JPS6036050A - 使い捨ての殺精剤放出隔膜 - Google Patents

使い捨ての殺精剤放出隔膜

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JPS6036050A
JPS6036050A JP59144535A JP14453584A JPS6036050A JP S6036050 A JPS6036050 A JP S6036050A JP 59144535 A JP59144535 A JP 59144535A JP 14453584 A JP14453584 A JP 14453584A JP S6036050 A JPS6036050 A JP S6036050A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は優れた膣内避妊障壁に関し、特に殺精剤の放
出速度を制御した使い捨ての熱可塑性膣隔膜およびその
装造法に関する。
従来の技術 膣内避妊障壁として、隔膜(一般に、子宮頚部への精子
の接近を防ぐために膣に挿入される補強リム(縁部)全
備えた軟質ゴムコツプ)は、経口避妊薬や子宮内避妊器
具を使用しない婦人、またはこれらの方法を望まない婦
人にとっては優れたものである。その隔膜は一般に危険
は100%なく殆んどの婦人にとって信頼性のある避妊
器具であるけれども、効果的にするためには隔膜は適切
に使用しなければならない。
一般に4種類の市販隔膜がある。コイルばね隔膜は、ゴ
ムで囲まれたリム部に丸いらせんコイルの金属線を含む
。この種の隔膜は、特に強い膣筋肉および普通のサイズ
と形状の膣をもった婦人に適する。平ばね隔膜はリム部
に平らな金属バンドを有し、それはコイルばね式のもの
より堅い。アーチ状ばね隔膜は、コイルばね隔膜と平ば
ね隔膜の両方の特徴を組み合わぜたものである。リム部
に2重の金属ばね式の隔膜は膣壁へ強い圧力を与える、
そしてそれは主として膣筋肉の弱い婦人に使用される。
最後に、Matrisalus隔膜は、リム部に前膣壁
へ持ち上げを提供するために丸い代りに曲がった強い平
鋼バンドを有する。
現在市販されている隔膜の使用に伴う多くの要因がそれ
らの広汎な使用を妨げてきた。隔膜は殆んどの精子に対
する障壁として作用するけれども、普通、それは頚部の
前においてリム部の周囲の全ての精子の通過を完全に防
ぐのに十分緊密に保持されない。従って、その器具は、
殆んどの場合殺精クリームまたはゼリーと併用される。
殺精剤はしばしば取い扱いが厄介で膣から流れ出す傾向
にある。隔膜を度々使用する場合には、殺精剤の補充は
高価につぐ。従来の隔膜の使用は、正常な性交シーケン
スを中断させるのみならず、隔膜の洗浄、乾燥、パウダ
リングおよび検査を伴う保存の問題を提供する。
最近の再使用できる隔膜の欠点をなくするために多数の
殺精器具および殺精剤が開発されてきた。
先行技術の環状器具は膣内に表面活性剤系の殺精剤を制
御放出させるが、それらは頚、またはその部分に精子の
沈着に対する障壁の役目をしない。
頚部全実質的におおい(またはふさぎ)、そして殺精界
面活性剤を制御放出する隔室を備えた器具が開示されて
いるけれど、これらの器具は使い捨てではなく、膣内に
残って月経期間中殺精剤全放出するように役割されてい
る。この長い使用期間のため、それらの器具は臭気や不
快の問題を生じる、そしてめったに性交をしない婦人に
は適さない0 上記先行技術の欠点は、殺精剤の制御放出をする使い捨
て、熱可塑性、弾性膣隔膜なる本発明によって克服され
る。この隔膜は大部分の精子に対して物理的な障壁とし
て作用する、併用する殺精剤は殺精効力と受容性を増す
、そして成分の1つであるポリエチレン・グリコールが
挿入を容易にするのに必要な表面潤滑性を与える。本願
明細書に訃いては用語「隔膜」が用いられろけれども、
本発明は他の膣内殺精障壁、例えば膣頚部用キャップ、
膣口蓋用キャップ等にも適用できる。また、殺精剤は膣
に放出される望ましい生物学的活性剤であるけれども、
抗菌剤や抗真菌剤のような他の剤もここに開示した器具
から放出させることができる。
本発明の隔膜は、水溶性ポリマー、殺精剤および生物学
的に適合性の熱可塑性エラストーーーの均一混合物から
成形される0隔膜用成分の望ましい組合せは、殺精剤と
してノンオキシール−9(Nonoxynol−9) 
、熱可塑性エラストマーとしてB 、 F 、 G−o
odrjch社のニスタン(Estane)5711+
 。
および水溶性ポリマーとしてポリエチレン・グリコール
を含む。殺精剤およびポリエチレン・グリコールの添加
、膜)阜、隔)1りの面積によって、Nonoxyno
 l−9が隔膜から拡散によって制御された速度で放出
されて、最初から24時間の間殺精効力を提供する。
熱可塑性の特性のため、隔膜は2つの方法、すなわち浸
漬コーティング法とメルト生成法によって作ることがで
きる。
実施例 本発明は、精子の膣頚部への接近を実質的に遮断し器具
からの拡散によって殺精剤または他の生物学的活性剤を
制御放出させるように、器具全膣内に配置させる構造の
使い捨ての器具を包含する。
第1図および第2図に示すように、本発明の使い捨ての
器具の望捷しい実施態様は、リム部(または外周部)1
)■に沿って弾性ポリマーのリング16によって支持さ
れた薄い弾性膜12からなる、無孔のドーム状隔膜10
である。隔膜10は、Nonoxynol L−9(N
 N 9 )のような殺精剤とポリエチレン・グリコー
ルのようゾよ水溶性ポリで−とを均一に混合した生物学
的に適合性の熱可塑性エラストマー(例えば、ポリエー
テル−ポリウレタン)からなることが望ましい。殺精剤
と水溶性ポリマーは拡散によって器具の表面へ移動する
、そして膣の流体と接触した際に制御された速度で膣内
に放出される。
殺精剤と水溶性ポリマーは器具のリングまたはドーム状
膜部に混合する、そして望ましい器具は同一組成のリン
グおよび膜部を有する。殺精剤を全体に均一に分散させ
た器具は、膣内における殺精剤の放出の独特で極めて効
果的な方法を提供する。殺精剤は、(1)射精表面上直
接ドームの外表面から、(2)リム部の回シに精子の移
動を防ぐために器具のリム部から、および(3)頭骨内
への精子の移動を最大限防ぐために頚部の周囲へドーム
の内表面から放出される。ポリエチレン・グリコールの
ような低分子量の水溶性ポリマーがNo丁]oxyno
l−9と共にEstane 5711+のようなポリエ
ーテル−ポリウレタン製の器具に混合される場合、該ポ
リマーは器具の表面に移動して器具の膣への挿入全促進
する潤滑膜を提供する。また、ポリエチレン・グリコー
ルの混合は、殺精剤の拡散全促進するこ量を増す。従っ
て、゛挿入時の器具からの膜対剤の迅速な初放出が、器
具挿入直後の性交の場合に効果的な膜対作用を提供する
〇 望ましい実施態様の隔膜は、十分な量のNonoxyn
ol−9f含み、それ全適当な速度で放出して、連続的
な性交動作の場合でも挿入直後および211時間の間効
果的な殺鞘作用全提供する。望ましい使用曲11]は2
1時間て゛あるけれども、本発明の器具はさらに長い捷
たは短い使用期間1屋内に膜対剤を放出するように設計
できる。
本発明の器具は安い熱可塑性ポリマーから製造されるた
め、それらは射出成形および浸漬コーティングのような
普通の方法によって低コストで大量生産することができ
る。器具が低コストであるので、本発明の器具は人口の
大きな削減に役立つことができる。
ここに開示した器具、特に熱可塑性エラストマーからな
シ、均一に分散したNonoxynol−9とポリエチ
レン・グリコール金倉む膣隔膜は、先行技包含される隔
膜は、最近の再使用式の隔膜に必要な補助的殺精剤の使
用に伴うへまを排除する。本発明の隔膜は、使い捨てで
あるため注意も保存の必要がないから、使用が便利であ
る。該隔膜は挿入直後および24時間の間効果的は避妊
全提供し、使用者にこの期間内のいずれの時間にかいて
も効力を信頼して製品を利用させ、従って他の膣避妊具
に必要なタイミング全排除する。該隔膜は、連続的性交
の場合でも有効な避妊を提供するのに十分な殺精剤を含
みかつ放出する、そしてそれらは比較的安価である。こ
こに開示した前記隔膜の利点は、この性質の製品の広汎
な使用者の容認をもたらす筈である。
本発明による器具は以下に詳細に説明J−る成分から調
製される。
A、ニジストマ一 本発明の器具は、殺精剤と望ましい場合における低分子
量の水溶性ポリマーと金均−な混合物として含む熱可塑
性エラストマーからなる。本発明のために使用する熱可
塑性エラスト7−は膣に適合性で放出きれる薬剤に透過
性である。ここに使用する用語「適合性」とは、ポリマ
ーが分解せず、機械的性質のかな9の損失があるように
膣の周囲の流体を吸収せず、捷だポリマー材料自身の吸
収をしないことを意味する。また、用語「適合性」とは
、胆道の領域における敏感な組織に有害な作用を与えな
いこと、およびエラストマーが混合されている薬剤およ
びポリマーに害を与えないことを意味づ−る○ 本発明の器具を調製するために、薬剤の適当な透過性を
有する全ての適合性の熱可塑性エンストで−を使用する
ことができる。しかしながら、ドームの成る程度の軟か
さとたわみ性、およびリングの弾性を得るために、平均
のショアーA硬度が約lIO〜90の熱可塑性エンスト
で−を使用することが望ましい。その硬度の廓も望まし
い範囲は60〜90である。候補となるポリマーまたは
エンストで−のもう1つの主機能パラメーターは、それ
らの機械的性質である。市販の隔膜材料の機械的性質に
基いて、望ましいポリマーは、必要量の殺鞘剤と他の添
加剤を添加したとき少なくとも約105Kg/7(15
00psj)の引張り強さと、少なくとも100の10
0%弾性率を有する必要がある。体温(57℃)におい
て良好な障壁強度およびリング弾性には、高分子量と高
軟化点が望ましい。
望ましい熱可塑性ニジストマーはポリエーテルまたはポ
リエステル結合をもったポリウレタンである0°最も望
ましい熱可塑性エラストマーは、ニスタン(Estan
e) 571 ’+ (米国のB、F、Goodric
b社製のポリウレタンを主成分としたポリエーテル)で
ある。ニスタンは、その優れた物理的および機械的性質
並びに低コスト及び良好な加工性に基いて隔膜用材料と
して選んだ。また、ニスタンは無毒性で非吸状性、生物
学的適合性であって、必要な殺精剤の放出に必要な薬剤
透過性を有する。隔膜におけるニスタンのパーセントは
、100から以下の説明するNonoxynoL −9
と水溶性ポリマーを引いた値である。
候補となる他のポリマー(限定を意図しない)としては
、他のポリエーテル−ポリウレタン・ブロック共重合体
(例えば、Pe1Letave )、ポリウレタン(例
えば、Biomer )、スチレン−ブタジェン・ブロ
ック共重合体(例えば、Kraton )、ポリ(エチ
レン−コープチル・アセテート)(例えば、Vynat
hene)、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、
テフロンなどがある。さらに、膣適合性であって本発明
に利用できる他の熱可塑性材料はwongによる198
1年9月1日付は米国特許第11.286.587号に
示されている。前記の材料は本発明の器具に望ましいも
のであるけれども、適当な機械的性質と薬剤透過性kn
4するイ]!!の熱可塑性ポリマーまたはそれらの組合
せの使用が本発明によって完全に企図される。
B、殺精剤 精子を殺す、不動にする、寸たは膣内の精子細胞を不活
性にするために、種々の殺精剤が本発明に使用される。
本発明の使用に最も望ましい殺精剤ハNonoxyno
l−9(これはノニルフェノキシポリエトキシエタノー
ルであって、現在米国にオイて膣調剤に最も広く使用き
れている殺精剤)である。適合性で水溶性の殺鞘剤はい
ずれも使用可能であるけれども、使用される他の殺精剤
としては、例えばp−ジイソブチルフェノキシポリエト
キシエタノール(Oct、oxynol) 、 p−メ
タニルフェニル・ポリオキシエチレン(8,F3)エー
テル(Menfegol)、モノラウリル酸ドデカメチ
レン・グリコール、および硫酸ラウリル・ナトリウムが
ある。GA、F社はNonoxynol−9f商品名I
gpa、ICo−630で製造している。) Mon5
anto社も5terox−NJ なる商品名で販売し
ている。他の殺精剤メーカーもある。
本発明の器具に含まれる殺精剤の量は、殺精剤の器具か
らの放出速度および殺精効力によって変わるo Est
ane 571+4 F−1,Nonoxynol−9
殺不青剤およびポリエチレン・グリコールからなる隔膜
なる本発明の望ましい実施態様において、使用されるN
onoxynol−9の量は器具の全重量を基飴にして
3〜7IO重量%(望筺しくは5〜15%)の範囲で変
わる。先行技術の膣調剤に使用されるNonoxyno
l−9の量および膣液体中の精子を不動圧させるのに必
要なNonoXynol−9の推定濃度に基いて、望ま
しい実施態様の器具は膣挿入直後の最初の1時間以内に
約lIomgのNonoxynol−9そして211時
間内に100〜L50mgf放出することが望ましい。
約9重量%のNonoxynoL−9’z金含有る本発
明の重重しい隔膜は前記の望ましい量のNonoxyn
ol−9f放出する。
C8水溶性ポリマー 水溶性ポリマーに関して、ろう質の低分子量化合物が器
具の表面に移動して体との接触潤滑全提供するので、本
発明に望ましい。従って5それらのワツクヌは体温近く
、またはそれ以下の温度で融解して所望の潤滑を提供す
る必要がある。水液性、低分子量のポリマーの混合も、
殺精剤の放出時に別の拡散通路を提供することによって
殺鞘剤の器具からの放出速度全変化させる。
本発明に望ましいポリマーは600〜6.000の分子
量を有するポリエチレン・グリコールである。ポリエチ
レン・グリコールの最も望ましい分子量は約11150
である。このポリマーは、9重量%のNonoxyno
l−91jH含有するEstane 5714F−IL
かも1よる隔膜の表面へ移動して潤滑膜を形成する5そ
して1ionoxynol−9の全放出速度およびその
初期放出量を変える。NonoxynoL−9の隔膜か
らの初期放出量の増加は、隔膜挿入直後の性交の場合に
おける効力を高める。
殺精剤自身の表面コーティングまたはポリエチレン・グ
リコールのような低分子量、水溶性ポリで−との併用も
、本発明の器具にポリマーを添加することに関して前述
した望ましい特徴を与えるために採用される。
望ましい実施態様のEst+ane 57111F−1
隔膜へのポリエチレン・グリコールの添加量の望ましい
範囲は器具の全重量を基弗にして25重量%以下である
ー。9重量%のNonoxyool−9を含有するEs
tane 571 +1 F −1隔膜に添加される平
均分子量11! 50のポリエチレン・グリコールの望
筺しい量は約10〜15重量%である。
D、殺精剤の放出機構 本発明の器具からのNonoxynol−9の放出は生
体外法および生体内法の両方によって確認された。
最初の1時間以内に約llomyのNonoxynol
−9そして211時間以内に約100〜150+++g
の所望のNonoxynol−9の放出をする組成物全
評価するために、次の生体外法を利用した。要約すると
、Nonoxynol−9の生体外法の放出は、試料ま
たは器具全蒸留水や食塩水のような水性媒−質中に入れ
、その溶液’z57℃の浴中で平衡させ、一定の時間間
隔でその溶液を試料採取することによって測定された。
それらの採取試料は紫外線分光光度計によって分析する
、そして各試料中のNonoxynol−9濃度は、適
当な波長における吸光度とNonoxynol−9濃度
との関係の標阜ベールの法則による検定プロットから決
定される。水溶性ポリで−としてポリエチレン・グリコ
ールが使用されると、それは妨害吸収を生じなくて、分
析は端的である。
tJonoxynoL−9濃度全縦軸そして時間を横軸
にプロットすると、それは時間と共に器具からのNon
oxynol−9の放出を表わす。
本発明の器具から生物学的活性剤の放出は、フィックの
法則によって記載される第一次の放出速度論によって表
わされる。既知形状の膜試料が分析に使用される場合、
ポリマー膜に溶解または分散された薬剤の透過性は、ス
ラブから分散薬剤の放出に対する次のフィックの法則か
ら決定される:ここでCoは薬剤充てん量、lは膜の厚
さ、Mtは時間tにおいて放出される薬剤の質量、M〜
は時間無限大において放出される薬剤の質量、そしてt
は時間である。
トすることによって、透過性の積、D−CSは曲線の初
直線部分の勾配として決定される。次に、透過性の積は
薬剤の所望放出を得るのに必要な薬剤充てん量Cof決
定するのに使用することができる。
以上の決定に基いて、本発明の望ましい器具からの薬剤
の所望放出速度全提供する薬剤とポリマーの組合せを選
ぶことができる。Nonoxynol−9に類似した殺
精活量(効力)を有する殺精剤に対して、望ましい器具
は10〜10fi/cm・sec。
11 望ましくは約10!i/c1n・secの薬剤透過性(
D・Cs) を有することになる。
生体内で本発明の望ましい実施態様の隔膜、すなわち9
重量%のNonoxynol−9および14重量%のポ
リエチレン・グリコール(分子量11450 )を含む
Estane 5711L F−1なる隔膜からのNo
noxynol−9の放出は、次の方法によってヒヒで
測定されたo[:c’ll’e有するNonoxyno
l−9をNonoxynol−9の重量の0068%の
レベルで前記隔膜に混合した。器具全ヒビの膣に挿入し
、特定の時間後に取り出して、隔膜に残留するNono
xynol−9の量を液体シンチレーション計数器によ
って測定した。次に所定の試験期間中に放出したNon
oxynol−9の量は、隔膜への充てん量と生体内に
装置した後、隔膜に残るNonoxynol−9の量と
の差から決定される。
E、製造方法 次に、熱可塑性ポリマーおよびエラストマーから本発明
の望ましい器具でさる膣隔膜の優れた製造法を説明する
。説明は望ましくて便利な製造法に関するものであるが
、前記隔膜〉よび他の本発明の包含する器具全製造する
ために種々の他の方法を用いることができる。
製造法における第1の工程は隔膜の成分を均一ブレンド
に混合することを・含む。これは、それらの成分をテト
ラフルオロフランのような適当な溶媒に混合または溶解
する、またはそれらの成分全高温で周知の方法で混合す
ることによって行なう。
混合した材料は次に溶媒または水分を除去するために十
分に乾燥して、後述の製品に射出成形する。
熱可塑性エラストマーから膣隔膜全製造する方法は先行
技術として周知である。米国特許第2β97,057号
は、熱可塑性材料の薄いシートを押出で成形した円形リ
ング上に配置し、高温でその薄いシートをドーム状に機
械的に成形し、それ全リングにシールすることによって
使い捨ての隔膜を製造する方法を開示している。米国特
許第化093. ! 90号は射出成形によって隔膜リ
ングの形成法を開示している、そして別の材料シートか
ら隔膜障壁を成形し、それをリングにシールするために
高温において真空または圧力の使用を含む。
上記の方法は本発明の器具の製造に使用することができ
るけれども、ここに開示する優れた隔膜製造法は、先行
技術にかける隔膜障壁材料シートの別の製造工程および
該シート全隔膜リング上にシーリングすることを排除す
ることによって先行技術より優れた方法である。本発明
の望ましい方法により、隔膜リム部は、リム部の中心を
塞ぐ平らな薄膜と共に単一工程で射出成形される。簡潔
にこの器具全説明するため、ここで用語「前隔膜」を用
いる。隔膜のドーム状部分は、射出成形した前隔膜の中
心膜部全高温で圧力、真空または機械的手段によってド
ーム状に変形することによって成形される。
特定の製造法は、望ましい材料をそれを軟化するのには
十分高いが材料の成分の劣化または化学反応を防ぐこめ
に十分低い温度に加熱することを含む。その特定の加熱
i’7iu度は口材の組成によって変わる。9重量%の
NonoxynoL−9と111重量%のポリエチレン
・グリコール(分子量I 1150 )を含むEsta
ne 571 +1F−1の射出成形温度は155〜1
50℃の範囲内である。射出成形後、前隔膜からばり金
切り取り、それ全ドーム成形のために使用する隔膜の型
の環状グループに入れる。
その前隔膜は次に適当な方法で加熱して、それ全型の中
へ成形する前に軟化する。ドームを成形する望ましい方
法はその軟化した前隔膜に圧力または真空を加えること
である。
以上説明した製造法は本発明の隔膜に極めて望ましいけ
れども、隔膜または本発明の包含する他の器具全製造す
るために技術的に周知の他の方法も使用することができ
る。例えば、器具は、ガラス管のような適当なマンドレ
ル全揮発性有機溶媒中の所望成分溶液内へ連続的に浸せ
きする浸ぜきキャスティング法によって製造することが
できる。
そのガラス管上に所望厚さの膜が沈積したとき、膜が完
全に乾燥する前に、膜を管の先端へ転がり落として、器
具のリム部を形成するために放置する。この方法で製造
した器具は、次に溶媒の痕跡を除去するために十分に乾
燥する。
浸せきコーティング法によって製造された隔膜の弾性、
性質および寸法は工程内でS<の変数を受ける。浸せき
の回数および溶液中のポリマー濃度が障壁の厚さを決め
る。浸ぜきの累積深さ、浸せきシーケンスおよび溶液か
らの取出し速度がリングの大きさと弾性を決める。
ヒヒにおける試験用の大きさに作る隔膜に対して、次の
浸せき工程を決定した。
全直径1114.2鰭、平均の障壁厚さ0203喘、リ
ング直径化52咽、そして障壁の深さ1651喘の隔膜
が、直径ウラ喘のガラス管i11回10゜9.8および
7C1nの深さに浸せきし、その膜を浸せきの間に乾燥
させることによって、製造される。
ガラス管は溶液から(2)つくり取シ出すて、浸せきの
抜道さにして乾燥する。膜は次にガラス管全回転してそ
の先端へ運び、そこで2)1時間乾燥させる。次に、そ
の隔膜は取り外して、真空炉内で211時間乾燥する。
F、試験 本発明の隔膜はヒヒとウザギの生体内で評価された。N
onoxynol−9の生体内の放出、頚部および子宮
への移動、および膣の吸収並びに排出が液体シンチレー
ション計数器を使用して示された。
ヒヒにおける効力の研究は、対照隔膜が膣内の適当な位
置に保持されたときだけ有効な殺精器具であったが、N
onoxynol−9を添加した隔膜は、その殺精効力
の結果として性交中に排出したときでも殆んど常に有効
であったことも示した。さらに、試験した隔膜のいずれ
も膣の刺激の徴候は全く示さなかった。
本発明の隔膜は、他の薬剤を制御された速度で放出する
ために利用できる。これらの薬剤は避妊効力を改善する
だめのステロイド、および淋病、ヘルペス等のような膣
および関連の感染を処理または防ぐための抗菌物質を含
むことができる。また、膣隔膜は抗生物質、制がん剤、
心血管剤などを含む他の薬剤を放出するためても使用す
ることができる。隔膜に他の薬剤・が混合される場合は
、本発明の殺精剤放出用隔膜とは異なる組成になる。
ニスタンはなお使用されるが、他の成分が多分変わるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の隔膜の斜視図;そして第2図は第1図
の直線2−2についての隔膜の垂直側面図である。 第1頁の続き イ し 0発 明 者 0/<−ト・エイ・キャ アスパー イ メリカ合衆国アラバマ州バーミンガム・アプト105・
ノくイ・す゛ンジ会ドライフ゛929 メリカ合衆国アラバマ州バーミンガム・ブロードウニ・
アベニュー419

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 外周部と該外周部に結合された弾性リング部を有
    し、有効量の熱可塑性エラストマーと殺精剤の均一ブレ
    ンドから成形された無孔、可とり性障壁部分からなり; 膣内に配置されたとき、前記殺精剤を制御された速度で
    膣内へ放出して効果的な殺精作用を所定の時間の間提供
    することを特徴とする使い捨ての、殺精剤を放出する膣
    内避妊器具。 2、有効量の熱可塑性、ポリエーテル−ポリウレタン・
    エラストマー、殺精剤、および600〜6,000の分
    子量ケ有する水溶性ポリマーの均一ブレンドから成形さ
    れた障壁部分からなることを%徴とする使い捨ての、殺
    精剤を放出する膣内避妊器具。 3、(a) 有効量の熱可塑性エンストで−と殺精剤と
    を混合して均一ブレンドを生成する工程と、 (b) 前記ブレンドを、中心部を塞ぐ薄膜と外周部の
    回シの弾性リム部を有する器具に成形する工程と、 (C) 前記薄膜をドーム状に成形する工程からなるこ
    とを特徴とする制御された速度で殺精剤を放出する使い
    使ての膣隔膜の製造方法。 4、(a) 有効量の熱可塑性ポリエーテル−ポリウレ
    タン・エラストマー、殺精剤、および分子量が600〜
    6.000の水溶性ポリマーを一緒に混合して均一混合
    体を生成する工程、(b) 前記混合体を、該混合体を
    軟化させるのに十分高い温度であるが、前記のエラスト
    マー、殺精剤およびポリマーの劣化を防ぐために十分低
    い温度で射出成形して、前隔膜を成形する工程、 (C) 前記前隔膜を膣障壁に必要な形状の型に入れる
    工程、 (d) 前記前隔膜を軟化する工程、 (e) 前記前隔膜全前記型内で変形させて膣障壁を成
    形する工程、ふ・よび (f) 前記型から前記膣障壁を取り外す工程からなる
    ことを特徴とする使い捨ての、殺精剤を放出する膣障壁
    の製造方法。 5、(a) 有効量の熱可塑性ポリエーテル−ポリウレ
    タン・エラストマー、殺精剤、訃よび分子量が600〜
    6.000の水溶性ポリマーk −緒に混合して混合体
    全生成する工程、 (b) 前記混合体中に、管を所定の回数、後になる程
    浅くなるように浸せきして管の上に膜を形成する工程、 (C) 前記浸せきの間に前記浸せきした管を乾燥する
    工程、 (d) 前記管から前記膜を除去する工程、および (Q) 前記膜を乾燥する工程からなることを特徴とす
    る使い捨ての、殺精剤を放出する膣隔膜の製造方法。
JP59144535A 1983-07-14 1984-07-13 使い捨ての殺精剤放出隔膜 Granted JPS6036050A (ja)

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