JPS6037002Y2 - 高電圧発生装置 - Google Patents

高電圧発生装置

Info

Publication number
JPS6037002Y2
JPS6037002Y2 JP1658180U JP1658180U JPS6037002Y2 JP S6037002 Y2 JPS6037002 Y2 JP S6037002Y2 JP 1658180 U JP1658180 U JP 1658180U JP 1658180 U JP1658180 U JP 1658180U JP S6037002 Y2 JPS6037002 Y2 JP S6037002Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
high voltage
current
load
conductive jacket
cutoff signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1658180U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56120735U (ja
Inventor
忠士 袴田
Original Assignee
オリジン電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オリジン電気株式会社 filed Critical オリジン電気株式会社
Priority to JP1658180U priority Critical patent/JPS6037002Y2/ja
Publication of JPS56120735U publication Critical patent/JPS56120735U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6037002Y2 publication Critical patent/JPS6037002Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、静電気応用装置、特に改良された保安機能を
有する高電圧発生装置に関する。
一般に静電気応用機器、例えば静電塗装装置、静電印刷
装置、電気集塵装置、電子ビーム応用機器、或いは耐電
圧試験装置などにあっては、その高圧電源として直流高
電圧発生装置を用いている。
斯かる高電圧発生装置は、その高圧出力が高電圧ケーブ
ルによって前述の様な利用装置に給電されるので、作業
者の安全を確保するために保安機能を備えているものが
ほとんどである。
先ず斯かる保安機能を備えた高電圧発生装置を静電塗装
装置に適用した従来装置を第1図によって説明する。
第1図において、商用交流電源1に接続された高電圧発
生部2の負の直流高圧出力電圧は高電圧ケーブル3を介
して利用装置4の静電塗装ガン4aの荷電々極5に印加
される。
高電圧ケーブル3は、帯電及び放電の防止のためにその
外周か導電性外被3aで被覆されており、該導電性被覆
3aは接地端子6に接続されている。
静電塗装ガン4aの導電性把手部分Aは、作業者の感電
を防止するために、高電圧ケーブル3の導電性外被3a
に接続されている。
一方、高電圧発生部2の正の高圧出力端子は、負荷電流
11と導電性外被3aを流れる電流Iaとの和の電流を
検出する電流検出器7を介して接地端子6に接続されて
いる。
電流検出器7からの検出信号は、該検出信号が閾値以上
に増大したときに遮断信号Sを高電圧発生部2に与える
遮断信号発生回路8に与えられる様に接続されている。
尚、9は接地された被塗装物であり、負荷を示す。
この様な構成の装置が正常な状態にある場合には、荷電
々極5と被塗装物9との間を流れる負荷電流■1は高電
圧ケーブル3の導電性外被3aを流れる漏れ電流Iaの
十数倍程度ないしはそれ以上であり、通常、負荷電流n
の方がはるかに大きい。
斯かる条件がありながら、第1図に示す様な従来装置に
あっては、単一の電流検出器7で高電圧ケーブルの導電
性外被3aを流れる電流Iaと負荷電流11との和であ
る電流を検出しているので、実際上、高電圧ケ−プル3
及び把手部分Aに関連する事故、又はその破損を極めて
検出し難いという欠点があった。
つまり電流検出器7で負荷電流nと導電性外被3aを流
れる電流Iaとの和の電流を検出しており、且つ正常状
態では後者は前者に比べてはるかに小さいので、高電圧
ケーブル3の損傷などに起因して導電性外被3aを流れ
る電流1oが増大しても、その増大によって該電流Ia
と負荷電流11との和の電流が閾値を越えるには正常時
の電流Iaの値に対し数倍以上増大しなければならない
しかし斯かる状態が検出された場合には通常、既に高電
圧ケーブル3の破損はかなり進んでおり、この様な状態
に至る前に作業者が感電事故に遭遇する危険性も極めて
大きい。
しかも悪いことに事故の大半は高圧ケーブル3から荷電
々極5に至る高電圧給電路において生じている。
従って斯かる従来装置にあっては、保安機能が極めて不
十分であることは勿論のこと、高電圧ケーブルの傷損が
進行して大きな事故に至る危険性さえある。
本考案は従来の欠点を除去して保安機能を確実なものと
するために、別個の電流検出器で負荷電流11と高電圧
ケーブル3の導電性外被3aを流れる電流Iaとを夫々
独立して検出し、これら検出信号及びこれら検出信号を
加算した信号を夫々の波形整形回路を介して波形整形す
るように構成し、且つこれら波形整形された検出信号の
少くともいずれかが夫々に対し予め決められた設定値を
越えるとき、遮断信号発生回路が遮断信号を生ずる様に
構成したことを特徴としている。
第2図により本考案の一実施例を説明するが、同図にお
いて第1図で示した記号と同一の記号は第1図の部材に
相当する部材を示す。
第2図において、7Aは高電圧ケーブル3の導電性外被
3aを流れる電流Iaを検出する第1の電流検出器であ
り、その一端は導電性外被3aに、またその他端は高電
圧発生部2の正の出力端子に接続されている。
7Bは荷電々極5と負荷9との間を流れる負荷電流11
を検出する第2の電流検出器であり、その一端は高電圧
発生部2の正の出力端子に接続され、その他端は接地端
子6に接続されている。
これら電流検出器7A、7Bからの検出信号は、キャパ
シタと抵抗とからなるOR時定数回路を含む波形整形回
路10.11を夫々介して遮断信号発生回路8に信号0
1.02として夫々入力され、また一方では加算器12
により加算され、その加算された信号が前述の様な波形
整形回路13を介して遮断信号発生回路8に信号03と
して入力される。
この遮断信号発生回路8は、特に具体的な構成を図示し
ていないが、夫々の検出入力信号01、@2及び03を
これらの夫々に対し予め定められた閾値V□、V2及び
V3と夫々比較する3つの比較回路及びこれら比較回路
の出力信号をOR論理する論理回路などからなっており
、前記検出入力信号01.02.03のいずれかが対応
する閾値■□、■2、■3を越えるとき遮断信号を高電
圧発生部2に送出する様に構成されている。
斯かる構成の装置において、高電圧ケーブル3及び利用
装置4の範囲内で何らかの事故があって高圧ケーブル3
の導電性外被3aに過大電流が流れると、導電性外被3
aを流れる電流を検出する第1の電流検出器7Aからの
検出信号01がその閾値V□を越えるので、遮断信号発
生回路8は、他の2つの検出信号02と03とが夫々の
閾値V2、V3より小さくなっても、遮断信号Sを高電
圧発生部2に送出する。
この高電圧発生部2が高周波インバータを備えるものに
あっては前記遮断信号によってインバータの駆動信号を
除去することによって、或いは高速回路遮断器を備える
ものにあってはこの遮断器を開くことによって、利用装
置4への高圧給電々力が遮断されるが、他の遮断機能を
備えるものであっても勿論よい。
ここで正常の状態では高電圧ケーブル3の導電性外被3
aを流れる電流Iaは、荷電々極5とガンの把手部分A
との間の空間コロナ放電々流と、荷電々極5を支持して
いる絶物(図示せず)の沿面コロナ放電々流とによる漏
れ電流になり、これは極めて小さい。
従ってこの電流の検出信号01に対する閾値を前記漏れ
電流に対応する値に設定しておけば、負荷電流11の値
に無関係に高電圧給電路における事故などを未然に防ぐ
ことが出来る。
ここで、波形整形回路10は電流Iaが微小電流であり
外来雑音によって誤動作するので、外来雑音に対する作
動制限を行うために設けられた回路である。
次に負荷電流が設定値より増大することにより第2の電
流検出器7Bから検出信号02がその閾値V2より増大
すると、遮断信号発生回路8が遮断信号Sを生ずる。
従ってその閾値v2を正常な負荷電流■1の対応する値
に設定しておけば、利用装置4及び負荷9などの損傷を
未然に防ぐことが出来る。
ここで、波形整形回路11は、負荷電流lが放電波形状
になるので、その検出電流を最適に平均化するために設
けられた回路である。
また高電圧発生部2の総出力電流の検出信号は第1、第
2の電流検出器7Aと7Bの夫々の検出信号を加算する
加算器12の出力03として得られる。
従ってその閾値■3を高電圧発生部2の許容最大電流に
対応する値に設定しておけば、高電圧発生部2自身の保
護も確実に行える。
以上述べたように本考案によれば、荷電々極と負荷との
間を流れる負荷電流と、高電圧ケーブルの導電性外被を
流れる電流とを個別に検出し、対応する別々の閾値と比
較して保護機能を動作させる様に構威しであるから、高
電圧ケーブル及び利用装置の外被に関連する感電事故を
確実に防ぐことが出来るのは勿論のこと、高電圧ケーブ
ル、利用装置及び負荷の保護も確実に行える。
更にまた各検出信号路に夫々に適した時定数を有する波
形整形回路を用いることが出来るので、遮断信号の応答
速度などを一層向上させることが出来、安全面で更に有
利になる。
尚、実施例では高電圧発生部2に遮断信号を送出したが
、これに限定するものでないことは従来技術からも明ら
かであり、他の利用装置にあっては、高電圧ケーブルの
導電性外被はその筐体などの様な外装体に接続されてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の高電圧発生装置を示す図、第2図は本考
案に係る高電圧発生装置の一実施例を示す図である。 2・・・・・・高電圧発生部、3・・・・・・高電圧ケ
ーブル、3a・・・・・・高電圧ケーブル3の導電性外
被、4・・・・・・利用装置、5・・・・・・荷電々極
、?A、7B・・・・・・第1、第2の電流検出器、8
・・・・・・遮断信号発生回路、12・・・・・・加算
器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高電圧発生部と荷電々極を有する利用装置と、これら高
    電圧発生部と利用装置を接続する導電性外被を備えた高
    電圧ケーブルとを備えた装置において、前記利用装置の
    外装部に結合された前記導電性外被を流れる電流を検出
    する第1の電流検出器と、前記荷電々極と負荷との間を
    流れる負荷電流を検出する第2の電流検出器と、これら
    電流検出器からの検出信号及び該検出信号を加算した信
    号の夫々の波形を整形する波形整形回路と、該波形整形
    回路により波形整形された検出信号の少くともいずれか
    が夫々に対し予め決定された閾値を越えるときに遮断信
    号を生ずる遮断信号発生回路とを備えたことを特徴とす
    る高電圧発生装置。
JP1658180U 1980-02-13 1980-02-13 高電圧発生装置 Expired JPS6037002Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1658180U JPS6037002Y2 (ja) 1980-02-13 1980-02-13 高電圧発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1658180U JPS6037002Y2 (ja) 1980-02-13 1980-02-13 高電圧発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56120735U JPS56120735U (ja) 1981-09-14
JPS6037002Y2 true JPS6037002Y2 (ja) 1985-11-02

Family

ID=29612983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1658180U Expired JPS6037002Y2 (ja) 1980-02-13 1980-02-13 高電圧発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6037002Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5973069A (ja) * 1982-10-19 1984-04-25 Nippon Ranzubaagu Kk 静電塗装装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56120735U (ja) 1981-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH041661B2 (ja)
TWI453432B (zh) 絕緣偵測電路及其方法
JPS6037002Y2 (ja) 高電圧発生装置
CN115666998A (zh) 用于检测车辆车载电网中的绝缘故障的方法
JPH0125639Y2 (ja)
JPH0763806A (ja) 漏電検出装置
JP3333382B2 (ja) アース回路および負イオン発生装置
JP3490255B2 (ja) 内部昇圧型静電ハンドガンのアース線断線検出装置
CN219875066U (zh) 一种伺服驱动器的电源输入保护电路
JP3685212B2 (ja) 高圧電源およびシールド電位検出回路
JP3355103B2 (ja) 除電器の安全装置
JPS5931326Y2 (ja) 静電塗装装置
JPS6130411Y2 (ja)
JP3106974B2 (ja) アーク溶接機
JPH0725235Y2 (ja) 静電塗装装置
JP3443177B2 (ja) アーク加工装置
JP2002170697A (ja) 除電器の安全装置
JPH10145958A (ja) 除電器の安全装置
JPH03150002A (ja) 交直流電気車
JPH0415337Y2 (ja)
SU629095A1 (ru) Устройство дл защиты проводов контактной сети от пережогов на воздушных промежутках
JPH0728922Y2 (ja) 静電塗装装置
JPH10191549A (ja) 除電器の安全装置
JPH0117539B2 (ja)
JPH11146565A (ja) 無人搬送車とその充電システム