JPS6035641Y2 - 護岸用ブロツクの連結装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、法止として使用したり、積み上げて護岸ブロ
ックとして使用することが出来る護岸用ブロックの連結
装置である。

在来、この種、底板の前部に土止板を斜め上方に突設し
たＬ字型のブロックは、その左右方向の連結は、隣り同
志の補強壁板の吊孔にホルトを通し、このボルトにナツ
トを締付しているが、ブロック自体を正確に並べたり、
積み上げたりすることが大変であるため、吊孔が合致し
ないためボルト通し作業も大変であり、それだけ作業能
率を低下させる欠点があった。

本考案は、かかる欠点を解決した、簡単にしてブロック
を連結し、作業能率を向上させる護岸用ブロックの連結
装置に係るものにして、その構成を添付図面を参照に詳
述すると次の通りである。

方形底板１の前縁に同じく方形土止板２を斜め上方に突
設し、この方形土止板２の背面の左右に補強壁板３を方
形底板１と一体に形成した断面り字型のコンクリート上
止ブロックａを左右方向に並べ、このコンクリート上止
ブロックａの隣り同志の補強壁板３にコ字型の連結金具
すを外嵌合して隣り同志のコンクリート上止ブロックａ
を連結する。

第１図は補強壁板３の天上部の係止段部４に外嵌合した
場合を図示し、第３図は補強壁板３の背部に外嵌合した
場合を図示している。

図中５は係合段部、６は係合突部、７は係合凸条、８は
係合凹条である。

本考案は、上述の様に構成したからコンクリート上止ブ
ロックａを並べた上、隣り同志の補強壁板３に連結金具
すを外嵌合することにより、コンクリート土止ブロック
ａ同志は簡単に能率良く連結されることになる。

この場合、補強壁板３の天上部の場合には、この連結金
具すが土中に埋設されるから動くことがなく連結状態を
保持することになり、また、背部の場合には、補強壁板
３が成型金型の関係上、少しテーパーに形成されている
からこの連結金具すは補強壁板３の途中に止まっている
ことになる。

かように、本考案は、在来の吊孔を合わせ、ボルトを通
しナツト止めする連結方法に比して、連結金具すを補強
壁板３に外嵌合する連結方法でコンクリート上止ブロッ
クａを連結することが出来る作業性に秀れた護岸用ブロ
ックの連結装置になり、また、この連結金具すは構造も
簡単であるから量産可能にして、それだけ製品を安価に
提供する等方れた実用上の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本装置の斜面図、第２図はその側断面図、第３
図は連結状態の別個を示す背面図である。 １・・・・・・方形底板、 ２・・・・・・方形土止板、 ３・・・・・・補 強壁板、 ａ・・・・・・コンクリート上止ブロック、ｂ・・・ ・・・連結金具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 方形底板の前縁に同じく方形土止板を斜め上方に突設し
   、この方形土止板の背面の左右に補強壁板を方形底板と
   一体に形成した断面り字型のコンクリート上止ブロック
   を左右方向に並べ、このコンクリート上止ブロックの隣
   り同志の補強壁板にコ字型の連結金具を外嵌合して隣り
   同志のコンクリート上止ブロックを連結する事を特徴と
   する護岸用ブ菊ツクの連結装置。