JPS603825B2 - 車両用灰皿装置における防炎装置 - Google Patents

車両用灰皿装置における防炎装置

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JPS603825B2
JPS603825B2 JP3453481A JP3453481A JPS603825B2 JP S603825 B2 JPS603825 B2 JP S603825B2 JP 3453481 A JP3453481 A JP 3453481A JP 3453481 A JP3453481 A JP 3453481A JP S603825 B2 JPS603825 B2 JP S603825B2
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JP
Japan
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ashtray
flameproof
plate
storage case
locking member
Prior art date
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JP3453481A
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English (en)
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JPS57150376A (en
Inventor
英廣 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPS57150376A publication Critical patent/JPS57150376A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車両用灰皿装置における防炎装置に係り、特
に、灰皿使用時における灰皿内部での発火を有効に消火
する車両用灰皿装置における防炎装置に関する。
従来における車両用灰皿装置として、引出形式の格納型
灰皿装置を例に挙げて説明すると、灰皿装置は、吸殻1
等を収納する灰皿2と、この灰皿2の格納時にその上方
を覆い且つインストルメントパネル3の前面下部に取付
けられて上記灰皿2を出没自在に保持する格納ケース4
とから成り、灰皿2使用時には上記格納ケース4から所
定量灰皿2を引出すことによって灰皿関口5を開放する
ようになっている。
尚、6は灰皿2の両側壁において前後方向に延びるガイ
ド突起、7は格納ケース4の両側壁内面に設けられ上記
ガイド突起6をスライド可能に保持するガイドレール、
8は灰皿2内に形成された吸殻1のもみ消板である。然
しながち、このような従来の車両用灰皿装置において、
灰皿2使用時には、喫煙者は、煙草の吸殻1の火を一旦
もみ消板8で完全に消した後、当該吸殻1を灰皿2内に
投入するのが原則になるが、喫煙者をして完全に消した
つもりの火が消えないことがある。一般に灰皿には吸殻
1を入れるのであるが、ときとしてタバコの包装セロハ
ン紙なども入れられる場合がある。このような場合、吸
殻1の火が完全に消えていないと、既に貯留された前記
セロハン紙の如き燃え易い可燃物に燃え移り、特に可燃
物が多いときには灰皿2内が予想以上の高温となって計
器類等の他の内蔵部品に悪影響を及ぼすばかりか、灰皿
開□5から炎9が立ち上がり、樹脂製のインストルメン
トパネル3等を焦がし、ひいては車両火災を引起す原因
にもなってしまうという不・具合がある。この不具合を
解決するものとして、実公昭48一1032号公報に記
載されているように、所定温度で作動するバイメタルの
ような熱W6、動機横と、この熱応動機機の作動に関連
して動作する消火剤放出機構とを備えたものがある。
ところが、このタイプにあっては、構造が複雑になった
り消火剤の容器の管理が必要になるという不具合がある
。本発明は以上の観点に立って為されたものであって、
その目的とするところは、装置自体の構造を複雑にする
ことなく、灰皿内部での発火を伴う備品焼却或いは車両
火災等の不測の事故を未然に防止できるようにした車両
用灰皿装置における防炎装置を提供することにある。そ
して、本発明の基本的構成は、灰皿の上部に防炎板を配
置し、この防炎板と灰皿の格納ケースとの間を熱により
変形作動する係止部材を介して係止すると共に、灰皿内
部での発火時に、上記係止部村による係止状態を解除し
て上記防炎板で灰皿閉口を閉塞するようにしたものであ
る。
以下、添付図面に示す実施例に基づいて本発明を詳細に
説明する。
第3図乃至第8図に示す実施例において、灰皿装置は、
第2図に示す従来例と同様な構造を備えたものであるが
、従来と異なり、この灰皿装置には、灰皿2の上部に配
置された防炎板10と、この防炎板10を作動させる作
動部村としてのスプリング11と、上記防炎板10と係
脱して防炎板10の作動時期を検知する係止部材12と
から成る防炎装置が設けられている。
この実施例において、防炎板1川ま、灰皿2使用時にお
ける灰皿閉口5を覆う大きさから成る矩形状の板材であ
り、格納ケース4の手前側上壁部上面に配置されると共
に、格納ケース4の両側壁部にスポット溶接等で止着し
たL字型保持臭13により灰皿2の引出方向に沿って摺
動自在に保持されている。
又、上記スプリング11は、その一端を格納ケース4の
後方寄り上壁部に止具20を介して止着した且つその他
端を上記防炎板10の後端に設けた切起し片21に止着
して取付けられており、上記灰皿開口5を閉塞する方向
に防炎板10を常時付勢している。尚、22はスプリン
グ11を保持する支持ガイドである。更に、上記係止部
村12は、第4図及び第5図に示すように、灰皿2使用
時に、その灰皿開□5を開放する位置に防炎板10を園
定すべく当該防炎板10と係合するものである。即ち、
この係止部材12は、第6図イに示すように、脚部14
とこの脚部の下端に設けられた鍔部15とから成るもの
であって、格納ケース4の入口側に位置する上壁部端部
略中央に開設した挿運孔16を通じて、格納ケース4内
部から上記脚部14を防炎板10の手前側端部略中央に
開設した係止孔17内に挿入し、上記鍔部15を格納ケ
ース4の上壁部下面に当援させるようにして取付けられ
る。このとき、上記脚部14はスプリング11の付勢力
によって係止孔17内縁に圧接されているので、上記係
止部材12が係止孔17から離脱することはないように
なっている。又、この実施例において、上記係止部材1
2は、A茂樹脂やポリ塩化ビニール樹脂等をその成形素
材とし、第6図口に示すように、元来は断面略錨型状の
ものであったものを、プレス成形等により塑性変形させ
て第6図イに示す断面略T字状のものに成形してなるも
のである。
ところで、上記A茂樹脂やポリ塩化ビニール樹脂等につ
いては、一度塑性変形させた材料を加熱するとその材料
が変形前の形に完全に戻るという所謂形状記憶現象が生
ずることが知られており、上記係止部材12は、その形
状記憶現象によって、加熱されると、第6図イの状態か
ら第6図口の状態に変形するようになっている。そして
、上記係止部材12が第6図口の状態になる場合には、
防炎板10と係合していた係止部材12は、その金警部
15の変形に伴って、寸法1だけその離脱方向に押し下
げられることになり、この状態において、係止部材12
の脚部14と防炎板10の係止孔17との係合状態が解
除されるようになっている。尚、上記実施例において、
格納ケース4は、その上壁部上面に防炎板10を配置す
るスペースを考慮して所定形状のブラケツト18を介し
てインストルメントパネル3にビス20等により取付け
られており、又、格納ケース4の挿通孔16周緑には係
止部材12の鍔部15を囲綾するガード19が形成され
ており、灰皿2内部の熱を係止部村12に効率よく導け
るようになっている。
従って、この実施例に係る車両用灰皿装置における防炎
装置によれば、常態時において、防炎板10は係止部材
12によって格納ケース4の上壁部に配置されているた
め、この防炎板1川こよって灰皿関口5が狭められるこ
とはなく、灰皿2の使い勝手が損われる塵れはない。
又、灰皿2使用時に喫煙者の過失に基づき吸殻1等が燃
え始めた場合、即ち非常時においては、第7図に示すよ
うに、灰皿2内部がかなりの高温状態となり、灰皿閉口
5からは炎9が立ち上るというような状態になる為、係
止部材12は、灰皿2内部の熱によって第6図イの状態
から同図口の状態に向かって変形することになる。この
とき、係止部村12の変形に伴って、係止部材12はそ
の離脱方向に移動し始め、係止孔17との係合が解除さ
れた時点で第8図に示すように、灰皿2内部に落下する
。この状態において、防炎板10は、スプリング11の
付勢力によって灰皿関口5を閉塞する方向に移動すると
共に灰皿2の前壁内面に衝接して停止する。この結果、
灰皿2内部は略密閉状態になり、灰皿2内部での炎9は
酸素不足によって自然に消火されることになる。尚、上
記実施例において、防炎板1川ま、格納ケース4の上壁
部上面に配置されているが、必ずしもこれに限定される
ものではなく、格納ケース4の上壁部下面に配置しても
よく、又、上記実施例では、作動部材としてスプリング
11を用いているが、防炎板10を作動させるものであ
ればいかなるものであっても差支えない。更に、係止部
材12の成形素材については、実施例で示したABS樹
脂等の形状記憶樹脂に限られるものではなく、Ni−T
i合金等の形状記憶金属であってもよい。この場合、係
止部材12の強度を向上させることができるので、スプ
リング11等の付勢力を強く設定することが可能となり
、その分、灰皿2内に吸殻1等が多くあったとしても防
炎板10を確実に作動させることができ、しかもその作
動時間を短縮することができる。更に又、上記係止部材
12は、形状記憶素子で成形したものの他、所定の温度
で溶融する熱溶融性の材質のものや所定の温度で軟化す
る熱可塑性の材質のもので成形したものでもよい。以上
説明してきたように、本発明に係る車両用灰皿装置にお
ける防炎装置によれば、格納ケース内に出入可能に保持
された灰皿上部に防炎板に配置し、この防炎板を作動部
材によって灰皿関口を閉塞するように付勢すると共に、
係止部材によって、常時は灰皿開口を開放する位置に防
炎板を固定し且つ灰皿内部の発火状態を感知して防炎板
を作動させるようにしたので、灰皿装置の使い勝手を損
うことなく、しかも極めて簡単な構造のもので、灰皿内
部での発火を早急且つ確実に消火することができる。
このため、灰皿内部での発火に伴う備品焼却或いは車両
火災等の不測の事故を禾※に防止することができる。図
面の簡単な説明第1図は車両用灰皿装置の取付位置を示
す斜視図、第2図は従釆の車両用灰皿装置の一例を示す
斜視図、第3図は本発明に係る車両用灰皿装置における
防災装置の一実施例を示す斜視図、第4図は第3図中N
−W線断面図、第5図は第4図中A部拡大図、第6図イ
,口は係止部材の具体的形状を示し、第6図イは常態時
における形状を、第6図口は加熱時における形状を夫々
示す断面図、第7図は防炎装置非作動時の状態を示す第
4図と同様な断面図、第8図は防炎装置作動時の状態を
示す第4図と同様な断面図である。
1・・・・・・吸殻、2・・・・・・灰皿、4・・・・
・・格納ケース、5・・・・・・灰皿開ロ、10・・・
・・・防炎板、11・・・・・・スプリング(作動部材
)、12・・・・・・係止部村。
第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 灰皿が格納ケース内に出入可能に設けられ、使用時
    は該格納ケースから灰皿を引出すようにした車両用灰皿
    装置において、上記灰皿の上部に配置され且つ灰皿使用
    時において当該灰皿開口を開放する位置と閉塞する位置
    との間で移動し得る防炎板と、この防炎板に係合し上記
    灰皿開口を閉塞するように防炎板を付勢する作動部材と
    、上記防炎板に係合して上記灰皿開口を開放する位置に
    おいて防炎板を上記格納ケースに固定し且つ加熱によっ
    て上記防炎板との係合を解除すべく変形作動する係止部
    材とから成る車両用灰皿装置における防炎装置。
JP3453481A 1981-03-12 1981-03-12 車両用灰皿装置における防炎装置 Expired JPS603825B2 (ja)

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JP3453481A JPS603825B2 (ja) 1981-03-12 1981-03-12 車両用灰皿装置における防炎装置

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JP3453481A JPS603825B2 (ja) 1981-03-12 1981-03-12 車両用灰皿装置における防炎装置

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Publication Number Publication Date
JPS57150376A JPS57150376A (en) 1982-09-17
JPS603825B2 true JPS603825B2 (ja) 1985-01-30

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ID=12416936

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JP3453481A Expired JPS603825B2 (ja) 1981-03-12 1981-03-12 車両用灰皿装置における防炎装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62258435A (ja) * 1986-02-10 1987-11-10 ダブリユ・ヘイキング・エンタプライゼズ・リミテツド カメラのシヤツタ起立機構
JPH0185821U (ja) * 1987-11-30 1989-06-07
JPH01162334U (ja) * 1989-02-10 1989-11-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62258435A (ja) * 1986-02-10 1987-11-10 ダブリユ・ヘイキング・エンタプライゼズ・リミテツド カメラのシヤツタ起立機構
JPH0185821U (ja) * 1987-11-30 1989-06-07
JPH01162334U (ja) * 1989-02-10 1989-11-13

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