JPS6036104A

JPS6036104A - 合成成形板の成形方法

Info

Publication number: JPS6036104A
Application number: JP14613983A
Authority: JP
Inventors: Sadao Nishibori; 貞夫西堀
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1983-08-10
Filing date: 1983-08-10
Publication date: 1985-02-25
Also published as: JPH043285B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明木粉を多量に含有する合成成形板の成形、就中
型付は成形による化粧扉材、化粧腰板材ないしは天板等
の提供を目的としたものである。

面して、異種素材の混入を多量になした樹１指素材の成
形に於いては、当該樹脂自体の成形特性と共に、混入さ
れた異種素材の成形時に於ける作用を明確に認識し、こ
れに即応した成形り法を選別使用することが特にｆｆｉ
要とされているものである。か〜る異種素材混入の問題
は、この混入異種累月が木材粉等のように流動的に於け
る摩擦抵抗が多く、又樹脂素材との馴染みが悪く、更に
水分ないしは木酸ガスを成形機内に多部４に生ずる等の
場合に特に問題とされ、その成形手法に格別の［夫が夛
請されたものである。

本発明は、近時に於ける木材成形品並びに合Ｉ＆樹脂成
形品に於ける不都合の有効な解消と。

りｉ素材に対する強い要請のもとに、木質材と合成樹脂
素材に於ける長湧を夫々結合し、低床なコストによる利
用価値の高い合成板成形品の提供を試みたものである。

特に、本発明に於いては樹脂素材中に取り入れる異種素
材である木粉に種々の加」−を施し、混入木粉の特性を
一定の条件のもとに取り揃えるようになすと共に、成形
に於いてホットプレスとコールドプレスとの同時進行態
様のものとして多量に異種素材たる木粉の含有された合
成板の的確な型イづけ成形をなすようにしたものである
。

本発明に係る合成成形板の成形力法は、が＼る品持性の
合口的々な奏効を期すべく特にその構成の要旨な粒径を
８０〜３００メツシユとし含有水分量を１．２〜５％と
した木粉を熱可塑性樹脂素材に３０〜７０％の割合に於
いて混入し、安定剤を添加して混線、加熱成形した板材
を型付は成形機に於ける加熱装置に送り込み加熱、軟化
せしめた後冷却型付は装置に移送してコールドプレスに
よる型付けをなした点に置き、以下の具体的な実施例と
、これ等の実施例に付随する相当の設計変更を予定した
ものである９以下、本発明に係る合成々杉板の典型的な成形方法を添
イづめ図面について説明する、に、先ず成形に使用され
る木粉ａは、その含有水分量を１．２〜５％と限定し、
所謂極乾状態になすと共に粒径を８０〜３００　メツシ
ュと微細粉末状としたものである。か〜る木粉ａの条件
の特定は、以下の、いくつかの要請に由来するものであ
る。

而して、その實請の一つは、木粉ａを微細粉末とし、し
かもその内部の含有水分量を加熱乾燥により極端に減す
ることによって、木酸ガスが効果的に揮散し、以降の成
形加熱に際して新たに木酸ガスを生じ、又は水蒸気を生
ずることがなく、成形機シリンダー内の損耗、腐蝕ない
しは成形品表面のアレを有効に防止する点に由来したも
のである。

又、このように極端な乾燥状態を作り出すことにより木
酸がカス化することを防止し、以降の成形に於いて酢酸
ガス等の生ずる余地を無からしめる点にも由来したもの
である。

更に、他の要請は、木粉と樹脂素材との馴染みを良々ｆ
とし、良質な成形表面を有する成形品の提供をなすこと
に由来したものである。

又、他の要請としては、成形押出し時に於ける木粉の摩
擦抵抗を極力減じ、成形機自体の損耗、毀損の防止と共
に表面アレの少ない成形品の提供をなすことに由来した
ものである。

か〜る木粉ａの特性を更に向−１ニさせる意図より木材
チップ等の素材に尿素系樹脂接着剤すを添加し、これを
加熱硬化した後８０〜３００メツシユに破砕、微粉末化
することが別途予定されたものであり、か−る木粉ａ°
の成形方法に於いては、充分な加熱硬化、特に尿素系樹
脂接着剤による中和しながらの加熱硬化によって木粉ａ
。

内の木酸は、中和と揮散とにより急速に除去されると共
に木粉周面に硬化接着面が設けられ、木粉内の含有水分
が更に高められることを有効に防止したものであり、更
に木粉ａ°の滑動性を高め、成形押出し時に於ける摩擦
抵抗を極端に減したものである。

か−る木粉ａ、ａ′を熱可塑性樹脂素材９特に塩化ビニ
ル樹脂Ｃに対し３０〜７０％の割合いで混入し、これに
安定剤を添加して混練、加熱し。

適宜の手法、例えばロール成形、押出し成形等をもって
板材の成形をなしたものである。通例生産の最も予定さ
れる板材は肉ＪＩを０．５〜５　ｍｍとした合板規格ζ
」法のものである。

かくして提υ１された平板材ｍを成形装置Ｘに順次供給
して、型（−Ｊけ成形をなすようにしたものであり、こ
の成べＩ！装置Ｘは油圧装置（＋）によりＡ降自在とさ
れる加熱装置（２）と、この加熱装置（２）に対設され
る熱板（３）とよりなる加熱部と、油圧装置（４）によ
り昇降自在とされる冷却型付は装置ｆ！ｔ　（５）と、
この装置（５）に対設される冷却板（６）とよりなる冷
却型付は部とをもって構成されたものである。

面して、加熱装置（２）並びに熱板（３）はスチームを
もって加熱されたものであり、（７）はスチームパイプ
を示したものである。尚、か−るスチームプレスによる
ことなく赤外線ヒーター等による加熱も別途試みられた
ものである。かくして加熱軟化された平板材ｍは熱板（
３）と共に送り装置（８）をもって冷却型付は装にまで
移必され、充分に送り込まれた状態でストンパー（９）
を降下して平板材ｍの端部を係止して熱板（３）を前記
送り装置（８）をもって原位置に復帰させ、これに次の
下降平板材ｍを供給するようになすと共に送り込まれた
軟化モ板材ｍに対し冷却型伺は装置（５）を降下し、板
（６）との間に挟圧して冷却と同時に所要の型伺けをな
すようにしたものである。尚、この装置（５）は冷却水
の循環装置を有するものとし、給板（６）も同様に冷却
水の循環構造を有するものとして、充分な、且つ連続し
た冷却を約束するようにしたものである。

か覧る装置ｘの使用は、成形板材が合成板、特に多量に
木材粉を有することに由来するものであって、か−る多
量に木材粉の混入された樹脂素材のインジェクション成
形等は極めて難かしく、型の破損を誘起し、巣ないしは
表面のアレ等を成形品にもたらしたものである。又、当
然のこと乍ら肉の薄い大版タイプの成形には不向きとさ
れたものである。

又、パキュ−１・成形に於いても木材粉が多量に混入さ
れていることよりして成形が難かしく、特に肉Ｊ７部分
に変化をもたせ１あるいは正確な成形表面な右する製品
の提供を困難としたものである。

更に、押出し材料を直接切断しなから型（＝Ｉけ成形を
なす場合に於いても混入木粉が多量に含まれていること
よりして型付け冷却に多分の時間を要し、これが押出し
速度に適合し得ない不都合を有し、又混入木粉が屯純に
混合ごれた状態・のま＼での冷）↓型イ」けであるが為
に、経昨的な歪み出しを生じたものである。

以上装置Ｘによる型イ１けは、か〜る点を考虜して特に
本発明の成形力法内に取り入れられたものであって、゛
１１板材ｍを別に作成し；　−、ｌｊ、常温内で降下さ
れたものを再度加熱軟化して、樹脂と木粉とを馴染み一
体化を期すと共に、既に成形後の歪み出しにより変形し
たＶ板材ｍに加圧、加熱を施して樹脂密度の均一化を期
したことよりして、型イ１け成形後の製品に於ける歪み
出しの問題は有効に防止されたものである。又当然のこ
と乍ら簡便な設備をもって目的とする大型の成形板の型
伺は提供が可能とされたものである。

更に、か覧るｆ法に於いては成形型面の作り出す成形品
表面の作出が確実になされると共に肉厚補強部の構成等
随時必要な設計変更を可能としたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る木粉の断面図、第２図は合成々層
板の黄部拡大断面図、第３図は同斜視図、第４図は装置
Ｘの要部側面図である。尚、図中（１）・・・油圧装置９、（２）・・・加熱装
置、（３）・・・熱板、（４）・・・油圧装置、（５）
・・・冷却型（−１け装置、（６）・・・冷却板、（７
）・・・スチームノぐイブ、（８）・・・送り装置、（
８）・・・ストッパーを示したものである。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）粒径を８０〜３θＯメツシユとし含有水分量を１
．２〜５％とした木粉を熱６■９Ｊ性樹脂素材に３０〜
７０％の割合に於いて混入し、安定剤を添加して混線、
加熱成形した板材を型付は成形機に於ける加熱装置に送
り込み加熱、軟化せしめた後冷却型付は装置に移送して
コールドプレスによる型手Ｊけをなしたことを特徴とす
る合成々層板の成形力７ノ、。
（２）前記樹脂素材を塩化ビニル樹脂としたことを特徴
とする特許請求の範囲第一項記載に係る合成々層板の成
形方法。