JPS6037038Y2 - 高電圧変圧整流装置 - Google Patents

高電圧変圧整流装置

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JPS6037038Y2
JPS6037038Y2 JP4042879U JP4042879U JPS6037038Y2 JP S6037038 Y2 JPS6037038 Y2 JP S6037038Y2 JP 4042879 U JP4042879 U JP 4042879U JP 4042879 U JP4042879 U JP 4042879U JP S6037038 Y2 JPS6037038 Y2 JP S6037038Y2
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JP
Japan
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insulating
frame
winding
rectifier
secondary winding
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Application number
JP4042879U
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JPS55141290U (ja
Inventor
英俊 逢坂
Original Assignee
株式会社島津製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はX線発生装置の高電圧発生装置などのように
交流電力を高電圧の直流電力に変換するため用いる変圧
器と整流器を一つにまとめた高電圧変圧整流装置の小形
化と、その製作作業性向上を図る改良に関するものであ
る。
一般に直流電力を出力とする高電圧整流装置の変圧器は
その2次側の相数が多いほど整流後の直流の脈動が少な
くなるのでたとえば1次の3相を6相とか12相に変換
することが広く行われている。
そのため2次巻線は普通の変圧器と異なり、一般に6個
以上必要であり、それらが個々に高耐圧絶縁が施される
ため大形化し、絶縁油も含め重量の増加となっている。
従来油入変圧器の絶縁の主体は安定性に富み、価格の低
廉な鉱物性絶縁油と、強靭・柔軟で絶縁性のよいクラフ
ト紙・プレスポード類の繊維質絶縁物であり、これらは
100KVを超す高電圧変圧整流装置の変圧器において
も変りはない。
この高電圧変圧器の巻線は通常内鉄形同心配置巻線と称
し、鉄心脚を中心にして低圧(1次)巻線を内側に置き
、これと同心状に高圧(2次)巻線を組み合わしたもの
で、前述の理由で2次巻線は鉄心脚ごとに3相のばあい
通常2個以上設けられる。
第1図は従来から用いられている高電圧変圧器の巻線絶
縁構造の一例を示す図で1は鉄心脚、2は絶縁筒でプレ
スポードなどで作った円筒状絶縁物で3は1の鉄心が段
付円形のために一部に生ずる空隙であり、絶縁油ダクト
となる。
4は低圧巻線で図示しないが、両端で締付リングなどを
用いて固定している。
図は組立完成の状態を示しているが、以下のべる高圧巻
線5から8までを完威させてのち4に挿入するものであ
る。
5は低圧・高圧両巻線間の主絶縁部となる絶縁筒で、こ
れは薄い(0,05〜0.1朋位)クラフト紙をその所
要絶縁耐力に応じて相当な厚さまで円筒状に形成したの
ち、その両端部にその円筒厚の約半分の短冊状の切れ目
を入れ、これに高圧巻線6を巻いたのち、上記切れ目を
外側に折り曲げ5Aのバリヤを作すワニスで固め巻線端
部の絶縁強度を高める構造とする。
7は高圧巻線の各層間の絶縁紙、8は高圧巻線の保護カ
バーで、これも上記クラフト紙を積層成形したもので、
左右の孔8Aに上記高圧巻線の絶縁筒5の端部をはせ込
んでワニスで固める。
以上で1個の高圧巻線が完威し、上記したように鉄心脚
1に装着された低圧巻線4にたとえば2個づつ取付ける
この際カバー8の上下面8Bは平面であり、これが隣り
の鉄心脚の低圧巻線のカバー8′(一部を点線で示す)
と接し、まわり止めにもなっている。
また整流器は巻線部とは別個に支持枠を設けて装着し外
函内に収容し油浸されている。
上述したように従来の高圧巻線の製作はクラフト紙の積
層成形ならびにそのバリヤ成形を主作業で行うために熟
練を要するだけでなく、完成品の絶縁強度にバラツキが
生じる関係から寸法的に十分に余裕をもたせである。
すなわち手作業の巧拙をカバーし、所要絶縁強度を保つ
ため積層厚さその他の寸法が大きくしてあり、これが変
圧器の小形化の支障となっている。
さらにX線発生装置などに要求される超高圧化の傾向は
上記紙充てん絶縁構造の手作業に高度の熟練を必要とし
、かつ装置を大形とする問題が生じている。
これを解決し、高電圧変圧整流装置の超電圧化に対応し
、これが小形化と製作の容易化が強く要望されている現
状である。
この考案は上記の現況に鑑みてなされたもので従来の高
電圧変圧整流装置の変圧器の高圧・低圧両巻線間の主絶
縁部の絶縁部材が繊維質絶縁物であるための欠点、すな
わち高度の熟練を要する手作業、およびその絶縁強度の
不安定性などを解消し、高圧巻線の製作および装置の組
立作業に熟練を必要とせず安定した絶縁強度によって装
置の小形化が図れる装置の提供を目的とするものである
すなわち絶縁性円筒巻心の両端に同じく絶縁性板状枠を
設けた複数個の2次巻線まき枠と、この2次巻線まき枠
相互間を絶縁するまき枠間絶縁板と、整流器取付絶縁板
とを備え、上記2次巻線まき枠をその軸心と並行して上
記まき枠間絶縁板を介して積層配列固定するとともに、
上記整流器取付絶縁板を上記2次巻線まき枠の板状枠に
支承するようにしたことを特徴とする高電圧変圧整流装
置にかかるものである。
以下図面によってこの考案の実施例装置を3相式につい
て説明する。
第2図はこの考案の特徴である各構成部品図である。
第2図■は高圧(2次)巻線まき枠9で9Aはその巻心
で肉厚的8wnの塩化ビニル円筒材、10.11はその
両端に溶接された同じく塩化ビニル約81rr!n厚さ
の枠板でその上下端面に保護板固定用めねじ孔10A、
11Aを設け、枠板10は図のように枠板11より右方
にLだけ延ばした形状に作られ、その端面に整流器取付
板固定めねじ孔10Bを設けである。
図■は上記2次巻線まき枠間絶縁板で、約8rrvnの
塩化ビニル板で作られ、その中央部の上下に約3rIr
In厚の同じく塩化ビニル板のバリヤを溶接している。
12Aの凹部は鉄心とはまり合う部分である。
図◎は整流器取付板で約1OTrrIn厚の塩化ビニル
板で作られ、両端の孔14Aは上記まき枠10にねじ止
めする孔、中間の4個のめねじ孔14Bは2組の整流器
取付のためのものである。
図0の15は第3図で示すように2次巻線保護板で約6
1ML厚の塩化ビニル板で作られ、4隅に取付ねじ孔1
5Aが設けである。
上記各部品の塩化ビニルは絶縁耐力がクラフト紙に比し
約3倍位高く加工、溶接がしやすい特徴がある。
上記2次巻線まき枠9に2次巻線を巻線部これを組立て
た状態を第3図に示す。
図■は平面図、図■は正面図である。16はまき枠9に
巻かれた2次巻線で第1図6に相当するものである。
1点鎖線の1は鉄心、2は第1図と同じ1次巻線を示す
図示していないが2の1次巻線と1の鉄心脚の間の絶縁
筒も塩化ビニル筒を用いている。
14は第2図で示した整流器取付板で第2図■で示した
Lの間隔だけ前方に張り出してまき枠板10に16のポ
リカーボネートねじにて支承され、シリコン整流器17
2組を装着している。
ポリカーボネートねじ16はシリコン整流器装着および
上記保護板15をまき枠板10.11に取付るばあいに
も用いている。
図■では上記シリコン整流器17は1点鎖線で示し、細
部は省略している。
まき枠間絶縁板12とまき枠板10.11との係合は溶
接である。
図で判るようにまき枠間絶縁板12に設けたバリヤ13
は2次巻線相互間の絶縁強度を高めるためのものである
なおこの12は2次巻線積層配列においてその相互間の
バリヤとしての効果を有している。
外周の1点鎖線18は装置外函を示すものであり外函内
には絶縁油を充てんしてあり、また鉄心支持枠、その他
の構造物があるが、この考案に関係がないので図示は省
略する。
以上がこの考案を1次をAC200V、 2次を4・Y
結線の12相またはY−Y結線の6相の190KVの変
圧整流装置に適用したばあいの組立説明であるが、単相
の装置においてもほぼ同様の構成となる。
使用部品は第2図■のまき枠9において11の枠が10
と同一のものにすればよく、図■のまき枠間絶縁板は1
3のバリヤのない長さ約半分のもの、図0の整流器取付
板も同様約半分のもの、図0はそのまま使用できる。
この考案は実施例の塩化ビニルに限定されるものでなく
、高度の絶縁性の合成樹脂またはその他の部材でもよい
し、また形状も図に限定されず、要は手作業を要せず2
次巻線を作り、かつ整流器を2次巻線枠体に直接装着す
ることによって装置の小形化を図った点である。
この考案は以上のように構成されているので従来の高電
圧変圧整流装置の製作作業性ならびにその大形化の欠点
を解消し、繊維質絶縁物に比し数倍の絶縁耐力を有する
絶縁部材を成形し単純化した部品を用いることによって
高圧巻線の製作作業性ならびに装置組立作業性を格段に
向上させるとともに超高圧化に対応し、絶縁耐力が安定
し従来に比し数十%の小形化を可能にし、しかも価格低
廉な装置を提供しえたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の高電圧変圧整流器の2次巻線構造図、第
2図はこの考案の実施例の構成部品図で■は2次巻線ま
き枠、■はまき枠間絶縁板、0は整流器取付絶縁板、0
は2次巻線保護板、第3図■はこの考案の実施例の3相
変正整流器内器組立平面図、第3図■は上記組立正面図
である。 1・・・・・・鉄心脚、2・・・・・・低圧絶縁筒 3
・・曲油ダクト、4・・・・・・低圧(1次)巻線、5
・・・・・・クラフト紙積層の主絶縁部(高圧絶縁筒)
、5A・・・・・・バリヤ、6・・・・・・高圧(2次
)巻線、7・・・・・・巻線間絶縁物、8・・・・・・
クラフト紙積層カバー、9・・・・・・2次巻線まき枠
、9A・・・・・・絶縁性円筒巻心、10,11・・・
・・・絶縁性板状枠材、12・・・・・・まき枠間絶縁
板、13・・・・・・上記のバリヤ、14・・・・・・
整流器取付絶縁板、15・・・・・・2次巻線保護板、
16・・・・・・絶縁性取付ねじ、17・・・・・・シ
リコン整流器、18・・曲装置外函、。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁性円筒巻心の両端に同じく絶縁性板状枠を設けた複
    数個の2次巻線まき枠と、この2次巻線まき枠相互間を
    絶縁するまき枠間絶縁板と整流器取付絶縁板とを備え、
    上記2次巻線まき枠をその軸心と並行して上記まき枠間
    絶縁板を介して積層配列固定するとともに、上記整流器
    取付絶縁板を上記2次巻線まき枠の板状枠に支承するよ
    うにしたことを特徴とする高電圧変圧整流装置。
JP4042879U 1979-03-27 1979-03-27 高電圧変圧整流装置 Expired JPS6037038Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4042879U JPS6037038Y2 (ja) 1979-03-27 1979-03-27 高電圧変圧整流装置

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JP4042879U JPS6037038Y2 (ja) 1979-03-27 1979-03-27 高電圧変圧整流装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55141290U JPS55141290U (ja) 1980-10-08
JPS6037038Y2 true JPS6037038Y2 (ja) 1985-11-02

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