JPS6038608B2 - 溶融焼却炉の制御方法 - Google Patents

溶融焼却炉の制御方法

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JPS6038608B2
JPS6038608B2 JP16537780A JP16537780A JPS6038608B2 JP S6038608 B2 JPS6038608 B2 JP S6038608B2 JP 16537780 A JP16537780 A JP 16537780A JP 16537780 A JP16537780 A JP 16537780A JP S6038608 B2 JPS6038608 B2 JP S6038608B2
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JP
Japan
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combustion chamber
melting
oxygen concentration
air
secondary combustion
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JP16537780A
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JPS5790512A (en
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正二 馬越
博征 藤内
清一 阿部
光雄 田崎
憲一 清水
栄彰 石原
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G5/00Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
    • F23G5/08Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating
    • F23G5/085High-temperature heating means, e.g. plasma, for partly melting the waste

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は煙道中の窒素酸化物を制御する熔融焼却炉の
制御方法に関するものである。
産業および生活排水処理から生じた汚泥は、一般にこれ
を減量化、安定化した後埋立てたり海洋投棄するように
している。
その方法としては、従来、汚泥を溶融、焼却炉を用いて
処理することが行われている。このような溶融焼却処理
にあたっては、公害防止のうえから、燃焼によって発生
する窒素酸化物の濃度をできるだけ低く抑えることが重
要である。従来その方法として、例えば特公昭55一6
801号公報のような溶融焼却炉を用いたものが知られ
ている。
これは、主燃焼室である火焔室において被処理物を焼却
、溶融し、次の二次燃焼室である後燃焼室において火焔
室おける未燃焼物等をさらに焼却するようにしたもので
、後燃焼室には、臭気を含む乾燥排ガス等を導入し、N
○x濃度の増大化を抑止するようにしている。しかし、
このような溶融焼却炉を用いたものにあっては、二次燃
焼室での燃焼効果とN○×濃度抑制との相反する条件を
満たすための条件をどのようにするかが大きな問題であ
って、この点が未解決な技術として残されている。
本発明者らは、溶融焼却炉における前記の技術的課題を
解決するため研究を重ねた結果、二次燃焼室における燃
焼排ガス中の残存酸素濃度をある範囲内に制御すること
によってNO戊濃度を所定の価以下に抑制することがで
きることを見出した。
この発明は、かかる知見にもとづきなされたもので、従
来の溶融焼却炉における問題点を解決し、燃焼状態を良
好に維持しながらN○k濃度を抑制することのできる燃
焼の制御を簡易に行い得るようにした方法を提供しよう
とするものである。
以下図面によってこの発明の一実施例を説明する。
図はこの発明における溶融焼却装置の正断面図を示すも
ので、符号1は溶融炉を示している。
この溶融炉の上部には2つの貯溜室2,2が設けられ、
この貯溜室は汚泥供給コンベア(図に示してない)によ
って送り込まれた汚泥すなわち被処理物を貯溜するとと
もにこれを順次下降させながら予備的に乾燥させるよう
にされている。それらの貯溜室2,2間にはこれらの室
から供給された被処理物を熔融および燃焼する主燃焼室
3が設けられる。この燃焼室には一次バーナー5が設け
られ、このバーナーはポンプ6を介して燃料タンク7に
連結されるとともにオリフィス8、燃焼空気量を制御す
る空気量調節器9たとえば制御ダンパ−および熱交換器
10を介してたとえば送風機等の燃焼空気供給源11に
ダクト12により接続されている。主燃焼室3の下部に
は2次燃焼室13が設けられている。この燃焼室には二
次バーナー15が設けられ、このバーナは一次バーナー
5と同様にポンプ6を介して燃料タンク7に連結される
とともにオリフイス18、燃焼空気量を制御する空気調
節器19たとえば制御ダンパーおよび熱交換器10を介
して燃焼空気供給源11にダクトJ2を介して接続され
ている。二次燃焼室13には煙道20が接続され、この
煙道は熱交換器10を通って煙突(図に示してない)に
至っている。また二次燃焼室13の下方にはスラグピッ
ト21が設けられ、このビット内にはコンベア22が設
置され、その他端はスラグ受け23に延びている。また
鰹道2川こはこの煙道内を通過する排ガス中の残存酸素
濃度を測定する濃度計24が設けられ、この濃度計には
コントローラー26が接続され、このコントローラーを
介して空気量調節器19力稀U御される。上記機成の溶
融炉1において、汚泥は汚泥コンベアによって貯溜室2
内に投入される。
この貯溜室に投入された被処理物は予備的に乾燥されな
がら順次下降し、主燃焼室3に送られる。この燃焼室に
おいて、一次バーナー5に燃料タンクから燃料が、また
燃焼空気供給源11から燃焼空気がそれぞれ送り込まれ
、これによって燃焼室1内の彼処理物は溶融および燃焼
される。一般に分流式の下水汚泥は発熱量が高く、その
値が3.50皿cal/k9・ds以上においては自然
溶融する性質がある。
このぱあいの主燃焼室3内の温度は約1400〜150
0qoである。したがって、被処理物は一たん自然溶融
を開始すると、一次バーナー5の運転を止めても貯溜室
2からの被処理物の供給とダクト12からの空気の供給
がある限りその溶融は継続される。
そして主燃焼室3で溶融燃焼された被処理物は2次燃焼
室13を通ってスラグピット21に送られるが、その際
主燃焼室3内で完全に溶融および燃焼しなかった未熔融
処理物は二次燃焼室13内において二次バーナー15に
よって溶融および燃焼される。この二次バーナー15は
一次バーナー5と同様に燃料タンク7から燃料の供給を
受けるとともに空気供給源11から燃焼空気の供給を受
け連続的に燃焼を継続している。したがって、主燃焼室
3から排出される排ガス中の臭気成分も同時に焼却脱臭
される。その後この排ガスは煙道20を通り、熱交換器
に熱を与えた後煙道に導かれ、この過程において空気供
給源11からの空気は熱交換器10内において予熱され
る。その際煙道内の排ガス残在酸素濃度は濃度計24に
より定期的に測定され、その測定値の平均が設定値に近
似あるいはそれ以下のぱあし、にはコントローラー26
への出力はなく、したがってコントローラー26は空気
量調節器19を制御しない。それで、この二次燃焼室に
おけるN扱発生量(12%酸素換算N○×値)について
は、多くの実験研究を重ねた結果、酸素濃度と密接な関
係があることが見出された。
それによれば、12%N○×値は、残存酸素濃度が3%
〜7%の範囲ではN○×値100〜150PPM(平均
120PPM)となり、ほぼ一定で、これをはずれると
高くなる傾向を示している。このことは、7%02以上
の場合は、酸素過多による影響、3%以下の場合は汚泥
中のNのN○×への転化率の増大ということが考えられ
る。したがって、本発明溶融焼却炉の二次燃焼室におけ
る燃焼制御は02%で3〜7の範囲にすればよく、それ
によって酸素12%換算値のN0×が150PPM以下
に抑制される。そして、このN○×の値は池焼却炉に比
べてかなり低い値となっており、これは、2段燃焼によ
る本発明方法の特性であるといえる。もし煙道20内の
残存酸素濃度の平均が設定値を越えたぱあし、には濃度
計24の出力はコントローラー26に与えられ、これに
よってコントローラー26は空気量調節器19を閉じる
ように制御し、このためダクト12を通して二次燃焼室
13への空気量は減少する。
そして鰹道20内の残存酸素濃度が設定値に近似してく
るを濃度計24の出力によりコントローラー26が作動
し、空気量調節器19を元の状態に戻すのである。一方
スラグピット21内に送り込まれた被処理物はここで冷
却処理されるとともにコンベア22上に堆積されるが、
この被処理物はコンベア22によってスラグ受け23に
連続的に搬送される。
なお、オリフィス8,18は燃焼室3,13への空気量
を測定する。また空気量調節器9は空気量調節器19と
は別に単独で主燃焼室3への空気量を調節する。以上説
明したように、この発明の方法によれば、汚泥の焼却処
理を主燃焼室と二次燃焼室との2つの燃焼室を通して行
い、二次燃焼室からの排ガス中の酸素濃度に応じて二次
燃焼室の方の燃焼空気量を制御して窒素酸化物の濃度の
抑制を図るようにしたので、主燃焼室においては、常に
汚泥の焼却、溶融に必要な最少限の燃焼状態を維持させ
ることにより、発生する窒素酸化物の濃度を低く抑える
ことができるとともに、この主燃焼室においては制御手
段を施す必要がなく、管理が極めて容易となる。
また、二次燃焼室では、主燃焼室とは関係なく単独で制
御ができるので、制御系統が単一化され、全体として制
御が極めて容易となる。しかも、二次燃焼室においては
、大部分が主燃焼室で処理された末燃物の再焼却に必要
な燃焼処理であるから、主燃焼室における燃焼処理に比
べて軽易なものとなり、燃焼温度も低く抑えられ、した
がって、窒素酸化物の発生原因をなす温度と酸素濃度の
うちの酸素濃度を3〜7%の範囲内にするという制御だ
けで、窒素酸化物の発生を酸素12%換算値の15岬P
M以下に、容易、確実に抑制することができるという優
れた効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明における溶融焼却装置の正断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被処理物を貯溜するとともに、これを順次下降させ
    ながら予備的に乾燥し、つづいてこれを主燃焼室におい
    て焼却、溶融し、次の二次燃焼室において主燃焼室にお
    ける残渣及び未燃焼物をさらに焼却するようにした溶融
    焼却方法において、二次燃焼室における排ガス中の酸素
    濃度を測定し、この測定値とあらかじめ設定したその酸
    素濃度の値との差によつて、二次燃焼室への燃焼空気量
    を制御するようにし、二次燃焼室における燃焼排ガス中
    の残存酸素濃度を3〜7%の範囲にすることを特徴とす
    る溶融炉の制御方法。
JP16537780A 1980-11-26 1980-11-26 溶融焼却炉の制御方法 Expired JPS6038608B2 (ja)

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US9618203B2 (en) * 2012-09-26 2017-04-11 L'Air Liquide Société Anonyme Pour L'Étude Et L'Eploitation Des Procedes Georges Claude Method and system for heat recovery from products of combustion and charge heating installation including the same

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