JPS6036898Y2 - 水晶振動子用保持器 - Google Patents
水晶振動子用保持器Info
- Publication number
- JPS6036898Y2 JPS6036898Y2 JP401875U JP401875U JPS6036898Y2 JP S6036898 Y2 JPS6036898 Y2 JP S6036898Y2 JP 401875 U JP401875 U JP 401875U JP 401875 U JP401875 U JP 401875U JP S6036898 Y2 JPS6036898 Y2 JP S6036898Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stem
- copper
- cold
- iron
- cap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は水晶振動子の保持器にに関する。
この種水晶振動子は高信頼性のものにあっては真空で密
封構造の保持器内に封入腰外雰囲気の空気や湿気等が侵
入しないようにして振動数の安定化を計る必要がある。
封構造の保持器内に封入腰外雰囲気の空気や湿気等が侵
入しないようにして振動数の安定化を計る必要がある。
例えば本出願人は先に第1図に示す構造の保持器を提案
した。
した。
この保持器は、冷間圧接の可能な材料、例えば銅板をプ
レス成型して形成したステム1と銅製のキャップ2とを
冷間圧接すると共に、ステム1の底部の適当位置に設け
た一対の透孔3,3′に嵌め込みロー材により固着され
た鉄製等の中空筒4,4′に挿通されたリード線5゜5
′の先端に適当な方法により水晶振動子6を支持させ、
更に、前記リード線5,5′が挿通されている中空筒4
,4′の孔ガラス8,8′で封止した構成である。
レス成型して形成したステム1と銅製のキャップ2とを
冷間圧接すると共に、ステム1の底部の適当位置に設け
た一対の透孔3,3′に嵌め込みロー材により固着され
た鉄製等の中空筒4,4′に挿通されたリード線5゜5
′の先端に適当な方法により水晶振動子6を支持させ、
更に、前記リード線5,5′が挿通されている中空筒4
,4′の孔ガラス8,8′で封止した構成である。
この構成によると、ステム1及びキャップ2に銅が用い
られているのて冷間圧接によって双方の接合が簡単に行
なえ、またガラス8.8′と融着された中空筒4,4′
及びリード線5.5′は強固に且つ気密に接合している
端子を銅製のステム1の底板部に銀ロー等のロー材で固
着されているので気密性に利点がある。
られているのて冷間圧接によって双方の接合が簡単に行
なえ、またガラス8.8′と融着された中空筒4,4′
及びリード線5.5′は強固に且つ気密に接合している
端子を銅製のステム1の底板部に銀ロー等のロー材で固
着されているので気密性に利点がある。
反面法のような欠点をもっている。
即ちステム1は銅で形成されており、その−属性として
軟いため冷間圧接が可能ではあるが、冷間圧接のために
は、ステム1のフランジとキャップ2のフランジとを重
ね合せた圧接前の全厚をT1圧接後の厚さをtとしたと
き、t/Tx100%で表わされる残厚比(Figur
e of Merit)を所定値(銅の場合では11)
にすることが必要で、そのためにはステム1およびキャ
ップ2が薄肉であることが必要で、ステム1の底板部の
機械的強度が不足する。
軟いため冷間圧接が可能ではあるが、冷間圧接のために
は、ステム1のフランジとキャップ2のフランジとを重
ね合せた圧接前の全厚をT1圧接後の厚さをtとしたと
き、t/Tx100%で表わされる残厚比(Figur
e of Merit)を所定値(銅の場合では11)
にすることが必要で、そのためにはステム1およびキャ
ップ2が薄肉であることが必要で、ステム1の底板部の
機械的強度が不足する。
したがってステム1とキャップ2との冷間圧接時に肉厚
減少に伴ってステム1に加わる応力や、製品完戒后の外
部からの若干の応力が加わった場合にリード線5,5′
を封着した中空筒4,4′間におけるステム1の底板部
が変形しやすく、リード線5.5′間が変化し、そのた
めに水晶振動子6の振動数が変化する。
減少に伴ってステム1に加わる応力や、製品完戒后の外
部からの若干の応力が加わった場合にリード線5,5′
を封着した中空筒4,4′間におけるステム1の底板部
が変形しやすく、リード線5.5′間が変化し、そのた
めに水晶振動子6の振動数が変化する。
これを防止するにはステム1の厚さを十分厚くすればよ
いが時計用水晶振動子等に要求される小型化を満足する
ためにおのずと制約を受は予測される応力に耐えるに十
分な厚みを設けることは困難である。
いが時計用水晶振動子等に要求される小型化を満足する
ためにおのずと制約を受は予測される応力に耐えるに十
分な厚みを設けることは困難である。
そこで、銅よりなるステムの底板部に、硬質かつ厚肉の
コバール板等よりなる補強板をロウ付は固着して、銅よ
りなるステムの機械的強度を増大させることによって、
冷間圧接時のステムの変形を防止することも考えられて
いる(実開昭51−55271号公報)が、ステムとは
別にコバール板を製作し、しかもステムにコバール板等
をロウ付ケしなければならず、製造工数が犬となって加
工費が増大するし、コバール板は高価であり、材料費も
高くなって、結局ステムが高価になるという欠点がある
。
コバール板等よりなる補強板をロウ付は固着して、銅よ
りなるステムの機械的強度を増大させることによって、
冷間圧接時のステムの変形を防止することも考えられて
いる(実開昭51−55271号公報)が、ステムとは
別にコバール板を製作し、しかもステムにコバール板等
をロウ付ケしなければならず、製造工数が犬となって加
工費が増大するし、コバール板は高価であり、材料費も
高くなって、結局ステムが高価になるという欠点がある
。
本考案は冷間圧接の可能な、しかも製品容易で安価な保
持器を提供する二とも目的とするもので、銅クラツド鉄
板をプレス成型したステムを用いることを特徴とするも
のである。
持器を提供する二とも目的とするもので、銅クラツド鉄
板をプレス成型したステムを用いることを特徴とするも
のである。
以下本考案の実施の態様を図面に基づいて詳述する。
第2図はその一実施例を示したものであって、ステム1
は内層11が銅Cuで外底12が安価で且つ堅牢強固な
鉄Feを用いたクラツド板をプレス底型したものである
。
は内層11が銅Cuで外底12が安価で且つ堅牢強固な
鉄Feを用いたクラツド板をプレス底型したものである
。
このステム1の適当位置には孔3,3′が形成されてい
るこの孔3,3′に鉄Fe又はコバールKV製の中空筒
4,4′が保持器内側より嵌め入れられ、銀ロー付けに
よってステム1に固着されている。
るこの孔3,3′に鉄Fe又はコバールKV製の中空筒
4,4′が保持器内側より嵌め入れられ、銀ロー付けに
よってステム1に固着されている。
前記中空筒4,4′の中空内には、鉄、ニッケル合金(
又はコバール)のリード線5,5′が挿通され、そのリ
ード線と同−又は近以する熱膨張率を有したガラス8,
8′で封止している。
又はコバール)のリード線5,5′が挿通され、そのリ
ード線と同−又は近以する熱膨張率を有したガラス8,
8′で封止している。
保持器内のリード線5,5′端に適当な方法で水晶振動
子6を支持させている。
子6を支持させている。
またステム1に対して銅Cu製のキャップ2を被せ、そ
れぞれの端縁1’、2’を冷間圧接によって接合してい
る。
れぞれの端縁1’、2’を冷間圧接によって接合してい
る。
上記構成によると、第1図に示す構造における利点と同
様に、ステム1及びキャップ2の銅Cuが用いられてい
るので冷間圧接によって双方の接合が簡単に行なえると
共に、ステム1の外層12に堅牢強固な鉄Feがブラッ
ドされているため内層11の#lcuの軟性を補強し、
ステム1全体を機械的強度の高いものとなして物理的圧
力による変形を防止する為、水晶振動子6の振動数が安
定する等の利点を有するものであるが、これに加えて、
ステム1に形成した孔3,3′に堅牢強固な鉄Fe又は
コバールKV製等の中空筒4,4′を嵌入しているので
、ステム端縁1′とキャップ端縁2′を冷間圧接する際
にステム1′に圧接方向Aと直交する方向Bに力が発生
し、これが中空筒4゜4′まで伝わってきても、この中
空筒4,4′でその力は遮断され、中空部内には伝達さ
れない。
様に、ステム1及びキャップ2の銅Cuが用いられてい
るので冷間圧接によって双方の接合が簡単に行なえると
共に、ステム1の外層12に堅牢強固な鉄Feがブラッ
ドされているため内層11の#lcuの軟性を補強し、
ステム1全体を機械的強度の高いものとなして物理的圧
力による変形を防止する為、水晶振動子6の振動数が安
定する等の利点を有するものであるが、これに加えて、
ステム1に形成した孔3,3′に堅牢強固な鉄Fe又は
コバールKV製等の中空筒4,4′を嵌入しているので
、ステム端縁1′とキャップ端縁2′を冷間圧接する際
にステム1′に圧接方向Aと直交する方向Bに力が発生
し、これが中空筒4゜4′まで伝わってきても、この中
空筒4,4′でその力は遮断され、中空部内には伝達さ
れない。
それ故中空部内を封止しているがガラス8,8′は冷間
圧接時にヒビが入ったり損壊したりすることなく、永年
に亘って良好な封止機能を果す。
圧接時にヒビが入ったり損壊したりすることなく、永年
に亘って良好な封止機能を果す。
また、前述した実開昭51−55271号公報に記載さ
れているように、銅よりなるステムの底部に、コバール
等よりなる補強板をロウ付は固着するものに比較して1
、ステムとは別に補強板を製作する工程及びステムと補
強板のロウ付けのための加熱工程が不要になり、単に銅
クラツド鉄板をプレス成型するのみでステムを製作する
ことができ、著しく製作容易で加工費が安価になる。
れているように、銅よりなるステムの底部に、コバール
等よりなる補強板をロウ付は固着するものに比較して1
、ステムとは別に補強板を製作する工程及びステムと補
強板のロウ付けのための加熱工程が不要になり、単に銅
クラツド鉄板をプレス成型するのみでステムを製作する
ことができ、著しく製作容易で加工費が安価になる。
しかも、補強板としてコバールを用いればコバールが高
価なためステムも高価になるが、本考案はコバールに比
較して格段に安価な鉄を用いるので材料費も安く、結局
ステムが著しく安価になる。
価なためステムも高価になるが、本考案はコバールに比
較して格段に安価な鉄を用いるので材料費も安く、結局
ステムが著しく安価になる。
さらに、銅は熱膨張係数が178×10−7であるのに
対して、コバールの熱膨張係数は47X 10−7に過
ぎないから、両者の熱膨張係数差は131 X 10−
7と極めて大きく、ロー付は時等にそれに起因して発生
する応力も大きいため、ソリ等を生じやすいが、鉄の熱
膨張係数は132X 10−7で、銅との熱膨張係数差
は46XlO−7と格段に小さいため、それに起因する
応力も小さく、ソリ等も生じなくなる。
対して、コバールの熱膨張係数は47X 10−7に過
ぎないから、両者の熱膨張係数差は131 X 10−
7と極めて大きく、ロー付は時等にそれに起因して発生
する応力も大きいため、ソリ等を生じやすいが、鉄の熱
膨張係数は132X 10−7で、銅との熱膨張係数差
は46XlO−7と格段に小さいため、それに起因する
応力も小さく、ソリ等も生じなくなる。
以上要約すると、本考案によれば、従来の保持器と同様
にキャップを冷間圧接により固着封止可能で、しかも銅
製ステムの機械的強度を補強するために、コバール等よ
りなる他の特別な補強板等を製作及びロウ付けすること
なく、鉄−銅のクラツド板にてステムの機械的強度が増
大するため水晶振動子の振動周波数を安定化、かつ全体
のコストダウンを可能にするものである。
にキャップを冷間圧接により固着封止可能で、しかも銅
製ステムの機械的強度を補強するために、コバール等よ
りなる他の特別な補強板等を製作及びロウ付けすること
なく、鉄−銅のクラツド板にてステムの機械的強度が増
大するため水晶振動子の振動周波数を安定化、かつ全体
のコストダウンを可能にするものである。
第1図は本考案の前提となる水晶振動子用保持器の縦断
面図、第2図は本考案に係る水晶振動子用保持器の一実
施例の縦断面図である。 1・・・・・・ステム、 2・・・・・・キャップ、 3゜ 3′・・・・・・ 挿通孔、 4゜ 4′・・・・・・中空筒、 5゜ 5′・・・・・・リード 線、 6・・・・・・水晶振動子、 8゜ 8′・・・・・・ガラス、 1・・・・・・圧接側層、 12・・・・・・他層。
面図、第2図は本考案に係る水晶振動子用保持器の一実
施例の縦断面図である。 1・・・・・・ステム、 2・・・・・・キャップ、 3゜ 3′・・・・・・ 挿通孔、 4゜ 4′・・・・・・中空筒、 5゜ 5′・・・・・・リード 線、 6・・・・・・水晶振動子、 8゜ 8′・・・・・・ガラス、 1・・・・・・圧接側層、 12・・・・・・他層。
Claims (1)
- ステムと銅製のキャップを冷間圧接して、その内部に水
晶振動子を封入すると共に、ステムを気密絶縁的に貫通
して挿入された複数のリード線に前記水晶振動子を支持
させて成る水晶振動子用保持器において、前記ステムは
キャップとの冷間圧接側層が銅、他層が鉄のクラツド板
で構成されていると共に、各リード線の挿入孔には鉄製
の中空筒が固着され、その中空筒内に前記各リード線が
挿通されてガラス封止されていることを特徴とする水晶
振動子用保持器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP401875U JPS6036898Y2 (ja) | 1974-12-27 | 1974-12-27 | 水晶振動子用保持器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP401875U JPS6036898Y2 (ja) | 1974-12-27 | 1974-12-27 | 水晶振動子用保持器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5185677U JPS5185677U (ja) | 1976-07-09 |
JPS6036898Y2 true JPS6036898Y2 (ja) | 1985-11-01 |
Family
ID=33111218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP401875U Expired JPS6036898Y2 (ja) | 1974-12-27 | 1974-12-27 | 水晶振動子用保持器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6036898Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IL40032A0 (en) * | 1971-08-12 | 1972-09-28 | Motorola Inc | Structure for mounting a crystal plate |
-
1974
- 1974-12-27 JP JP401875U patent/JPS6036898Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5185677U (ja) | 1976-07-09 |
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