JPS6036189B2 - 皮膜形成用組成物 - Google Patents

皮膜形成用組成物

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JPS6036189B2
JPS6036189B2 JP9975479A JP9975479A JPS6036189B2 JP S6036189 B2 JPS6036189 B2 JP S6036189B2 JP 9975479 A JP9975479 A JP 9975479A JP 9975479 A JP9975479 A JP 9975479A JP S6036189 B2 JPS6036189 B2 JP S6036189B2
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JP
Japan
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film
forming composition
resistance
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JP9975479A
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JPS5624463A (en
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雅英 坂本
昭 滝谷
修二 岩佐
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SK Kaken Co Ltd
Original Assignee
Shikoku Kaken Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は皮膜形成用組成物に関し、更に詳しくは有機−
無機複合型の水性皮膜形成用組成物に係り、その目的と
するところは耐ひび割れ性、低温乾燥性、耐薬品性、耐
熱水性、硬度、耐アルカリ性等が著しく優れた皮膜を形
成し得る組成物を提供することにある。
従釆からアルカリ珪酸塩、珪弗化物、リン酸塩金属酸化
物等を主成分として含有する皮膜形成用組成物は色々知
られている。
然しながら係るアルカリ珪酸塩を結合材とし、珪弗化物
やリン酸塩等を硬化剤成物とする皮膜形成用組成物は可
便時間の調整が難しく、ポットライフが一定で、しかも
低温下での乾燥も一定せず、後述にも例示するように、
皮膜の耐水性が悪くクラックが発生し易いなどの他、耐
ひび割れ性が悪く、耐熱水性に劣り耐アルカリが低い等
々、未だ実用上満足し得る性能を有するものは得られて
いない。このため、アルカリ珪酸塩に各種樹脂の水分散
液や添加剤などを配合することが種々提案されているが
、殊に低温乾燥性や耐ひび割れ性が左程向上するものが
得られていない。本発明者らは従来のその種のアルカリ
珪酸塩及び硬化性物質を含有する皮膜形成用組成物の難
点を解消せんがため研究を続けてきた結果、特にこの種
の皮膜形成用組成物には使用されたことのない特定種の
脂肪酸塩、亜硫酸塩などを通常の拍し・方で皮膜形成用
組成物に配合することにより、従来の皮膜形成用組成物
の上記美佳点が解決され優れた性能を有する塗膜が得ら
れる事実を見出し、ここに本発明を完成するにいたつた
即ち本発明は、一般式R20・mSi02・nH20(
Rはアルカリ金属、一N比・一N(CH20H)4・−
N(C2日40H)4又は−C(MJ2)NHを表わし
、mは2〜6、nは任意の正数)で表わされる珪酸塩の
固形分10広重量部に対し、水浴性樹脂を固形分で約0
・5〜5の重量部、2価金属酸化物を約1〜5の重量部
、炭素数13〜19の直鎖状炭化水素基を有する高級脂
肪酸のアンモニウム塩約0.2〜15重量部およびシリ
カゾル被覆亜硫酸カルシウム約1〜5の重量部の配合成
分を主成分として含有することを特徴とする皮膜形成用
組成物に係るものである。
本発明において使用するアルカリ珪酸塩は前述のごとく
、一般式R20・mSj02・mH20で表わされ、式
中Rはアルカリ金属、一NH4・一N(C比OH)4・
一N(C2日40H)4又は−C(NH2)NHから選
ばれ、mは2〜6、nは任意の正数である。
この内望ましいRとしてはアルカリ金属又は−N凡で、
mは3〜6、nはこのアルカリ珪酸塩の水溶液濃度が1
0〜6の重量%の形態として定まり用いられる。本発明
に使用する水溶性樹脂とはメチルセルロース、力ルボキ
シメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒ
ドロキシフ。
ロピルセルロース等のセルロース系水熔性樹脂、アルキ
ド樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂
、ビニルピロリドン、ピニルアルコール、ビニルピリジ
ン等の合成樹脂、ァルギン酸塩、ポリアクリル酸塩等の
天然樹脂等や人工樹脂から選ばれる少なくとも1種から
成る水溶性樹脂の水溶液を言い本発明に適用されるが、
実質的の皮膜形成用組成物に調整された段階での固形分
濃度は1〜4の重量%の形態とすることが望ましいが、
各種配合剤の配合により必ずしもその範囲にとどまるも
のではない。また本発明に使用する2価金属酸化物は特
に限定されないが、使用に際しては粉末形態で用いるこ
ととし、Zn0,Cd0,Ca0,Mg0,鞠0,Ni
○,Fe○,Cr○がその代表例として挙げられる。
次に本発明に用いる高級脂肪酸のアンモニウム塩は、炭
素数13〜19の直鎖状炭化水素基、即ちミリスチン酸
、ベンタデシル酸、バルミチン酸、ヘプタデシル酸、ス
テアリン酸、ノナデカン酸、アラキン酸の飽和高級炭化
水素基、オレィン酸、リノール酸等の不飽和高級炭化水
素基を有するアンモニウム塩から少なくとも1種選択さ
れ、粉末の形態で用いられる。
更に本発明において必須成分として使用されるシリカゲ
ル被覆亜硫酸カルシウムは、約5〜100ミクロンの粒
径の亜硫酸カルシウムを、シリカ濃度約5〜4の重量%
のシリカゾルに浸潰して常温又は加熱下にシリカゾルを
亜硫酸カルシウムの表面に吸着させ、次に残余のシリカ
ゾルを分離除去し乾燥した後、シリカゾルの被覆効果を
損わない程度に解粒することにより得られる。
本発明皮膜形成用組成物は上言己アルカリ珪酸塩の固形
分100重量部に対し、水溶性樹脂を固形分で約0.5
〜50重量部、好ましくは1〜4の重量部、2価金属酸
化物を約1〜5の重量部、好ましくは30〜4の重量部
、高級脂肪酸アンモニウム塩約0.2〜15重量部、好
ましくは0.5〜12重量部、シリカゾル被覆亜硫酸カ
ルシウム約1〜5の重量部、好ましくは3〜45重量部
の割合で配合して成る組成物である。
上記の配合組成において、水溶性樹脂の固形分が0.5
重量部未満ではクラックが生じ易く耐薬品性が悪く、5
の重量部より多い場合は硬度や耐熱水性および耐火性が
著しく低下する。2価金属酸化物の配合割合が1重量部
未満のときは組成物が皮膜を形成するときにひび割れが
生じ易く、造膜後は経時的白華が激しくなりクラック発
生につながり、5の重量部を越えると作業性が悪く、耐
熱水性が良くない。また高級脂肪酸のアンモニウム塩が
0.2重量部未満の場合は皮膜の吸水性が高いため徐々
にクラックを生じる傾向があり、耐薬品性が低くまた1
5重量部を越えるときはアルカリ珪酸塩の展色力が低下
し低温乾燥性及び耐アルカリ性が著しく低下して白華を
生じ易くなる。更に、シリカゾル被覆亜硫酸カルシウム
が1重量部を越えない場合は低温乾燥性及び長期的な防
水性に欠点が出5の重量部を越えると耐熱水性が低下す
る。なお高級脂肪酸のアンモニウム塩の炭化水素基炭素
数が13を下回ると作業性が良くなり防水性の効果がな
く、19を越えるとアルカリ珪酸塩の展色力が低下し、
耐熱水性が低下する。本発明は上記の5成分を必須の主
成分として皮膜形成し得るものであるが、所望により着
色顔料体質顔料、骨材、消泡剤、増粘剤、沈降防止剤、
分散剤等通常皮膜形成用組成物に使用される各種配合剤
を適宜配合することができる。
着色顔料としては酸化チタン、ベンガラ、オーカー、フ
タロシアニンブル等が、体質顔料としては珪砂、珪石粉
、炭酸カルシウム、夕ルク、粘土等が、また骨材として
は珪石、寒水石、軽量骨材等がそれぞれの代表例として
挙げられる。これらの各種配合剤の配合量は特に限定さ
れず通常の使用量で良い。本発明皮膜形成用組成物から
得られる塗材を施工するに際しては通常の塗装方法各種
が有効に適用され、例えば吹付塗り、刷毛塗り、ローラ
ー塗り、フロー塗り等が例示できる。本発明に係る皮膜
形成用組成物は可使0寺間が目由に調節でき、また塗装
作業性、耐熱水性、並びに長期に亘る防水性の優れた皮
膜が得られる。
以下実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明す
るが、以下の例において部又は%とあるは別記しない限
り重量部又は重量%を示すものとする。(試験方法) ‘1)作業性 調合された絹成物に水を少量加えて刷毛塗り適性状態に
し、水性刷毛を用いて石綿スレ−ト上に刷毛塗りする。
このときのしべリング、タッチアップ及び刷毛丸まきの
状態を観察する。‘2ー 低温乾燥性上記組成物を石綿
スレート上に塗付量300夕/めで刷毛塗りし、5℃、
60RH%に保った恒温陣湿室に置いて30分間ごとに
JISK 5400に定められた指触乾燥時間測定法に
より乾燥時間を測定する。
‘3} 耐ひび割れ性 上記組成物を石綿スレート上に塗付量500夕/めでス
プレー塗りし、JISA6910.6.1に定められる
ひび割れ試験により4m/secの気流下で乾燥させ、
ひび割れの状態を観察する。
■硬度 上記組成物を石綿スレート上に塗付量300夕/めで刷
毛塗りし、標準状態下で1週間乾燥した後これを供試体
とする。
鉛筆を用いて硬度を測定する。以下の試験方法はこの方
法により得た供試体を用いた。‘5} 耐アルカリ性 供試体を5%NaOH水溶液中に4期時間浸潰した後、
表面湯の状態を観察する。
【6ー 耐薬品性 供試体を次の溶液中に9曲時間浸潰した後表面の状態を
観察する。
a lo%日2S04水溶液 b 1o%HCI04水溶液 c 20%C戊COO日水溶液 d ガソリン ‘7)長期防水性 供試体を、一5℃の低温下で1粥時間、6000の高温
下で8時間放置することを1サイクルとしこれを30サ
イクル行なった後、JIS A6910.6.4.に定
められる透水試験を行ない透水量を測定する。
■ 耐熱水性 供試体を9000に加熱された熱水中に24時間浸澄し
た後表面の状態を観察する。
【9ー 耐汚染性 供試体表面に黒インキを1滴滴下し乾燥後ァセトンで拭
き取り、この操作を3回行なった後、インキのしみ取り
状態を観察する。
実施例1〜10及び比較例1〜3 以下の配合剤を用いて下記第1表に示す組成の皮膜形成
用組成物を調整する。
「配合剤」 A アルカリ達酸塩 A−1 珪酸ソーダ水溶液 (Si02/Na20モル比3.0、固形分3.1%)
A−2 珪酸カリウム水溶液(Si02/K20モル比
2.1、固形分25%)A−3 珪酸アンモニウム水溶
液(Si02/(N比)20モル比2.1、固形分21
%)B 水溶性樹脂の水溶液 B−1 ポリビニルアルコール水溶液(固形分10%)
B一2 メチロール化メラミン樹脂水溶液(固形分20
%)C 2価金属酸化物 C−I BaO C−2 ZnO D 高級脂肪酸の金属塩 D−1バルミチン酸アルミニウム D−2 オレィン酸カルシウム D−3 ステアリン酸亜鉛 E シリカゾル被覆亜硫酸カルシウム 粒子径約20ミクロンの粒径の亜硫酸カルシウムを濃度
10%のシリカゾルに浸潰し、5000で約1時間放置
した後シリカゾルを分離除去して乾燥した。
このシリカゾルで被覆された亜硫酸カルシウムを更に粒
子径約20ミクロン程度に解粒して実施例に用いる。上
記配合皮膜形成用組成物の性能を試験した結果を第2表
に示す。
なお、同表中の評価記号は下記の基準により表示する。
◎:全く異状なし ○:◎より若干良くないが異状なし △:異状あり 第 1 表 第 2 表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一般式R_2O・mSiO_2・nH_2O(Rは
    アルカリ金属、−NH_4・−N(CH_2OH)_4
    ・−N(C_2H_4OH)_4又は−C(NH_2)
    NHを表わし、mは2〜6、nは任意の正数)で表わさ
    れる珪酸塩の固形分100重量部に対し、水溶性樹脂を
    固形分で約0・5〜50重量部、2価金属酸化物を約1
    〜50重量部、炭素数13〜19の直鎖状炭化水素基を
    有する高級脂肪酸のアンモニウム塩約0.2〜15重量
    部およびシリカゾル被覆亜硫酸カルシウム約1〜50重
    量部の配合成分を主成分として含有することを特徴とす
    る皮膜形成用組成物。
JP9975479A 1979-08-04 1979-08-04 皮膜形成用組成物 Expired JPS6036189B2 (ja)

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