JPS6037253Y2 - 振動バレル加工機 - Google Patents

振動バレル加工機

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JPS6037253Y2
JPS6037253Y2 JP13267180U JP13267180U JPS6037253Y2 JP S6037253 Y2 JPS6037253 Y2 JP S6037253Y2 JP 13267180 U JP13267180 U JP 13267180U JP 13267180 U JP13267180 U JP 13267180U JP S6037253 Y2 JPS6037253 Y2 JP S6037253Y2
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JP
Japan
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barrel
processing machine
workpiece
vibrating
barrels
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JP13267180U
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JPS5768741U (ja
Inventor
久峰 小林
Original Assignee
株式会社チップトン
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Publication date
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Priority to US06/297,168 priority patent/US4403456A/en
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は工作物を吊り下げて振動バレル内のメディアに
浸漬させ加工を行なう振動バレル加工機に関するもので
ある。
大型の工作物や特に精巧な平面を有する工作物等を大量
に振動バレル加工機で加工する際に往々にして工作物同
志がバレル内で互いに干渉し合って工作物表面に打痕を
生じ精密加工が出来なかった。
上記の欠陥を解消するために工作物を上方から吊り下げ
て水平の円弧底を有する長円形の振動バレル内で加工す
る技術が開発されたが、この装置においてはバレル内に
装入されたマスに乱流動が発生するため、バレル内各部
におけるマスの均−且つ円滑な流動が得られず、特にバ
レルのコーナ一部でマスの滞留が生じ、極端な場合には
マスがコーナ一部でバレル外へ溢れ出る等の欠陥があり
、その結果として吊り下げられた工作物がバレル内を一
定の速度で循環できず、マスが滞留する箇所で工作物の
進行が妨げられたり、又、フレキシブルな吊り下げ具を
使用する際には工作物相互の間隔を広く保たなければそ
の表面に打痕が発生したり実用に供するには、多くの問
題点を抱えていた。
上記した乱流動に伴う欠点を補うために種々の改良が行
なわれたが、例えば複数個の発振機を用いる場合は、夫
々の発振機において不平衡重錘のリード角度をも含めて
確実なる同期と各発振機位置を基本とする加振力の極め
て複雑微妙な調整が必要であった。
しかるに本考案の加工機は、両端で対向する一対又は複
数対の半円形バレルを同数対の平行する直線状バレルで
接続して一体のバレルとし、前記半円形バレルはマスの
移動方向に夫々下降勾配を有し、且つ前記直線状バレル
はマスの移動方向に夫々上昇勾配を有するように構成し
たバレルを採用したため、マスの乱流動やコーナ一部に
おけるマスの滞留を防ぐことができ、バレル内において
マスの均−且つ円滑な流動が得られたので上記した欠点
を全て排除することができ、実用に供しうる加工機の開
発に成功したものである。
即ち、本考案の加工機によれば工作物を数秒内外のタク
ト単位で選択的に−サイクル中で加工腰広い加工時間範
囲内に於て選択的にライン加工するに適した加工機を得
ることができる。
以下本考案における振動バレル加工機の構造を添付の図
面に沿って説明する。
本考案の一実施例を示す第1図及び第2図において、マ
スの移動方向に対して下降勾配を有する半円形部分3a
、3bと上昇勾配を有する直線状部分3c、3dとで構
成されたバレル3は多数のスプリング2を介して機台1
上に振動可能に懸架されている。
図中4はバレル3の中心円筒である。
前記のバレルはその垂直断面において円弧底を有するも
のが望ましく、内外壁共に垂直壁を有するものも採用し
うるが最適にはバレル内マスの流動部内周の大部かは\
゛円形垂直断面を有する形状のものがマスの均−且つ円
滑な流動が得られることが実験で確かめられている。
又、前記スプリング2は夫々均一なバネ定数を有するも
のが使用されるが、前記バレルの長手方向の両端部にお
けるスプリング2a(複数)が該中央部のスプリング2
bよりもバネ定数の大なるもの或いは中央部のスプリン
グ2bを除去して両端のスプリング2a(複数)のみて
バレルを懸架しても良い。
長円形バレルの短径に対する長径の比は1:2乃至1:
30内外で適宜選択しうるものである。
バレル3の中央中心部の下方にはモーター受フランジ9
にモーターフランジ5aを介して振動モーター5を固定
腰モーターの垂直回転軸6の上下両端には夫々不平衡重
錘7,8を固着して前記バレル3に加振できるようにし
である。
又、前記の振動モーターに代えて垂直回転軸の上下両端
に夫々不平衡重錘を固着した発振機を使用しても良く、
この場合には別装のモーターの駆動をプーリーとベルト
等で前記発振機に伝導して回転させ、振動を発生させる
ようにしても良い。
或いは、前記バレルの長手方向中央の中心線上に複数個
の発振機を回転軸を垂直にして設置し、該複数個の発振
機の垂直回転軸の上下端に均等のリード角度と偏心重量
を与えた不平衡重錘の複数対を夫々同一方向に固定し、
前記複数対の不平衡重錘を夫々前記リード角度を保って
同一方向に、且つ同期せしめて連続回転するように、前
記複数個の垂直回転軸にスプロケット又はプーリーを固
定し、該スプロケット又はプーリーをチェーン又はタイ
ミングベルトで連結して使用しても良い。
前記バレル3の上方開口部に対応する上方空間に支柱1
3によって支持されたレール状のガイド10が設けられ
ており、前記ガイドからは多数の工作物吊下げ具11が
垂下されている。
該吊下げ具11の先端には夫々工作物Wを1個宛取り付
け、前記の工作物Wはバレル内に装入されたメディアに
浸漬させて加工されるようにしである。
前記の吊下げ具11はフレキシブルなものとし、その上
端は、バレル3内のメディアの流動による工作物の運動
に引っ張られて前記ガイド10内を滑動するようにして
も良いし、又、前記の工作物吊下げ具11を剛性のある
杆とし、その上端にはギヤーを固定して、前記ガイド1
0内に敷設したラックと噛み合わせ、図示したように、
前記ガイド10の上方に設置したモーターと減速機から
成る駆動装置12と前記のギヤーと噛み合って工作物吊
下げ杆11に駆動を伝達する移動用チェーンでガイド機
構を構威し、マスの流動方向又はそれとは逆方向に工作
物を強制的に回転移動させて加工するようにしても良い
前記のガイド10の任意位置に工作物をマス中から引き
上げ、吊下げ具11に対して工作物を着脱するための工
作物着脱ステーションを設けることもできる。
又、バレル3内のマス量を各部でさらに均一化するため
バレル内の所定位置にマスの推進制御ダムを1個或いは
複数個対称的に設けても良い。
第3図は第2図のA−A線に沿った断面図である。
ここではA−A線上でバレル3c、3dが交叉するよう
になっているが、この交叉位置は、加工条件等によって
適宜選択しうるものである。
又、上記では一重のバレルを塔載したものについて述べ
たが、バレル3の外側に多重に同形状でサイズの大きな
バレルを設け、前記と同様のガイド機構を夫々のバレル
について設置し、複数種の加工を同時に行なうことも可
能である。
以上の構成に基づいて本考案の加工機の動作を説明する
と、第1図および第2図において振動モーター5を駆動
させてモーターの垂直回転軸6を第2図において時計方
向に回転させるとバレル3は加振され前記バレル3内の
マスは第3図の矢示21に示すように垂直面内で円運動
を行ないながら第2図の矢示20t 20a+ 2
0bt 20C920dのようにバレル3内を循環移
動する。
この際マスはバレル3の形状に沿って下降、上昇を繰り
返し、特にバレルのコーナ一部が下降勾配となっている
ためバレル3内の各部で極めて均−且つ円滑な流動を行
ない、特定個所にマスが滞留することはない。
上方のガイド10から垂下された工作物吊下げ具11に
取付けられた工作物Wは前記マスの移動に伴って移動さ
れ乍ら加工され或いは駆動装置12によって前記ガイド
10内のチェーンを駆動させて工作物Wをマスの移動方
向又は逆方向に前記マス中を強制的に回転移動させ乍ら
加工する。
マスがバレル3内を一周する時間はモーターの回転数、
上下不平衡重錘のリード角度等を変換することによって
自在に調整しうる。
加工済の工作物は前記ガイド10の任意の位置に設けた
工作物着脱ステーションでマス中より引き上げられ、工
作物吊下げ具11より取外された後、次工程へ送られる
前記の工作物吊下げ具には未加工工作物が取付けられ、
マス中に浸漬されて加工が行なわれる。
上記した加工は研摩、メッキ、塗装、洗浄、乾燥等種々
の表面処理を含み、夫々の加工に合せてバレル内に装入
するメディアを選定すれば良く、又複数の加工を連続し
て行なうために、本考案の装置を一ラインに並べて設置
しても良いし、前記したように多種のバレルを採用して
行なわせても良い。
尚バレルの傾度は0.1度乃至10度である。以上述べ
たように本考案の振動バレル加工機は時代の要請に適応
したライン加工工程に組み込み得るものであり、従来振
動バレル加工機で困難であった種々の加工を効率良(し
かも打痕等工作物の表面を傷つけることなく行ない得る
ようにしたものであり、工業上卓効を有するものである
またガイド機構を環状に設けたので、工作物の加工時間
を任意(短時間でも、比較的長時間でも)に選択できる
と共に、バレルの半円形部における加工も可能であって
、効率を向上することができる。
また工作物は相互接触するおそれなく、従って打痕を生
ずるおそれもなく、またマスの流動も整然となり、均一
に研磨することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の振動バレル加工機における一実施例を
示す正面図、第2図は同じく平面図、第3図は同じく第
2図のA−A線に沿った断面図である。 1・・・・・・機台、2.2a、2b・・・・・・スプ
リング、3t 3at 3b、3c、3a−00°
°°バレル、4°11@#@#バレルの中心円筒、5・
・・・・・発振機又は振動モータ、5a・・・・・・モ
ーターフランジ、6・・・・・・モーターの垂直回転軸
、7.訃・・・・・不平衡重錘、9・・・・・・モータ
ー受フランジ、10・・・・・・ガイド、11・・・・
・・工作物吊下げ具、12・・・・・・駆動装置、13
・・・・・・支柱、20,20a、20b、20c、2
0d=マスの循環方向矢示、21・・・・・・垂直面内
におけるマスの流動方向矢示、W・・・・・・工作物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 マスの移動方向に夫々下降勾配を有し、両端で対向
    する一対又は複数対の半円形バレルを、マスの移動方向
    に夫々上昇勾配を有する同数対の平行する直線状バレル
    で接続して一体化したバレルを機台上に設置し、これを
    振動源によって振動させるようにした振動バレル加工機
    において、前記バレルの上方へ、当該バレルの上方開口
    部に対応して、多数の工作物吊下げ具を有する工作物の
    ガイド機構を環状に設けたことを特徴とする振動バレル
    加工機。 2 ガイド機構は工作物吊下げ具、該吊下げ具の移動用
    チェーン、工作物吊下げ具を回転させるギヤー、電動機
    およびガイド内に敷設したラックにより構成した実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の振動バレル加工機。 3 ガイド機構は吊下げ工作物のガイド用レールで構成
    され、且つ前記の工作物吊下げ具はフレキシブルな線材
    とした実用新案登録請求の範囲第1項記載の振動バレル
    加工機。 4 振動バレル加工機の振動源は、バレルの中央中心の
    下部に設置した一個の発振機とした実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の振動バレル加工機。 5 振動バレル加工機の振動源は、バレルの長手方向中
    央の中心線上に回転軸を垂直にして、複数個の発振機を
    設置し、該複数個の発振機の垂直回転軸の上下端に均等
    のリード角度と偏心重量を与えた不平衡重錘の複数対を
    夫々同一方向に固定し、前記複数対の不平衡重錘を夫々
    前記リード角度を保って同一方向に、且つ同期せしめて
    連続回転するように、前記複数個の垂直回転軸にスプロ
    ケット又はプーリーを固定し、該スプロケット又はプー
    リーをチェーン又はタイミングベルトで連結した実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の振動バレル加工機。 6 バレルの設置は当該バレルの下部と機台との間に設
    置した多数のスプリングで懸架され、且つ前記バレルの
    長手方向の両端部におけるスプリングが中央部における
    スプリングより大きいバネ定数を有することとした実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の振動バレル加工機。 7 バレルの設置は当該バレルの両端部における複数の
    スプリングのみで懸架された実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の振動バレル加工機。 8 バレルはその内側所定位置にマスの推進制御ダムを
    1個又は複数個設置した実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の振動バレル加工機。 9 ガイド機構はその任意個所に吊下げ工作物の着脱ス
    テーションを設けた実用新案登録請求の範囲第1項、第
    2項又は第3項記載の振動バレル加工機。 10 バレルは上方開口型であり、該バレル内マス流
    動部内周の大部をほぼ円形の垂直断面とじた実用新案登
    録請求の範囲第1項、第4項、第5項、第6項、第7項
    、又は第8項記載の振動バレル加工機。
JP13267180U 1980-09-12 1980-09-18 振動バレル加工機 Expired JPS6037253Y2 (ja)

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JP13267180U JPS6037253Y2 (ja) 1980-09-18 1980-09-18 振動バレル加工機
US06/297,168 US4403456A (en) 1980-09-12 1981-08-28 Vibratory barrel finishing machine
KR1019810003379A KR850000546B1 (ko) 1980-09-12 1981-09-10 진동 배럴 가공기
DE3136095A DE3136095C2 (de) 1980-09-12 1981-09-11 Vibrationsgleitschleifmaschine

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JPS5768741U JPS5768741U (ja) 1982-04-24
JPS6037253Y2 true JPS6037253Y2 (ja) 1985-11-06

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