JPS6038229B2 - 薄帯の製造方法 - Google Patents

薄帯の製造方法

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JPS6038229B2
JPS6038229B2 JP14580678A JP14580678A JPS6038229B2 JP S6038229 B2 JPS6038229 B2 JP S6038229B2 JP 14580678 A JP14580678 A JP 14580678A JP 14580678 A JP14580678 A JP 14580678A JP S6038229 B2 JPS6038229 B2 JP S6038229B2
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JP
Japan
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ribbon
manufacturing
roll
rolls
molten material
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JP14580678A
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寛 伊藤
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Pioneer Corp
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Pioneer Electronic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、溶融した材料から直接に直状の薄帯を製造す
る方法に関する。
従来、ァルパームやセンダストの如く硬くて伸びの少な
い雛加工性の磁性金属材料は圧延が困難視されていたが
、最近になって高速回転する双ロール間に溶融状態の材
料を落下させ冷却しながら圧延することにより、あるい
は高速回転する片ロール上に溶融状態の材料を噴出させ
冷却しつつ遠心力でふきとばすことにより、圧延が困難
とされていた材料の薄帯の製造が可能となった。
しかるにこれらの方法で中の広い薄帯を作ると複雑にカ
ールしたものとなって磁気ヘッド用の材料として打抜き
加工するのに使用することができない問題があった。本
発明はかかる従来の問題を解決したものであって、溶融
状態の材料をロール間に落下させて急冷しながら圧延し
、あるいは溶融材料を高速回転する片ロール上に噴出し
急冷しながらロールの遠心力でふきと‘よして薄帯を製
造する方法に改良を加えて、中の広い薄帯を複雑なカー
ールを生じさせることなく製造する方法を提供するもの
である。まず従来の方法で中の広い薄帯を製作した場合
に生ずるカールの発生原因を説明する。
第1図は従来の薄帯の製造方法を示す図である。同図a
において1,1′は双ロール、2はロールー,1′間に
噴出された材料であって溶融状態にあり表面張力によっ
て球状になっている。この材料2はロール1,1′の表
面との接触部から冷却されて行くが、このときロール1
,1′に対する材料2の接触が最も大きいところは同図
に矢印で示した部分3であるからこの部分3を中心にし
て材料2は冷却されることになり、材料2の部分3と直
角をなす部分4では冷却が遅くなる。ロール1,1′は
矢印5で示すように回転しているので、ロール1,1′
間に噴出された材料2はその部分4が矢印6の方向に流
れて拡がり同図bに示す形で急冷されつつ圧延されてい
くこととなる。従って圧延成形された薄帯7においては
、その中方向の中央部が最も冷却速度が遠く中方向の両
側へ行くほど冷却速度が遅くなっていることになり、こ
の冷却速度の不均一性により第2図aのように中方向で
の轡曲が生ずると共に同図bのように長手方向での轡曲
も生じ、全体として複雑にカールした薄帯しは得られな
いことになるのである。本発明はこのようなロールの中
方向での冷却速度の不均一性をなくすことによりカール
を防止できるのではないかという着想から生まれたもの
である。次に本発明の方法について述べる。第3図は本
願の特定発明に用いた装置を示し、11は加熱熔融器で
あって内部に所定材料12を投入し高周波加熱あるいは
抵抗加熱によって材料12を溶融させるものである。こ
の加熱溶融器11内で溶融された材料12はガス圧ある
いはプランジャ圧によってノズル19から噴出させられ
双ロール13,13′間に落下させられる。ロール13
,13′の中方向の両側にはガスノズル14,14′が
設けられていて冷却ガス15,15′をそれぞれ噴出し
第4図に示すようにロール13,13′間で中方向に拡
がった材料12の両側端部近くの部分16,16′を冷
却するのである。この冷却ガス15,15′の温度及び
流速、流量は一概に決定できないが、材料12の中央部
近くの部分17がロール13,13′によって冷却され
る速度と同程度の速度で材料12の部分16,16′を
冷却できるように設定されるものである。このようにし
てロール13,13′間の材料12の各部分16,16
′,17の冷却速度を均一ならしめることにより、第5
図にロール13′を取去ってみせるように材料12が圧
延されていって直状の薄帯18を製造することが可能と
なるのである。第6図は本願の第2発明に使用する装置
を示している。この第2発明では高速回転する片ロール
21上に加熱熔融器22から溶融材料23を噴出させて
ロール21の遠心力によって材料23を冷却しつつふき
とばして薄帯24を製造するのであるが、この場合にも
ロール21上に噴出された材料23が中方向に拡拡がっ
た後ふきとばされるので、ガスノズル25をロール21
の両側に設けて冷却ガス26を材料23の両側端部近く
に吹きつけるようにすることにより冷却速度の均一化が
図れ、薄帯24の直線性の向上を期待することができる
のである。尚、上記両発明において薄帯材料は特に限定
されるものではなく、例えば金属、半導体、各種化合物
等の製造に広く応用できるものであるが、殊に、従釆の
圧延方法では圧延できなかったシリコン、ゲルマニウム
、3一5族、2一6族化合物、半導体、アルパーム、セ
ンダスト、ボロキューブ、アルニコ、希工類コバルト合
金、商議電体等の薄帯の製造に有効なものである。
またガスノズルより噴出する冷却ガスは、材料によって
異なるが、一般的にはアルパームやヘリウムのような不
活性ガスが望ましい。次に本発明の実施例について説明
する。
〔実施例 1〕 薄帯材料としてアルパームの3冊ぐ,2仇奴の円柱べレ
ットを用い、この材料を加熱溶融器においてシリコニッ
ト抵抗で加熱して約1500oCで溶融させ、アルゴン
ガス圧で加熱溶融器のノズルから噴出させて双ロール間
に落下させた。
ロールは50肋ぐ、JIS規格sui−2の鋼製であり
、回転数200仇pmで高速回転させ、室温において溶
融材料の圧延をした。冷却ガスとしてはアルゴンガスを
用い、室温においてゆるくロール上の溶融材料の両側部
に吹きつけて冷却速度の均一化を図った。この実施例1
で得られたアルパーム薄帯は、結晶径が平均で約5〃、
厚さが約50仏、中が約4〜5肋のもので直線性が良く
、可榛性にも富んだものであった。〔実施例 2〕 溶帯材料としてセンダストの3綱ぐ,2比蚊の円柱べレ
ットを用い、この材料を高周波加熱して約1480oC
で溶融させ、実施例1と同じようにして双ロール間に噴
出させ圧延させた。
ロールの仕様は実施例1と同一であり、また冷却ガスと
しても実施例1と同様にアルゴンガスを用い、室温でゆ
るく材料に吹きつけて冷却速度の均一化を図った。この
実施例2で得られたセンダスト薄帯は結晶流径が平均約
5〆、厚み50仏、中4〜5側のものであり、直線性が
良く可榛性にも富んだものであつた。
〔実施例 3〕 薄帯材料としてセンダストの3柳◇,2比奴の円柱べレ
ットを用い、これを実施例2と同じ方法で加熱溶融させ
て、50側めのsui−2製で200仇pmで回転する
片ロール上に噴出させ、両側からアルゴンガスを実施例
2と同じようにゆるく吹きつけて材料の冷却速度の均一
化を図り、薄帯を作製した。
得られた薄帯は結晶粒径が平均約5仏、厚さが平均約5
0ぃ、中が4〜5側のもので、実施例2のものより直線
性はやや劣るがそれでもカールが少なく可榛i性にも富
んだものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来方法に使用する装置の一例を示し、同図a
は溶融材料落下直後の状態を示す平面図及び正面図、同
図bは圧延時の状態を示す平面図及び正面図、第2図a
,bは従来方法で作製された薄帯の側面断面図及び正面
図、第3図は本願特定発明に使用される装置の一例の正
面図、第4図は同上装置の双ロール部分を示す平面図、
第5図は同上装置の双ロールのうち一方を取去った状態
における側面図、第6図は本願第2発明に使用される装
置の一例の正面図である。 ・’1′,13,13′21…ロ−ル、2,12,23
…材料、15,15′,26…冷却ガス、7,18,2
4・・・薄帯。 ※ノ図 第2図 第3図 蟹チ図 菊タ図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶融させた材料を回転するロール間に落下させて圧
    延する薄帯の製造方法において、ロール間に存在する溶
    融材料に対して、ロールの巾方向の両側から冷却用のガ
    スを吹きつけて圧延することを特徴とする薄帯の製造方
    法。 2 溶融材料がアルパーム、センダスト等の難加工性金
    属材料であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の薄帯の製造方法。 3 溶融させた材料を高速回転するロール上に落下させ
    て急速冷却させる薄帯の製造方法においてロール上の溶
    融材料に対して、ロールの巾方向の両側から冷却用のガ
    スを吹きつけることを特徴とする薄帯の製造方法。 4 溶融材料がアルパーム、センダスト等の難加工性金
    属材料であることを特徴とする特許請求の範囲第3項に
    記載の薄帯の製造方法。
JP14580678A 1978-11-25 1978-11-25 薄帯の製造方法 Expired JPS6038229B2 (ja)

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JP14580678A JPS6038229B2 (ja) 1978-11-25 1978-11-25 薄帯の製造方法

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JP14580678A JPS6038229B2 (ja) 1978-11-25 1978-11-25 薄帯の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS5573447A JPS5573447A (en) 1980-06-03
JPS6038229B2 true JPS6038229B2 (ja) 1985-08-30

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US4685505A (en) * 1986-01-06 1987-08-11 Aluminum Company Of America Non-contacting side edge dam means for roll casting

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JPS5573447A (en) 1980-06-03

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