JPS603634B2 - 格納容器内圧力低下防止装置 - Google Patents
格納容器内圧力低下防止装置Info
- Publication number
- JPS603634B2 JPS603634B2 JP53045144A JP4514478A JPS603634B2 JP S603634 B2 JPS603634 B2 JP S603634B2 JP 53045144 A JP53045144 A JP 53045144A JP 4514478 A JP4514478 A JP 4514478A JP S603634 B2 JPS603634 B2 JP S603634B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- containment vessel
- gas
- prevention device
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、原子力発電所における格納容器内圧力低下防
止装置に関する。
止装置に関する。
一般に、原子力発電所において、事故あるいは謀操作な
どの何らかの原因によって格納容器内の圧力が外部の圧
力より低下すると、格納容器には結果として外圧が作用
することになり、ある限度以上では格納器が座屈してし
まうおそれがある。
どの何らかの原因によって格納容器内の圧力が外部の圧
力より低下すると、格納容器には結果として外圧が作用
することになり、ある限度以上では格納器が座屈してし
まうおそれがある。
この場合、液体金属冷却炉では冷却材噴出事故で格納容
器内火災を起すことにより、格納容器内酸素が消費され
る結果、事故の後半で格納器内圧が低下して負圧に至っ
てしまう。軽水冷却炉では、冷却材喪失事故時には格納
容器内のスプレー系が動作するが、最終的に負圧に至っ
てしまう場合が多く、また軽水冷却炉では格納容器スプ
レー系を誤爆作により動作させる可能性が考えられ、こ
のときには速やかに負圧になってしまう。従来、格納容
器内圧が低下し、格納容器に外圧が作用することを防止
するために通常真空破壊装置が設けられている。
器内火災を起すことにより、格納容器内酸素が消費され
る結果、事故の後半で格納器内圧が低下して負圧に至っ
てしまう。軽水冷却炉では、冷却材喪失事故時には格納
容器内のスプレー系が動作するが、最終的に負圧に至っ
てしまう場合が多く、また軽水冷却炉では格納容器スプ
レー系を誤爆作により動作させる可能性が考えられ、こ
のときには速やかに負圧になってしまう。従来、格納容
器内圧が低下し、格納容器に外圧が作用することを防止
するために通常真空破壊装置が設けられている。
今までの真空破壊装置は格納容器内が負圧になったとき
に格納容器外より空気を導入する方式のものが採用され
ており、この空気の導入は格納容器内外の圧力差を利用
して行なわせている。したがって、このような真空破壊
装置では格納容器に必要個数の配管貫通部が必要であり
、格納容器内外の気圧差により空気を流入させる方式の
ため必要空気量を得るには大口径の配管貫通部が格納容
器に必要としている。本発明はこのような点を考慮して
なされたもので、従来のように配管貫通部を設けること
なく格納容器内圧が低下したときに速やかにこれを回復
0させるようにした格納容器内圧力低下防止装置を提供
するものである。
に格納容器外より空気を導入する方式のものが採用され
ており、この空気の導入は格納容器内外の圧力差を利用
して行なわせている。したがって、このような真空破壊
装置では格納容器に必要個数の配管貫通部が必要であり
、格納容器内外の気圧差により空気を流入させる方式の
ため必要空気量を得るには大口径の配管貫通部が格納容
器に必要としている。本発明はこのような点を考慮して
なされたもので、従来のように配管貫通部を設けること
なく格納容器内圧が低下したときに速やかにこれを回復
0させるようにした格納容器内圧力低下防止装置を提供
するものである。
以下、添付図面を参照して本発明の一実施例について詳
述する。
述する。
第1図に示すように、本発明による格納容器内5圧力低
下防止装置は、格納容器1内に例えば窒素のように原子
炉冷却材との共存性のよい気体を封入したガス封入容器
11を設置する。
下防止装置は、格納容器1内に例えば窒素のように原子
炉冷却材との共存性のよい気体を封入したガス封入容器
11を設置する。
ガス封入容器11には放出管12が設けられ、この放出
管I2には弁13が取付けられている。この弁13が開
くと、ガス封入容器11内の高圧に封入されたガスが放
出管12により格納容器1内に放出されるように構成さ
れている。なお、弁駆動部13Aには制御部20からの
信号が与えられる。第2図は制御部20の具体的な構成
例を示すものである。
管I2には弁13が取付けられている。この弁13が開
くと、ガス封入容器11内の高圧に封入されたガスが放
出管12により格納容器1内に放出されるように構成さ
れている。なお、弁駆動部13Aには制御部20からの
信号が与えられる。第2図は制御部20の具体的な構成
例を示すものである。
格納容器1内に設置された圧力発振器15は格納容器1
内の圧力を検出し、圧力信号15Aを発振する。この圧
力信号15Aおよび圧力設定器21からの設定圧力信号
21Aの2つの信号は、偏差検出部22の入力信号とな
る。この偏差検出部22の出力信号である圧力偏差信号
22Aは関数発生器23に入力される。関数発生器23
は圧力偏差信号22Aの大きさにしたがい、負の場合は
零、正の場合はその大きさにしたがって出力として正の
整数値を与える。関数発生器23より出力され、零また
は正の整数値を有する出力信号23Aは弁選択回路24
では各ガス密封容器11の弁13の開順序およびすでに
開いた弁が記憶されており、関数発生器23から与えら
れる前記信号23Aの値に等しい数だけ開順序にしたが
って弁13を開放する。また、弁選択回路24は関数発
生器23からの信号23Aの値の逆数に比例した時間間
隔で弁開信号24Aを次の順序の弁13に与えるため、
圧力偏差信号22Aの値が一定の場合は等時間間隔で一
定個数の弁が順次開くことになる。このように構成され
た本発明による格納容器内圧力低下防止装置では、格納
容器1の内圧が低下して圧力発振器15からの圧力信号
15Aの値が圧力設定器21からの設定圧力信号21A
の値より低くなると、圧力偏差信号22Aの値に応じた
個数のガス密封容器11の弁13が開放され、高圧ガス
が格納容器1内に放出される。
内の圧力を検出し、圧力信号15Aを発振する。この圧
力信号15Aおよび圧力設定器21からの設定圧力信号
21Aの2つの信号は、偏差検出部22の入力信号とな
る。この偏差検出部22の出力信号である圧力偏差信号
22Aは関数発生器23に入力される。関数発生器23
は圧力偏差信号22Aの大きさにしたがい、負の場合は
零、正の場合はその大きさにしたがって出力として正の
整数値を与える。関数発生器23より出力され、零また
は正の整数値を有する出力信号23Aは弁選択回路24
では各ガス密封容器11の弁13の開順序およびすでに
開いた弁が記憶されており、関数発生器23から与えら
れる前記信号23Aの値に等しい数だけ開順序にしたが
って弁13を開放する。また、弁選択回路24は関数発
生器23からの信号23Aの値の逆数に比例した時間間
隔で弁開信号24Aを次の順序の弁13に与えるため、
圧力偏差信号22Aの値が一定の場合は等時間間隔で一
定個数の弁が順次開くことになる。このように構成され
た本発明による格納容器内圧力低下防止装置では、格納
容器1の内圧が低下して圧力発振器15からの圧力信号
15Aの値が圧力設定器21からの設定圧力信号21A
の値より低くなると、圧力偏差信号22Aの値に応じた
個数のガス密封容器11の弁13が開放され、高圧ガス
が格納容器1内に放出される。
圧力が回復するまで、一定時間毎に順次弁13が開いて
いく。また、圧力がさらに低下する場合には関放する弁
13の数が多くなり、順次開放していく時間間隔が短く
なる。格納容器1内の圧力が設定圧力信号21Aと等し
くなると、制御部201こよって全ての弁13が閉成さ
れる。また第3図は本発明の他の実施例を示すもので、
この場合密封容器11は格納容器1外に設置され、各々
の放出管12A,128は2系統にまとめられ、格納容
器1の貫通部に隔離弁31A,31B,32A,32B
が各々の系統に設置され、弁13の開信号により各隔離
弁も開放されるように構成されている。
いく。また、圧力がさらに低下する場合には関放する弁
13の数が多くなり、順次開放していく時間間隔が短く
なる。格納容器1内の圧力が設定圧力信号21Aと等し
くなると、制御部201こよって全ての弁13が閉成さ
れる。また第3図は本発明の他の実施例を示すもので、
この場合密封容器11は格納容器1外に設置され、各々
の放出管12A,128は2系統にまとめられ、格納容
器1の貫通部に隔離弁31A,31B,32A,32B
が各々の系統に設置され、弁13の開信号により各隔離
弁も開放されるように構成されている。
以上、本発明によるガス格納容器内圧力低下装置にあっ
ては、格納容器内圧力低下に対する圧力回復動作開始点
が圧力設定値を調整することにより任意の圧力から行な
うことができ、格納容器外圧に対して充分な余裕をとる
ことができる。
ては、格納容器内圧力低下に対する圧力回復動作開始点
が圧力設定値を調整することにより任意の圧力から行な
うことができ、格納容器外圧に対して充分な余裕をとる
ことができる。
また、圧力回復媒体として高圧密封ガスを使用するので
回復所要時間が短く、格納容器内圧力低下の程度に応じ
て圧力回復のためのガス放出量を変えることができる。
さらに、ガス密封容器を格納容器内に設置しているので
そのための格納容器貫通部は不要であり、このガス密封
容器を格納容器外に設置する場合にあってもガスが高圧
であるために従来のように大口径配管の貫通部は必要と
せず、小口径のものですむなどの種々の優れた利点を有
している。
回復所要時間が短く、格納容器内圧力低下の程度に応じ
て圧力回復のためのガス放出量を変えることができる。
さらに、ガス密封容器を格納容器内に設置しているので
そのための格納容器貫通部は不要であり、このガス密封
容器を格納容器外に設置する場合にあってもガスが高圧
であるために従来のように大口径配管の貫通部は必要と
せず、小口径のものですむなどの種々の優れた利点を有
している。
第1図は本発明の一実施列を示す概略構成図、第2図は
同実施例における制御部の構成例を示すフロック図、第
3図は本発明の他の実施列を示す概略構成図である。 1・・・・・・格納容器、11・・・・・・ガス封入容
器、12・・・・・・放出管、13・・・・・・弁、1
3A・・・・・・弁駆動部、15・…・・圧力発振器、
20・・・・・・制御部、21・・・・・・圧力設定器
、22・・・・・・偏差検出器、23・…・・関数発生
器、24・・・・・・弁選択回路。 務Z図 髪Z囚 多3囚
同実施例における制御部の構成例を示すフロック図、第
3図は本発明の他の実施列を示す概略構成図である。 1・・・・・・格納容器、11・・・・・・ガス封入容
器、12・・・・・・放出管、13・・・・・・弁、1
3A・・・・・・弁駆動部、15・…・・圧力発振器、
20・・・・・・制御部、21・・・・・・圧力設定器
、22・・・・・・偏差検出器、23・…・・関数発生
器、24・・・・・・弁選択回路。 務Z図 髪Z囚 多3囚
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 不活性ガスを高圧で封入したガス封入容器と、この
ガス封入容器内のガスを格納容器内に放出する放出管と
、この放出管に設けられた弁とを必要組有し、格納容器
内の検出圧力に応じて前記複数の弁を順次開放する制御
部を設けた格納容器内圧力低下防止装置。 2 前記制御部が、圧力設定器と、格納容器内圧力を検
出する圧力検出器と、その検出信号と前記圧力設定器の
設定圧力信号との偏差を出力する偏差検出器と、圧力偏
差の大きさにしたがい零または正の整数値を出力する関
数発生器と、この関数発生器からの入力信号にしたがい
時間間隔をきめて順次必要個数の弁に開信号を与える弁
選択回路とによつて構成されたことを特徴とする前記第
1項記載の格納容器内圧力低下防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53045144A JPS603634B2 (ja) | 1978-04-17 | 1978-04-17 | 格納容器内圧力低下防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53045144A JPS603634B2 (ja) | 1978-04-17 | 1978-04-17 | 格納容器内圧力低下防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54137591A JPS54137591A (en) | 1979-10-25 |
JPS603634B2 true JPS603634B2 (ja) | 1985-01-29 |
Family
ID=12711075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53045144A Expired JPS603634B2 (ja) | 1978-04-17 | 1978-04-17 | 格納容器内圧力低下防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS603634B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55147392A (en) * | 1979-05-04 | 1980-11-17 | Hitachi Ltd | Nuclear reactor container |
-
1978
- 1978-04-17 JP JP53045144A patent/JPS603634B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54137591A (en) | 1979-10-25 |
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