JPS6036807A

JPS6036807A - 流動層燃焼装置

Info

Publication number: JPS6036807A
Application number: JP14366783A
Authority: JP
Inventors: Takeo Notani; 武生野谷
Original assignee: Babcock Hitachi KK
Current assignee: Mitsubishi Power Ltd
Priority date: 1983-08-08
Filing date: 1983-08-08
Publication date: 1985-02-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、流動層燃焼装置に関し、特に複数の区間に仕
切られたウィンドボックスを有する流動層燃焼装置に関
する。

流動層燃焼装置、例えば石炭焚き流動層ボイラでは、流
動層の下部のウィンドボックスを複数区画に仕切り、負
荷に応じて任意の区画を流動化または流動化停止したり
、あるいは所定の区画を起動用セルとして媒体を流動化
させつつ石炭粒子を着火させ、順次流動化させることが
行われている。

第１図は、この種の流動層燃焼装置の火炉部分を示した
説明図であるが、火炉本体１の底部には仕切り２によっ
−ζ複数のウィンドボックスＩＡ、ＩＢが設けられ、そ
の上の空気分散板６の上部に流動層部Ａ、Ｂが形成され
、さらに流動層の上方は空塔部Ｃとなっている。ウィン
ドボックスＩＡ、１Ｂにはそれぞれ流動化用空気６のダ
ク１−６Ａ、６Ｂが設けられ、各ダクトにはダンパ（ま
たは弁）４および５が付設されている。なお、１５は排
ガス出口を示す。

上記の装置において、一つのケースとして流動層部Ａの
流動を停止（スラフピングと称する）させようとする場
合は、タンパ−４を閉止することによって流動層部への
スラフピングは成立するが、次のような問題が発生する
ことがわかった。

（１）ダンパー４の完全密閉は実際には実現困難であり
、数パーセントオーダーの空気リークは避けられず、こ
の空気は、流動層部Ａに流入し、層内を通過する時に、
層内の残炭火種の燃焼を促進させ、部分的に燃焼灰の融
点以上に昇温する。その結果、流動ＩＢＡ内に灰の融着
等によるタリンカーを生成させてしまい、再流動化不能
な状態となる。

（２）流動層部Ａへの空気流入のもう一つの要因として
、流動化運転中に隣接する流動層部Ｂからの空気の流入
が挙げられる。すなわぢ、第１図において、流動層部Ｂ
には空気分散板３を通過して絶えず空気６が供給される
ため、一部の空気７が流動層部ＡとＢの境界面でＢがら
Ａに流入し、」二記（１）に述べたのと同じ理由により
、流動層ＡとＢの境界面にタリン力−を生成させてしま
う。

本発明の目的は、前記した従来技術の欠点をなくし、開
部にタリン力−を生成させないで、スラフピング操作を
行えるようにした流動層燃焼装置を提供することにある
。

スランピング操作時に開部にタリン力−を生成させない
ためには、スランプヘッド、すなわち、流動を停止させ
ている層への空気空気流入を防止できればよい。

その目的を実現するために、本発明は、ウィンドボック
スを複数区画に仕切り、所望の区画のウィントポ・ノク
スへのガスの送入を弁またばダンパの閉操作により停止
可能にするとともに、該停止に伴って、該区画のウィン
ドボックス内のガスを放出できるように、該ウィンドボ
ックスにガス放出手段を設けたことを特徴とする。

本発明の好ましい実験態様においては、ウィンドボック
スを仕切って形成された各区画（以下、コンパートメン
トと称することがある）毎に空気放出口を設け、各空気
供給ダンパーの閉動作を併せて、この空気放出口の弁ま
たはダンパーを開けるようにする。このようにすれば、
たとえ空気供給ダンパーうから若干の空気洩れ込みがあ
っても、空気は層内に入る前に空気放出口を通じてスラ
ンプヘッドに対応するウィンドボックス以外の場所に導
かれるので、スランプベッド内に空気は通過せず、従っ
てタリンカー生成は防止される。

さらに本発明においては、流動しつつある隣接ヘッドか
らスランプヘッドへ空気が流入してくるのを防ぐために
、両ベッドの境界面の下部（空気う）散板上面）に堰を
設けることが好ましい。このｊはの高さは、余り高過ぎ
ると火移り起動（流動燃焼中のヘッドから高温の流動媒
体をもらい受けて、スランプベッドを所定の層温に昇温
する起動方法）が不可能になるため、経験的には流動時
層高の約８０％以下にすることが望ましい。

以下、本発明を第２図の実施例によりさらに詳細に説明
する。

第２図の装置は、ウィンドボックスの各区画ＩＡ、ＩＢ
にそれぞれガス放出用のダクト８．１０を設け、これら
を流動層上方の空塔部Ｃに接続し、また各区画ＩＡ、Ｉ
Ｂの流動層部Ａ、Ｂの間にＩＩＩを設け、空気の流入を
防止するようにした点で、第１図の従来装置とは異なっ
ている。

第２図は、流動層部Ａがスランピング状態にある場合を
示したものであるが、この場合はダンパー４が全閉とな
り、ダンパー４からの若干のリーク空気１３ば、空気放
出ダク１−８により矢印１４のように導かれ、流動層部
Ａへの流入が防止される。一方、流動状態にある流動部
Ｂに対応するウィンドボックスＩＢへのダンパー５は当
然のとこながら開状態にあり、このウィンドボックスＩ
Ｂに対応する空気放出ダク１−１０のダンパー１１は全
閉に保持される。このような操作によって流動層部へへ
のリーク空気１３の流入が完全に防止される。また流動
層部Ａ、Ｂの間に堰】２を設りたことにより、流動層部
Ｂ内の空気の流動層９１３　Ａへの移動が阻止され、ま
た流動層間の空気リークも完全に防止され、層相のタリ
ン力発生をな（ずことができる。

上記実施例において、ウィンドボックスのコンバートメ
ン１−（区画）数が２箇の場合を示したが、コンパート
メントの数は３箇以上あってもよく、空気放出ダンパー
の開閉設定方法も前述の実施例に準する方法であれば他
の方法でもよい。また空気放出ダンパーの開閉は、空気
供給ダンパーと自動的または機械的に連動させて行なう
ことができる。さらに空気放出ダクトの接続先は、流動
層部において、流動層高だけの流動媒体を流過するさい
の流動抵抗に比し、流過抵抗が小さい部分、例えばθ１
ｆ、動層部後流側や、空塔部後流側（二段燃焼空気送入
口を含む）に接続したり、あるいは大気に直接解放とし
てもよい。

以上、本発明によれば、スランプヘッド側の空気供給ダ
ンパにリークがあってもガス放出口から放出されるので
、流動層内のタリンカートラズルを防止することができ
る。従って空気供給ダンパーとして完全タイトの機種を
わざわざ選定する必要がなくなり、通當型式のものが使
用可能となる。

さらにスランピング操作が確実にかつ容易に行えるので
、流動層ボイラの負荷制御も容易になるなどの優れた効
果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、それぞれ従来および本発明によ
る流動層燃焼装置の火炉を示す説明図である。１・・・ウィンドボックス、ＩＡ、ＩＢ・・・コンパー
トメント（区画）、２・・・仕切り、３・・・空気分１
１に板、４．５・・・空気供給ダンパー、８．９・・・
空気放出ダクト、１０．１１・・・空気放出ダク１−１
１２・・・１■、１３・・・ダンパーリーク空気、１４
・・・放出空気。代理人　弁理士　川　北　武　長

Claims

【特許請求の範囲】（１）ウィンドボックスから分散板を介して流動層内に
酸素含有ガスを供給して、流動層内で燃料を燃焼させる
流動層燃焼装置において、ウィンドボックスを複数区画
に仕切り、所望の区画のウィンドボックスへのガスの送
入を弁またはダンパの閉操作により停止可能にするとと
もに、該停止に伴って該区画のウィンドボックス内のガ
スを放出できるように該ウィンドボックスにガス放出手
段を設りたことを特徴とする流動層燃焼装置。（２、特許請求の範囲第１項において、該ガス放出ｌ」
は、ダクトを介して流動層またはその上部の空塔部に接
続、もしくは大気に解放されることを特徴とする流動層
燃焼装置。（３）特許請求の範囲第１項または第２項において、ウ
ィンドボックスの仕切り区画に対応して、ガス分散板上
面層９１（に流動媒体の水平移動作用を妨げない程度の
堰を設けたことを特徴とする流動層燃焼装置。