
よりレンガの除去を行なっていた。
ンガの除去工法としては、ドーム部外殻たる鉄皮を切り
開き解体口を設け、手作業により解体を行なったり、鉄
皮を貫通し内張りレンガに発破孔を多数穿設し、爆破に
よりレンガの除去を行なっていた。
しかし、上述の如き両工法は、鉄皮を切り開いたり孔を
穿設するので、鉄皮の再使用が不可能となり不経済であ
る。また後者の発破工法のものは、何ら特別の手段を講
じていないので、ドーム部レンガが落下途中で互にブリ
ッジして、完全に落下してしまわず、極めて危険な状態
を生じさせる等の不都合があった。そこで本発明の目的
は、鉄皮の再使用が可能で、且つブリッジ等を生じさせ
ず確実にドーム部レンガの破砕を果し得て、しかも迅速
、安全なドーム部レンガの破砕除去工法を実現するにあ
る。
穿設するので、鉄皮の再使用が不可能となり不経済であ
る。また後者の発破工法のものは、何ら特別の手段を講
じていないので、ドーム部レンガが落下途中で互にブリ
ッジして、完全に落下してしまわず、極めて危険な状態
を生じさせる等の不都合があった。そこで本発明の目的
は、鉄皮の再使用が可能で、且つブリッジ等を生じさせ
ず確実にドーム部レンガの破砕を果し得て、しかも迅速
、安全なドーム部レンガの破砕除去工法を実現するにあ
る。
以下図面に基づいて本発明の実施例を詳細且つ具体的に
説明する。第1図において、1は熱風炉であり、2は直
弼部、3はドーム部、4は鉄皮、5は断熱材、6はドー
ム部レンガであり耐火レンガである。
説明する。第1図において、1は熱風炉であり、2は直
弼部、3はドーム部、4は鉄皮、5は断熱材、6はドー
ム部レンガであり耐火レンガである。
また、7は直胴部2とドーム部3の境界線を示す。まず
、ドーム部3の裾部8を水平面上において2以上に分割
(本実施例においては2分割)し、第3図の如く円弧A
と円弧Bとにする。次に第5図の如く、裾部8のレンガ
を抜き取り、円周方向に所定間隔毎に空間部9を形成し
、隣接するレンガを残し残置部10とする。説明上、前
記円弧A上の空間部を9Aとしその高さをhaとする。
また、前記円弧B上の空間部9Bとしその高さをhbと
する。そして、両高さhaとhbと夫々異なる高さに形
成する。次いで、ドーム部3の裾部8下方のマンホー1
1等からドーム部3内に入り、前記残置部101こは複
数個の発破孔12を穿設し、爆薬を仕掛ける。
、ドーム部3の裾部8を水平面上において2以上に分割
(本実施例においては2分割)し、第3図の如く円弧A
と円弧Bとにする。次に第5図の如く、裾部8のレンガ
を抜き取り、円周方向に所定間隔毎に空間部9を形成し
、隣接するレンガを残し残置部10とする。説明上、前
記円弧A上の空間部を9Aとしその高さをhaとする。
また、前記円弧B上の空間部9Bとしその高さをhbと
する。そして、両高さhaとhbと夫々異なる高さに形
成する。次いで、ドーム部3の裾部8下方のマンホー1
1等からドーム部3内に入り、前記残置部101こは複
数個の発破孔12を穿設し、爆薬を仕掛ける。
、また第6、7図に示すよう
に、ドーム部3を垂直面により2以上に分割(本実施例
ではクロス状に4分割)し、その縦分割線13,13′
に沿って、2列の発破孔12′を穿設し、爆薬を仕掛け
\る。
に、ドーム部3を垂直面により2以上に分割(本実施例
ではクロス状に4分割)し、その縦分割線13,13′
に沿って、2列の発破孔12′を穿設し、爆薬を仕掛け
\る。
そして、まず縦分割線13、13′に沿って発破を行な
い、次いで、毅発的に水平面上の前記残置部10の発破
を行う。
い、次いで、毅発的に水平面上の前記残置部10の発破
を行う。
(なお、いずれを先に、あるいは同時に爆破してもよい
。)さすれば、ドーム部レンガ6は前記縦分割線から分
割し落下を開始し、前記直弼部2の上端部2tにドーム
部3のまず裾部を激突させるが、前記空間部9Aと98
とはその高さha、hbが異なり、本実施例においては
ha<hbとしたので、第4図の如くまず円弧A上のレ
ンガ6Aが激突破砕し、次に円弧B上のレンガ6Bが激
突破砕する。
。)さすれば、ドーム部レンガ6は前記縦分割線から分
割し落下を開始し、前記直弼部2の上端部2tにドーム
部3のまず裾部を激突させるが、前記空間部9Aと98
とはその高さha、hbが異なり、本実施例においては
ha<hbとしたので、第4図の如くまず円弧A上のレ
ンガ6Aが激突破砕し、次に円弧B上のレンガ6Bが激
突破砕する。
つまり、分割した円弧毎に夫々時間差を持って直弼部上
端部Wこ激突する。そのため、各部分のレンガ6は部分
的に破砕倒壊を為すので、レンガ6が互にブリッジする
不都合を防止し得て、ドーム部レンガ6の破砕除去を果
し得る。なお、本発明は上述実施例に限定されるもので
は無く、種々応用改変を為し得るのは勿論である。
端部Wこ激突する。そのため、各部分のレンガ6は部分
的に破砕倒壊を為すので、レンガ6が互にブリッジする
不都合を防止し得て、ドーム部レンガ6の破砕除去を果
し得る。なお、本発明は上述実施例に限定されるもので
は無く、種々応用改変を為し得るのは勿論である。
例えば、垂直面によるドーム部の分割は、第8図の如く
総分割線が1本の2分割でも良く、また第9図の如く、
Y字状の総分割線による3分割でも、あるいはそれ以上
に分割してもよい。
総分割線が1本の2分割でも良く、また第9図の如く、
Y字状の総分割線による3分割でも、あるいはそれ以上
に分割してもよい。
また、本実施例では縦分割線に沿って2列に発破孔を穿
設する例を示したが、熱風炉の規模やレンガの材質等に
より、1列或いは2列以の発破孔を適宜選択すればよく
、また発破孔は並列、千鳥状など任意の形状及び間隔に
配列すればよい。
設する例を示したが、熱風炉の規模やレンガの材質等に
より、1列或いは2列以の発破孔を適宜選択すればよく
、また発破孔は並列、千鳥状など任意の形状及び間隔に
配列すればよい。
また、裾部を分割して円弧を形成する場合も、2分割以
上にすることもでき、各円弧上の空間部の高さを円弧毎
に異なるものとし、より一層ブリッジ現象を防止する構
成とすることもできる。更にまた上記実施例においては
、垂直面によるド−ム部の縦分割線と、水平面上の裾部
の分割円弧の境界線とは、ドーム裾部において第6図の
如く一致させるように構成したが、縦分割線と円弧の境
界線とは一致させなくても良い。しかし好ましくは、上
述本実施例の如く両線を一致させれば、より確実な効果
を得ることができる。また、本発明は熱風炉のみでは無
く、ドーム部を有する全ての構築物に適用することがで
きる。
上にすることもでき、各円弧上の空間部の高さを円弧毎
に異なるものとし、より一層ブリッジ現象を防止する構
成とすることもできる。更にまた上記実施例においては
、垂直面によるド−ム部の縦分割線と、水平面上の裾部
の分割円弧の境界線とは、ドーム裾部において第6図の
如く一致させるように構成したが、縦分割線と円弧の境
界線とは一致させなくても良い。しかし好ましくは、上
述本実施例の如く両線を一致させれば、より確実な効果
を得ることができる。また、本発明は熱風炉のみでは無
く、ドーム部を有する全ての構築物に適用することがで
きる。
以上詳細な説明から明らかなように、本発明によれば、
ブリッジ現象などの不都合を生ぜずに、ドーム部レンガ
の破砕除去を容易・迅速且つ安全に果し得て、しかも鉄
皮を傷つけぬ無傷工法なので、鉄皮の再使用が可能で経
済的に極めて有利であり、更にドーム部が分割されて落
下するので熱風炉への落下による衝撃が分割軽減され、
熱風炉の劣化を来さないという箸効を得る。
ブリッジ現象などの不都合を生ぜずに、ドーム部レンガ
の破砕除去を容易・迅速且つ安全に果し得て、しかも鉄
皮を傷つけぬ無傷工法なので、鉄皮の再使用が可能で経
済的に極めて有利であり、更にドーム部が分割されて落
下するので熱風炉への落下による衝撃が分割軽減され、
熱風炉の劣化を来さないという箸効を得る。
図面は本発明の実施例を示し、第1図は熱風炉の縦断面
図、第2図は熱風炉のドーム部斜視図、第3図は第2図
の1−1線による端面図、第4図は第2図の0−0線に
よる断面図、第5図はド−ム裾部の部分拡大図、第6図
はドーム部レンガに発破孔を穿設した状態を示す第1図
の矢視m図、第7図は第6図のN−W線による断面図、
第8,9図は夫々他の実施例を示すドーム内面図である
。 1は熱風炉、2は直胴部、2tは上端部、3はドーム部
、6はドーム部レンガ、8は裾部、9は空間部、10は
残置部、12と12′は発破孔、13と13′は縦分割
線、haとhbは空間部の高さである。 第7図 第2図 第3図 第4図 第7図 第5図 第6図 第8図 第9図
図、第2図は熱風炉のドーム部斜視図、第3図は第2図
の1−1線による端面図、第4図は第2図の0−0線に
よる断面図、第5図はド−ム裾部の部分拡大図、第6図
はドーム部レンガに発破孔を穿設した状態を示す第1図
の矢視m図、第7図は第6図のN−W線による断面図、
第8,9図は夫々他の実施例を示すドーム内面図である
。 1は熱風炉、2は直胴部、2tは上端部、3はドーム部
、6はドーム部レンガ、8は裾部、9は空間部、10は
残置部、12と12′は発破孔、13と13′は縦分割
線、haとhbは空間部の高さである。 第7図 第2図 第3図 第4図 第7図 第5図 第6図 第8図 第9図
Claims (1)
- 1 ドーム部裾部を水平面上において2分割以上して複
数の円とし、該円弧上のドーム部裾部のレンガを複数箇
所抜き取り空間部を形成するとともに隣接部をそのまま
の残置部として交互に両部を形成し、前記空間部を各円
弧毎に異なる高さにし、前記残置部には発破孔を設け爆
薬を仕掛け、更にドーム部を垂直面により2分割以上し
、この縦分割線に沿つて多数の発破孔を穿設し爆薬を仕
掛け、前記両爆薬を爆破させ、前記空間部の高さの異な
りから各円弧上のドーム部レンガを夫々時間差を持つて
落下させ、ドーム部レンガを破砕除去することを特徴と
する構築物ドーム部レンガの破砕除去工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15224280A JPS6038635B2 (ja) | 1980-10-31 | 1980-10-31 | 構築物ド−ム部レンガの破砕除去工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15224280A JPS6038635B2 (ja) | 1980-10-31 | 1980-10-31 | 構築物ド−ム部レンガの破砕除去工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5777880A JPS5777880A (en) | 1982-05-15 |
JPS6038635B2 true JPS6038635B2 (ja) | 1985-09-02 |
Family
ID=15536188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15224280A Expired JPS6038635B2 (ja) | 1980-10-31 | 1980-10-31 | 構築物ド−ム部レンガの破砕除去工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6038635B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017218376A1 (en) | 2016-06-15 | 2017-12-21 | Laitram, L.L.C. | Wet case detector in a conveyor belt |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BR0004718A (pt) * | 2000-10-09 | 2002-05-21 | Ind De Material Belico Do Bras | Método para remoção de concreto refratário com uso de explosivos em equipamentos industriais |
-
1980
- 1980-10-31 JP JP15224280A patent/JPS6038635B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017218376A1 (en) | 2016-06-15 | 2017-12-21 | Laitram, L.L.C. | Wet case detector in a conveyor belt |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5777880A (en) | 1982-05-15 |
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