JPS6036442A - β−ケト酸エステルの不斉水素化方法 - Google Patents

β−ケト酸エステルの不斉水素化方法

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JPS6036442A
JPS6036442A JP58144451A JP14445183A JPS6036442A JP S6036442 A JPS6036442 A JP S6036442A JP 58144451 A JP58144451 A JP 58144451A JP 14445183 A JP14445183 A JP 14445183A JP S6036442 A JPS6036442 A JP S6036442A
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JP
Japan
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asymmetric hydrogenation
beta
acid ester
keto acid
methyl
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JP58144451A
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Toyoji Hayashi
豊治 林
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Japan Science and Technology Agency
Shingijutsu Kaihatsu Jigyodan
Original Assignee
Research Development Corp of Japan
Shingijutsu Kaihatsu Jigyodan
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Publication date
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    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 不発9Jはβ−ケト酸エステルの不斉水素化方法に関す
る。
従来、有用な光学活性物質を製造する方法としては、ラ
セミ体を先ず製造し、光学分割を施して光学活性体を得
る方法が行われてきた。しかしながら、この方法による
と光学分割工程を必要とし、製造も面倒であるので、光
学分割工程を必要としない直接に光学活性体を製造する
不斉水素化方法が試みられるようになった。
その方法として、(1)貴金属有機金属錯体を触媒とし
て使用し、デヒドロアミノ酸の不斉水素化によるL−D
OPA前駆体を製造する方法。(2)ラニーニッケル、
還元ニッケルを酒石酸のような光学活性物質で修飾した
触媒を用い、ケト酸エステルの不斉水素化方法(Che
m、’ Lett、 1977年第1131〜1132
頁)が知られている。
しかし、(1)の方法は高価な貴金属有機金属錯体の回
収が困難である欠点がある。また(2)の方法は十分な
転化率を達成するには長時間の反応時間を必要とし、ま
た副反応を防ぐためにはニッケル触媒の二次的処理が必
要であるなどの欠点があった。
本発明の目的は従来法における欠点を解消し、卑金属触
媒を使用し、反応速度が迅く、且つ高い不斉収率で、β
−ケト酸エステルを不斉水素化する方法を提供するにあ
る。
本発明者は前記目的を達成すべく研究の結果、修飾され
るニッケル金属として、1次粒子平均粒径が1000Å
以下の超微粒子を用い、これを液相懸濁状態で使用する
と、極めて反応活性の高い不斉水素化が可能であること
を見出し、この知見に基いて本発明を完成した。
本発明の要旨は、光学活性酒石酸にて修飾を九た1次粒
子平均粒径が1000Å以下である還元ニッケル金属微
粒子からなる触媒を用い、これを液相懸濁状態で使用す
ることを特徴とするβ−ケト酸エステルの不斉水素化方
法にある。
1次粒子平均粒径が1000λ以下のニッケル金属超微
粒子は、(1) 10”” Torr程度以下の真空中
で、ニッケルを加熱蒸発させる真空蒸発法。(2)数1
00Torr以下の雰囲気ガス中でニッケルを蒸発させ
るガス中蒸発法。(5)ニッケル・カルボニル錯体を不
活性媒体中で熱分解する方法停によって製造し得られる
本発明においては、触媒金属として1次粒子平り粒径が
1000Å以下のjX1元ニッケル金属超微粒子を使用
する。一般に数ミクロン以下の粒子は凝集し易く、製造
過程で先ず生成する粒子を1次粒子と言い、これは物理
力、化学力により集合体である2次粒子を形成する。不
発l1JII/Cおいて用いる葭元ニッケル金属超微粒
子は、1次粒子平均粒径が1000Å以下であれば、2
次粒子の大きさは重要ではない。
また、これらのニッケル金属超微粒子は表面が著しく酸
化され易いので、これを避けて使用することが必要であ
る。従って、これらを適当な方法例えば水素ガス雰囲気
中で加熱して還元することが好ましい。
この還元ニッケル金属微粒子は、空気に接触して酸化さ
せるのを防止した上で、pHが2.5〜10.0、好ま
しくは3.0〜5.OK保たれた光学活性酒石酸水溶液
中で修飾する。この場合における液温は0−100℃が
よい。修飾時間は1分〜2時間が適当である。修飾後水
洗し、更にメタノール等を用いて充分に水分を除去した
後、反応に用いる溶媒中に貯え、不斉水素化反応に用い
る。
不斉水素化反応の原料基質としては、β−ケト酸エステ
ル例えばアセトキシ酢酸メチル、3−オキソ−デカン酸
メチル等が用いられる。これを触媒含有溶媒と共に、耐
圧反応容器に仕込み、水素含有ガス雰囲気下、常圧〜5
00Ky/α2の水素圧力。
常温〜200℃の温度で水素化する。
触媒含有溶媒の溶媒としては例えばプロピオン酸メチル
等の脂肪酸エステルや、テトラヒドロフラン等のエーテ
ル類等、通常の有機1合成反応に用いられる溶媒であれ
ば使用される。
実施例1〜4゜ 1次粒子平均粒径がそれぞれ100人、300人。
500人、 1000人であるニッケル金属微粒子を用
いて以下の実験を行った。なお、このニッケル金属微粒
子はガス中蒸発法によって111!!造した。
ニッケル金属超微粒子0.82を165〜185℃にて
水素ガス気流中で還元した。空気に触れないように、こ
れを1%のL−(+)−酒石酸水溶液100*tl l
apに入れ、1規定木1浚化ナトリウム水溶液にてpH
が4.1になるように調節し、液温85℃で1時間浸漬
した。
修飾水溶液を傾斜法によって除き、先ず蒸留水で、次い
でメタノールで洗浄し、更に反応用溶媒として用いるプ
ロピオン隙メチルで洗浄した。これに23m1のプロピ
オン酸メチルと反応基質であるアセトキシ酢酸メチルを
加えた。そして室温における初期水素圧を110 Kg
/cm2ケージ圧とし、120℃の反応温度で基質換算
100%水素化を行った。
反応終了後、反応液から触媒をf別し、分別蒸留により
溶媒を除去した後、75〜b 關1(gで3−ヒドロキシ酢酸メチルを留去し、施光度
を測定した。
その結果は次の通シであった。
100 4.3 −17.26 75.2300 1.
1 −18.44 80.3500 1.9 −16.
10 70.21000 9.1 −16.40 71
.5比較例1゜ ラニーニッケル触媒を、W−4法によシ調整した。すな
わち、ニッケルとアルミニウムの重量比が1:1である
ラニーニッケル合金202を、水酸化ナトリウム277
を1072の水に溶解させた水溶液に、液温50℃に保
持しながら30分で投入し、液温50℃で50分間温浸
した。
次いで傾斜洗浄によって液が中性になった後、99.5
%エタノール、無水エタノールで3回ずつ洗浄し、遠心
分離して無水エタノール中に貯えたものを、空気に触れ
ないように0.8yを秤量して触媒とした。この触媒を
実施例1と同様の操作でL −(+)−酒石酸水溶液で
処理し、以後実施例1と同様にして不斉水素化試験を行
った。その結果は、反応完了時間1.2時間で施光度−
2,73、不斉収率11.9%であった。
実施例5゜ ニッケル金属超微粒子の1次粒子平均粒径300人のも
のを用い、基質として4−メチル−3ケトペンタン酸メ
チルを用いる以外は実施例1と同様な方法で不斉水素化
反応を行った。その結果は、反応完了時間1.2時間、
施光度−20,56、不斉収率は76.3%であった。
実施例6〜7゜ ニッケル金属超微粒子の1次粒子平均粒径300人のも
のを用い、反応温度を80℃と140℃とする以外は実
施例1と同様な方法で不斉水素化反応を行った。
その結果は次の通りである。
80℃ 6.2 −18.25 79.5140℃ 0
.7 −17.92 78.1実施例8゜ ニッケル金属超微粒子として1次粒子平均粒径300人
のものを用い、反応中の水素圧力を10に9/ユ2ケー
ジ圧力に保持する以外は実施例と同様な方法で不斉水素
化反応を行った。その結果は、反応完了時間4.8時間
、施光度−16,45、不斉収率71.7%であった。
以上のように、本発明の不斉水素化法によると、β−ケ
ト酸エステルの3−ヒドロキシ酸エステルへの不斉水素
化反応において、従来のような資金民有機金属錯体を使
用することなく、また、従来のニッケル触媒を使用する
方法に比べて、不斉収率を格段と高め得られ、また反応
速度も迅くし得られる等の優れた効果を奏し得られる。
特許出願人 新技術開発事業団 同 出願人 林 賎 治 手続補正書 昭和59年1月9θ日 特許庁長官若杉和夫殿 1、事件の表示 昭和58年 特 許 願第144451υ41件との関
係 特許出願人 、7.9 ′+ふ 東京都千代田区永田町二丁目5番2
号氏 p、(ン山、)新技術開発事業団 (ほか1名) 4 代 理 人 〒160 電話556−60908 
油止り内存 方式 /へ (1) 明細書第6頁10行〜14行の旋光度、不斉収
率の項の数値を次の通シ訂正する。
[施 光 度 不斉収率 −18,2379,4 −19,4884,9 −17,0074,1 −17,327s、5J (2) 同第8頁6わ〜9行の旋光度、不斉収率の数値
を次の通り訂正する。
[施 光 度 不、査収率 (〔α) (neat) 、(%) −19,2884,0 −18,9382,5J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 光学活性酒石酸にて修飾した1次粒子平均粒径が1.0
    00人以−トの還元ニッケル金属超微粒子からなる触媒
    を用い、これを液相懸濁状態で使用することを′1°を
    徴とするβ−ケト酸エステルの不斉水素化方法。
JP58144451A 1983-08-09 1983-08-09 β−ケト酸エステルの不斉水素化方法 Granted JPS6036442A (ja)

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JPS6036442A true JPS6036442A (ja) 1985-02-25
JPH0446942B2 JPH0446942B2 (ja) 1992-07-31

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012250213A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Metek Kitamura Co Ltd 酒石酸修飾ニッケル触媒とその製造方法および(r)−3−ヒドロキシ酪酸メチルの製造方法
JPWO2013031670A1 (ja) * 2011-08-26 2015-03-23 新日鉄住金化学株式会社 分散剤及び分散性金属ナノ粒子組成物

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55124543A (en) * 1979-03-20 1980-09-25 Kawaken Fine Chem Co Ltd Modified catalyst for stereo-selective reduction of carbonyl compound and stereo-selective reduction using the same

Patent Citations (1)

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