JPS6038462B2 - 珪素鉄薄帯とその製造方法 - Google Patents
珪素鉄薄帯とその製造方法Info
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- JPS6038462B2 JPS6038462B2 JP53114847A JP11484778A JPS6038462B2 JP S6038462 B2 JPS6038462 B2 JP S6038462B2 JP 53114847 A JP53114847 A JP 53114847A JP 11484778 A JP11484778 A JP 11484778A JP S6038462 B2 JPS6038462 B2 JP S6038462B2
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- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/46—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for sheet metals
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/06—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D6/00—Heat treatment of ferrous alloys
- C21D6/008—Heat treatment of ferrous alloys containing Si
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/02—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing silicon
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/12—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials
- H01F1/14—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials metals or alloys
- H01F1/16—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials metals or alloys in the form of sheets
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、珪素鉄薄帯とその製造方法に関するものであ
る。
る。
鉄に珪素を少量添加した珪素鉄は、電気抵抗が高く、磁
気的にも優れた性質をそなえている上、量産性にも富む
ので、古くから実用化され、特に珪素を３〜４重量％（
以下単に％で示す）含有する珪素鉄板は電気機器の鉄心
用材料として広く用いられている。
気的にも優れた性質をそなえている上、量産性にも富む
ので、古くから実用化され、特に珪素を３〜４重量％（
以下単に％で示す）含有する珪素鉄板は電気機器の鉄心
用材料として広く用いられている。
特に近年では、結晶粒の〔１００〕軸に向を持たせ、交
番磁界のもとで使用する場合の損失を小さく保つよう工
夫された珪素鉄板とか、方向性をもたせた珪素鉄板に張
力が自然に加えられるように表面処理し、見かけ上、滋
歪を小さくした珪素鉄板が開発されている。珪素鉄の欧
磁気特性は珪素の添加量とともに向上し、損失は減少し
、滋歪が零となる珪素添加量６．５％附近で最も優れた
磁気特性が現われ、雑音公害もないと言われている。
番磁界のもとで使用する場合の損失を小さく保つよう工
夫された珪素鉄板とか、方向性をもたせた珪素鉄板に張
力が自然に加えられるように表面処理し、見かけ上、滋
歪を小さくした珪素鉄板が開発されている。珪素鉄の欧
磁気特性は珪素の添加量とともに向上し、損失は減少し
、滋歪が零となる珪素添加量６．５％附近で最も優れた
磁気特性が現われ、雑音公害もないと言われている。
しかし珪素添加量が４％を越すと急激に腕化して圧延が
困難になり、薄帯の量産が事実上不可能となることから
、圧延が容易な３〜４％珪素とまりの電気鉄板が広く用
いられ、またその応用装置もきわめて低周波に限られて
いた。本発明は、上記したような従来の３〜４％Ｓｉを
含有する珪素鉄帯の有する滋歪が水大きく、かつ硬度が
高くて可操性に欠けるため加工一性が劣るという欠点を
除去、改善した新規な珪素鉄薄帯をその製造方法と共に
提案するものである。
困難になり、薄帯の量産が事実上不可能となることから
、圧延が容易な３〜４％珪素とまりの電気鉄板が広く用
いられ、またその応用装置もきわめて低周波に限られて
いた。本発明は、上記したような従来の３〜４％Ｓｉを
含有する珪素鉄帯の有する滋歪が水大きく、かつ硬度が
高くて可操性に欠けるため加工一性が劣るという欠点を
除去、改善した新規な珪素鉄薄帯をその製造方法と共に
提案するものである。
すなわちこの発明は、Ｓｊ：４〜１の重量％を含有し残
部はＦｅまたはＦｅを主体とする鉄族元素の組成あるい
はＳｉ：４〜１０重量％と、Ｃ：０．００１〜０．０６
の重量％およびＭｎ：０．００５〜０．０８重量％を含
み、かつ０．００３〜０．１０の重量％のＳ、０．３０
の重量％以下のＳｂ、０．３０の重量％以下のＳｅおよ
び０．００を重量％以下のＴｅのうちから選んだ少くと
も一種または０．０４０重量％以下の醗可溶山を含有し
、残部はＦｅまたはＦｅを主体とする鉄族元素の組成か
らなり、該組成物溶融体の噴出流動に加えた超急速冷却
に伴う熱履歴を経た薄帯化処理のまま、中間熱処理ない
こ厚さ３０山机に至る間の線返し冷間圧延が自在な被圧
延性と、同じく１８００ に至る折り曲げで割れを生じ
ない可塑性とをあわせて具備する珪素鉄薄帯である。
部はＦｅまたはＦｅを主体とする鉄族元素の組成あるい
はＳｉ：４〜１０重量％と、Ｃ：０．００１〜０．０６
の重量％およびＭｎ：０．００５〜０．０８重量％を含
み、かつ０．００３〜０．１０の重量％のＳ、０．３０
の重量％以下のＳｂ、０．３０の重量％以下のＳｅおよ
び０．００を重量％以下のＴｅのうちから選んだ少くと
も一種または０．０４０重量％以下の醗可溶山を含有し
、残部はＦｅまたはＦｅを主体とする鉄族元素の組成か
らなり、該組成物溶融体の噴出流動に加えた超急速冷却
に伴う熱履歴を経た薄帯化処理のまま、中間熱処理ない
こ厚さ３０山机に至る間の線返し冷間圧延が自在な被圧
延性と、同じく１８００ に至る折り曲げで割れを生じ
ない可塑性とをあわせて具備する珪素鉄薄帯である。
またこの発明は、Ｓｉ：４〜１の重量％を主要成分とし
て含有する珪素鉄線成物の溶融体を、冷却面が高速で更
新移動する冷却体上に連続的に供給し、その後の中間処
理ないこ厚さ３０仏肌に至る間の繰返し袷間圧延が自在
な被圧延性と同じく１８０ｏに至る折り曲げで割れを生
じない可塑性とをあわせてもたらす冷却速度で急冷する
ことを特徴とする珪素鉄薄帯の製造方法である。
て含有する珪素鉄線成物の溶融体を、冷却面が高速で更
新移動する冷却体上に連続的に供給し、その後の中間処
理ないこ厚さ３０仏肌に至る間の繰返し袷間圧延が自在
な被圧延性と同じく１８０ｏに至る折り曲げで割れを生
じない可塑性とをあわせてもたらす冷却速度で急冷する
ことを特徴とする珪素鉄薄帯の製造方法である。
次に本発明を詳細に説明する。
本発明の珪素鉄薄帯はＳｉ４〜１０％を含有し、残部は
ＦｅまたはＦｅを主体とする鉄族元素よりなるものであ
る。
ＦｅまたはＦｅを主体とする鉄族元素よりなるものであ
る。
ここに鉄族元素とはＦｅ、ＣｏおよびＮｉの三元素を指
し、Ｆｅを主体とする鉄族元素としては、Ｆｅ以外に全
組成分中に６の重量％以下を占めるＣｏおよびＮｉのう
ち少くとも一種を含むものが有利に適合する。またＳｉ
および鉄族元素以外の元素としては、従来の電磁鋼板に
含有される元素、例えばＣ、Ｍｎ、Ｎ、Ｓ、Ｓｂ、Ｓｅ
およびＴｅなどを該鋼板中にそれぞれ含有される通常の
含有量の範囲内で含有させることができる。
し、Ｆｅを主体とする鉄族元素としては、Ｆｅ以外に全
組成分中に６の重量％以下を占めるＣｏおよびＮｉのう
ち少くとも一種を含むものが有利に適合する。またＳｉ
および鉄族元素以外の元素としては、従来の電磁鋼板に
含有される元素、例えばＣ、Ｍｎ、Ｎ、Ｓ、Ｓｂ、Ｓｅ
およびＴｅなどを該鋼板中にそれぞれ含有される通常の
含有量の範囲内で含有させることができる。
すなわちＳｉ、Ｆｅ族元素以外の元素のうち好適であっ
て制限的でない成分組成範囲としては通常の珪素鉄板と
同機に下記の如くである。
て制限的でない成分組成範囲としては通常の珪素鉄板と
同機に下記の如くである。
Ｃ Ｏ．００１〜０．０６０％、
Ｍｎ ｏ．００５〜０．０８％、
Ｓ Ｏ．００３〜０．１００％、
また必要により含有されるものは下記の如くである。
駿可溶性川０．０４０％以下、Ｓｂ、Ｓｅ、Ｔｅのうち
から選ばれる何れか１種又は２種以上Ｓｂ、Ｓｅにあっ
てはそれぞれ０．３００％以下Ｔｅにあっては０．００
２％以下。
から選ばれる何れか１種又は２種以上Ｓｂ、Ｓｅにあっ
てはそれぞれ０．３００％以下Ｔｅにあっては０．００
２％以下。
本発明の急袷薄帯は、その厚さは数仏肌〜数百仏の程度
の範囲内にあり、従来脆くて圧延が不可能であるとされ
た７％珪素鉄薄帯でさえも直径３側めという細い棒にす
ら容易に巻き付けることができた。
の範囲内にあり、従来脆くて圧延が不可能であるとされ
た７％珪素鉄薄帯でさえも直径３側めという細い棒にす
ら容易に巻き付けることができた。
また機械的に極めて軟らかく、１８０ｏ折り曲げ可能で
圧延も容易であり、厚くとも厚さ３０ぶれまで中間熱処
理を施さずに繰返し冷間圧延することができた。従来、
高珪素鉄におけるかような加工性は全く知られてなく、
この発明ではじめて達成されたものである。
圧延も容易であり、厚くとも厚さ３０ぶれまで中間熱処
理を施さずに繰返し冷間圧延することができた。従来、
高珪素鉄におけるかような加工性は全く知られてなく、
この発明ではじめて達成されたものである。
本発明の薄帯の履歴曲線は第１図に示す如くであり所謂
姿が良く、また格子定数および飽和磁化値はそれぞれ第
２図、第３図に示す如くであり、従来の珪素鉄板のそれ
ぞれの値と良く一致している。
姿が良く、また格子定数および飽和磁化値はそれぞれ第
２図、第３図に示す如くであり、従来の珪素鉄板のそれ
ぞれの値と良く一致している。
本発明の急冷薄帯のビッカース硬度、比抵抗（山○・ｃ
の）とＳｉ含有量との関係を、従来の珪素鉄板のそれと
比較して第４図および第５図に示す。
の）とＳｉ含有量との関係を、従来の珪素鉄板のそれと
比較して第４図および第５図に示す。
同図より判るように本発明の薄帯は従釆のものに比しビ
ツカース硬度はほぼ半分であり、Ｓｊ７％珪素鉄でさえ
軟鉄のビッカース硬度と同程度である。
ツカース硬度はほぼ半分であり、Ｓｊ７％珪素鉄でさえ
軟鉄のビッカース硬度と同程度である。
本発明の薄帯は結晶粒の大きさは小さいもので数ム机程
度であるが、７００ｑ０以上の高温で３０分以上長時間
熱処理することにより粒成長し、それと共にビッカース
硬度は従来の珪素鉄板に近づくので、適当な熱処理によ
って必要な硬度を有する薄帯とすることもできる。本発
明の薄帯の長手方向の比抵抗は、前記記第５図より判る
ように従来の珪素鉄板のそれに比し約１０仏○肌ほど高
い。
度であるが、７００ｑ０以上の高温で３０分以上長時間
熱処理することにより粒成長し、それと共にビッカース
硬度は従来の珪素鉄板に近づくので、適当な熱処理によ
って必要な硬度を有する薄帯とすることもできる。本発
明の薄帯の長手方向の比抵抗は、前記記第５図より判る
ように従来の珪素鉄板のそれに比し約１０仏○肌ほど高
い。
また、本発明のＳｉ含有量６．２％の薄帯の抗磁力は約
０．３技た（夫熱処理品）であったが、その後に１２０
０００で３び分真空または不活性ガス中で熱処理するこ
とにより約０．１＄たまで低減することができ、数ｋ比
においてさえもその増加は極めて緩やかであった。
０．３技た（夫熱処理品）であったが、その後に１２０
０００で３び分真空または不活性ガス中で熱処理するこ
とにより約０．１＄たまで低減することができ、数ｋ比
においてさえもその増加は極めて緩やかであった。
次に本発明の珪素鉄薄帯において、その成分組成を前記
のとおりに限定した理由を説明する。
のとおりに限定した理由を説明する。
Ｓｊは、その含有量が４％より少ないと滋歪が大きくな
り、一方１０％より多いと電磁特性が劣化し、かつ脆く
もなるので、Ｓｉは４〜１０％の範囲内とし、とりわけ
Ｓｉ５〜７％のとき最も良い結果を得ることができる。
次に本発明の製造方法について説明する。
り、一方１０％より多いと電磁特性が劣化し、かつ脆く
もなるので、Ｓｉは４〜１０％の範囲内とし、とりわけ
Ｓｉ５〜７％のとき最も良い結果を得ることができる。
次に本発明の製造方法について説明する。
本発明では、Ｓｊ４〜１０％を含有する珪素鉄の溶融体
を、その噴出孔より冷却面が回転又は移動する冷却体上
に連続的に供給し、急冷して一体に凝固させることによ
り１プロセスにより長尺の珪素鉄薄帯を製造することが
できる。
を、その噴出孔より冷却面が回転又は移動する冷却体上
に連続的に供給し、急冷して一体に凝固させることによ
り１プロセスにより長尺の珪素鉄薄帯を製造することが
できる。
上記冷却体ならびに溶融体の噴出手段としては例えば第
６図ａ，ｂおよびｃに示す如き装置を用いることができ
る。
６図ａ，ｂおよびｃに示す如き装置を用いることができ
る。
同図ａの装置では、溶融体を噴出孔１より椀状回転体２
の内側回転面上に噴出して急袷凝固させることにより連
続体状薄帯３を製造することができる。同図ｂの装置で
は、溶融体を噴出孔４より回転ロール５の外周面に噴出
させることにより連続体状薄帯６を製造することができ
る。同図ｃの装置では、溶融体を噴出孔７より必ずしも
同一の大きさとは限らない回転ロール８，９の接触線あ
るいは近傍に噴出させることにより連続体状導体１０を
製造することができ、とくにこの方法で製造される薄帯
は急冷凝固する際に薄帯の上、下両面より加圧冷却され
る。なお冷却体として第７図に示す如き金属薄帯製の無
限コソベアを用いることもでき、このとき溶融体１１を
無限コンベア１３上に噴出させた直後に、同図に示した
ような回転ローラ１５で噴出半凝固した薄帯を押圧する
ことは薄帯を急冷する点において有利であり、また薄帯
の上、下両面を平滑にすることができるので有利である
。
の内側回転面上に噴出して急袷凝固させることにより連
続体状薄帯３を製造することができる。同図ｂの装置で
は、溶融体を噴出孔４より回転ロール５の外周面に噴出
させることにより連続体状薄帯６を製造することができ
る。同図ｃの装置では、溶融体を噴出孔７より必ずしも
同一の大きさとは限らない回転ロール８，９の接触線あ
るいは近傍に噴出させることにより連続体状導体１０を
製造することができ、とくにこの方法で製造される薄帯
は急冷凝固する際に薄帯の上、下両面より加圧冷却され
る。なお冷却体として第７図に示す如き金属薄帯製の無
限コソベアを用いることもでき、このとき溶融体１１を
無限コンベア１３上に噴出させた直後に、同図に示した
ような回転ローラ１５で噴出半凝固した薄帯を押圧する
ことは薄帯を急冷する点において有利であり、また薄帯
の上、下両面を平滑にすることができるので有利である
。
本発明により得られる薄帯の幅や厚さは移動冷却体の材
質、移動速度、噴射圧、溶融体の噴射温度などによって
定めることができる。
質、移動速度、噴射圧、溶融体の噴射温度などによって
定めることができる。
本発明の薄帯を製造するのに好適な１つの例を述べると
、移動体としてステンレス鋼製の回転ロールで直径３０
肌のものを２００仇．ｐ．ｍ．で回転させておき、この
上に加圧力０．５ｋ９／めで１５８０００の溶融体を噴
射する。
、移動体としてステンレス鋼製の回転ロールで直径３０
肌のものを２００仇．ｐ．ｍ．で回転させておき、この
上に加圧力０．５ｋ９／めで１５８０００の溶融体を噴
射する。
次に本発明を実施例について説明する。
実施例
第８図に示す装置を用いて、Ｓｉ６．５％残部実質的に
Ｆｅよりなる本発明の珪素鉄薄帯を製造した。
Ｆｅよりなる本発明の珪素鉄薄帯を製造した。
同図において前言己成分組成の素材を溶融シリカ製チュ
ーブ１０１の下端のノズル部１０６に納め、高周波誘導
加熱炉１０２により加熱熔融して溶融体を得た。この溶
融体をノズル都下端の噴出孔から、Ａよりのアルゴンガ
スで加圧して噴流として高速度で回転しているロール面
上に噴出した。かくして熔融体は約１ぴ℃／ｓｅｃで超
急冷されて固化し結晶質薄帯となって走り去り薄帯補集
部１０７に橘集された。上記実施に用いたロールの直径
は４〜１５０伽であり、ロールの材質は銅、ステンレス
、アルミニウム等およびステンレス板、鋼板を上張りし
た銅、アルミニウム、さらにはステンレス、鋼帯を用い
た。回転速度は１００〜２５０仇．ｐ．ｍであった。こ
のとき、ロール径が４〜６０弧のものはノズル、加熱装
置、などを真空槽中に納めることができ、真空槽は１０
‐８Ｔｏｒｒの高真空に保つことができるものを用いた
。次にロールの直径１０伽、材質クロム鋼、回転途度５
００仇．ｐ．ｍ．、窒素雰囲気の条件で製造した薄帯そ
のままの物性は第１表の如くであった。
ーブ１０１の下端のノズル部１０６に納め、高周波誘導
加熱炉１０２により加熱熔融して溶融体を得た。この溶
融体をノズル都下端の噴出孔から、Ａよりのアルゴンガ
スで加圧して噴流として高速度で回転しているロール面
上に噴出した。かくして熔融体は約１ぴ℃／ｓｅｃで超
急冷されて固化し結晶質薄帯となって走り去り薄帯補集
部１０７に橘集された。上記実施に用いたロールの直径
は４〜１５０伽であり、ロールの材質は銅、ステンレス
、アルミニウム等およびステンレス板、鋼板を上張りし
た銅、アルミニウム、さらにはステンレス、鋼帯を用い
た。回転速度は１００〜２５０仇．ｐ．ｍであった。こ
のとき、ロール径が４〜６０弧のものはノズル、加熱装
置、などを真空槽中に納めることができ、真空槽は１０
‐８Ｔｏｒｒの高真空に保つことができるものを用いた
。次にロールの直径１０伽、材質クロム鋼、回転途度５
００仇．ｐ．ｍ．、窒素雰囲気の条件で製造した薄帯そ
のままの物性は第１表の如くであった。
第１ 表
またこの薄帯を約１０００ｑｏの高温で３０分間熱処理
をほどこすと、結晶粒が大きく成長し、帯面に垂直方向
に〔１１０〕方向の柱状結晶粒が成長した。
をほどこすと、結晶粒が大きく成長し、帯面に垂直方向
に〔１１０〕方向の柱状結晶粒が成長した。
この熱処理の際薄帯の長手方向に張力を加えた場合には
長手方向に〔１００〕軸が５０％そろった。また張力を
加えないで熱処理した試料を圧延し、ついで同温度で熱
処理した場合にも長手方向に〔１００〕軸が５０％以上
そろった薄帯が得られた。以上本発明の珪素鉄薄帯は従
釆の珪素鉄板では全く予想もされなかった優れた機械的
性質を有し、電気抵抗も高く、また磁気特性も優れてお
り今後の各種応用機器への広範な応用が期待される。
長手方向に〔１００〕軸が５０％そろった。また張力を
加えないで熱処理した試料を圧延し、ついで同温度で熱
処理した場合にも長手方向に〔１００〕軸が５０％以上
そろった薄帯が得られた。以上本発明の珪素鉄薄帯は従
釆の珪素鉄板では全く予想もされなかった優れた機械的
性質を有し、電気抵抗も高く、また磁気特性も優れてお
り今後の各種応用機器への広範な応用が期待される。
第１図は本発明の珪素鉄薄帯の履歴曲線を示す図、第２
図は本発明の珪素鉄薄帯と従来の珪素鉄との珪素含有量
と格子パラメータ（Ａ）との関係を示す図、第３図は本
発明の珪素鉄薄帯と従来の珪素鉄との珪素含有量と飽和
磁束密度との関係を示す図、第４図は本発明の珪素鉄薄
帯と従来の珪素鉄との珪素含有量とビッカース硬度との
関係を示す図、第５図は本発明の珪素鉄薄帯と従来の珪
素鉄との珪素含有量と電気比抵抗との関係を示す図、第
６図ａ，ｂ，ｃ、第７図ならびに第８図はそれぞれ本発
明の珪素鉄薄帯の製造に用いて好適な製造装置を示す説
明図である。 第６図 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第７図 第８図
図は本発明の珪素鉄薄帯と従来の珪素鉄との珪素含有量
と格子パラメータ（Ａ）との関係を示す図、第３図は本
発明の珪素鉄薄帯と従来の珪素鉄との珪素含有量と飽和
磁束密度との関係を示す図、第４図は本発明の珪素鉄薄
帯と従来の珪素鉄との珪素含有量とビッカース硬度との
関係を示す図、第５図は本発明の珪素鉄薄帯と従来の珪
素鉄との珪素含有量と電気比抵抗との関係を示す図、第
６図ａ，ｂ，ｃ、第７図ならびに第８図はそれぞれ本発
明の珪素鉄薄帯の製造に用いて好適な製造装置を示す説
明図である。 第６図 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第７図 第８図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ Ｓｉ：４〜１０重量％と、Ｃ：０．００１〜０．０
６０重量％およびＭｎ：０．００５〜０．０８重量％を
含み、かつ０．００３〜０．１００重量％のＳ、０．３
００重量％以下のＳｂ、０．３００重量％以下のＳｅお
よび０．００２重量％以下のＴｅまたは０．０４０重量
％以下の酸可溶Ａｌのうちから選んだ何れか１種または
２種以上を副成分として含有し、残部はＦｅの組成から
成り、該組成物溶融体を超急冷して得られた薄帯であつ
て、中間熱処理ないし厚さ３０μｍに至る間の繰り返し
冷間圧延が自在な被圧延性と、同じく１８０℃に至る折
り曲げで割れを生じない、可撓性とをあわせて具備する
珪素鉄薄帯。 ２ 重量％でＳｉ：４〜１０％、Ｃｏ：１０〜６０％（
但し１０％を含まず）、Ｎｉ３〜６０％（但し３％を含
まず）、残部Ｆｅを主成分として含有し、副成分として
Ｃ：０．００１〜０．０６０％、Ｍｎ：０．００５〜０
．０８、Ｓ：０．００３〜０．１％、Ｓｂ０．３％以下
、Ｓｅ０．３％以下、Ｔｅ０．００２％以下、酸可溶性
Ａｌ０．０４％以下のうちから選んだ何れか１種または
２種以上を含有する組成からなり、該組成物溶融体を超
急冷して得られた薄帯であつて、中間熱処理なしに厚さ
３０μｍに至る間の繰返し冷間圧延が自在な被圧延性と
、同じく１８０℃に至る折り曲げて割れを生じない可撓
性とをあわせて具備する珪素鉄薄帯。 ３ 重量％でＳｉ：４〜１０％、残部Ｆｅを主成分とし
て含有し、副成分としてＣ：０．００１〜０．０６０％
、Ｍｎ：０．００５〜０．０８％、Ｓ：０．００３〜０
．１００％、Ｓｂ０．３％以下、Ｓｅ０．３％以下、Ｔ
ｅ０．００２％以下、酸可溶性Ａｌ０．０４％以下のう
ちから選んだ何れかを１種または２種以上を含有する組
成からなる珪素鉄組成物の溶融体を、冷却面が高速で回
転又は移動する冷却体上に連続的に供給して超急冷し、
その後の中間熱処理なしに厚さ３０μｍに至る間の繰返
し冷間圧延が自在な被圧延性と同じく１８０°に至る折
り曲げで割れを生じない可撓性ととをあわせてもつ薄帯
を得ることを特徴とする珪素鉄薄帯の製造方法。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53114847A JPS6038462B2 (ja) | 1978-09-19 | 1978-09-19 | 珪素鉄薄帯とその製造方法 |
| SE7813260A SE448381B (sv) | 1978-09-19 | 1978-12-22 | Sett att framstella ett tunt band av kiselstal, tunt kiselstalband och anvendning av dylikt |
| FR7837005A FR2436638A1 (fr) | 1978-09-19 | 1978-12-29 | Procede de fabrication de rubans en acier a forte teneur en silicium et rubans obtenus |
| IT31413/78A IT1101693B (it) | 1978-09-19 | 1978-12-29 | Piattine sottili (lamierini) di acciaio ad alto contenuto in silicio, e procedimento per la loro produzione |
| DE2856794A DE2856794C2 (de) | 1978-09-19 | 1978-12-29 | Durch Stranggießen mit überschnellem Abkühlen hergestelltes, dünnes Band aus hochsiliziertem Stahl |
| GB7850225A GB2031021B (en) | 1978-09-19 | 1978-12-29 | High silicon steel thin strips and a method for producing the same |
| BE192689A BE873224A (fr) | 1978-09-19 | 1978-12-29 | Rubans en acier au silicium et leur procede de preparation |
| US05/974,506 US4265682A (en) | 1978-09-19 | 1978-12-29 | High silicon steel thin strips and a method for producing the same |
| SE8604054A SE460854B (sv) | 1978-09-19 | 1986-09-25 | Foerfarande foer att framstaella ett tunt band av kiselstaal med ett ordnat gitter av fe3si i kristallkornen, tunt kiselstaalband samt anvaendning av kiselstaalbandet |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53114847A JPS6038462B2 (ja) | 1978-09-19 | 1978-09-19 | 珪素鉄薄帯とその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5541951A JPS5541951A (en) | 1980-03-25 |
| JPS6038462B2 true JPS6038462B2 (ja) | 1985-08-31 |
Family
ID=14648188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53114847A Expired JPS6038462B2 (ja) | 1978-09-19 | 1978-09-19 | 珪素鉄薄帯とその製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6038462B2 (ja) |
| BE (1) | BE873224A (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPS5717369A (en) * | 1980-07-04 | 1982-01-29 | Toshiba Corp | Method for soldering by laser |
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| JPS5720410A (en) * | 1980-07-14 | 1982-02-02 | Pioneer Electronic Corp | Transformer |
| JPS6238011Y2 (ja) * | 1980-12-05 | 1987-09-29 | ||
| JPS57100846A (en) * | 1980-12-12 | 1982-06-23 | Pioneer Electronic Corp | Manufacture of alloy thin plate having high magnetic permeability of iron-cobalt-silicon compound |
| JPS5845349A (ja) * | 1981-08-10 | 1983-03-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ｛１００｝〈０１１〉集合組織を有する高珪素鋼薄帯の製造方法 |
| US4649983A (en) * | 1983-10-26 | 1987-03-17 | Allied Corporation | Chill roll casting of metal strip |
| JPS6179724A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-23 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 高珪素鉄合金の薄板製造方法 |
-
1978
- 1978-09-19 JP JP53114847A patent/JPS6038462B2/ja not_active Expired
- 1978-12-29 BE BE192689A patent/BE873224A/xx not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| BE873224A (fr) | 1979-04-17 |
| JPS5541951A (en) | 1980-03-25 |
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