JPS63122870A - 煙突の解体方法 - Google Patents

煙突の解体方法

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JPS63122870A
JPS63122870A JP26738286A JP26738286A JPS63122870A JP S63122870 A JPS63122870 A JP S63122870A JP 26738286 A JP26738286 A JP 26738286A JP 26738286 A JP26738286 A JP 26738286A JP S63122870 A JPS63122870 A JP S63122870A
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JP
Japan
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chimney
gunpowder
base
wall
overturning
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JP26738286A
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川元 良夫
石橋 ▲じょう▼治
舟越 久仁陽
恵司 井上
明弘 吉田
村尾 秀明
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Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はコンクリート製の煙突を転倒させることによ
ってこれを解体する、煙突の解体方法に関するものであ
る。
(発明が解決しようとする問題点) 鉄筋コンクリート造煙突の解体は従来、人力によって頂
部から壁体を内側にはつり落としながら高さを低下させ
る方法、敷地や煙突周辺の安全を確保して基部のコンク
リ−1・をはつり、転倒させる方法等により行われてい
る。
ところでこの後者の煙突を転倒させる方法では通常はつ
りを人力、もしくは機械力によって行い、転倒の兆候を
監視しながら最後のはつり、鉄筋の切断、そして転倒開
始の確認後、作業員を迅速に退避させるという要領で解
体が実施されるが、作業員の退避前に転倒が開始される
ため解体作業には危険が伴うのが実情であり、特に最近
では煙突が巨大化して高さが100m以上に及ぶことも
稀ではなく、その規模の拡大に従って破片の飛散する範
囲も拡大し、退避に要する時間の限界より更に危険性が
高まることになる。
この発明は以上の転倒による解体方法の実情を踏まえ、
解体作業の合理化及び安全性の向上を図る目的からなさ
れたもので、作業員の完全な退避後に転倒を開始させる
方法を採用することによりこれを実現しようとするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 本発明では従来人力に頼っていた最終段階のはつりを火
薬を利用して行うことにより解体作業の合理化、そして
安全性及び精度の向上を図る。
煙突の火薬による爆破に先立って基部の所定の箇所だけ
はつっておき、火薬装填後、作業員を安全な区域まで退
避させ、火薬に点火して煙突を転倒させる。
基部の壁体は、予め設定された転倒方向に関して対称に
転倒方向前方から後方にかけてU字状に、且つ所要の高
さだけはつられる。
この煙突の重心軸に関してU字状にはつられる部分の中
心角及び所要の高さは煙突の全重量、基部断面の断面性
能等に応じ、計算によって求められる。
火薬は壁体の転倒方向前面とはつり箇所の両端に装填さ
れ、転倒方向の後方に位置するはつり箇所両端の火薬は
、その部分に配筋される主筋の圧縮力をIW放するとと
もに、爆発力による上向きの衝撃力と転倒力を与え、転
倒を効率的に、また正確に行うため転倒方向前面の火薬
より僅かに遅れて点火される。
(実 施 例) 以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて説明する。
この発明は第1図−■に示すよ・シな鉄筋コンクリート
造の煙突Aを、その基部の壁体1を部分的にはつった後
に火薬2の爆破によって転倒させ、解体する方法である
。第1図のU、  I[I。
IV、 VはIの各W−W線、X−X線、Y−Y線、2
−2線の断面を示す。
第2図は一般的な高さ、65mの煙突Aの実施例を示し
たものである。
図中ハツチングを施した箇所ははつり部分を、点を入れ
た箇所a部、b部は火薬2の装填部分をそれぞれ示す。
また矢印は設定された煙突Aの転倒方向を、■における
中心、■における一点鎖線は重心軸を示している。
■に示すようにはつり部分は重心軸回りに、転倒方向に
関して対称に転倒方向前方から後方にかけてU字状に設
定され、その中心角θは煙突Aの重量、基部断面の断面
性能、開口Cの大きさ及びその周囲の補強状態等各種の
条件に基づく計算によって決定される。この中心角θは
転倒の確実性のため図示するように優角とすることが望
ましい。
またHに示すようにはつり部分の高さは転倒方向前方か
ら後方に向けて次第に小さく設定される。この高さh−
h’もまた中心角θ同様種々の条件に従って決定される
。     ′火薬2の装填部分a部、b部の幅、高さ
も上述の条件に一定の安全率を見込んで決定される。
a部とb部とに装填された火薬2は爆破時、それぞれ一
定の時間をおいて点火される。すなわちa部にまず点火
し、続いて数秒後す部に点火するという要領で壁体1は
爆破される。
第3図は規模の大きい、高さ100mの煙突Aの実施例
を示したもので、特に開口C周囲に補強のための鉄骨3
が入れられである場合である。
この場合も第2図の実施例と同様にはつり部分の中心角
θ及び高さh−h’が決められるが、壁体1のはつりと
ともに、開口C補強部の解体として鉄骨3の切断が行わ
れる。
次に第4図により作業手順を説明する。
まず詳細な計算に基づいて決定された、はつり部分と火
薬2装瞑部分の中心角θ、高さh〜h′等の値に従って
壁体1にマーキングする(I)。このとき煙突A周囲の
状況、風向き及び風力を十分に配慮した上で転倒方向が
決められる。また例えば第1図−n、  l[1,IV
、 V等煙突Aの要所をコアボーリングし、各壁体1の
解体時現在のコンクリート強度を確認して上記の値と照
合し、必要があればこれを修正する。
壁体1へのマーキングに続いて決められた火薬2装填部
分a部、b部に火薬挿入用の削孔1dを穿設する(n)
次にマーキングの施された箇所のはつりを転倒方向左右
の均衡を保ちながらブレーカ4等により行い(■)、削
孔1dに火薬2を装填する(IV)。このときはつり部
分の必要本数の鉄筋を切断しておき、また煙突Aの転倒
位置に衝撃を和らげるために緩衝材5を設置する。
ここで火薬2のJl破の準備後、直ちに全作業員を退避
させ、これを確認する。
続いて火薬2装填部分のa部、b部に相次いで点火し、
基部を爆砕する(V)。
煙突Aの転倒後(■)、煙突Aを更にブレーカ4で小割
り・解体し、これを処分して解体作業は終了する。
(発明の効果) この発明は以上の通りであり、煙突基部の必要箇所だけ
予めはつっておき、後は作業員の完全退避後に爆破によ
る転倒を行うものであるため作業の簡素化9作業時間の
短縮化が実現されると同時に、安全性の向上を図ること
が可能である。
またコンクリ−1・のはつりは入念な計算に基づいて実
施されるため転倒の確実性および精度を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図−■は煙突の全容を示した立面図、■。 m、 ■、vはその各W−W線、X−X線、Y−Y線、
2−2線断面図、第2図は煙突基部のはつり及び削孔穿
設の実施状況を示したもので、■は平面図、■は立面図
、第3図は他の実施例を示したもので、■は平面図、■
は転倒方向立面図、■はその側面図、第4図−■〜■は
作業手順を示した概要図である。 A・・煙突、C・・開口、1・・壁体、1d・・削孔、
2・・火薬、3・・鉄骨、4・・ブレーカ、5・・緩衝
材。 第 3r11 ■ I               I[第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄筋コンクリート造煙突の基部の壁体を、所定の
    転倒方向に関して対称に転倒方向前方から後方にかけて
    U字状に、且つ所要の高さだけはつるとともに、壁体の
    転倒方向前面とはつり箇所の両端に火薬挿入用の削孔を
    穿設した後、削孔に火薬を装填し、転倒方向前面の火薬
    に続き、一定の時間をおいてはつり箇所両端の火薬に点
    火し、煙突基部を爆砕してこれを転倒させることを特徴
    とする煙突の解体方法。
JP26738286A 1986-11-10 1986-11-10 煙突の解体方法 Granted JPS63122870A (ja)

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JP26738286A JPS63122870A (ja) 1986-11-10 1986-11-10 煙突の解体方法

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JPS63122870A true JPS63122870A (ja) 1988-05-26
JPH0370068B2 JPH0370068B2 (ja) 1991-11-06

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JPH0370068B2 (ja) 1991-11-06

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