JPS6035654B2 - 写真機 - Google Patents

写真機

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JPS6035654B2
JPS6035654B2 JP51119247A JP11924776A JPS6035654B2 JP S6035654 B2 JPS6035654 B2 JP S6035654B2 JP 51119247 A JP51119247 A JP 51119247A JP 11924776 A JP11924776 A JP 11924776A JP S6035654 B2 JPS6035654 B2 JP S6035654B2
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aperture
exposure
light
flash
field light
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ジヨージ,ダーキイ,ホワイトサイド
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Polaroid Corp
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Publication of JPS6035654B2 publication Critical patent/JPS6035654B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/16Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly in accordance with both the intensity of the flash source and the distance of the flash source from the object, e.g. in accordance with the "guide number" of the flash bulb and the focusing of the camera

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Shutters For Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は写真機、特に周辺光照明、閃光照明の両条件で
使用可能な写真機であって、閃光照明の光源を結合した
ときその露光特性が自動的に変化するような露光制御シ
ステムをもった写真機に関する。
背景技術 光感応式目動露光制御システムは、写真技術分野ではよ
く知られており、露光時間を制御するために以前から使
用されている。
そのような露光制御システムは、一般的に、被写界光線
がフィルム面に達するのを妨げる第1位置とアパチャー
の最大面積を画定する第2位置との間の所定の経路にそ
って移動するシャツタ羽根組立体を制御するために、使
用されている。1965年8月17日付でJ.M.To
pazに付与された“シャツ夕・タイミング装置”ぐS
hutterTimi増Apparat船”)と題する
米国特許第3,200,723号により詳細に発表され
ているような閃光照明光源と結合して使用する場合には
露光制御システムの動作特性を変化させることが望まし
いことが多い。
上記米国特許の制御システムでは閃光撮影動作中露光誤
差を減らすようにその動作特性が変化する。そうしなけ
れば、露光制御システムが、周辺光照明条件、即ち照度
が時間的にほぼ一定な条件で適切に動作するよう鮫正さ
れている結果として閃光撮影の場合に露光誤差が生じる
ことになるのである。このように、露光時間が光線積分
制御回路によって制御される場合には、露光を終端させ
るよう上記回路をトリガーするのに必要な光の量を減じ
それによって閃光装置で被写体を照明するときフィルム
に入射する光量の誤差を減少させあるいは除去する手段
が設けられている。最近、カメラのフオーカシング機構
に絞り調節装置を機械的に結合した「フオローフオーカ
ス」機構と称するものを組み込んだ露光制御システムが
ある。
この場合、カメラから被写体までの距離に合った正しい
篤v点を得るためにレンズフオーカシング機構を動かせ
ば、フオーカシングに呼応して適切な露光アパチャーを
得るようフオローフオーカス制御システムの結合機構も
動き撮影される被写界の予想光線レベルにしたがって露
光アパチヤーがセットされるようになっている。使用す
るフラッシュ・ランプの特性がわかつているので、撮影
される被写体の予想光線レベルは、被写体までの距離の
関数として変化するのである。光線積分制御回路を介し
て被写界光線に応答すると共に、フオローフオーカス設
定を介して被写体距離に応答する自動露光制御システム
が、1969年9月2日付でデビットソン(Davi船
on)その他に付与された米国特許第3,464,33
2号‘こ記載されている。
この特許の露光制御システムにおいては、フィルム面へ
光を通すアパチヤー関度はカメラの焦点操作にしたがっ
て自動的に選択され、それから露光時間が、露光アパチ
ャ−と露光時間との間の独特な相互関係を設定するよう
光検出積分ユニットで制御される。この種のシステムに
おいては、周辺光モード制御は単に被写界光照度に応答
して行なわれ、閃光モード制御は、被写界光照腹と被写
体距離双方に応答して行なわれることが好ましい。した
がって、両方の撮影モードに適合できる光線応答性を備
えることが重要である。周辺光撮影時の均一照度と閃光
撮影時の不均一照度の間の相違のために、周辺光露光制
御と閃光露光制御とを両立させねばならないという難問
がある一方、周辺光撮影と閃光撮影との両モード‘こお
いてシャツタ機構の動作にちがいがあり、それによる別
の問題が生じる。たとえば、走査式の2枚羽根シャツタ
機構において、シャツ夕羽根が有効アパチャーを広げる
方向へ動いている間に、光線積分制御回路から、露光時
間を終了させるためのシャツタ羽根閉成指令信号が送ら
れるのが普通である。したがって、シャツ夕組立体の前
進運動量が打ち消されるまでは、羽根は閉成位置へ戻り
始めることができない。したがって、シャツタ機構の第
1開ロによって決まる有効アパチャーが、光線積分回路
から閉成指令信号が送られる時の値よりさらに増加した
後開成位置に向って反転移動するため、かなりの露光過
剰が現われる。シャツタ羽根の第1関口より前に開く光
電池スィープ用第2閉口を設けるという広く知られた方
法を用いれば、シャツタ羽根の行き過ぎによる第1閉口
の増大による露出過剰を補償することができる。しかし
、人工照明光源が使用される閃光撮影時には、露光時間
を終了させる指令信号を受ける前にシャツタ羽根は、フ
オローフオーカスによって定まる最大有効アパチャー位
置に達するのが普通である。したがって、露光時間を終
了させる指令信号を受けた時、シャツタ羽根は既にフオ
ローフオーカス設定点で停止しており、指令信号を受け
た時、シャツタ羽根がァパチャー画面位置から行き過ぎ
ることはない。したがって、シャツタ羽根の行き過ぎを
見込んで開成指令信号を発生するように考慮された前述
の補償装置をそのまま用いると、シャツタ羽根の行き過
ぎのない閃光撮影モードにおいては露出不足となる。結
局、周辺光撮影モード用の内蔵補償機能は、閃光撮影モ
ードにおいて適切なフィルム露光を得るためには不適当
になる。発明の目的及び開示 以上述べたように、シャツタ羽根の第1開□を介してフ
ィルム露光面に入射する被写界光量を光電池スィープ用
第2関口により検出して露光時間を制御する型式の写真
機においては、前記第2関口を介して入射する光量がフ
ィルム露光の適正光量に相当する値に達したときシャツ
タ羽根を閉成状態に移動させる閉成指令信号を発生して
露光時間を終了せしめると、周辺光撮影モード‘こおい
ては前記指令信号が発生した後もシャツタ羽根はその慣
性によって行き過ぎ前記第1関口の大きさがさらに増大
した後閉成状態に向って反転移動するので増大した第1
開□を介し入射する被写界光により露出過度となる。
従来写真機においてはそれを補償するため光電池スィー
プ用第2閉口を第1閉口より先行して開き始め、前記閉
成指令信号の発生時期を早めている。それにより、光電
池スィープ用第2閉口が第1関口より先行して大きくな
るため第2閉口を介した入射する被写界光量が適正露光
量に達した時点においては、第1閉口を介してフィルム
露光面に入射する被写界光量はまだ適正露光量に達して
いないが、その不足光量はシャツタ羽根閉成指令信号が
発生した後もシャツタ羽根が慣性によって行き過ぎ増大
した第1開□を介して入射する光量により補償され、シ
ャツタ羽根が実際に閉成状態となるまでに第1開□を介
して入射する被写界光の総量が適正露光量となるように
している。しかしながら、閃光撮影モード‘こおいて、
フオローフオーカスシステムを備えたカメラにあっては
第1開口の大きさが被写体距離に応じて調整され、閃光
照明はシャツタ羽根が移動して第1開□の大きさがその
調整された値となるような位置に停止した後に点火され
、先行して相対的に大きな閉口となっている第2開口よ
り入射する被写界光が適正光量に達したとき前記閉成指
令信号が発生し、それに応じてシャツタ羽根は直ちに閉
成状態に向って移動し行き過ぎによる第1関口の増大が
ない。このため、第1関口を介してフィルム露光面に入
射する被写界光量がまた適正露光量に達してない、状態
でシャツタ羽根が直ちに閉成するので逆に露出不足とな
る。本発明はこの問題を解決して、閃光撮影モー日こお
いても露出不足とならないようにすることを目的とする
。本発明の上記目的は、フィルム露光面に被写界光を入
射させる露出用第1開□よりも、被写界光量を検出する
ための光電池スィープ用第2関口を先行して開きはじめ
、第2閉口を介して入射する被写界光量、すなわち第2
閉口を介して入射する被写界光の時間積分信号を、適正
露光量に相当する基準信号と比較して前者のレベルが後
者のレベルに到達したときシャツタ羽根閉成指令信号を
発生するようにし、また閃光撮影モードーこおいてシャ
ツタ羽根の第1開口の形成する最大閉口寸法を被写体距
離に応じて調整された値に制限するようにしたカメラに
おいて、閃光撮影モードに設定したとき閃光照明源を前
記シャツタ羽根がその第1関口が前記制限された最大関
口寸法を画定する位置に到達した後点火させるようにし
、前記被写界光の時間積分信号と比較される前記基準信
号のレベルを周辺光撮影モードのときに較べて閃光撮影
モードのときは高くすることにより達成される。本発明
の特徴は、今後の説明で明らかにされる。したがって、
本発明を形成する機構、システムの構成、素子の組合わ
せ、部品の配列などは以下に詳しく説明する。対物レン
ズを取り付けたハウジングを有し、そのハウジングによ
ってフィルム露光面が決まるタイプのカメラに用いるた
めに、本発明は露光制御システムを提供する。
この制御システムは、第1位置と第2位置の間に所定の
通路にそって移動できる羽根組立体を有し、その羽根組
立体は、第1位置では、被写界光線がフィルム面に達す
るのを妨げ、第2位置では、最大アパチャー寸法を定め
る。羽根組立体は、撮影露光周期の間にその第1位置か
ら第2位置方向へ移動するにしたかって大きくなる開□
部の範囲を設定する働きをする。前記所定の通路にそっ
て羽根組立体を移動させる手段も設けられている。この
移動手段は、選択的に作動して、撮影露光周期の最初に
羽根組立体を第1位置から第2位置へ所定の通路にそっ
て移動させることができる。被写界光線の時間積分値に
相当する出力信号状態を得るために、撮影露光周期の開
始に伴ないカメラに入射する被写界光線を検出する光線
検出積分手段が設けられている。羽根組立体が所定の通
路にそつて第1位置へ戻るように移動手段を作動させる
ために、撮影露光周期の開始後に積分手段の出力信号状
態の特定な変化に応答する手段も設けられている。本発
明の特質と思われる新しい特徴については、特許請求の
範囲に詳細に記載されている。
しかし、本発明の構成と動作方法や、その目的、利点な
どは、図解実施例に関する以下の説明、添付図面によっ
て十分理解できる。各図面において、同一部品を示すた
めに同一番号が用いられている。実施態様の説明 第1、第2図で、ハウジング11に納まっているカメラ
ー川こ、本発明の露光制御システムが結合されているの
が見られる。
鋳物のベースブロック12はハウジング11内に固定さ
れ、露光機構13を支持するために必要な機械加工が施
されている。べ−スブロツク12の前面と上面はカバー
部14に囲まれ、そのカバー部には少なくとも1個の開
□があって、その関口から、手動調節式焦点べ−ゼル2
2が延びている。システムの最大有効露光ァパチャーの
上限を画定める露光用閉口16が、ベースフロック12
内の中央に置かれている。対物レンズ18は、露光用開
ロー6と所定の間隔で重なり合うように置かれる。
対物レンズ18は複数個のェレメントからできてもよく
、それらは、内ねじを切った焦点べーゼル22にねじ込
むために外ねじを切った円筒形レンズマウント20に保
持される。ハウジング1 1の光路の中心軸24にそっ
てレンズ18のェレメントを移動させるために、焦点べ
−ゼル22はハウジング11に対して回転できるように
作られている。中心軸24は第2図に示され、図の紙面
と垂直方向に向いている。したがって、篤点べーゼルを
手動で回転させると対物レンズのェレメントが移動し、
露光用開ロ16を通った作像光線を後方に位置するフィ
ルム面26に反射鏡28を介して結像させることができ
る。なお上記各部は、ハウジング11内の適切な遮光フ
ィルム露光室3川こ設けられている。対物レンズ18と
露光光東通過用開口16の間に、2枚のシャツタ羽根3
2,34が重なり合って取り付けられている。
このシャツタ羽根については後でさらに詳細に説明する
。露光周期開始ボタンS,が前面カバー14のところに
出ており、このボタンを押すと、シャツ夕羽根32,3
4が解放されて露光周期が始まる。さらにファインダ2
5が設けられており、これにより被写界を希望の構図で
撮影することができる。羽根32,34にはそれぞれ被
写界光導入用第1開□36,38が設けられているので
、一方の羽根が他方の羽根に対して縦横同時変位するに
従って、両開口が対になって協働して最大有効アパチャ
ー開度からの漸進的変化を決めることができる。
この方法については、197ぷ王7月2日付で“Cam
era With PivotingBlades”と
題してGorge○.Wh;tesideにより出願さ
れ、本願と同一承継人に譲渡された米国特許出願$er
ial番号第585,128号に詳しく説明されている
。関口36,38は露光用閉口16に重なるように作ら
れており、徐々に変化する有効アパチャー面積は羽根3
2,34の位置の関数として決まる。さらに、羽根32
,34には、それぞれ40,42で示される光電池スィ
ープ用第2開□を設けることができる。
第2閉口40,42は、被写界光導入用第1閉口32,
34に対応する形に作ることができる。この第2閉口部
40,42は、第1関口36,38に対応して動き被写
界からカバー14の第2関口43を通って入る光を通す
第2の小さい有効アパチャーを画定することは容易に理
解されよう。光電池用第2閉口40,42を通過した光
は44で示される光検出段へ導かれる。この光検出段は
光感応素子46を備えており、この光感応素子と第3図
の光線積分制御回路を組合わせることにより、重なり合
った光電池スィープ用閉口42,42によって定まる第
2有効アパチャーを通して受光された光線量の関数とし
て、露光期間が終了する。露光用関口16から横方向に
ずれた位置に、ベースブロック12からピポツト・ピン
48が突出しており、このピン48は、シャツ夕羽根3
2,34にそれぞれ備えられた横長スロット50,52
に回転可能にかつ移動可能に係合している。
ピン48はベースブロック12と一体鋳造で作ることも
可能であり、ピン48の先端を叩きつぶして広げるなど
の適当な方法を用いて、はめ込まれた羽根32,34と
ピン48との係合がはずれないようにして羽根32,3
4を支えるようにすることができる。羽根32,34は
それぞれの反対側の端に延長部を備えており、そこで可
動ビーム54と枢動可能に接続される。ビーム54はピ
ボット・ピン56に枢動可能に接続されて、ベースブロ
ック12に対して回転できるように配置されている。な
お、ピボット・ピン56は、露光用関口16から横方向
にずれた位置にベースブロック12と一体的に鋳造して
もよい。可動ビーム54は、緊締ワッシャ58を用いる
など普通の方法でピン56に枢動可能で支持される。可
動ビーム54は、その両端でそこから横に突出している
ピン60,62によってシャツタ羽根32,34と松動
可能に接続されることが好ましい。ピン60,62は断
面が円形で、各羽根32,34のそれぞれの丸穴64,
66に差し込まれ、弓形スロット68,70の中を自由
に滑り動くようになっているのが好ましい。弓形スロッ
ト68,70はベースブロック12に一体的に形成して
もよい。この弓形スロット68,70によって、露光制
御システムの操作中に羽根32,34がピン60,62
からはずれるのを防ぐことができる。ソレノィド72で
構成された電磁吸引装置が、シャツタ羽根32,34の
相互位置を変えたり、ベースブロック12との相対位置
を変えるために用いられる。ソレノイド72は普通のタ
イプのもので、内部から円筒プランジヤ・ユニット74
が出ており、第3図の76で示されるソレノィド・コイ
ルに電流が流れると、このプランジャ・ユニットはソレ
ノィド本体の内部に向かって引っぱられる。プランジャ
74の長手方向変位によって可動ビーム54がピボット
・ピン56の回わりを回転してシャツタ羽根32,34
が適切に変位できるように、プランジャ74と可動ビー
ム54はピポット・ピン78を用いて結合されている。
ソレノイド72はベースフロック12上で引張りばね8
0の上方の位置に固定されており、引張りばね80の機
能は、露光用関口16上で最大有効アパチャーが定まる
位置に、羽根32,34を常に強制しておくことである
。ばね80の可動端は可動ビーム54にピン82で取り
付けられ、固定端はベースブロック12に取り付けられ
ている。このように上述のばねを取り付けることによっ
て、本発明の露光制御システムはシャツタ羽根32,3
4を常に開成位置の方に強制するように作られている。
本発明の装置では、ソレノィド72が付勢された時、シ
ャツタ羽根32,34は開成位置から第2図の閉成位置
へ引き寄せられる。
その結果、ばね80の力によってシャツタ羽根32,3
4が最大アパチャー開度へ向かおうとする運動は、ソレ
ノィド72の作動によって阻止される。しかしながら、
羽根32,34がばねで上述の例とは逆に常閉位置にバ
イアスされた写真機においても、本発明の露光制御シス
テムが採用可能なことは容易に理解できよう。シャツタ
羽根32,34を閉成位置に保つためにソレノィド72
の付勢を続けるということは、第3図の98で示される
カメラ用電源(電池を使用するのが好ましい)の浪費を
伴なうので好ましくない。
したがって、ソレノィド72の付勢とは無関係に羽根3
2,34を閉成位置に保つために、84で示される機械
的ラッチを可動的に設けて、それが可動ビーム54の側
縁と係合するようにしてもよい。ラツチ84の構造、機
能に関する詳細は、1975年3月3日付で“Phot
og的phicApparat瓜WithSequen
CingS*tem”と題してB, K, Jonso
nとD.VanMienとG.P.Whiにsideと
により出願された米国特許出願番号第554,777号
に記載されている。図に90で示されるような1列に並
んだフラッシュ・ランプ列を備えた人工照明光源と組合
わせて、カメラ10を使用することができる。このフラ
ッシュ列9川こは複数個のフラッシュ・ランプ91が間
隔をおいて並べられており、各ランプはそれぞれ各自の
端子92に接続される。フラッシュ列90はカメラ・ハ
ウジング11のソケット86に差し込まれ、ソケット8
6はまた複数個の端子88を備えている。フラッシュ列
90はソケット86へ差し込みあるいはソケットから抜
くことができ、その方法については、1973王9月1
1日付でJohnBurgarellaに付与され、本
願と同一の承継人に譲渡された、“Photonach
Appara加s”と題する米国特許第3,757,6
43号に詳しく説明されている。たとえば、フラッシュ
列90の個々のフラッシュ・ランプ91を用いるような
、照明持続時間が比較的短かし、人工照明条件下では、
カメラにおける予測光線レベルは、フラッシュ・ランプ
91の既知の特性と、被写体・光源間の距離とに依存す
る。
フラッシュ列90がソケット86に差し込まれている場
合、フオローフオーカスシステムが作動し、それによっ
て、シャツタ羽根32,34は最大有効ァパチャーへ向
って漸進的に変位し、対物レンズ18から被写体までの
距離にしたがって、その最大有効アパチャーが決まる。
このようにして、カメラ10から被写体までの距離に対
する正確な焦点を得るために焦点べーゼル22を回わす
と、フオ。−フオーカス機構(図に150で示す)が移
動して、仮想線148で示される軌道にそってフオロー
フオーカス阻止ピン146を適当に変位させる。フオロ
ーフオーカス阻止ピンI46は、可動ビーム54の側辺
に当ってビームの運動を阻止するように選択的に作動さ
せることができるが、これは公知の方法であり1970
王2月28日付で蛇orgeD.Whitesideに
よって出願され、本願の承継人と同一の承継人に譲渡さ
れた‘IExposure Control Syst
em With ImprovedFollow Fo
C船 Capabmり For Photograph
iCApparat船”と題する米国特許出願番号第5
54,777号にも詳しく記述されている。
このようにして、カメラ10から被写体までの距離に対
応する種々の最大有効アパチャーを画定する各位暦で、
フオローフオーカス阻止ピン146によって可動ビーム
54を阻止することができることが明らかである。第3
図に示された配線図は本発明の露光制御システムの一実
施例に関するもので、95で表わされる被写界光検出積
分回路が含まれている。
回路95の出力信号は、最終的にはソレノイド・コイル
76の動作を制御する露光制御回路96へ導かれる。回
路96に光感応素子46が含まれているが、入射光の照
度レベルに応じて出力信号を発出させる種類の光電池を
この光感次に素子として使用してもよい。光感応素子4
6は、カメラのレンズ系の視野に一致する被写界の光線
レベルを評価するよう方向づけられてし、て、漸進的に
変化するアパチャー面積の変化に同期しかつそれに対応
して光感応素子46に到達する被写界光の量を変える前
記アパチャー走査装置と結合して動作する。光感応素子
46は入力線136,138を通して増幅器104に接
続される。増幅器104は、演算増幅器と呼ばれている
種類のものであって、数多し、種類の中でも小型に作ら
れたものが好ましい。理想的に考えれば、この増幅器1
04は無限大利得、無限大入力インピーダンス、ゼロ出
力インピーダンスを持つ。さらに、演算増幅器104の
動作電源は、相互接続された供給源100とアース線1
02を通して電源98から供給される。演算増幅器10
4の入力線136と出力線108との間に接続された積
分コンデンサ106を有する帰還路によって、光感応素
子46は、電流モードで動作するために見かけ上の低イ
ンピーダンス状態で動作することができ、光感応素子4
6で発生した電流はほとんどその内部インピーダンスだ
けによって制限される。このような負荷条件において、
光感応素子46は演算増幅器104およびコンデンサ1
06と協働して該素子46に入射した被写界光照度の時
間積分値に対応する好ましい線形出力を供給することが
できる。光感応素子46によって入力線136,138
間に供給される電位差が出力線108に電圧を発生させ
る。
光感応素子46の出力電流が比較的4・さし、場合、増
幅器104の入力電圧は比較的低くなり、この低入力電
圧は、増幅器の相対的な高利得特性の作用を受ける。し
たがって、増幅器104の入力インピーダンスは非常に
高いが、光感応素子46は現在説明中の回路に接続され
た時、非常に低いインピーダンスの回路に相対する。し
たがって、光感応素子46の出力電流は帰還路へ導かれ
る。光検出積分回路95の出力線108は、シュミット
・トリガなどの従来からある回路構成のレベル検出器1
10の入力端に接続される。検出器110に対する定常
状態基準入力電圧レベルは、電源供給線100と入力線
108′の間に接続された第1の抵抗112、入力線1
08′とアース線102の間に接続された第2の抵抗1
14からなるバイアス装置によって決まる。レベル検出
器110からの出力信号は、周知の方法で、線144と
トランジスター45を介してソレノイド・コイル76を
付勢するように接続される。トランジスタ145のェミ
ッ外ま接地され、コレク外まソレノイド・コイル76を
介して電源線100に接続される。バイアス抵抗112
,114によって定まる線108′の基準電圧レベルは
、抵抗112と2列に接続されたNPNトランジスタ1
16を備えたスイッチング手段によって変化させられる
。トランジスタ116のェミツは線118を介して基準
線108′に後続される一方、コレクタは抵抗119を
介して電源線100に暖緩される。トランジスタ116
はトランジスタ120に制御されるがトランジスタ12
0のコレク外まトランジスタ116のベースに接続され
る。トランジスター20のェミッタは線122を介して
基準線108′に接続され、コレクタは抵抗124を介
して電源線100に接続される。トランジスター20の
ベースは抵抗130を介して電源線100‘こ接続され
る。トランジスタ120のベースはまた線132、抵抗
128を介してフラッシュ列用ソケット86の端子88
′に接続される。フラッシュ列用ソケットの端子88′
の隣に別の端子88″があり、この端子88″は線13
4を介してアース線102に接続される。レベル検出器
110の出力信号は、線144、トランジスタ145を
介してソレノィド・コイル76を付勢するように接続さ
れる。第3図のフラッシュ列に関してもう少し詳しく触
れると、間隔を置いた2個の端子92′,92″があっ
て、この2個の端子は短絡片94によって電気的に接続
されている。ソケット86にフラッシュ列90を差し込
んだ時に短絡片94の機能については、以下の説明で明
らかになる。同種の短絡片は今までにも使用されていた
が、その目的については米国特許第3,757,643
号に記載されている。残りの各端子88は、米国特許第
3,61& 492号‘こ示されているような種類のフ
ラッシュ順序回路151に、線152を介してそれぞれ
接続される。本発明の露光制御システムに関する下記の
操作順序は、1眼レフ以外のレフレツクス・カメラにつ
いて述べるが、しかし、本発明の範囲は決してそのよう
な限定されたものではなく、E.日.La肘の“ReH
exCamera’’と題する米国特許第3,672,
281号に記載されて広く知られているレフレツクス・
カメラも、本発明の露光制御システムの実施に同じく適
している。
周辺光露光周期は露光周期開始ボタンS,を押した時に
始まる。
ボタンS,を押すとラッチ84が可動ビーム54の側面
から離れ、引張りばね80の作用で、第2図の可動ビー
ム54が時計回りに回転する。したがって、シャツタ羽
根32,34は、露光用開ロ16の上で有効アパチャー
が漸進的に広がる方向へ移動する。この模様は第4A図
のグラフに曲線Aで示されている。図において、縦座標
軸は、重なり合った第1閉口36,38によって画定さ
れるアパチャーの実有効面積を表わす面積の単位で目盛
られ、横座標軸は時間の単位で目盛られている。このよ
うにして、撮影露光時間は、第4A図のグラフに示すよ
うに時刻0から始まる。可動ビーム54の回転によって
、シャツタ羽根32,34が同時にピボット・ピン48
を軸にして直線変位と角変位を行なう。同時に、光電池
スィープ用第2閉口40,42によって、光感応素子の
上で漸進的に広がって行くアパチヤーの開度が画定され
る。感光素子46は、それに入射される被写界光の照度
に対応して出力電圧を発生させ、その電圧は演算増幅器
104と帰環コンデンサ106とによって積分され、光
感応素子46への入射被写界光照度の時間積分値を表わ
す出力信号が得られる。露光周期開始ボタンS,を押し
て露光周期が始まった瞬間に、レベル検出回路110へ
の定常状態入力基準電圧レベルは、抵抗112,114
によってバイアスされ、レベル検出器をトリガするため
に要する所定ののレベルと等しい値である。
レベル検出器110がトリガされるとその結果として、
線144の出力電流レベルが、ソレノィド・コイル76
の付勢には不十分な低い値から、ソレノィド・コイル7
6の付勢に十分な高レベルへと急激に変化し、プランジ
ヤ・ユニット74を引き寄せる。露光周期中は、線10
8の電圧レベルが、光電池46への入射被写界光線の時
間積分の結果として徐々に高くなって行き、レベル検出
回路110をトリガするのに要する所定の値に達した時
、線144に現われる応答出力が急激に変化してソレノ
ィド・コイル76を付勢する。レベル検出回路1 10
に供聯合するためにバイアス抵抗112,1 14によ
って設定される定常状態入力基準電圧レベルと、露光期
間開始時の検出積分回路95の初期出力電圧との差が、
露光周期中は検出積分回路95の出力信号レベルの変化
に正比例することは容易に理解されるであろう。このよ
うに、光感応素子46が適切な光線量を受けた時、レベ
ル検出器110はトリガされて露光時間を終了させるた
めシャツタ羽根の閉成指令信号を発生してソレノィドコ
ィル76を付勢し、ソレノィドコイル76はプランジャ
・ユニット74を引き寄せ、それによって羽根32,3
4が閉じられ露光時間が終了する。第4A図の曲線Aに
見られるように、レベル検出器110は、適正量の入射
光線が得られた時刻T,でトリガされ、ソレノイド・コ
イル76を付勢する。しかし、シャツタ羽根32,34
と可動ビーム54が前進運動量を持っているので、時刻
T,からある時間が経過した時刻T2になってはじめて
ソレノイド72が十分な力を加えシャツタ羽根32,3
4に停止させることになる。開放方向へ向うシャツタ羽
根32,34の運動量が消滅し時亥UT2で羽根が停止
した後に、第4A図に示されるように、シャツタ羽根が
遮光位置へ戻るまでにはさらに時間が経過する。周辺光
照度が第48図の曲線Bのようにほぼ一定である場合、
実際の露光過程においては、第4C図の曲線Cで示され
る通り、時刻T,以後の曲線Cで囲まれた斜線領域で表
わされるような大きい誤差が生じる。なお、図の縦座標
軸の目盛はメータ・キャンドル、横座標軸は時間目盛で
ある。この誤差の第1の原因は、時亥中,から、シャツ
タ羽根32,34の開放方向運動量が消滅する時刻T2
までの間に現われるシャツタ羽根のオーバーシュートで
あり、第2の原因は、シャツタ羽根が時刻T2以後に遮
光位置へ戻るまでに要する時間であることは明らかであ
る。この露光誤差の発注は容易に予測できることであり
、光電池スィープ用第2閉口40,42を設けるという
良く知られた方法を用いて防止することが可能である。
すなわち、上述の如き露出誤差を防止するためフィルム
が完全に露光される時刻に先立ってソレノィドが付勢さ
れるように制御回路を早めにトリガする目的で、第1開
口36,38よりも早く、光電池スィープ用第2閉口4
0,42が開き始めるようにしている。したがって、光
電池スィープ用第2開□は、第1開□より先行して大き
さが次第に増大するため、第1閉口を介してフィルム露
光面に入射する光量が適正露光量に到達するよりも前に
第2関口を介して光電池に入射する光量が適正露光量に
相当する値に達しレベル検出器110より閉成指令信号
が発生する。これにより、閉成指令信号が発生した後シ
ャツ夕羽根が慣性により行き過ぎ第1開□の大きさが増
大しついで閉成位置に戻るまでの間に入射する被写界光
による露出過剰が補償される。一日シャツタ羽根32,
34が開成位置に戻ると、ラッチ84が動いて可動ビー
ム54の側辺と係合するまではソレノィド72を付勢し
続ける必要があることは当然である。周辺光線が不十分
で適切な露光が得られない条件下に於いては、フラッシ
ュ列用ソケット86にフラッシュ列90を差し込めば端
子92と端子88が電気的に接続される。
フラッシュ列用ソケット86にフラッシュ列90を差し
込むと、可動ビーム54の軌道上で阻止ピン146を移
動させるようにフオローフオーカス機構が作動可能な状
態になる。対物レンズ18の焦点を合わせるために焦点
べ−ゼル22を回転させると、前に述べた通り、阻止ピ
ン146は仮想線148にそって動く。そして、シャツ
タ羽根32,34が徐々に開いて行き、可動ビーム54
の側辺にピン146が当ってビームの運動が停止した点
で、最大有効アパチャーが得られる。再び第3図に関し
て説明すると、ソケット86にフラッシュ列90を差し
込んだ時、制御回路96の端子88′,88″にフラッ
シュ列の端子90′,90″がそれぞれ電気的に接続さ
れる。
残りの各端子92もそれぞれ各端子88に後続されて、
各フラッシュ・ランプ91は線152を介してフラッシ
ュ順序回路151に接続される。短絡片94は、線13
2,134、抵抗128から成る径路に入って、トラン
ジスター20のべ−スを接地する働きをする。したがっ
て、トランジスタ12川まターンオフされる。それに反
してトランジスタ116はそのベース電流が増加する結
果オンすることになる。トランジスタ116がオンする
と、抵抗119とバイアス抵抗112とが並列に接続さ
れることになり、線108′の基準電圧レベルは、レベ
ル検出器110のトリガのために前に必要であった所定
の電圧レベル以上に増加する。フラッシュ動作周期もま
た、ボタンS,を押した時に始まる。ボタンS.を押す
と、可動ビーム54の側辺に掛かっているラツチ84が
はずれ、引張りばね80の作用によって可動ビーム54
が時計回りに回転し、シャツタ羽根32,34が、露光
用閉口16上の有効アパチャーを徐々に広げる方向へ移
動する。第1開□36,38と対応して、光電池スィー
プ用第2開口40,42もその有効アパチャーを広げる
方向へ移動し、光感応素子46に被写界光が入射するこ
とを許す。光感応素子46は入射被写界光照度に相応す
る出力電圧を出し、この出力電圧は、入射被写界光照度
の時間積分値を表わす出力信号を得るために演算増幅器
104と帰還コンデンサ106によって積分される。ソ
レノィド・コイル76を付勢するためにレベル検出器1
10をトリガするのに必要な所定の新基準値に達するた
めには、フラッシュ露光周期の開始後に回路95の光積
分動作によって線108に現われる出力信号の変化が、
周辺光撮影時に必要とされる値よりも大きくなければな
らないことは明らかである。
これは、閃光撮影時に抵抗119とバイアス抵抗112
が並列接続されることにより線108′上の定常状態基
準電圧が高くなるためである。このようにして、レベル
検出器110からの指令信号がソレノィド・コイル76
を付勢する時刻に先立って、実際のフィルム露光は、周
辺光撮影時に比較してかなり進行しているのである。シ
ャツタ羽根を閉成位置へ戻す指令信号が現われる前にこ
のようにフィルム露光を進行させることは、閃光照明に
よる写真露光に大幅な改良を与えるものであるというこ
とが発見された。
理由はそれぞれ異なるかも知れないし、また完全には解
明されていないが、その改良は主として以下に述べる理
由によるものとあると信じている。第5A図には、閃光
撮影時における有効アパチャー面積の漸進的変化がグラ
フA′で示されている。図の縦座標軸目盛り‘ま面積単
位、横座標目盛は時間単位である。可動ビーム54が時
計回りに回転し、フオローフオーカス阻止ピン146に
当って停止する時亥UT,′において、フオローフオー
カスシステムによって定まる最大有効露光アパチヤ−が
得られる。その後、時亥巾2″になって、レベル検出器
1 10が光粉裏積分回路95から十分な信号を受けて
ソレノィド・コイル76を付勢するまで、シャツタ羽根
32,34は、そのまま停止している。シャツ夕羽根3
2,34と可動ビーム54の前進運動量が阻止ピン14
6によって阻止されるので、シャツタ羽根は、ソレノィ
ド・コイル76が時刻L″において付勢されるとただち
に閉成位置へ戻り始める。この場合、第4A図の周辺光
撮影の場合と違って、レベル検出器110が作動した後
にシャツタ羽根32,34はその最大有効アパチヤーを
超えない。第5B図には、フラッシュ列90のうちの一
つのフラッシュ・ランプ90を用いて照明した場合にお
ける時間に対する閃光照明照囚度の変化が、グラフ8で
表わされている。
フラッシュ・ランプ91は、撮影露光周期の開始から所
定の時間遅れて点火される。この時間は、フオローフオ
ーカスシステム150用阻止ピン146の位置によって
定まる最大有効アパチャーにシャツタ羽根32,34が
到達するために要するほぼ十分な時間であることは、容
易に理解できよう。ソレノィド72を付勢してシャツタ
羽根32,34を閉じるための指令信号が発生する時刻
L″には、照度曲線B′が下降しているのが普通である
。第5C図には、実際のフィルム露光過程を表わすグラ
フ〇が示されている。
図の縦座標軸目盛の単位はメータ・キャンドル、横座標
軸目盛の単位は時間である。ソレノィド・コイル76を
付勢するためにレベル検出器110から指令信号が発生
する時刻T2″以降の露光曲線C′に囲まれた領域は、
第4C図の周辺光撮影時の露光曲線Cと比較して、露光
曲線C′に囲まれた全領域に対する割合がかなり小さく
なっていることが明らかである。したがって、光電池ス
ィープ用第2開〇40,42を露光用第1開口よりも先
行して開きはじめるようにすると、周辺光照明撮影モー
ドの場合は、第1関口より先行して相対的に大きな関口
を形成する第2閉口を介して入射する被写界光量が適正
露光量に達した時点(第4a図の“Tr)でシャツタ羽
根閉成信号が発生するが、この時点で第1閉口を介して
フィルム露光面に入射する被写界光量はまだ適正露光量
に達していない。
しかしこの不足光量は、シャツタ羽根閉成信号が発出し
た後もシャツタ羽根は慣性で行き過ぎ第1閉口が増大し
て時点“T2’’に達した後閉成位置に向って反転移動
するので、時点T2以降も第1関口より被写界光が入射
し第4c図の斜線で示された領域に相当する光量がフィ
ルム露光面に与えられることにより補償される。結果的
にシャツタ羽根が閉成するまでに第1開口より入射する
被写界光の総量は適正露光量となる。これに対し、閃光
照明撮影モードの場合はシャツタ羽根が停止しているの
で、第2関口を介して入射する被写界光量が適正露光量
に達したとき(第5a図の時点T2)でシャツタ羽線閉
成信号が発生すると、シャツタ羽根は直ちに開成位置に
向って移動する。
時点T2で第2関口より相対的に小さな第1開□を介し
て入射する被写界光量が適正露光量に達していず、適正
露光に対して不足していることは周辺光撮影モードの場
合と同じであるが、閃光撮影モ−ド‘こおいてはシャツ
タ羽根閉成信号によってシャツタ羽根は直ちに開成位置
に向って移動するため時刻L以降第1開口より入射する
被写界光量は第5c図に斜線で示される領域に相当し極
めて僅かであり到底前記不足光量を補償しうるものでな
く結果的に露出不足となる。しかもシャツタ羽根が停止
して第1開口より第2閉口が相対的に大きな関口を画定
した状態で閃光照明が発光するので第1開口と第2開口
との相対的な閉口差に相当した光量が適正露光量より不
足する。本発明においては、閃光撮影時には、レベル検
出器110もこ与えられる基準電圧108′レベルを閃
光撮影時には周辺光撮影時に比較して高くすることによ
り上述のような理由による閃光撮影における露出不足を
補償している。
本発明の範囲から逸脱しない程度に上記システムおよび
装置を修正することが可能であるので、本文の記述或は
付図に示された内容はすべて説明用に作成されたものと
解釈すべきであって、限定的な意味を持つものではない
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の露光制御システムを実施したカメラ
の透視図、第2図は、露光制御機構の一部を示すための
第1図のカメラの前面断面図、第3図は、本発明の露光
制御回路の配線図、第4A図は、周辺光照明条件におけ
るアパチャー面積対時間グラフ、第4B図は、周辺光照
明照度対時間グラフ、第4C図は、第4A図の周辺光照
明露光時間中におけるフィルム面入射照度対時間グラフ
、第5A図は、閃光照明条件におけるアパチャー面積対
時間グラフ、第5B図は、閃光照明照度対時間グラフ、
第5C図は、第5A図の閃光照明条件におけるフィルム
面入射照度対時間グラフである。 参照番号の説明、10・・・・・・カメラ、11・・・
・・・カメラ・ハウジング、18・・・・・・対物レン
ズ、20・・・・・・しンズ取付装置、22・・・・・
・焦点べーゼル、12……ベース・フロック、16……
ハウジングの関口、32,34・・・・・・シャツタ羽
根、36,38・・・・・・シャツ夕羽根の露光用関口
、40,42・・・…シャツタ羽根の開口(光電池スィ
ープ用)、54・・・・・・可動ビ−ム、72・…・・
ソレノィド、74・・・・・・プランジャ、80・・・
・・・引張りばね、84・・…・ラッチ、90……フラ
ッシュ列、86……フラッシュ列用ソケット、95・・
・…光検出積分回路、46・・・・・・光電池、110
・・…・レベル検出器、76・・・・・・コイル。 FIG.l FIG.2 FIG.3 FIG.40 FIG4b FIG4c FIG. FIG.5b FIG.5c

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 周辺光照明撮影モード、閃光照明撮影モードの何れ
    の撮影モードでも使用可能な写真機であつて、 ハウジ
    ングと、 前記ハウジング内にあつてフイルム露光面を画定する
    装置と、 1対の露光開口用シヤツタ羽根と、 前記シヤツタ羽根を、前記フイルム露光面へ被写界光
    が入射するのを妨げる初期閉成状態から、前記フイルム
    露光面へ被写界光が入射するのを許す開成状態へ移動し
    、ついで再び前記フイルム露光面へ被写界光が入射する
    のを妨げる最終閉成状態に移動し、それにより前記羽根
    により次第に大きさの変化する第1の開口を形成し該第
    1の開口を通して前記フイルム露光面に被写界光を入射
    する露光時間を画定するように前記羽根を取り付ける装
    置と、 前記露光時間を開始するため前記羽根の前記初
    期閉成状態から前記開成状態へ向かう移動を開始し、閉
    成指令信号の発生に応じて前記羽根を前記最終閉成状態
    へ移動させるよう前記羽根を駆動する羽根駆動装置と、
    前記第1開口の大きさが次第に変化するのに対応して
    大きさの変化する第2の開口を有し、該第2の開口を通
    して入射する被写界光を検出しその時間積分信号と所定
    の基準信号を比較して、前記時間積分信号レベルが前記
    基準信号のレベルに到達したとき前記閉成指令信号を発
    生する被写界光検出装置にして、前記シヤツタ羽根が前
    記開成状態へ向う移動中に前記閉成指令信号が発生して
    前記シヤツタ羽根が前記最終開成状態に向つて反転移動
    するとき、該シヤツタ羽根がその慣性により行き過ぎる
    ことによる露出過剰を補償するため、前記第1開口より
    先行して前記第2開口を開き始めるようにした前記被写
    界光検出装置と、 閃光照明撮影モードに設定したとき
    、前記シヤツタ羽根により形成される前記第1開口の最
    大開口寸法を制限する装置と、 を備え前記閃光照明撮
    影モードに設定したとき閃光照明源を前記シヤツタ羽根
    がその第1開口が前記制限された最大開口寸法を画定す
    る位置に到達した後に点火するようにし、また前記被写
    界光の時間積分信号と比較される前記基準信号のレベル
    を周辺光撮影モードのときに較べて閃光撮影モードのと
    きは高くなるようにしたことを特徴とする前記写真機。 2 特許請求の範囲第1項において、該写真機は前記閃
    光照明源を前記ハウジングに着脱可能に結合する結合装
    置を有し、該結合装置に前記閃光照明源を結合したとき
    前記基準信号のレベルが高くなるようにしたことを特徴
    とする前記写真機。
JP51119247A 1975-10-03 1976-10-04 写真機 Expired JPS6035654B2 (ja)

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US619383 1975-10-03

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JPS5244638A JPS5244638A (en) 1977-04-07
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