JPS6036429B2 - 2‐アリール‐2h‐ベンゾトリアゾールの製造法 - Google Patents

2‐アリール‐2h‐ベンゾトリアゾールの製造法

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JPS6036429B2
JPS6036429B2 JP5519576A JP5519576A JPS6036429B2 JP S6036429 B2 JPS6036429 B2 JP S6036429B2 JP 5519576 A JP5519576 A JP 5519576A JP 5519576 A JP5519576 A JP 5519576A JP S6036429 B2 JPS6036429 B2 JP S6036429B2
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tert
benzotriazole
butyl
hydroxy
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JP5519576A
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チヤールズ・エドガー・ジーグラー
ハンス・ヤコブ・ペータリー
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Novartis AG
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Ciba Geigy AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D249/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D249/16Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D249/18Benzotriazoles
    • C07D249/20Benzotriazoles with aryl radicals directly attached in position 2

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は2‐ァリール‐が一ペンゾトリァゾール及びそ
の譲導体の製法に関する。
詳述すれば、所望の生成物が高収率で得られ、この種の
生成物を製造する従来方法で起る放水汚染の問題が本質
的に排除される2−ァリール一畑−ペンゾトリアゾール
の新規製法に関する。従来、0ーニトロアゾベンゼンは
、化学的及び電解的還元方法で対応する2−アリール−
2H−ペンゾトリアゾールに変換された。
例えば、米国特許第3,072,585号及び第3,2
30,194号に見られるように、0−ニトロアゾベン
ゼン誘導体をアルコール性水酸化ナトリウムで溶液中で
亜鉛を利用して化学的に還元して、対応する2ーアリー
ル−2H−ペンゾトリアゾールを良好な収率で得た。米
国特許第2,362,988号に開示されているように
、硫化アンモニウム、硫化アルカリ、80〜100qo
のアンモニアと共に亜鉛、水硫化ナトリウム及び亜鉛と
塩酸を、この変換のための化学的還元剤として使用した
。硫化アンモニウムを使用することは、S.N.Cha
krabaれy等によるJ.lndianChem.S
oc.1928年5巻555頁:Chem.A戊t.1
929年2鏡蓋836頁にも、2−ァリール基上に置換
基が存在するか、又は存在しないかに左右される結果と
共に報告されている。若干の場合には、所望の2−アリ
ール−2日ーベンゾトリアゾールは全く生成せず、還元
生成物は単に対応する○−アミノアゾベンゼンであった
。○ーニトロアゾベンゼンの電解還元は、日.ltom
i著、Mem.COIl.Sci.KyotoImp.
Unjv.1929年12L No.6,343頁;C
hem.A戊上.1930年24蓋2060頁に報告さ
れ、希水酸化ナトリウム溶液中で銅陰極が使用された。
収率は、特殊の実施態様及び条件により25〜60%で
あり、多量の不純物、即ち、対応する0−ァミノアゾベ
ンゼンが生成した。○−ニトロアゾベンゼンを対応する
2−アリール‐が一ペンゾトリァゾールに変えるため広
く使用されている亜鉛末及び水酸化ナトリウム化学的還
元系はK.E1bs等によって、J.Prakt.Ch
em.1924年108巻204頁;Chem.A広t
.1925年19巻514頁に報告された。所望の2‐
ァリール‐が一ペンゾトリアゾールの収率は、還元され
る特殊の○−ニトロアゾベンゼン中間体により30〜8
5%に変化した。2‐ァリール‐班‐ペンゾトリァゾー
ルを製造する公知の化学的及び電解的還元方法は、多く
の場合実用的でないか、又は経済的に好ましくない。
広く使用されている亜鉛末及び水酸化ナトリウム系は、
重大する環境問題を有する亜鉛スラッジの廃棄に関して
放水汚染問題を生ずる。○−ニトロフェニルヒドラジン
及びその選択されたフェニル環が置換されたアルキル及
びパーフルオル誘導体をアルカリ媒体中で接触還元する
ことにより、異性体であるが、化学的に異なるIH−ペ
ンゾトリアゾールを良好な収率で製造することは、19
7*王8月3日の特公昭48一26012号に記載され
ている。
この発明の異性体が‐ペンゾトリアゾールはフヱニルヒ
ドラジンからは製造できない。従って、本発明の目的は
、重大な環境汚染問題を起すことなく、2ーアリール−
2日ーベンゾトリァゾールを製造する新規方法を提供す
ることである。
本発明は、また、以下に詳述する一定の条件下で対応す
る○−ニトロアゾベンゼソを還元、閉環することによっ
て2ーアリールー2日ーベンゾトリアゾールを、高収率
で、許容しうる純度で製造することを目的とする。
極めて広く考えて、本発明の1実施態様は、2−ニトロ
ー2′ーヒドロキシー5−メチルアゾベンゼンを水性ア
ルカリ媒体中、周期律表の血族の貴金属から成る群から
選択した水素添加触媒の存在で還元条件で水素で還元、
閉環し、所望の2−(2−ヒドロキシ−5−メチル)一
2日ーベンゾトリアゾールを回収することにより成る2
−(2ーヒドロキシ‐5‐メチルフェニル)‐が一ペン
ゾトリアゾールの製造方法にある。
本発明の別の実施態様は、2ーニトロ−2′ーヒドロキ
シ−5′−メチルアゾベンゼンを約20〜10000の
温度で、約1気圧〜約66気圧の圧力で、水性アルカリ
媒体中で周期律表の血族の貴金属から成る水素添加触媒
の存在で水素で処理し、炉過により貴金属触媒を除去し
、水性系のpHを10より低い値にして所望の生成物を
沈殿させ、所望の2−(2ーヒドロキシー5ーメチルフ
エニル)一2H−ペンゾトリアゾールを常法で回収する
ことにより成る、2一(2−ヒドロキシー5ーメチルフ
ェニル)−2H−ペンゾトリアゾールの製法にある。
本発明方法は、約20qo〜100午○の温度で、好ま
しくは約30午0〜80ooで、最も好ましくは約40
qo〜約7000で実施することができる。本発明の特
殊な実施雛真様を例示すると、2ーニトロー2′ーヒド
ロキシー5′ーメチルアゾベンゼンを水性アルカリ媒体
中で約20o○〜約100℃の温度で、約1〜約66気
圧の圧力で、木炭上に担持したパラジウムから成る水素
添加触媒の存在下で水素で処理し、所望の2一(2−ヒ
ドロキシー5ーメチルフエニル)一2H−ペンゾトリア
ゾールを回収することにより成る2−(2−ヒドロキシ
ー5−メチルフヱニル)一2H−ペンゾトリアゾールの
製法がある。
本発明の製造方法にあってはその反応における温度、圧
力およびpH‘ま、以下の理由により上記の各範囲にあ
るものが好ましいものである。
すなわち;温度は、2000に達しない場合には反応が
あまりにも遅すぎ、またその温度にまで冷却させる特別
の冷却剤が必要となり好ましいものではない。
一方100oを越える場合には、還元、閉環 反応自体
が目的とするペンゾトリアゾールが形成される段階で終
了せず、更に二重結合の還元を生じ副生成物を与える危
険性があるため、好ましいものではない。圧力は通常の
常圧還元ないし比較的圧力の低い66気圧程度の中圧還
元のものが好ましく、例えば66気圧を越える高い圧力
下の反応であってもそれ以上に反応時間の短縮化が図れ
るものではなく、不経済的である。
したがって本発明の製法にあっては1〜66気圧の圧力
であるのが好ましいものである。またPHが10より大
きい水性アルカリ媒体中で反応を行なうのは、出発原料
たる○ーニトロアゾベンゼン化合物がフェノレートの形
でなくてはならないものであり、かつ閉環反応自体アル
カリサイドで行なわれるものであって、したがってPH
‘ま10より大きいものでなければならないのである。
なお、酸性サイドで本発明方法を行なっても目的とする
ペンゾトリアゾール体は形成せず、一N−N−結合の開
裂が生じ、0−ニトロアニリンおよび0ーアミノフェノ
ールが生成してしまう危険がある。他の目的及び実施態
様は、以下の、本発明の更に詳細な説明で明らかになろ
う。
2ーニトロアゾベンゼンを接触還元して、2−ァリール
一畑‐ペンゾトリァゾールを生成する場合に有機溶剤を
使用することには、固有の欠点がある。
1つの欠点は、溶剤の価格及び回収を含めて、経済的な
問題であり、他方の欠点はニトロ化合物を水素添加する
場合に低沸点溶剤を使用する周知の危険である。
有機溶剤の使用をさげるため、水に不溶のアゾベンゼン
中間体を対応する水溶性ナトリウムフェノラート塩に変
えるのに充分な水酸化ナトリウムを使用して、水性アル
カリ溶液中で、2ーニトロ−2′ーヒドロキシ−5′ー
メチルアゾベンゼンの還元を実施した。
炭素上に担持したパラジウムより成る水素添加触媒を使
用し、還元及び閉環を約1〜約5.7気圧の水素圧で、
約20o○〜約100℃の温度で行ない、純粋な生成物
が77%までの程度の収率で回収された。しかし、約6
6気圧までの高圧を使用しても、同等の結果が得られた
。本発明に有用な2ーニトロー2′−ヒドロキシアゾベ
ンゼン中間体の多くのものは、強アルカリ水溶液中で対
応する水溶性アルカリフェノラート塩に変わりうるよう
に、化学的性質と物理的性質を合せ持っているが、他の
2−ニトロ−2′−ヒドロキシァゾベンゼン中間体は、
炭化水素性質が高いため、これらの強アルカリ水溶液中
にほとんど不落・性である。
この不均一反応で、触媒、水素及び○−ニトロアゾベン
ゼン中間体を密接に接触させる必要があり、これを促進
するため、湿潤剤又は分散剤が必要である。本発明方法
において、強アルカリ水溶液に不溶性の2ーニトロ−2
′ーヒドロキシアゾベンゼンは、水中の分散液として使
用する。
本発明において、用語「分散液」は、2ーニトロ−2′
ーヒドロキシアゾベンゼンの微細な分布を示すため使用
する。分散液は、分散剤をアルカリ水溶液及び適当な2
ーニトロ−2′ーヒドロキシアゾベンゼン化合物混合物
に、0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜3重量%の
濃度で添加することによって、分散液を製造する。同時
に、極めて急速に蝿拝することが、屡々必要である。貴
金属触媒の添加後、水素添加反応自体の間中、この急速
な櫨枠を保持して、この不均一系の種々の成分の間の接
触を最大にすべきである。本発明に使用しうる分散剤の
例は、例えばしmmann の Encyklopae
die der TechnischenChemie
、3版、1鏡蓋、1965王724〜741頁に記載さ
れている分散剤である。
アニオン表面活性剤の場合には、陰イオンが示されてい
る。
陽イオンは一般にアルカリ金属イオンである。カチオン
表面活性剤の場合には、腸イオンが示されている。陰イ
オンは、一般に塩素イオン又はメト硫酸イオンである。
下記のリスト中、記号は下記のものを表わす;Rは長鏡
アルキル基を表わし、R′は短鏡アルキル基又は日を表
わし、×はアルキレン基、例えば一(C比)n−(nは
1〜3を表わす)を表わす。
陰イオン表面活性剤 a カルボン酸塩 R−COO‐ 石ケンR
−CRNH−×−COO‐R−○−×一COO‐ R−S−×−COO‐ R−S02一×−COO‐ 中間部分を有する変性石ケン b 硫酸ェステル 硫酸イり軸及び脂肪酸R−
○SO; アルキルスルフエートR
−CONH−×−OSO;硫酸化脂肪酸アルキロールア
ミド R−○一X−OSO; 硫酸化エーテルc アル
キルスルホネートd アルキルアリールスルホネ−ト e 慣例の陰イオン基を少量有する表面活性剤(様々な
種類)アルキルベンゼンホスホン酸塩 陽イオン界面活性剤 a アミン塩 b 4級アンモニウム塩 アミン塩の場合のように中間部分 を有してもよい C ホスホニウム塩 d スルホニウム塩 及び 両性界面活性剤 非イオン界面活性剤 a エチレン酸化物付加物 R−(0−C母−CH2)n−OH アルキルーポリエチレングリコール フエニルーポリエチレングリコール R−C○(0−CH2−CH2)n−OHアシルーポリ
エチレングリコール オキシェチル化ポリプロピレングリコールb 他の非イ
オン界面活性剤 脂肪酸モノグ リセリド R−COO−C6日,.04 無水ソルビトールモノ−脂肪酸ェステル R−COO−C,2日2,0,。
スクローゼ モノ脂肪酸ェステル 0−ニトロァゾベンゼンを還元して2−アリール−が−
ペンゾトリァゾールを生成するため本発明方法に使用す
る触媒は、周期律表の肌族の賞金族から選択される金属
であり、有利な金属はパラジウムであり、本発明の範囲
内で、白金、ロジウム、ルテニウム、オスミウム及びイ
リジウムのような他の貴金属も使用しうるが、必らずし
も同等の結果を生じない。
金属は、そのまま、あるいはその酸化物として、又は本
発明の有利な実施態様として炭素、シリカ若しくはアル
ミナのような固体担体上に担持して使用してもよい。特
に有効な担体は木炭である。本発明の還元的閉環を行な
うには、極めて少量の触媒が必要であるにすぎない。還
元すべき○ーニトロアゾベンゼン1モルに対して、約0
.001〜0.0015モル程度の少量の貴金属触媒で
有効である。
これより多量の触媒を使用してもよいが、0ーニトロア
ゾベンゼン1モルに対して0.005モル以上の量を使
用することば一般に必要ではないし、経済的に好ましく
ない。本発明の貴金属触媒は、一般に、本発明方法に相
互に交換して使用することができる。
しかし前記のように、個々の金属の間に若干の差異があ
る。出発物質である○−ニトロアゾベンゼンが塩素原子
で置換されている場合には、パラジウム触媒を使用する
と、2ーアリールー2H−ペンゾトリアゾールに還元閉
環されるが、塩素原子も付随して脱離する。しかしなが
ら、更に緩和で、選択的な触媒と思われるロジウムでパ
ラジウムを代えると、なお塩素原子を含む2ーアリール
−2H−ペンゾトリァゾールが製造される。従って、1
方又は両方の芳芳香族環に塩素原子を含む2ーアリール
−2H−ペンゾトリァゾールを製造する場合には、ロジ
ウム触媒を使用すべきであり、パラジウム触媒の使用を
回避すべきである。塩素で置換された2−ニトロアゾベ
ンゼン中間体を対応する塩素置換2−アリ−ルー2H−
ペンゾトリアゾ−ルに還元的閉環するのに有利な触媒は
、木炭に担持されたロジウムである。前記のように、還
元は、約20q○〜約100qoの温度、約1〜約66
気圧の圧力という還元条件で、ヒドロキシ置換○ーニト
ロアゾベンゼンをその対応する水溶性又は水分数性アル
カリフェノール塩に変えるのに充分なアルカリ水溶液を
用いて行なう。
水溶性アルカリフェノラート塩は、適当なヒドロキシ置
換○ーニトロアゾベンゼンを水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、アンモニア、水酸化バリウム、水酸化カルシウム
等のアルカリ水溶液に添加することによって製造される
。有利なアルカリ溶液は、水中約5〜約15重量%の水
酸化ナトリウムである。このアルカリ水溶液を使用する
場合、還元閉環反応の終りに、必要に応じ更に再環化す
るため炉週により触媒を除去し、水港性塩の場合にアル
カリ塩として所望の2ーアリールーが‐ペンゾトリァゾ
‐ル生成物を水溶液中に残すことができる。水分散性ア
ルカリフェノラート塩の場合、適当な分散剤を系中存在
させることも必要である。
これらの場合、触媒を回収するには、粗製2−アリール
−が‐ペンゾトリァゾール生成物を沈殿させ、貴金属触
媒で汚染された粗製生成物を炉過により分離し、粗製生
成物を有機溶剤、例えばトルェン、キシレン、石油ミネ
ラルスピリット、シクロヘキサン、ヘキサン、クロルベ
ンゼン、二塩化エチレン等に溶解し、貴金属触媒を炉過
により単難させることが必要である。有機溶液中の粗製
生成物を温かい鱗酸、例えば70%硫酸で抽出し、常法
で再結晶する。生成物を良好な収率で、許容しうる純度
で単離することは、本発明の別の特徴である。
所望のヒドロキシ置換2‐ァリール‐汎−ペンゾトリァ
ゾール塩、特にナトリウム塩のアルカリ水溶液を鍵酸、
特に硫酸又は、塩酸水溶液でpHI0以下にし、所望の
ヒドoキシ‐置換2−ァリール‐が一ペンゾトリアゾー
ルを粗製生成物として75%〜90%の収率で沈殿させ
る。粗製生成物を更に数種の方法のうち1つで精製して
、高純度の精製された生成物を70〜80%の収率で得
ることができる。○−ニトロァゾベンゼンを還元する間
に種々の痕跡の副生成物が生成される。これらの副生成
物は、対応する○−アミノアゾベンゼン、0−アミノヒ
ドラゾベンゼン、0ーフエニレンジアミン、アニリン、
アミノフェノール及び1,2,3ーベンゾトリアゾール
である。これらの副生不純物の多くは、粗製汎−ペンゾ
トリァゾール生成物の酸洗浄、特に硫酸洗浄、続いてア
ルコール洗浄、特にィソプロパノール洗浄、最後に水洗
浄で除去される。また、粗製生成物をトルェンのような
有機溶剤に溶かし、不純物を酸水溶液で抽出し、生成物
を常法で有機溶液から単離してもよい。本発明方法は任
意の適当な方法で実施でき、回分法でも、連続操作法で
あってもよい。例えば、回分操作を使用する場合、ヒド
ロキシー置換○−ニトロアゾベンゼン、水、水溶性又は
水分散性アルカリフェノラート塩を製造するのに充分量
のアルカリ、例えば水酸化ナトリウムを、木炭上に担持
されたパラジウムのような触媒及び必要に応じ分散剤と
共に、適当な装置、例えば振濠又は縄梓オートクレープ
中に入れる。所望の初圧に達するまで、水素を圧入する
。オートクレープ及びその内容物を必要に応じ、所望の
反応温度に加熱し、縄拝しながら、理論量よりや)多量
の水素が吸収され、還元反応が完結するまで、その温度
に保持する。この時間の終りに過剰の圧を放出し、水溶
性アルカリフェノラート塩の場合には、通常温かいアル
カリ水溶液を、好ましくは不活性雰囲気、例えば窒素又
はアルゴン下で炉過して、触媒を除去する。次に、溶液
を室温にし、滋酸溶液で酸性にして、所望のヒドロキシ
−置換2−アリール−2日−.ペンゾトリアゾール粗製
生成物を沈殿させ、これらを場合により酸水溶液での処
理及び有機溶剤からの再結晶により更に精製することが
できる。水分敵性アルカリフェノラートの場合、混合物
をちようど室温にし、鍵酸溶液で酸性にする。
貴金属触媒残澄を含む不溶性ヒドロキシ−置換2ーアリ
ールー2H−ペンゾトリアゾール粗製生成物をトルェン
のような溶剤に溶かす。粗製生成物の溶液を次に炉過し
て、触媒残溶を除去し、粗製生成物を更に前記のように
精製する。0ーニトロアゾベンゼンの還元閉環による2
ーアリール−2H−ペンゾトリアゾールの製造を連続的
方法で行なうことも、本発明の範囲に包含されるが、必
らずしも同等の結果は得られない。
例えば、連続的操作を使用する場合、ヒドロキシ置換○
−ニトロァゾベンゼン出発物質をアルカリ水溶液と予め
混合して、これに溶解又は分散させ、この溶液又は分散
液を、温度及び圧力の適当な操作条件に保持され、水素
添加触媒を含む反応帯城に連続的に導入する。別の手段
により、水素を反応帯城中に圧縮する。所望の帯解時間
の後、反応器流出液を連続的に取り出し、流出液を酸性
にして、所望の生成物を単離する。使用する触媒の性質
により、特に有効な連続的操作法は、触媒の固定床に反
応溶液の上昇流又は下降流を流すことより成る。各工程
で操作温度が異なる2工程法として還元を実施すること
が望ましい場合には、当該還元工程に対して有利な温度
範囲でそれぞれ作業する連続する2反応帯城を使用する
ことができる。○ーニトロアゾベンゼソの、対応する2
−アリールー2日ーベンゾトリアゾールへの還元は、以
下に概説するような2工程法である。
第一工程−○−ニトロアゾベンゼンのNーオキシベンゾ
トリアゾール誘導体への還元は本発明の方法の条件下に
おいて速かに又発熱仮応として低温に於てでも進行する
第二工程−N−オキシベンゾトリアゾール中間体の相当
する2ーアリール−2日ーベンゾトリアゾール生成物へ
の還元はそれより緩かに進行する。
この還元はより多くの触媒の添加、温度の上昇、水素圧
の増加、或はこれらの要因の組合せによって著しく促進
され得る。一般的に云えば、この反応はN−オキシ中間
体が相当する2ーアリールー2日ーベンゾトリアゾール
に完全に還元された時に停止し、容易にこの触媒関与水
素添加工程を管理出来る。
しかしながら高度に置換されたペンゾトリアゾール類の
いくつかの場合、生成された目的の2ーアリールーが‐
ペンゾトリァゾール類が更に還元的分解を受けないよう
に、還元は必要量の水素が吸収され、反応した時に止め
るべきものである。本発明は特に次式(1)′ (式中、 R,は水素原子を表わし、 R2は水素原子または塩素原子を表わし、R3は炭素原
子数1ないし8個のアルキル基を表わし、R4は水素原
子を表わし、R5は水素原子または炭素原子数1なし、
し5個のアルキル基を表わす。
)で表わされる化合物類を製造するための改良法を提供
するためである。
上記置換基中、R3はメチル基、エチル基、第二一ブチ
ル基、第三一ブチル基、アミル基、あるいは第三一オク
チル基の如き炭素原子数1ないし8のアルキル基であり
、特にメチル基、第三一ブチル基、第三一アミル基、第
三一オクチル基、第二一ブチル基が望ましい。
R5は水素原子またはメチル基、第二ーブチル基、第三
一ブチル基、第三一アミル基の如き炭素原子数1なし、
し5のアルキル基であり、特に水素原子または例示した
アルキル基が望ましい。
本法は、次式(0);(式中、R,,R2,R3,R4
及びR5は上記ですでに表わした意味を有する。
)で表わされる0−ニトロァゾベンゼン中間体の還元を
包含するものである。出発物質としての○−ニトロアゾ
ベンゼン中間体は、次式(m):(式中、R,及びR2
は上記ですでに表わした意味を有し、×は塩酸塩、硫酸
塩または他の陰イオン性物を表わし、好ましくは塩酸塩
である。
)で表わされる適当な○−ニトロベンゼンジアゾニウム
化合物を、次式(W):(式中、R2,R4及びR5は
前記すでに表わした意味を有する。
)で表わされるフェノールとオルト位で水酸基とカップ
ルするカップリングによって生成される。0−ニトロベ
ンゼンジアゾニウム化合物は、次式(V):(式中、R
,及びR2は上記ですでに表わした意味を有する。
)で表わされる相当する0−ニトローアニリンと共に酸
性溶液で亜硝酸ナトリウム中で行う標準的なジアゾ化方
法によって生成される。式W及びVで表わされる化合物
のいくつかの例を示すために表に掲げる。
これら表に示したものは通常市販されているものである
。式Wで示される化合物 P−クレゾール 2,4−ジー第三ブチルフェノール 2,4ージ−第三アミルフェノール 2,4−ジー第三オクチルフェノール 2一策三ブチル−4−メチルフェノール 4−シクロヘキシルフエノール 4−第三ブチルフェノール 4一第三アルミフェノール 4一第三オクチルフェノール 2,4ージメチルフエノール 3,4ージメチルフエノール 4ークロロフエノール 2,4−ジクロロフエノール 3,4ージクロロフエノール 4ーフヱニルフエノール 4−フヱノキシフエノール 4−o−トリルフエ/ール 4−(4′−第三オクチル)フェニルフェノールエチル
4ーヒドロキシベンゾエートnーオクチル4ーヒドロキ
シベンゾエート4−メトキシフエノール 4一n−オクチルフエノール 4一n−ドデシルフエノール レゾルシノール 4−(Qーメチルベンジル)フェノール 2一(Q−メチルベンジル)4ーメチルフエノ−−ノレ
2−シクロヘキシル−4−メチルフェノール4一第一プ
チルフエノール2−第二ブチル−4一第三ブチルフェノ
ール2一策★ニブチルー4一第一ブチルフエノール4ー
カルボキシエチルフエノール2ーメチル−4ーカルボキ
シエチルフエノール本発明に於て使用される式Wで示さ
れる望ましい化合物類はPークレゾール 2,4−ジー第三ブチルフェノール 2,4−ジー第ニアミルフェノール 2,4ージー第三オクチルフェノール 2一第三ブチルー4ーメチルフェノール 4−第三オクチルフェノール 4一nーオクチルフエ/ール 4一nードデシルフエノール レゾルシノール 2−第二プチルー4一第三ブチルフェノール2一(Qー
メチルベンジル)一4ーメチルフエノーノレ式Vで示さ
れる化合物 o−ニトロアニリン 4−クロロ−2ーニトロアニリン 4,5−ジクロロー2ーニトロアニリン 4ーメトキシー2ーニトロアニリン 4−メチル一2ーニトロアニリン 4−エチル−2−ニトロアニリン n−ブチル3−ニトロ−4ーアミノベンゾエ−トnーオ
クチル3ーニトロ−4ーアミノベンゾエート4一n−ブ
トキシ−2ーニトロアニリン 3ーニトロー4ーアミノ安息香酸 3−ニトロ−4−アミ/ベンゼンスルホン酸本発明に有
用な式(V)の化合物としては、下記のものが有利であ
る:o−ニトロアニリン 4ークロル−2−ニトロアニリン R,が塩素原子を表わし、R2が塩素原子、炭素原子数
1〜4個の低級アルキル基、炭素原子数1〜4個の低級
アルコキシ基、又は炭素原子数2〜9個のカルボアルコ
キシ基を表わし、R3がフェニル基、炭素原子数1〜8
個のァルキル基で置換されたフェニル基、炭素原子数7
〜9個のカルポアルコキシ基、炭素原子数7〜9個のア
リールアルキル基、炭素原子数9〜12個のアルキル基
を表わし、R4が炭素原子数1〜4個のアルキル基、炭
素原子数1〜4個のアルコキシ基、又は塩素原子を表わ
し、R5が炭素原子数1〜12個のアルキル基、塩素原
子、炭素原子数5〜6個のシクロアルキル基又は炭素原
子数7〜9個のアリールアルキル基を表わす一般式(0
)の0ーニトロアゾベンゼン中間体は、一般に、アルカ
リ水溶液中での溶解性に乏しい。
このような中間体を使用する場合、本発明方法に前記の
分散剤又は湿潤剤の使用が一般に必要である。2ーアリ
ール−2H−ペンゾトリアゾールは、染料中間体、光学
的ブライトナー、青色蛍光剤及び紫外線によって劣化す
る繊維、フィルム及び種々の重合体構造体に有用な保護
を与える選択的紫外線吸収性安定剤として、広く使用さ
れている。
これらの物質は市場において重要になっている。2−ア
リール−2日ーベンゾトリアゾールは、複雑な有機分子
であり、これを良好な収率で、許容しうる純度で製造す
るには、注意深い合成操作を必要とする。
本発明は、置換2−ァリール一畑‐ペンゾトリアゾール
である紫外線安定剤を製造する改良法に関する。
これらは、可視光線を極めて僅かしか吸収せず、種々の
基質に極めて高い耐光性を与える点で優れている。これ
らの安定剤のうち特に有用なものは、ベンゾトリアゾー
ルの2−窒素に結合するアリール基の2−位に遊離水酸
基を有し、更に3位と5位又は4位と5位が低級アルキ
ル基で置換されており、ベンゾトリアゾール核の5位が
塩素で置換されていてよい化合物である。これらの有用
な置換2−ァリール‐が−ペンゾトリアゾールの説明、
製法及び用途は更に、米国特許第3,004,896号
、第3,055,896号、第3,072,585号、
第3,074,910号、第3,189,615号及び
第3,230,194号に教示されている。次に、実施
例に基づいて本発明方法を詳述するが、本発明はこれに
限定されるものではない。
実施例 12−(2−ヒドロキシー5−メチルフエニル
−2H−ペンゾトリアゾール1その低圧、櫨梓水素添加
反応器に、50%水酸化ナトリウム溶液37.2夕及び
水200のこ溶かした2−ニトロ−2′−ヒドロキシ−
5−メチルアゾベンゼン85夕(水45%を含む)及び
5%パラジウム黒水素添加触媒1.4夕の水18タ中の
スラリを窒素気流下で室温で低速で鷹拝しながら袋入し
た。
触媒の量はアゾベンゼン中間体に対して3%である。反
応器に水素を数回流入させ、水素で5.7気圧に加圧し
た。次に、反応器を38〜40午0に加熱し、内容物を
激しく縄拝した(反応触体のpHは13であった。)。
反応が始まり、アゾベンゼンをN−オキシベンゾトリア
ゾール中間体に還元する極めて発熱的な第一工程が容易
に起る。温度を徐々に56〜58qoに上昇させ、残り
の反応を完結する間58〜6000に保持した。水素が
吸収されなくなるまで、反応の間中水素の吸収を追跡し
た。反応の間中、反応器に5.3〜4.7気圧の水素圧
を保持した。理論量の水素より僅かに多量の水素が吸収
され、アゾベンゼン中間体の所望の2ーアリール−2H
−ペンゾトリアゾールへの還元が完結すると、水素の吸
収が停止する。還元反応の時間は2.虫時間であった。
反応器中に残留する水素を放出させ、反応器内容物上を
窒素雰囲気にした。反応器内容物を窒素気流下で炉遇し
て、分散されているパラジウム黒触媒を除去した。
回収した触媒を裾過器上で、50%水酸化ナトリウム溶
液4夕及び水16夕の溶液で洗浄した。この触媒は、更
に洗浄後列の水素添加反応に再生使用するのに適当であ
る。合した、所望の生成物を含む、著しくアルカリ性の
炉液を窒素気流下に50ooに冷却し、70%硫酸水溶
液25夕を徐々に添加して、系のPHを10より低に数
値にした。
生成する黄色沈殿のスラリを65〜7500に15分間
保持した。次に、黄色沈殿を炉過により単離し、65〜
7び0の温度の水、室温の水、ィソプロパノール、最後
に再び水で順次洗浄した。こうして黄色粗製生成物が、
乾燥後34.4夕の収量で(理論量の84%)単離され
た。粗製生成物のトルェン溶液を温硫酸溶液で洗浄し、
トルェン及びィソプロパノールから再結晶することによ
り、粗製生成物を更に精製して、純粋な物質31.5夕
(理論量の77%)を得た。
実施例 22−(2ーヒドロキシー5−メチルフエニル
)−2日ーベンゾトリアゾール反応器を水素5.7気圧
でなく、水素1気圧に加圧する以外は、実施例1と全く
同じ操作により、反応時の反応気圧を1気圧に保持し、
実施例1に記載した物質を反応させると、生成物、2−
(2−ヒドロキシ−5−メチルーフエニル)一2H−ペ
ンゾトリアゾールの収量は実施例1に報告したのと同等
であったが、還元には2.5時間ではなく5時間を要し
た。
実施例 3 2一(2ーヒドロキシー5−メチルフエニル)一2日ー
ベンゾトリアゾール実施例1の操作を使用して、5%パ
ラジウム黒を等量の5%白金黒で代え、反応器を反応の
間中3.3〜2気圧の圧力に水素で加圧すると、所望の
生成物の収率は、6時間の還元反応時間で40%であっ
た。
アゾベンゼン中間体の全部がこの還元で消費されたが、
白金を用いた場合、所望の生成物の収率は有利な貴金属
触媒パラジウムを用いて得られる収率の半分にすぎなか
った。
実施例 4 2−(2ーヒドロキシー5ーメチルフエニル)−2H−
ペンゾトリアゾール実施例1の操作を使用して、5%パ
ラジウム黒を等量の5%ロジウム黒で代えると、還元時
間5.7時間で、反応器を反応の間中水素で3.3〜2
気圧の圧力に加圧し、50〜80q○の反応温度で、所
望の生成物の収率は理論量の46%であった。
ァゾベンゼン中間体の全部がこの還元で消費されたが、
所望の生成物の収率は有利な触媒パラジウムを用いる場
合よりロジウムの場合に著しく低かった。ロジウムは効
力においてパラジウムと白金の間に入ると思われるが、
この特殊な生成物では白金に若干近い。実施例 5 2−(2−ヒドロキシ−3,5ージ−tーアミルフエニ
ル)一2H−ペンゾトリアゾール実施例1の操作を使用
して、2ーニトロ−2′ーヒドロキシー5−メチルアゾ
ベンゼンを等量の2−ニトロ−2′−ヒドロキシー3′
,5′ージ−第三一アミルアゾベンゼンで代え、アゾベ
ンゼン中間体に対して4重量%の5%パラジウム黒を2
回に添加し、湿潤剤ソルビタンモノオレェート(スパン
80)0.5重量%を添加して、不溶性アゾベンゼン中
間体の分散及び湿潤を促進したところ、前記生成物が3
1.7%の収率で得られた。
実施例 6 2−(2ーヒドロキシ−5−第三一オクチルフエニル)
一2H−ペンゾトリアゾール実施例1の操作を使用し、
2ーニトロー2′ーヒド。
キシー5′ーメチルアゾベンゼンを等量の2ーニトロ−
2′ーヒドロキシ−5−第三一オクチルアゾベンゼンで
代えて、前記生成物を78%の収率で得た。実施例 7 5−クロルー2一(2−ヒドロキシー3,5−ジー第三
一ブチルフェニル)−2H−ペンゾトリアゾール実施例
1において、2ーニトロー2′−ヒドロキシー5′−メ
チルアゾベンゼンを等量の2ーニトロ−5−クロル−2
−ヒドロキシー3,5′−ジー第ニーブチルベンゼンで
代え、5%パラジウム黒触媒を0.5%分散剤ソルビタ
ンモノオレェートの存在で、等量の5%ロジウム黒触媒
で代えて、前記生成物を収率42%で得た。
5%パラジウム黒触媒を使用する場合、生じる生成物は
、デスクロル化合物、2一(2ーヒドロキシ−3,5−
ジー第三一プチルフェニル)−2H−ペンゾトリアゾー
ルである。
収率は65%であった。実施例 8 5−クロルー2一(2ーヒドロキシー3一第三一ブチル
‐5‐メチルフェニル)‐波‐ペンゾトリアゾール実施
例1において、2ーニトロ−2′ーヒドロキシー5′ー
メチルアゾベンゼンを等量の2ーニトロ−5−クロル−
2′−ヒドロキシ−3′−第三一ブチル−5−メチルア
ゾベンゼンで代え、5%パラジウム黒触媒を同様の量の
5%ロジウム黒触媒で代えて、0.5%分散剤ソルビタ
ンモノオレェートの存在で反応を実施して、前記生成物
を収率42%で得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(I): ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中R_1は水素原子を表わし、R_2は水素原子
    または塩素原子を表わし、R_3は炭素原子数1ないし
    8個のアルキル基を表わし、R_4は水素原子を表わし
    、R_5は水素原子または炭素原子数1ないし5のアル
    キル基を表わす〕で表わされる2−アリール−2H−ベ
    ンゾトリアゾールを製造するため、相対するO−ニトロ
    −アゾベンゼンを20ないし100℃の温度で、15p
    sig(1.05kg/cm^2、1気圧)ないし10
    00psig(70kg/cm^2、66気圧)の圧力
    で、pHが10より大きい水性アルカリ媒体中で、周期
    律表のVII族の貴金属から成る群から選択した水素添加
    触媒の存在下で(R_2が塩素原子である場合、水素添
    加触媒はパラジウムであつてはならない)、混合しなが
    ら水素で還元、閉還させ、所望の2−アリール−2H−
    ベンゾトリアゾールを回収することを特徴とする2−ア
    リール−2H−ベンゾトリアゾールの製造法。 2 前記O−ニトロアゾベンゼンが前記水性アルカリ媒
    体中で水溶性アルカリフエノラート塩を形成し、前記貴
    金属触媒を反応完結時に濾過により単離し、水性アルカ
    リ媒体のpHを10より低い値に低下して、所望の生成
    物を沈殿させ、所望の2−アリール−2H−ベンゾトリ
    アゾールを常法で回収する特許請求の範囲第1項記載の
    製造法。 3 前記O−ニトロアゾベンゼンが、付加的に分散剤又
    は分散剤混合物を含む前記水性アルカリ媒体中で水に分
    散したアルカリフエノラート塩を形成し、水性アルカリ
    媒体のpHを反応完結時に10より低い値に低下し、前
    記貴金属触媒と予備混合されている粗製の所望生成物を
    濾過により単離し、粗製の所望生成物を有機溶剤に溶か
    し、貴金属触媒を濾過により除去し、所望の2−アリー
    ル−2H−ベンゾトリアゾールを常法で回収する特許請
    求の範囲第1項記載の製造法。 4 水素添加触媒をパラジウム、白金及びロジウムから
    成る群から選択する特許請求の範囲第1項記載の製造法
    。 5 水素添加触媒がパラジウムである特許請求の範囲第
    1項記載の製造法。 6 パラジウムが木炭上に担持されている特許請求の範
    囲第5項記載の製造法。 7 一般式(I)において、R_1が水素原子を表わし
    、R_2が水素原子を表わし、R_3が炭素原子数1な
    いし8個のアルキル基を表わし、R_4が水素原子を表
    わし、R_5が水素原子または炭素原子数1ないし5個
    のアルキル基を表わす化合物を製造する特許請求の範囲
    第5項記載の製造法。 8 一般式(I)において、R_1が水素原子を表わし
    、R_2が水素原子を表わし、R_3がメチル、第二ブ
    チル、第三ブチル、第三アミル、第三オクチルを表わし
    、R_4が水素原子を表わし、R_5が水素原子、メチ
    ル、第三ブチル、第二ブチル、第三アミルを表わす化合
    物を製造する特許請求の範囲第5項記載の製法。 9 2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフエニル)−2
    H−ベンゾトリアゾールを製造する特許請求の範囲第5
    項記載の製法。 10 2−(2−ヒドロキシ−5−第三オクチルフエニ
    ル)−2H−ベンゾトリアゾールを製造する特許請求の
    範囲第5項記載の製法。 11 2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−第三−アミ
    ルフエニル)−2H−ベンゾトリアゾールを製造する特
    許請求の範囲第5項記載の製法。 12 水素添加触媒がロジウムである特許請求の範囲第
    1項記載の製法。 13 前記ロジウムが木炭上に担持されている特許請求
    の範囲第12項記載の製法。 14 一般式(I)において、R_1が水素原子を表わ
    し、R_2が水素原子または塩素原子を表わし、R_3
    が炭素原子数1ないし8個のアルキル基を表わし、R_
    4が水素原子を表わし、R_5が水素原子または炭素原
    子数1ないし5個のアルキル基を表わす化合物を製造す
    る特許請求の範囲第12項記載の製法。 15 一般式(I)において、R_1が水素原子を表わ
    し、R_2が水素原子又は塩素原子を表わし、R_3が
    メチル、第二ブチル、第三ブチル、第三アミル、第三オ
    クチルを表わし、R_4が水素原子を表わし、R_5が
    水素原子、メチル、第三ブチル、第二ブチル、第三アミ
    ルを表わす化合物を製造する特許請求の範囲第12項記
    載の製法。 16 5−クロル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ
    −第三ブチルフエニル)−2H−ベンゾトリアゾールを
    製造する特許請求の範囲第12項記載の製法。 17 5−クロル−2−(2−ヒドロキシ−3−第三ブ
    チル−5−メチルフエニル)−2H−ベンゾトリアゾー
    ルを製造する特許請求の範囲第12項記載の製法。
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