JPH0728922Y2 - 静電塗装装置 - Google Patents
静電塗装装置Info
- Publication number
- JPH0728922Y2 JPH0728922Y2 JP8741689U JP8741689U JPH0728922Y2 JP H0728922 Y2 JPH0728922 Y2 JP H0728922Y2 JP 8741689 U JP8741689 U JP 8741689U JP 8741689 U JP8741689 U JP 8741689U JP H0728922 Y2 JPH0728922 Y2 JP H0728922Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- high voltage
- electrostatic coating
- circuit
- voltage
- circuits
- Prior art date
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- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
- Protection Of Static Devices (AREA)
- Power Conversion In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高電圧発生装置から高電圧線路を介して静電
塗装機に直流高電圧が印加される静電塗装装置に関す
る。
塗装機に直流高電圧が印加される静電塗装装置に関す
る。
高電圧発生装置からDC-80〜120KVの高電圧が印加される
静電塗装機に対して、被塗物が異常接近すると、両者間
に火花放電が生じて塗料に印加し、爆発や火災を起こす
おそれがある。
静電塗装機に対して、被塗物が異常接近すると、両者間
に火花放電が生じて塗料に印加し、爆発や火災を起こす
おそれがある。
このため、従来においては、静電塗装機と被塗物が異常
接近して生ずる過電流や電圧変動を過電流検出器で検出
すると同時に、その検出信号によって高電圧線路と高電
圧接地端子との間を接続する接地回路に介装された機械
的スイッチ又は半導体スイッチをオンさせて、高電圧線
路の残留電荷を瞬時に放電させるようにしている（特開
昭58-88059号，実開昭58-116065号，同59-58057号，同6
0-100052号，同60-179352号，同62-172292号公報）。
接近して生ずる過電流や電圧変動を過電流検出器で検出
すると同時に、その検出信号によって高電圧線路と高電
圧接地端子との間を接続する接地回路に介装された機械
的スイッチ又は半導体スイッチをオンさせて、高電圧線
路の残留電荷を瞬時に放電させるようにしている（特開
昭58-88059号，実開昭58-116065号，同59-58057号，同6
0-100052号，同60-179352号，同62-172292号公報）。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、機械的スイッチは、その動作速度が通常
100ms程度と非常に遅く、どんなに速くしても数ms以下
にはできないので、火花放電の突発を防ぎ難い。
100ms程度と非常に遅く、どんなに速くしても数ms以下
にはできないので、火花放電の突発を防ぎ難い。
このため、電流値の変化を常時監視して火花放電の発生
を予知する複雑な予知回路を設け、その電流値が火花放
電の危険性がある絶対値に達する前に、早めに機械的ス
イッチを作動させるようにしているが、この場合は、装
置の構造が煩雑になって製造コストが嵩むと共に、火花
放電の危険がないのに機械的スイッチが作動する誤動作
も多いという欠点があった。
を予知する複雑な予知回路を設け、その電流値が火花放
電の危険性がある絶対値に達する前に、早めに機械的ス
イッチを作動させるようにしているが、この場合は、装
置の構造が煩雑になって製造コストが嵩むと共に、火花
放電の危険がないのに機械的スイッチが作動する誤動作
も多いという欠点があった。
また、半導体スイッチは、その動作速度が機械的スイッ
チの千分の１程度と非常に速く、火花放電を惹き起こす
程の過電流が生じた時に作動させてもその火花放電を防
ぐことができるから、機械的スイッチのように複雑な予
知回路を設ける必要がないと同時に、火花放電の危険性
がないのに誤動作することもないという利点を有してい
るが、既存の半導体スイッチには、それ単体で静電塗装
機に印加される80〜120KVもの直流高電圧に耐えうるも
のがない。
チの千分の１程度と非常に速く、火花放電を惹き起こす
程の過電流が生じた時に作動させてもその火花放電を防
ぐことができるから、機械的スイッチのように複雑な予
知回路を設ける必要がないと同時に、火花放電の危険性
がないのに誤動作することもないという利点を有してい
るが、既存の半導体スイッチには、それ単体で静電塗装
機に印加される80〜120KVもの直流高電圧に耐えうるも
のがない。
したがって、複数の半導体スイッチを多段に直列接続し
た回路を組まなければならないが、各半導体スイッチを
全く同時に作動させることはできないから、最後に作動
するスイッチに全電圧がかかって破損するおそれがあっ
た。
た回路を組まなければならないが、各半導体スイッチを
全く同時に作動させることはできないから、最後に作動
するスイッチに全電圧がかかって破損するおそれがあっ
た。
そこで本考案は、各半導体スイッチに定格以上の電圧が
かからないようにしてその破損を防止することを技術的
課題としている。
かからないようにしてその破損を防止することを技術的
課題としている。
この課題を解決するために、本考案は、ビラール回路が
複数段連設されたコッククロフト式直流高電圧発生回路
を備えた高電圧発生装置から、高電圧線路を介して静電
塗装機に所定の直流高電圧が印加される静電塗装装置に
おいて、前記直流高電圧発生回路に、過電流検出器の出
力信号によって同時にオンされる半導体スイッチを各ビ
ラール回路ごとに夫々その出力側に設けたコンデンサと
並列に接続した接地回路が形成されていることを特徴と
する。
複数段連設されたコッククロフト式直流高電圧発生回路
を備えた高電圧発生装置から、高電圧線路を介して静電
塗装機に所定の直流高電圧が印加される静電塗装装置に
おいて、前記直流高電圧発生回路に、過電流検出器の出
力信号によって同時にオンされる半導体スイッチを各ビ
ラール回路ごとに夫々その出力側に設けたコンデンサと
並列に接続した接地回路が形成されていることを特徴と
する。
本考案によれば、ビラール（Villard）回路をｎ段積み
重ねて2n倍の電圧を発生するコッククロフト式直流高電
圧発生回路を備えた高電圧発生装置を使用して、各ビラ
ール回路ごとに、夫々その出力側に設けたコンデンサと
並列に接地回路を成す半導体スイッチが接続されてい
る。
重ねて2n倍の電圧を発生するコッククロフト式直流高電
圧発生回路を備えた高電圧発生装置を使用して、各ビラ
ール回路ごとに、夫々その出力側に設けたコンデンサと
並列に接地回路を成す半導体スイッチが接続されてい
る。
したがって、直流高電圧発生回路が、これに接続された
昇圧トランスの２次側電圧を5KVとして、−80KVの直流
高電圧を発生させる場合には、ビラール回路を８段連設
することとなり、当該各ビラール回路ごとに接続される
各半導体スイッチの耐圧は、10KVで足りることとなる。
昇圧トランスの２次側電圧を5KVとして、−80KVの直流
高電圧を発生させる場合には、ビラール回路を８段連設
することとなり、当該各ビラール回路ごとに接続される
各半導体スイッチの耐圧は、10KVで足りることとなる。
すなわち、既存の半導体スイッチには、50〜60KVまでの
耐圧を有したものがあるから、前記各半導体スイッチに
定格以上の電圧がかかることを確実に防止できる。
耐圧を有したものがあるから、前記各半導体スイッチに
定格以上の電圧がかかることを確実に防止できる。
そして、火花放電の危険が生ずると、過電流検出器の出
力信号によって各半導体スイッチがオンされ、各ビラー
ル回路の出力側コンデンサに溜まった電荷が接地回路か
ら瞬時に放電される。
力信号によって各半導体スイッチがオンされ、各ビラー
ル回路の出力側コンデンサに溜まった電荷が接地回路か
ら瞬時に放電される。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。
る。
第１図は本考案による静電塗装装置の一例を示す全体概
要図である。
要図である。
本例の静電塗装装置は、高周波発振回路2,昇圧トランス
３及びコッククロフト式直流高電圧発生回路４で構成さ
れた高電圧発生装置１から、高電圧線路５を介して静電
塗装機６に所定の直流高電圧が印加されるようになって
いる。
３及びコッククロフト式直流高電圧発生回路４で構成さ
れた高電圧発生装置１から、高電圧線路５を介して静電
塗装機６に所定の直流高電圧が印加されるようになって
いる。
そして、直流高電圧発生回路４には、８段に連設形成さ
れた各ビラール回路V1〜V8ごとに、過電流検出器７の出
力信号によって同時にオンされる半導体スイッチS1〜S8
が出力側のコンデンサC1〜C8と並列に接続されて成る接
地回路８が形成されている。
れた各ビラール回路V1〜V8ごとに、過電流検出器７の出
力信号によって同時にオンされる半導体スイッチS1〜S8
が出力側のコンデンサC1〜C8と並列に接続されて成る接
地回路８が形成されている。
なお、直流高電圧発生回路４が、昇圧トランス３の２次
側電圧を5KVとして−80KVの直流高電圧を発生させる場
合には、各半導体スイッチS1〜S8の耐圧を夫々10KV以上
に選定すれば足りる。
側電圧を5KVとして−80KVの直流高電圧を発生させる場
合には、各半導体スイッチS1〜S8の耐圧を夫々10KV以上
に選定すれば足りる。
また、各半導体スイッチS1〜S8には、比較的大容量のGT
Oサイリスタ等を使用する。
Oサイリスタ等を使用する。
そして、各半導体スイッチS1〜S8をターン・オンするト
リガー信号を発生するトリガー回路９が、過電流検出器
７とトランス10で形成されている。
リガー信号を発生するトリガー回路９が、過電流検出器
７とトランス10で形成されている。
すなわち、トリガー回路９は、火花放電の危険がある過
電流を検出した過電流検出器７から出力されるパルス電
流が、トランス10の１次コイル11に供給されて、当該ト
ランス10と半導体スイッチS1〜S8との間に接続された各
２次コイル12,12…にトリガー電流を発生させるように
なっている。
電流を検出した過電流検出器７から出力されるパルス電
流が、トランス10の１次コイル11に供給されて、当該ト
ランス10と半導体スイッチS1〜S8との間に接続された各
２次コイル12,12…にトリガー電流を発生させるように
なっている。
また、このトリガー回路９は、直流高電圧発生回路４と
過電流検出器７との間がトランス10によって絶縁されて
いる。
過電流検出器７との間がトランス10によって絶縁されて
いる。
しかして、静電塗装機６と被塗物の異常接近などによ
り、過電流検出器７が火花放電の危険性がある過電流を
検出すると、当該過電流検出器７からトランス10の１次
コイル11にパルス電流が出力され、当該トランス10の各
２次コイル12,12…にトリガー電流が発生して、各半導
体スイッチS1〜S8が同時にオンされる。
り、過電流検出器７が火花放電の危険性がある過電流を
検出すると、当該過電流検出器７からトランス10の１次
コイル11にパルス電流が出力され、当該トランス10の各
２次コイル12,12…にトリガー電流が発生して、各半導
体スイッチS1〜S8が同時にオンされる。
これにより、直流高電圧発生回路４の各ビラール回路V1
〜V8の出力側に設けられたコンデンサC1〜C8に溜まって
いる電荷が、接地回路８から瞬時に放電されて、静電塗
装機６と被塗物との間に突発する火花放電が確実に防止
される。
〜V8の出力側に設けられたコンデンサC1〜C8に溜まって
いる電荷が、接地回路８から瞬時に放電されて、静電塗
装機６と被塗物との間に突発する火花放電が確実に防止
される。
また、この際、各半導体スイッチS1〜S8には、定格以上
の電圧がかかることがないから、破損のおそれは全くな
い。
の電圧がかかることがないから、破損のおそれは全くな
い。
以上述べたように、本考案によれば、火花放電の危険が
生じた時に、コッククロフト式直流高電圧発生回路を構
成する各ビラール回路ごとにその出力側に設けたコンデ
ンサと並列に接続された各半導体スイッチを同時にオン
して、当該各コンデンサに溜まった電荷を接地回路から
瞬時に放電することができ、しかも、その放電の際に各
半導体スイッチに定格以上の電圧がかからないから、当
該各半導体スイッチの破損も確実に防止されるという大
変優れた効果がある。
生じた時に、コッククロフト式直流高電圧発生回路を構
成する各ビラール回路ごとにその出力側に設けたコンデ
ンサと並列に接続された各半導体スイッチを同時にオン
して、当該各コンデンサに溜まった電荷を接地回路から
瞬時に放電することができ、しかも、その放電の際に各
半導体スイッチに定格以上の電圧がかからないから、当
該各半導体スイッチの破損も確実に防止されるという大
変優れた効果がある。
第１図は本考案による静電塗装装置の一例を示す全体概
要図である。 符号の説明 １……高電圧発生装置、４……コッククロフト式直流高
電圧発生回路、V1〜V8……ビラール回路、C1〜C8……コ
ンデンサ、５……高電圧線路、６……静電塗装機、７…
…過電流検出器、８……接地回路、S1〜S8……半導体ス
イッチ。
要図である。 符号の説明 １……高電圧発生装置、４……コッククロフト式直流高
電圧発生回路、V1〜V8……ビラール回路、C1〜C8……コ
ンデンサ、５……高電圧線路、６……静電塗装機、７…
…過電流検出器、８……接地回路、S1〜S8……半導体ス
イッチ。
Claims (1)
- 【請求項１】ビラール回路（V1〜V8）が複数段連設され
たコッククロフト式直流高電圧発生回路（４）を備えた
高電圧発生装置（１）から、高電圧線路（５）を介して
静電塗装機（６）に所定の直流高電圧が印加される静電
塗装装置において、前記直流高電圧発生回路（４）に、
過電流検出器（７）の出力信号によって同時にオンされ
る半導体スイッチ（S1〜S8）を各ビラール回路（V1〜
V8）ごとに夫々その出力側に設けたコンデンサ（C1〜
C8）と並列に接続した接地回路（８）が形成されている
ことを特徴とする静電塗装装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8741689U JPH0728922Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 静電塗装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8741689U JPH0728922Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 静電塗装装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0326363U JPH0326363U (ja) | 1991-03-18 |
| JPH0728922Y2 true JPH0728922Y2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=31637062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8741689U Expired - Lifetime JPH0728922Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 静電塗装装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0728922Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-27 JP JP8741689U patent/JPH0728922Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0326363U (ja) | 1991-03-18 |
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