JPS6036293A - 物品の積込み機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、物品の積込み機に関する。

重さの大きい固形の物品を積み降ろしするための装置と
して天井走りクレーン、ジブクレーン、ホイルクレーン
などの各種のクレーンが知られているが、従来のクレー
ンは、いずれもヂエーンブロックの下端にフックを取付
け、このフックに上記の物品を引掛けるようにしている
ので、天井が非常に高いことを必要とし、船底なとの非
常に狭い場所では使用することができず、かつクレーン
の操縦者の外にフックに物品を着脱するための作業員を
必要とした。したがって、従来、船底のような狭い場所
で物品を積み降ろす際は、はとんど人手に頼っており、
そのため多勢の作業員を必要とし、かつ危険であった。

また、フォークリフトのような運搬機では、走行面より
も低い位置に対する積み降ろしが極めて困難であり、ま
た積み降ろしの場合に必ず本体が後方へ逃げられるだけ
のスペースを必要とし、前後左右にしか移動できないた
め積込みに長時間を必要とした。更に、パワーショベル
などの建設機械のアタッチメントを挾み式チャックに取
換えて物品の積込みに使用することが試みられたが、従
来のパワーショベルは、ブームの取付けられている上部
フレームが鉛直軸の周囲を回転するのみであり、」１記
の上部フレームを水平に摺動させることかできないので
、」二部フレームを旋回させるためには、前記のホイル
クレーンなどと同様に非常に広い空間を必要とし、物品
の積み降ろし可能範囲が狭く限定されていた。

この発明は、船底のように非常に狭い場所でも物品の積
み降ろしをすることかでき、かつチャックによって物品
を挾持することのできる物品の積込み機を提供するもの
である。

すなわちこの発明は、下部フレーム上に鉛直軸の周囲を
回転可能な中間フレームおよび上記鉛直軸と直交する水
平方向に摺動自在の上部フレームを順次に重ねて取付け
、この上部フレーム上に運転台を設置すると共に上部フ
レームの摺動方向に沿う一端側に「＜」の字状に湾曲す
るブーム、三角形状のアーム、および対向するチャック
板で物品を水平に挾持するように形成したチャッキング
装置を水平方向の連結ピンによって順次に連結し、上記
のブーム、アームおよびチャッキング装置をそれぞれブ
ーム用流体シリンダ、アーム用流体シリンダおよびチャ
ック用流体シリンダによって揺動させ、」１記の上部フ
レームを流体シリンダその他の駆動機構によって進退さ
せるようにしたことを特徴とする物品の積込み機である
。上記のブーム、アームおよびこれらの駆動用流体シリ
ンダは、パワーショベルなどの建設機械に使用されるも
のとほぼ同様のものであり、その屈伸作用と中間フレー
ムの回転による旋回作用とによって上下四方にチャッキ
ング装置を移動させ、このチャッキング装置によって物
品を挾持し、搬送し、所望の位置でチャッキング装置を
開いて上記の物品を降ろすことができる。しかして、ブ
ームの取付けられている上部フレームが中間フレームに
対して摺動自在に形成され、その摺動方向に沿う一端側
に上記のブームが取付けられているので、上部フレーム
を摺動させることにより、中間フレームの回転中心に対
するチャッキング装置の旋回半径が変化し・上部フレー
ムが摺動しない場合に比べてチャッキング装置の届く範
囲が外方および内方に広くなり、ブームの取イ］位置を
回転中心に近接させてチャッキング装置ｌの旋回半径を
小さくした場合には、従来に比べて狭い空間で」１記の
ブーム等を旋回させることができる。

以下に、この発明の実施例を図面によって説明する。

第１図において、１は船底に敷設した床、２は床１に固
定した左右１対のレールであり、仁のレール２上に車輪
３および車軸ブラケツ）　ｌＬを介して下部フレーム５
が載置される。この下部“７レーム５の上面に（第２図
および第３図参照）、内歯車６ａを備えた内側リング６
が固定され、この内側リング６の外面に多数個のボール
を介して回転自在に外側リング７が嵌合され、この外側
リング７の上面に長方形の中間フレーム８か固定される
。

この中間フレーム８０回転中Ｊし・の位置、およびこの
回転中心から中心線に沿って長さ方向に離れた位置にそ
れぞれ中心孔８ａおよび端部孔８ｂが穿設されており、
上記中心孔８ａにその下方の下部フレーム５に立設され
ている流体圧系のロータリジヨイント９の上端部が挿通
され、上記端部孔８ｂにその周縁部上面に固定されノこ
油圧駆動の旋回用モータ１０のモータ軸１０ａが挿通さ
ね、このモータ軸１０ａに固定されたピニオン１１か上
記内側リング６の内歯車６ａとかみ合い、ビニメン１１
が旋回用モータ１０によって回転されたときに中間フレ
ーム８がロータリジヨイント９の周囲を回転するように
なっている。

上記の中間アレーン、８の上面左右に前後方向の内側摺
動レール戎が固定烙れ（第４図参照）、この内側摺動レ
ール戎の外面に、上方に位置する上部フレーム１３の下
面に長さ方向のスラー＜　＋：ヘース１４を介して固定
葛れている外側摺動レールｉ４ａが多数個のボールを介
して水平摺動自在に嵌合される。そして、上部フレーム
１３の後端部下面に上記スライドベース１４の若干内方
に位置して左右１対の摺動用流体シリンダ１５がブラケ
ツ）　１６を介して上下揺動自在に数句けられ、そのピ
ストンロンド１５ａの先端か、上記中間フレーｊ、８の
上面前部に突設でねている金具１７に連結される。そし
て、上部フレーム１３の上面にフントロールバルブ１８
が固定され、このフントロールバルブ１８か、」１記の
上部フレーム１３に穿設されている中心孔１３ａに挿通
された油圧ホース１８ａ、１８ｂを介して前記のロータ
リジヨイント９および旋回用モータ１ｏに接続される。

」−記の上部フレーム１３の」二面中央には運転台１９
が固定される。そして、運転台１９の前方に「＜」の字
状に湾曲するブーム加、該ブ　／、加を揺動するための
ブーム用流体シリンダ２０ａ　％三角形状の７−ム２１
．該７−ム２】を揺動するためのアーム用流体シリンダ
２１ａ、チャッキング装置ρおよび該チャッキング装置
ηを揺動するためのチャック用流体シリンダ２２ａが順
次に水平方向の連結ピンによって連結される。

チャッキング装置ｎは、上記アーム２】の先端に連結さ
れた台形状の２枚の垂直板２２ｃ、　２２ｃ　（第５図
ないし第７図参照）、この垂直板ηＣの下縁に固着され
た上面板ηｄ１該上面上面板ｄの一方の側縁に下向きの
一体に形成された固定チャック板２２ｅおよび該固定チ
ャック板ηθと対向する２枚の可動チャック板％、羽か
らなり、垂直板ηＣの後端部（第６図の右端部）が上記
のようにアーム２１の先端（で連結されると共に、チャ
ック用流体シリンダ２２＆のピストンロンド２２ｂの先
端に連結したリンク囚、局のうち前部リンク冴が垂直板
２２ｃの前端に連結され、更に後部リンク５かアーム２
１）先端の若干後方に連結され、ピストンロンド２２ｂ
の進退によって垂直板２２ｃ、上面板２２ｄ・固定チャ
ック板Ｚ２ｅが広範［！］に揺動されるようになってい
る。そして、上面板２２ｄ上に１へ」の字形に屈曲した
２枚のブラケッ）２ｆｔが固定され、その下向き端部に
上下方向の開閉レバーガの中央部が揺動自在に連結さね
、この開閉レバーＩの上端に、上記「へ」の字形のブラ
ケット列、あの水平部間に取（＝ｌけた開閉用流体シリ
ンダ路のピストンロッド２８’ａが連結され、開閉レバ
ーＩの下端両側に水平軸の回りに回動可能な連結パイプ
囚を介して上記の可動チャック根羽か垂直軸に対して回
動自在に取イＪけられる。

上記の構造において、レール２に沿って下部フレーム５
を移動させ、所望の位置に停止させ、しかるのち中間フ
レーム８を旋回させると共に、ブーム用流体シリンダ２
ｆｌｌａｓ　アーム用流体シリンダ２ｉａ、ｉ（よびチ
ャック用流体シリンダ２２ａを駆動してチャッキング装
置ｎを所望の物品（資）上に接近させ、可動チャック板
乙を開いた状態で下降させたのち可動チャック板おを閉
じると、固定チャック板２２ｅと可動チャック板乙との
間に上記の物品側が挾持される。次いで、この物品（資
）を持上け、下部フレーム５をレール２に沿って所定位
置まで走行させ１しかるのちチャッキング装置ηを下降
し、可動チャック板列を開くとチャッキング装置ρから
物品側が分離される。しかして、ブーム加の取イ」けら
れている上部フレーム１３が中間フレーム８に対して摺
動自在に形成され、第１図の二点鎖線１３Ａ、１３Ｂ間
を進退することができるので、下部フレーム５を静止さ
せた状態における積み降ろし可能の範囲が拡大される。

そして、上部フレーム１３を後退させて二点鎖線１３Ｅ
に位置させたときは、旋回中心とチャッキング装置ηの
距離が短くなるので、狭い空間で旋回が可能となる。な
お、上記の実施例は、可動チャフ”り板ハが２枚並設き
れ、それぞれが水平軸および垂直軸に対して回動できる
ので、多数個の物品（９）の形状に若干の相違があって
も、支障なく挾持することができる。

上記の実施例において、チャッキング装置ηの形状は、
物品側の形状に応して適当に変形し、例えば上面板２２
ｄを台形状に形成し、固定チャック板２２ｅＫ対して可
動チャック根羽を八字形に開かすことができる。また、
上記の実施例は、下部フレーム５を水平方向にレールに
沿って移動させるようにしたものであるが、下部フレー
ム５を垂直に昇降させてもよい。また、下部フレーム５
にホイール式またはクローラ式の走行体を設けてもよく
、また非常に狭い場所に固定するようにしてもよい。ま
た、上記の実施例は船底の荷積み用のものであるが、砂
防堤のコンクリートブロックや護岸ブロックの積上げ用
や、製鋼所、製鉄所の各種の炉内のレンガ積み等にも使
用することができる。

なお・摺動用流体シリンダ１５０代りにピニオン・ラッ
ク機構、送りねじ機構、チェーン伝動機構なとを使用で
きることはもちろんである。

以」二に説明したようにこの発明は、開閉自在のチャッ
キング装置で物品を水平に挾持するものであるから物品
の着脱を運転席で行なうことができ、チャッキング装置
に作業員が近接する必要がなりと共に、上部フレームが
中間フレームに対して摺動自在に形成されているので、
作業範囲が広くなり、しかも狭い場所で旋回することが
でき、船底などの狭い場所で物品を安全に積み降ろしす
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例の正面図、第２図は上部フレ
ームの平面図、第３図は第２図の■−■線断面図、第４
図は第２図のＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図はチャッキン
グ装置の平面図、第６図は第５図の正面図、第７図は第
６図のＶＩＪ’−Ｖｌｌ線断面図である。 ５：下部フレーム、８．中間フレーム、１３　上部フレ
ーム、１５：摺動用流体シリンダ、１９゛運転台、２０
：ブーム、２０ａ　’ブーム用流体シリンダ・２１：ア
ーム、２１ａ：アーム用流体シリンダ、匹＝チャッキン
グ装置、四θ：固定チャック板、２３：可動チャック板
。 特許出願人　日本スピンドル製造株式会社代理人　弁理
士　坂　野　威　失 言　１）　了　司

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕下部フレーム上に鉛直軸の周囲を回転可能な中間
   フレームおよび上記鉛直軸と直交する水平方向に摺動自
   在の上部フレームを順次に重ねて数句け、この上部フレ
   ーム上に運転台を設置すると共に上部フレームの摺動方
   向に沿う一端側に「〈」の字状に湾曲するブーム、三角
   形状のアーム、および対向するチャック板で物品を水平
   に挾持するように形成したチャッキング装置を水平方向
   の連結ピンによって順次に連結し、上記のブーム、アー
   ムおよびチャッキング装置をそれぞれブーム用流体シリ
   ンダ、アーム用流体シリンダおよびチャック用流体シリ
   ンダによって揺動させ、上記の上部フレームを流体シリ
   ンダその他の駆動機構によって進退させるようにしたこ
   とを特徴とする物品の積込み機。