JPS6036516Y2 - 特殊車両の操舵機構 - Google Patents
特殊車両の操舵機構Info
- Publication number
- JPS6036516Y2 JPS6036516Y2 JP6150580U JP6150580U JPS6036516Y2 JP S6036516 Y2 JPS6036516 Y2 JP S6036516Y2 JP 6150580 U JP6150580 U JP 6150580U JP 6150580 U JP6150580 U JP 6150580U JP S6036516 Y2 JPS6036516 Y2 JP S6036516Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- lever
- vehicle body
- wheel unit
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、正規走行の他に横走行、斜行、スピーンター
ン等多彩な走行モードを有し通常の正規走行での操舵角
以上に車輪を転向させる必要のある特殊車両の操舵機構
に関するものである。
ン等多彩な走行モードを有し通常の正規走行での操舵角
以上に車輪を転向させる必要のある特殊車両の操舵機構
に関するものである。
正規走行、横行、斜行、スピーンターン等の走行モード
を有する特殊車両において、車輪ユニットを約180°
近くまで転向させる場合に、従来は歯車等を介し作動角
度の変換を行い操舵シリンダで直接作動させるレバ一部
の作動角を有効トルクアームの限界から約90°程度に
して1本のシリンダにより作動させてイル。
を有する特殊車両において、車輪ユニットを約180°
近くまで転向させる場合に、従来は歯車等を介し作動角
度の変換を行い操舵シリンダで直接作動させるレバ一部
の作動角を有効トルクアームの限界から約90°程度に
して1本のシリンダにより作動させてイル。
第1図は扇形の歯車を用いて作動角度の変換を行なって
1本シリンダによって作動させる従来の特殊車両の操舵
機構の一例である。
1本シリンダによって作動させる従来の特殊車両の操舵
機構の一例である。
第1図において、1aは車体、2aは車体1aの下面に
旋回可能に取付けられた車輪ユニットである。
旋回可能に取付けられた車輪ユニットである。
車輪ユニツ)2aの上部に固着された扇形歯車3aは扇
形歯車4aとかみ合い、扇形歯車4aはピン5aで車体
1aに取付けられている。
形歯車4aとかみ合い、扇形歯車4aはピン5aで車体
1aに取付けられている。
6aは扇形歯車4aを回転させる操舵シリンダで、基端
はピン7aで車体1aに取付けられ、ピストンロッド8
aの先端はピン9aで扇形歯車4aに連結されている。
はピン7aで車体1aに取付けられ、ピストンロッド8
aの先端はピン9aで扇形歯車4aに連結されている。
車輪ユニット2aは、扇形歯車3aと4aとがかみ合わ
されており操舵シリンダ6aが作動すると約180°回
転し得るように構成されている。
されており操舵シリンダ6aが作動すると約180°回
転し得るように構成されている。
このように、歯車により作動角度の変換を行なう機構で
は、車輪ユニットを転向させるために充分な強度を有す
る扇形歯車を必要とするため価格が高くなり、扇形歯車
が車輪ユニット取付部の車体内部を貫通して取付けられ
るため車体強度が低下する。
は、車輪ユニットを転向させるために充分な強度を有す
る扇形歯車を必要とするため価格が高くなり、扇形歯車
が車輪ユニット取付部の車体内部を貫通して取付けられ
るため車体強度が低下する。
上述の如き問題に鑑み、本考案はリンク機構を用い1本
の操舵シリンダで約180°の操舵角を確保し、前述の
歯車等を用いた場合の欠点がなく1本のシリンダで円滑
な作動を行ない、特殊な制御を必要としない操舵機構を
得ようとするものである。
の操舵シリンダで約180°の操舵角を確保し、前述の
歯車等を用いた場合の欠点がなく1本のシリンダで円滑
な作動を行ない、特殊な制御を必要としない操舵機構を
得ようとするものである。
しかして、本考案は構造簡単なリンク機構によって1本
のシリンダで約180°の操舵角を得ることを可能とし
、特殊な制御方式を用いることなく円滑な作動を行なう
ので安価な操舵機構を提供できる特徴がある。
のシリンダで約180°の操舵角を得ることを可能とし
、特殊な制御方式を用いることなく円滑な作動を行なう
ので安価な操舵機構を提供できる特徴がある。
次に本考案の一実施例を図によって説明する。
第2図は本考案による操舵機構の平面図で、1は車体、
2は車体1の下面に回転自在に取付けられた車輪ユニッ
ト、3は車輪ユニット2の上部へ固着されたリンク受け
で、車体1に固着されたレバー受け4にピン9を介して
一端を回転自在に取付けたレバー5の他端とリンク受け
3をリンク6によりピン10.11を介して連結し、レ
バー5の中央部と車体1に固着されたシリンダ受け7と
の間をピン12.13を介し操舵シリンダ8により連結
されている。
2は車体1の下面に回転自在に取付けられた車輪ユニッ
ト、3は車輪ユニット2の上部へ固着されたリンク受け
で、車体1に固着されたレバー受け4にピン9を介して
一端を回転自在に取付けたレバー5の他端とリンク受け
3をリンク6によりピン10.11を介して連結し、レ
バー5の中央部と車体1に固着されたシリンダ受け7と
の間をピン12.13を介し操舵シリンダ8により連結
されている。
したがって、操舵シリンダ8が作動して伸びるとレバー
5、リンク6、リンク受け3と順次押さし、操舵シリン
ダ8のストロークエンド近くでは二点鎖線で示す状態と
なり車輪ユニット2の操舵角θは約1800となるが、
レバー5の作動角はほぼ90°程度となるから1本の操
舵シリンダにより容易に作動させることができる。
5、リンク6、リンク受け3と順次押さし、操舵シリン
ダ8のストロークエンド近くでは二点鎖線で示す状態と
なり車輪ユニット2の操舵角θは約1800となるが、
レバー5の作動角はほぼ90°程度となるから1本の操
舵シリンダにより容易に作動させることができる。
今、操舵シリンダ8の出力をPルーバー5の中心線と操
舵シリンダ8の軸心のなす角度をα、レバー5の中心線
に直角な線とリンク6の中心線とのなす角度をβとし、
リンク6の中心線と車輪ユニット2の転回中心点Oとの
距離を1、レバー5のピン13とピン9との距離をa1
ピン13とピン11との距離をbとすれば、操舵トルク
は次式方式% 上記の計算式により求められる操舵トルクTと車輪ユニ
ット2の操舵角θとの関係を任意の例で表わしたものが
第3図のグラフである。
舵シリンダ8の軸心のなす角度をα、レバー5の中心線
に直角な線とリンク6の中心線とのなす角度をβとし、
リンク6の中心線と車輪ユニット2の転回中心点Oとの
距離を1、レバー5のピン13とピン9との距離をa1
ピン13とピン11との距離をbとすれば、操舵トルク
は次式方式% 上記の計算式により求められる操舵トルクTと車輪ユニ
ット2の操舵角θとの関係を任意の例で表わしたものが
第3図のグラフである。
操舵角θの各位置での上式α、β、1を含む項の積の値
がほぼ近似でかつ大きな値となるように各構成部品の寸
法と配置を選定することにより、操舵角θ全域にわたり
比較的大きく安定した操舵トルクTを有するAのような
特性を得ることができる。
がほぼ近似でかつ大きな値となるように各構成部品の寸
法と配置を選定することにより、操舵角θ全域にわたり
比較的大きく安定した操舵トルクTを有するAのような
特性を得ることができる。
本考案によれば、約180°の操舵角を単純なリンク機
構のみで1本のシリンダで得ることができるため、次の
効果がある。
構のみで1本のシリンダで得ることができるため、次の
効果がある。
(a) 機構が簡単で歯車等を使用したものに比べ安
価である。
価である。
(b) 1本のシリンダで作動するため複雑な制御を
必要とせず保守が容易である。
必要とせず保守が容易である。
(C) 歯車を使用したものに比べ、車輪ユニット取
付部の車体部材には操舵シリンダのみを貫通すればよく
、貫通穴が小さくてすみ車体の強度の低下を軽減するこ
とができる。
付部の車体部材には操舵シリンダのみを貫通すればよく
、貫通穴が小さくてすみ車体の強度の低下を軽減するこ
とができる。
(d) 約180°の操舵角を直しながら従来以上に
安定した操舵トルクを得ることができるので無駄が少な
い。
安定した操舵トルクを得ることができるので無駄が少な
い。
第1図は従来の操舵機構の一例を示す平面図、第2図は
本考案による操舵機構の一実施例を示す平面図、第3図
は本考案による操舵機構の操舵トルク線図である。 1・・・・・・車体、2・・・・・・車輪ユニット、3
・・・・・・リンク受け、5・・・・・・レバー、6・
・・・・・リンク、8・・・・・・操舵シリンダ。
本考案による操舵機構の一実施例を示す平面図、第3図
は本考案による操舵機構の操舵トルク線図である。 1・・・・・・車体、2・・・・・・車輪ユニット、3
・・・・・・リンク受け、5・・・・・・レバー、6・
・・・・・リンク、8・・・・・・操舵シリンダ。
Claims (1)
- 車体の下面に回転自在に取付けた車輪ユニット上部の回
転中心を外れた位置にリンク受けを固着し、リンク受け
と車体に固着したレバー受けに一端をピンを介し回転自
在に取付けたレバーの他端とをリンクを介しおのおのピ
ン結合し、上記レバー中央部に一端をレバー受けと同じ
側の車体に回動自在に取付けた操舵シリンダの他端を回
転自在に連結し、かつ操舵シリンダストロークによる車
輪ユニット転向角度全域にわたりほぼ均一で可能な限り
大きな操舵トルクを得ることができるよう各部品の寸法
および取付配置を選定したことを特徴とする特殊車両の
操舵機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6150580U JPS6036516Y2 (ja) | 1980-05-07 | 1980-05-07 | 特殊車両の操舵機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6150580U JPS6036516Y2 (ja) | 1980-05-07 | 1980-05-07 | 特殊車両の操舵機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56163069U JPS56163069U (ja) | 1981-12-03 |
JPS6036516Y2 true JPS6036516Y2 (ja) | 1985-10-30 |
Family
ID=29655890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6150580U Expired JPS6036516Y2 (ja) | 1980-05-07 | 1980-05-07 | 特殊車両の操舵機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6036516Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-05-07 JP JP6150580U patent/JPS6036516Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56163069U (ja) | 1981-12-03 |
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