JPS6036184B2 - 塗料用組成物 - Google Patents

塗料用組成物

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JPS6036184B2
JPS6036184B2 JP9974979A JP9974979A JPS6036184B2 JP S6036184 B2 JPS6036184 B2 JP S6036184B2 JP 9974979 A JP9974979 A JP 9974979A JP 9974979 A JP9974979 A JP 9974979A JP S6036184 B2 JPS6036184 B2 JP S6036184B2
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JP
Japan
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weight
parts
coating
solid content
coating composition
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Expired
Application number
JP9974979A
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English (en)
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JPS5624461A (en
Inventor
雅英 坂本
昭 滝谷
修二 岩佐
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SK Kaken Co Ltd
Original Assignee
Shikoku Kaken Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は塗料用組成物に関し、更に詳しくは複合型の
水性常乾タイプの塗料用組成物に関し、その目的とする
所は、作業性、防水性、耐薬品性、耐ひび割れ性、耐ア
ルカリ性、耐衝撃性の優れた塗料用組成物を提供するこ
とにある。
従来からフルカリ珪酸塩、珪弗化物、リン酸塩硫酸塩等
を主成分として含有する塗料用組成物は公知である。
然しながら係るアルカリ珪酸塩を結合剤とし、珪弗化物
やリン酸塩等を硬化剤成分とする塗料用組成物は反応が
非常に早いために限られた時間しか使用し得ず、後述す
るように作業性が悪く、耐薬品性、防水性にも優れず、
硬度が低い等、未だ実用上満足し得る性能を有するもの
は得られていない。それゆえ、アルカリ珪酸塩に各種樹
脂水溶液を混合することにより色々の提案がなされてい
るが、殊に防水性や耐アルカリ性等が左程向上するもの
は得られていない。本発明者らは従来のこの種のアルカ
IJ珪酸塩及び硬化性物質を含有する塗料用組成物の難
点を解消するため研究を続けてきた結果、特にこの種の
塗料用組成物には使用されたことのない特定種の物質を
通常の塗料用組成物に配合することにより従来の当該系
塗料用組成物の上記難点が解消され優れた性能を有する
被膜が得られる事実を見出しここに本発明を完成するも
こし、たった。
即ち、本発明は一般式R20・mSi02・nH20(
Rはアルカリ金属、一N比,一N(CH20H)「,,
−N(C2はOH)4,一C(NH2)NHの中から選
ばれ、mは2〜6、nは任意の正数)で表わされる珪酸
塩の固形分100重量部に対し、水浴性樹脂を固形分の
形態で約0.5〜50重量部、2価金属酸化物約1〜5
0重量部及び炭素数13〜19の直鎖状炭化水素基を有
する高級脂肪酸の2価又は3価の金属塩約0.2〜15
重量部の配合成分を主成分として含有することを特徴と
する塗料用組成物に係るものである。
本発明において使用するアルカリ珪酸塩は前述のごとく
、一般式R20・mSj02・止日20で表わされ、式
中Rはアルカリ金属、一NH,,−N(CH20H)4
,一N(C2日40H)4及び−C(NH2)NHから
選択され、mは2〜6、nは任意の正数である。
この内、望ましくはRはアルカリ金属又は−NH4.m
は3〜6で、nはこのアルカリ珪酸塩の濃度が10〜6
の重量%の水溶液の形態をとり定められて用いられる。
本発明に使用する水熔性樹脂とは、メチルセルロース、
力ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシフ。
ロピルセルロース等のセルロール系水潟性樹脂、ァルキ
ド樹脂メラミン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、
ピニルピロリドン、ビニルアルコール、ビニルピリジン
等の合成樹脂、アルギン酸塩、ポリアクリル酸塩等の天
然樹脂や人工樹脂から選ばれる少なくとも1種から成る
水浴性樹脂の水溶液を言い本発明に適用されるが、実質
的に塗料用組成物に調整された段階での固形分濃度は2
〜40重量%の形態とすることが望ましいが、各種配合
剤の配合により必ずしもその範囲にとどまるものではな
い。また本発明に使用する2価金属酸化物は特に限定さ
れないが、酸化亜鉛、酸化カドミウム、酸化カルシウム
、酸化マグネシウム、酸化バリウムなどがその代表例と
して挙げられる。次に本発明に用いる高級脂肪酸の金属
塩は、炭素数13〜19の直鎖状炭化水素基、即ちミリ
スチン酸、ベンタデシル酸、パルミチン酸、ヘフ。
タデシル酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、アラキン酸
、オレィン酸、リノール酸等の高級炭化水素基を有する
2価又は3価の金属塩で、該金属としては、亜鉛、銅、
カドミウム、錫、チタン、クロム、マンガン、鉄、ニッ
ケル、カルシウム、マグネシウム、バリウム、アルミニ
ウム等から選択され、この金属塩からは少なくとも1種
、粉体の形態で用いられる。本発明の塗料用組成物は上
記のアルカリ珪酸塩の固形分100重量部に対し、水熔
‘性樹脂の水溶液を固形分の形態で約0.5〜50重量
部、好ましくは1〜40重量部、2価金属酸化物約1〜
50重量部、好ましくは3〜4の重量部、高級脂肪酸の
金属塩約0.2〜15重量部、好ましくは0.5〜12
重量部の割合で配合して成る組成物である。
上記の配合組成において、水綾性樹脂が固形分の形態で
0.5重量部未満のときは塗装作業性及び耐衝撃性が悪
く、50重量部より多い場合は耐薬品性並びに硬度が著
しく低下する。2価金属酸化物の配合割合が1重量部未
満のときは耐ひび割れ性が悪く且つ塗膜の白華が生じて
防水性が低下し、5の重量部より多い場合は作業性、安
定性及び耐衝撃性が悪くなる。
また高級脂肪酸の金属塩が0.2重量部を越えないとき
は塗膜の吸水性が高くクラックを生ずる傾向が出て防水
性が悪く、15重量部を越えるときはアルカリ珪酸塩の
展色力が低下して耐アルカリ性、安定性などが低下する
。更に高級脂肪酸の金属塩の炭化水素基炭素数が13を
下回ると作業性が良くなく防水性が低くなり、また19
を越えると耐アルカリ性、硬度が低下する。本発明の塗
料用組成物は上記の4成分を必須の成分として含有する
が、所望により着色顔料、体質顔料、骨材、消泡剤、増
粘剤、沈降防止剤等通常の塗料用組成物に使用される各
種配合剤を適宜配合することができる。
着色顔料としては酸化チタン、ベンガラ、オーカー、フ
タロシアニンフルー等が、体質顔料としては珪石粉、炭
酸カルシウム、粘土粉末等が、また骨材としては寒水石
、珪砂、軽量骨村等がそれぞれの代表例として挙げられ
る。これらの各種配合剤の配合量は特に限定されず通常
の使用量で良い。本発明塗料用組成物から得られる塗料
を塗装するに際しては通常の各種塗装方法が有効に適用
され、例えばスプレー塗り、刷毛塗り、ローラー塗り、
フロー塗り、コテ塗り等が例示できる。
本発明に係る塗料用組成物は可便時間が比較的自由に調
整して長時間にも亘り使用できるもので、防水性、被膜
強度、被膜硬度、塗装作糸性及び安定性が非常に優れて
いる。以下に実施例及び比較例を示して本発明を具体的
に説明するが、以下の例において部又は%とあるは別記
しない限り重量部又は重量%を示すものとする。
(試験方法) ○} 作業性 調合された組成物に水を少量加えて刷毛塗り適性状態に
し、水性刷毛を用いて石綿スレート上に刷毛塗りする。
このちきのしべリング、タッチアップ及び刷毛丸まきの
状態を観察する。{2} 耐ひび割れ性上記組成物を石
綿スレート上に塗付量500夕/めでスプレー塗りし、
JISA 6910.6.1.に定められるひび割れ試
験により4m/secの気流下で乾燥させ、ひび割れの
状態を観察する。
‘3}硬度上記組成物を石綿スレート上に塗付量300
夕/めで刷毛塗りし、標準状態下で1週間乾燥した後こ
れを供試体とする。
鉛筆を用い硬度を測定する。以下の試験方法はこの方法
により得た供試体を用いる。{4} 安定性 供試体を−5℃の低温下で1脚寺間、60こC高温下で
8時間放置することを1サイクルとし、これを30サイ
クル行なった後外観を観察する。
■耐アルカリ性供試体を5%NaOH水溶液中に48時
間浸潰した後、表面の状態を観察する。
■ 耐薬品性 供試体を次の溶液中に9曲時間浸潰した後表面の状態を
観察する。
a 1o%はS04水溶液 b lo%HCI04水溶液 c 20%CH3COO日水溶液 d ガソリン ‘7)防水性 供試体を用いJISA 6910.6.4に定められる
透水試験を行ない透水量を測定する。
■ 耐衝撃性 供試体を用い、JISK 5400.6.13.2に定
められる耐衝撃性試験を行ない表面の状態を観察する。
実施例1〜10及び比較例1〜3以下の配合剤を用いて
下記第1表に示す組成の塗料用組成物を調整する。
「配合剤」 A アルカリ珪酸塩 A−1 珪酸ソーダ水溶液 (Si02/Na20モル比3.0.固形分31%)A
−2 珪酸カリウム水溶液(Si02/K20モル比2
.1.固形分25%)A−3 珪酸アンモニウム水溶液
(Si02/(NH4)20モル比2.1.固形分21
%)B 水溶性合成樹脂の水溶液 B−1 メチルセルロース水溶液(固形分・3%)B−
2 ウレタン樹脂水溶液(固形分25%)C 2価金属
酸化物C−I BaO C−2 Zn○ D 高級脂肪酸の金属塩 D−1 パルミチン酸アルミニウム D−2 オレィン酸カルシウム D−3 ステアリン酸亜鉛 上記配合塗料用組成物の性能を試験した結果を第2表に
示す。
なお、同表中の評価記号は下記の基準により表示する。
◎:全く異常なし ○:◎より若干良くないが異状なし △:異常あり 第 1 表 第 2 表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一般式R_2O・mSiO_2・nH_2O(Rは
    アルカリ金属、−NH_4,−N(CH_2OH)_4
    ,−N(C_2H_4OH)_4,又は−C(NH_2
    )NHを表わし、mは2〜6、nは任意の正数)で表わ
    される珪酸塩の固形分100重量部に対して水溶性樹脂
    の固形分約0.5〜50重量部、2価金属酸化物約1〜
    50重量部および炭素数13〜19の直鎖状炭化水素基
    を有する高級脂肪酸の2価又は3価の金属塩約0.2〜
    15重量部の配合成分を主成分として含有することを特
    徴とする塗料用組成物。
JP9974979A 1979-08-04 1979-08-04 塗料用組成物 Expired JPS6036184B2 (ja)

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JPS5624461A JPS5624461A (en) 1981-03-09
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JPS5624461A (en) 1981-03-09

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