JPS6035456B2 - 芯地材料及びその作成方法 - Google Patents

芯地材料及びその作成方法

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JPS6035456B2
JPS6035456B2 JP50040761A JP4076175A JPS6035456B2 JP S6035456 B2 JPS6035456 B2 JP S6035456B2 JP 50040761 A JP50040761 A JP 50040761A JP 4076175 A JP4076175 A JP 4076175A JP S6035456 B2 JPS6035456 B2 JP S6035456B2
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ソ−ントン アラン
スチユア−ト アトレ− ジヨン
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BONDEINA Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は、被服、特にコートやジャケッを作成するの
に有利な不織布芯地に関する。
詳しくは、この発明は、異なる成分の結合剤によって特
徴づけられる複数の帯域を有する不織布の芯材料に関す
るものである。そして複数の帯域の各々は、中間帯城を
介して接しており、該中間帯域は、その両側の帯城の中
間の可操性及び剛性を有する。先行技術と問題点 不織布芯地は通常、繊維の不織ゥェブに結合剤を均一に
含浸させることにより結合される。
普通、この含浸作業の全体またはその一部分は、不織布
のウェブが支持面とドクター装置(布を幅方向に横切っ
て結合剤の溜めを形成する)の間を通過する際、泡状の
又は粘性のある結合剤を塗布することにより行われる。
支持面は一般にロールであり、ドクター装置も通常はロ
ールになっている。よって普通は、2本の実質的に水平
なロールが、ゥヱブが一方のロールの上を通過した後に
他方のロールの下側を通るように配設され、この他方の
ロールとウェプの上面との間に、ウェブに塗布される泡
状結合剤の溜めを形成するようになっている。従釆、不
織布或いはその他の材料からなる芯地は、その全域にわ
たって均一な性質を有していたが、最近になって、多帯
城芯地、即ち、特に剛性や手触りなどの異なった複数の
帯城を有する芯地に対しての要求が生じてきた。
多帯域芯地を使用することができれば、コートやジャケ
ット、マントなどの如く、被服上の異なる個所において
異なる性質を有する芯地を必要とする場合に、単一部片
からなる芯地を使用することができる。そのような用途
に相応しい多帯城芯地は、コートやジャケットの胸のあ
たりを横切る領域では、嵩高で丸みを持たせる効果を確
実に付与することができ、また被服の丈にわたって下方
では、滑らかな性質を持たせることができるものでなけ
ればならない。これまでに、布を適宜に綴ることにより
、織布の多帯域芯地が製造されている。
英国特許第911517号明細書では、別の方法につい
て説明がなされている。この明細書は、主にカラー用の
芯地の製造に関するものであり、そこでは、芯地はカラ
ーの形に成形され、その芯地の布地上に樹脂性の材料が
プリントされる。そのプリント工程では剛性の高いこと
が望ましい個所には多量の樹脂性材料を塗布し、剛性を
低くすることが望ましい個所にはそれよりも少量の樹脂
性材料を与えるように、有溝ローラー、有孔中空ローラ
ー、または型板を使ってプリントが行われることになっ
ている。その明細書中で説明のあった只一つの布地材料
は、綿織布であった。不織布の製品中に種々な成分の結
合剤を付与することは知られている。
例えば、英国特許第92827ぴ号明細書中には、パッ
ドの作成中に、量の異なる単一の液状結合剤組成物、従
って濃度の異なる結合剤をゥェブに適用する方法につい
て説明がしてある。しかしながら、フリースの多くの層
から成り、極めて嵩高で且つ表面が比較的粗いバットを
作成するのに必要な条件と、薄くて滑らかで、‐一様な
表面を有する芯地を作成するのに必要な条件とが極めて
異なっていることは明らかである。他方、予め結合剤に
より結合せしせたウェブ上の異なる帯域に対し、厚いペ
ーストの線を異なつた量だけべリントし、時には該ウェ
ブ内へカレンダーがけすることによって、不織布の芯地
に多帯城を有する効果を付与することができる。しかし
ながらこの方法は余分な処理工程を必要とし、プリンと
過剰の領域が圧縮を受けて厚みが薄くなってしまい、好
ましい嵩高を得ることができないことから、全体として
満足な方法ではない。また各帯域内での結合剤の分布が
不均一になる恐れもあり、さらに、一つの帯城から次の
帯城にある結合剤への移り変わりの様相は急激である。
発明の目的 それ故に、不織布の芯地材料において、異なる結合剤成
分を有する複数の帯城を有し、且つ一つの帯城から他の
帯城へと、結合割による剛性や可榛・性が急に変化する
ことのない芯地材料が望まれるに至ったのである。
特に、各帯城での結合剤の分布が均一であり、帯城ごと
の可榛・性が異なっており、そして均一な表面と良好な
嵩高性を有する不織布芯地が望まれていた。本発明はこ
のような芯地及びその製造方法を提供することを目的と
するものである。発明の構成 本発明によると、芯地材料は結合剤で結合される不織ウ
ェブにより作成される。
かかるゥェブには、明らかに異なる複数の帯城が存在し
、各帯域は実質的に均一な結合剤成分を有する。これら
複数の帯城は中間帯城を介して接しており、この中間帯
域では、一つの帯城(第一帯城と呼ぶ)から他の帯城(
第2帯城と呼ぶ)への結合剤による性質(岡止性、可榛
性など)が徐々に変化するように、両帯城の結合剤が入
り混じっている。総ての例において、性質上の急激な変
化がないように、結合剤は均一に分布している。第一帯
城と第2帯城とを隔てる中間帯域の幅は少なくとも5柵
、好ましくは1〜5cのであり、場合によってはそれ以
上である。
中間帯域の結合剤は、第一帯域及び第2帯城に存在する
結合剤の混合物により構成され、その混合物の成分は、
中間帯城を横切って変化している。結合剤成分の相当の
変化は、中間帯城中の例えば2〜5側の幅において生ず
ることになる。多帯域芯地を作成するため、予め結合剤
により結合せしめたウェプ上の異なる帯城に対し、厚い
ペーストの線を異なった量だけプリントする方法がある
ことについては前述した。
しかしながらこの方法により得られる芯材料では、結合
剤成分全体の変化が生ずるものであり、隣接する帯城の
結合剤が相互に混じり合っているとは考えられない。し
かし被服の芯地としては、少なくとも5側、好ましくは
1〜5cのの幅にわたって結合剤成分が変化し、帯城か
ら帯城への剛性、可操性が徐々に変化することが望まし
いのである。結合剤により付与される帯城ごとの性質の
変化、即ち手触りや剛性、可操性の変化は、各帯城に異
なる組成の結合剤を与えることによって得ることができ
る。
例えば、より大きな剛性を与える結合剤を一つの帯城に
適用し、より小さな剛性を与える結合剤の他の帯域に適
用するものである。これらの帯域の結合剤は中間帯域に
おいて互いに入り混じり、中間帯城は第1帯域と第2帯
域の中間の性質を有するようになる。このようにして一
方の帯域から他方の帯域への布の特性を制御することは
、極めて価値のあるものである。しかしながら、第1帯
城と第2帯城の結合剤の性質が余りにも違いすぎること
は、時には望ましくない。本発明の不織布芯地がスーツ
、ジャケット、コートの製造に用いられる場合、一般に
、第6図に示されているように、芯地が向き合わされて
一回の作業で幾つも得られるようにされる。つまり芯地
は、第1帯域16と、中間帯城17を介して該第1帯城
16に隣接する第2帯城18と、第2帯域18の反対側
でさらに中間帯域19を介して隣接する別の第1帯域2
0すなわち最初の第1帯城と同じ結合剤成分を有する帯
城を備えるように製造される。第2帯城の中央で芯地を
切断すれば、本発明による芯地を二つ得ることができ、
その各々は中間帯城により後続されている第1帯城と第
2帯域を有することになる。このようにして芯地は、A
BAという形態で配置された第一帯域A及び第2帯城B
を有することができるが、本発明によれば、さらに異な
った成分の結合剤を有するCのごとき別の帯城を備える
ことができる。その場合芯地はABCの帯城を有し、帯
域Bの結合剤による性質は、帯城A及びCの結合剤によ
る性質の中間のものとなる。帯域AとB、帯城BとCの
間は、それぞれ中間帯域によって隔てられている。本発
明の別の特徴は、多帯域芯地を製造するための方法によ
ってもたらされる。
これまでに述べた本発明の多帯域芯地は、結合剤が均一
に分布された第1帯城と、第1帯域の結合剤と異なる組
成の結合剤が均一に分布された第2帯城と、これらの帯
域の間の中間帯域とを有する不織布の芯地であり、該中
間帯城の性質は第1帯城と第2帯城の性質の間で変化し
ている訳であるが、このような中間帯域は、第1帯城と
第2帯城のそれぞれの結合剤を相互に入り混じらせるよ
う制御することによって得られる。尚、結合剤は液状組
成物の形態で不織布ウェブに塗布されるが、まだ結合さ
れていないウェブに異なる組成の結合剤を−回適用する
ことにより、本発明の多帯域芯地を得るようにするのが
望ましい。液状結合剤組成物は、贋霧または含浸により
ウヱブに塗布することができる。
その塗布は、隣り合う帯域が前述したようにして相互に
入りまじるような形態をもって行われる。例えば、所望
の位置に隣接して配置した噴霧器により、それぞれ異な
る結合剤を塗布するものである。しかしながら液状結合
剤組成物を塗布する好ましい方法によれば、結合剤はド
クター袋糧を用いてゥェブ上にドクタリングされる。す
なわち不織ゥェブは、ゥェブがドクター装置の間を通過
する際に、粘性のある。または泡状の結合剤組成物を該
ゥェブ内に塗り込むことにより作成される。このときド
クター装置は、ウェブの幅を横切るように配置され、ゥ
ェブ上に結合剤組成物の溜めを形成する。このとき、一
つの帯域から他の帯域への結合組成物の移動を制御され
た量に制限するために、結合剤組成物の溜めを分割する
遮蔽板が設けられる。遮蔽板は少なくとも溜めを2つの
部分に分割するものであり、それぞれの溜めに異なる組
成の結合剤が供給される。泡状の結合剤や粘性で非泡状
の結合剤を含浸させる場合、これまでは、遮蔽板を使用
してその両側の溜めに結合剤を十分に分離された状態で
保持することは不可能であろうと考えられていた。
つまり、遮蔽板がゥェブを構成する繊維を変位させてウ
ェブに損傷を与えてしまう程にウェブに対して遮蔽板を
押しつけない限り、帯城自体を無くしてしまう位に入り
混じる領域が広くなってしまうと考えられていたのであ
る。しかし実際は、粘性の結合剤や泡状の結合剤を使用
して、第1帯城と第2帯域及びこれらの帯城の性質の間
の性質を有する中間帯城を有する芯地を作成する場合、
遮蔽板を通過する結合剤を予め決定しておいた量だけに
制御することが容易に達成できることがわかった。
しかして遮蔽板は、結合剤組成物の溜めの中間部分を隣
接する二つの部分から分離するように少なくとも二個配
設され、隣接部分から該中間部分への結合剤組成物の移
動を制御しうるように位置づけられる。この遮蔽板の位
置づけを適宜調節することにより、隣接する部分からの
結合剤の供給の割合を制御することができる。そして結
合剤組成物は、各遮蔽板とウェブの間、または各遮蔽板
の上を通過する。一般に、例えば単一のローターまたは
その他による混合器を前記中間部分に設けて、隣接する
二個所の部分からの結合剤組成物を確実に混合すること
ができる。しかしながら、各遮蔽板は、結合剤が遮蔽板
を通過するのをほぼ阻止して、比較的狭い中間帯域の形
成のみを可能ならしめるように位置づけられるのが好ま
しい。
結合剤はその場合、中間帯域となるべき部分に必要な溜
めを生ぜしめるように、当該部分に直接供給されなけれ
ばならない。中間帯域の結合剤組成物は、それが隣接す
る二つの帯域、即ち第1帯城と第2帯城の結合剤組成物
のいずれとも異なったものとすることが考えられるが、
通常は第1帯城と第2帯城との結合剤組成物の混合物で
ある。中間帯域へ供給される結合剤組成物は予め混合さ
れ、第1帯城及び第2帯域へ供給される結合剤組成物と
同様にして中間帯城へと直接供給されうる。
しかし第1帯城及び第2帯城に供給される結合剤の各々
を、遮蔽板を越えて中間帯城の溜めへと供給し、当該溜
めで結合剤組成物の混合が行なわれることが好ましい。
このためには第1帯城及び第2帯域への結合剤組成物の
供給を、これらの帯城上を往復勤する供給管等により行
い、各々の往復動が中間帯城の一部にまで及ぶように制
御することが便利である。ウェブの支持面は、ベルトコ
ベヤーその他による平坦な面にすることができ、ドクタ
ー装置はドクタープレートにすることができる。
しかし好ましくは両者とも慣用性なロールの形態とすべ
きである。本発明の方法は、例えば交叉積層して得られ
た未結合の不織ウェブ多帯城芯地へとするために適して
いる。
しかしながら時には、本発明の方法の適用に先立って、
均一な泡状組成物の含浸などの簡単な方法により、ウェ
ブを一様に結合して当該ゥェブを固定するのが便利であ
る。或いは本発明の実施後に、均一に結合剤を付与する
こともできる。第1帯城と第2帯城に供給される結合剤
組成物の間の差異は、粘性または泡密度の違いだけであ
ってもよい。即ちこれによってウェブによる結合剤の吸
い上げの程度が相違するからである。しかし一般には、
結合剤の種類、量、異種の添加剤の使用などが第1帯城
と第2帯城の性質の相違をもたらす。本発明で使用され
る結合剤は、不織ウェブを結合するのに通した結合剤で
あれば任意のものでよい。
適当な結合剤は既に広汎に知られれており、且つ使用さ
れている。結合剤が泡状の形態で与えられる場合には、
液状結合剤組成物を発泡せしめる任意の簡便な方法を利
用できる。その例として、英国特許第728865号及
び同898435号明細書中に説明がしてある。結合剤
の含浸前のゥェブ自体の性質としては、その幅全体、及
びその厚み全体にわたって均一な不織ウェブであればよ
い。
しかし、ウェブ自体が多帯城の繊維分布を有することが
いよいよ有利である。この場合、ウェブは複数の繊維の
帯域からなり、帯域の各々は均一な繊維成分を有し、隣
り合う帯城は相互に異なった繊維成分を有している。こ
れらの隣り合う帯城は中間帯域を介して繋がっており、
その中間帯域の繊維組成は、それぞれの側の帯城の繊維
組成の中間である。例えば、一つの均一な繊維組成の帯
城は、均一であるが前者とは異なる繊維組成の他の帯城
へ、両帯城の中間の均一な繊維組成を有する中間帯域を
介して繋がるようになる。好ましくは、中間帯城では両
側の帯域の繊維が相互に入り混じる。このようにして、
組成の異なる結合剤を含有する本発明の不織ウェブは、
また変化している繊維成分を有する。このような例の場
合、均一な繊維組成の帯域が均一な結合剤成分の帯城と
結果的に一致して、結合剤成分が繊維成分と同じ場所で
変化するようにしてもよいし、或いは結合剤成分が一つ
の場所で変化するのに対し繊維成分が別の場所で変化す
ると言うように一致しなくともよい。芯地が連続的な長
さを持つ形態の場合や、連続的な長さから切り離される
場合には、均一な繊維組成の帯城と均一な結合剤組成の
帯城は長さ方向に延在するのが好ましく、また繊維が長
さ方向に一定の向きを有するようになるのが好ましい。
これは幅方向を横切ってマントを切り出す場合、芯地に
最良の特性を与えるためである。ウェブは均一な繊維成
分の場合でも、多帯城の繊維成分の場合でも、連続フィ
ラメント又はステープルフアィバーから作成できる。
ステープルフアィバーによるウェブでは、例えば補強用
のフィラメントを埋めこんで、使用される結合剤とは関
係なく、繊維ウェブ自体に多帯城特性を与えることがで
きる。ウェブを縫製することはできるが、非縫製の状態
にすることが好ましく、ウェブの繊維はその厚み全体に
わたってランダムに分布する。適当な多帯域のウェブを
作成する好ましい方法は、二個以上のフリースからなる
層状のウェブを作成する工程からなる。すなわちウェブ
は、複数の帯城を有し、各帯城が実質的に均一な繊維組
成を有し、且つ隣り合う帯域が異なる繊維組成を有する
ように配置され、ゥェブ全体の繊維分布をランダム化す
ることにより、帯域同士が相互に確実に入り混じるよう
にされる。好ましい方法においては、ウェブは交叉積層
された二個のフリーフを重ね合わせ、一方のフリースは
他方のフリースよりも広いものとし、次いでプロクター
・アンド・シュヴアルッ社の技術文書(Proctor
andSchwartzlm.,Bulletin)5
49一1/72に説明されているプロクター・アイソマ
イザー(Proctorlsom言zer)の如き装置
に通じてこれらのフリースをランダム化することにより
作成される。多帯城の繊維分布を有する特に好ましいウ
ヱブ及びその製造法については、本出願人の出願にかか
わる同日付けの待顔昭50−40762号「芯材料」の
明細書に説明してある。ある例においては、均一な繊維
組成の帯城のウェブに、該ゥェブの繊維を一緒に結合す
る結合繊維を含ませることが望ましい。
例えばウェブは、外皮が他の繊維に融合してそれらを一
緒に結合するような二成分繊維を有することができる。
本発明による芯地は、縫着または接着などの従来からの
様式をもってジャケットまたはその他の被服内に位置づ
けることができる。そのために、本発明の芯地は、当該
芯地を融着可能にするよう、通常はその片側の表面の全
部または一部にわたって熱可塑性の接着剤を有すること
ができる。熱可塑性接着剤は通常、散布、階霧またはプ
リントにより、不連続な被覆として塗布される。任意の
、適当な融着型芯地用務着剤及びその塗布方法を利用す
ることができる。接着剤は均一に塗布することもでき、
また多帯城の分布を有するように塗布することもできる
。この場合ウヱブは、また複数の接着剤の帯城を有し、
各帯城が実質的に均一な接着剤の被覆を有し、且つ隣接
する接着剤の帯城が相互に異なる接着剤の被覆を有する
ようになる。均一な結合剤成分の帯域、均一な繊維成分
の帯城、及び均一な接着剤被覆の帯城の幅は広範に変え
ることができるが、一般に5肌以上(例えば10cm)
になる。
本発明の芯地では二個の均一な結合剤成分の帯城が含ま
れてるが、時折三個の均一結合剤成分の帯城と、二個の
中間帯域を含む。芯地材料は連続的な長さを有し、その
幅を横切る形で、中央の帯城を最も堅牢にして五個(中
間帯城を含めて)の帯城が含まれるようにするのが便利
である。しかし好ましい任意の個数の帯城を設けること
ができることは勿論である。ウエブには、カレンダーが
かけやスリツテイングなどの慣用的な処置を施すことが
できる。
実施例の説明添付の図面を参照すると、そこには本発明
の芯地材料及びその製造方法が図解されている。
第1図に示されているように、不織ゥヱブを幅方向に横
切る形で結合剤の溜め5を定めるように、該不織ウヱブ
2は支持ロール3の上方及びドクタロール4の下方を通
過せしめられる。結合剤の溜め5には泡状の結合剤1が
管6から供給され補充されており、結合剤ーは不織ウェ
ブ2内にしみ込ませられる。第2図に示されるように、
本発明では、結合剤の溜めは遮蔽板7によって二個の溜
め5a及び5bに分割してある。
装置はまた、二種類の異なった結合剤を二個の溜めに供
給する別々の供給管(図示せず)を有する。結合剤が含
浸されたゥェブが長手方向の線10‘と沿って相互に結
合する縦方向の帯城8及び9を有し、ウェブの繊維の変
位が実質的にないようにして、二種類の結合剤同士の過
剰な重なり合いないこ一方の結合剤から他方の結合剤へ
と急に変化するよう、遮蔽板7を設計し配置することが
できる。第2図の装置は二つの帯城をもたらすが、遮蔽
板7を追加することによって三つまたはそれ以上の帯域
を生ぜしめることができる。第3図に示すように遮蔽板
が二枚ある場合には、三つの帯域を有することになる。
第3図の状態において、結合剤の溜めは三個の部分5a
,5b及び5cに分割される。各溜めにある結合剤の大
部分は、支持ロール3の背後にあるところから、図面で
は見ることができない。これらの溜めは、遮蔽板7a及
び7bによって相互に分離されている。結合剤の中間の
溜め5b内には、当該溜め内の結合剤を混合する目的で
、ローター混合器11が設けてある。溜め5aに対する
結合剤は往復勤型の供給管12を介して供給され、一方
、溜め5cに対する結合剤は往復勤型の供給管13を介
して供給される。
各供給管は、14として概略的に表された適当な往復勤
型機構上に設置してある。往復敷型機構14が単に結合
剤の溜め5a及び5c内で移動する場合でも、両方の供
給管の出口が結合剤の溜め5bを往復敷するよう、供給
管12及び13は、垂直に対してある角度をもって結合
剤を排出する。角度Q及び8を適当に選択することによ
り、結合剤の溜め5b内へ供給される二種類の結合剤の
割合を制御することができる。適当な形状を有する遮蔽
板7を第4図に示してある。
不織ゥェブ2と遮蔽板7の隣接面の間の間隙xは通常、
例えば2柳乃至12肌の如く狭い。そして好ましくは、
異なるウェブの厚みに適合し、且つ特定の結合剤とウェ
ブの組み合わせに対する最適の分離を選択できるよう、
調節自在になっている。第5図には、五種類の異なった
結合剤帯城を形成することのできる好ましい装置が概略
的に示されている。
帯城を分離させるための遮蔽板7は四枚設けてあり、ま
た端板24が設けられている。中央の溜め18′には、
ダクト21を介してある結合剤組成物が供給される。こ
の組成物はこの帯域に極めて粗い布を生ぜしめるように
なっている。粗さが少ない感じをもたらす異なった組成
物は、ダクト22を介して外側の溜め16′及び20′
に供給され、一方中間の粗さ特性を持つ成分はダクト2
3を介して中間の溜め17′及び19′に供給される。
最終的に得られる多帯域芯地15の長さ方向にわたり、
芯地の裁断方法を印すための型紙を教壇せしめる仕方を
第6図に概略的に示す。この芯地15は帯域16,17
,18,19及び20をもって構成されている。帯城1
7の嵩敵性及び剛性等の性質は、帯域16及び18にお
ける性質の中間値であり、帯城19の性質は、帯城18
及び20の性質の中間値である。加工にあたっては、通
常、ジャケットの前身頃の芯地の上ボタン位置の真下に
中間帯城(17又は19)がくるように型紙を位置せし
める。第5図の装置において結合剤の溜め17′,19
′に別々に結合剤を供給する代わりもこ、隣接する結合
剤の溜め16′,18′及び20′から遮蔽板7の上ま
たは下を通る形で結合剤を供給することができる。
この方式により作成したウェブの例を示すと以下のごと
くである。ナイロン繊維 3.桝/tex 51肋 6
0%アクリル繊維 8.風/tex 6仇蚊 20%ポ
リエステル繊維 5.母ノtex 50側 20%の混
紡で、カード機及び交叉積層機を使用して幅160cm
のゥェプを作成し、次に五帯城型のゥェフを作成すべく
、2が/にx83柵のナイロン繊維製で幅が約85肌の
ウヱブをこの目の粗いウェブの中央に戦瞳する。この多
層の繊維で構成したウェブをプロクター・アイソマイザ
ー(Proctorlsomiser)に通して、幅が
33cので繊維重量が50夕/あの帯域16及び20、
幅80肌で繊維重量が90夕/めの帯域18、幅が約7
肌の中間帯城17及び19を有するウェブを作成する。
次に帯城18に前述の如くある結合剤組成物を含浸させ
、他方帯城16及び20‘こは別の結合剤組成物を含浸
させる。
各結合剤組成物は顔料を有し、その組成の割合は以下の
通りである。帯城16及20の結合剤 液体
団体“Acronal”3の(BASF社(英国)19
.400 9.700シュウ酸アンモニウム
0.176 0.176“S山trap。
n”レQ−(コール)アンドウイルソン社)
0.295 0.118水
80.089 −100.000
9.994帯城18の結合剤 液体
固体“NatioM1”EP2409(ナショナルア
ドヒーシブアンドレジン社) 46.45
0 21.450シュウ酸アンモニウム
0.420 0.420‘‘S山上rapon’’L
Q 0.639 0.256水
52.491 一100.0
00 21.826塗布条件は以下の通りである。
尚、帯城16の所は帯城17を含み、また帯域20の所
は帯域19を含む塗布条件を示す。帯域16及び20
帯城18 泡 密 度 962′1 115タ/
1含浸ローラの間隙 0.6側 0.6
側遮蔽板の間隙(前記x) 5豚 8側結合
剤の固形成分 10% 22%帯 域
幅 33肌十7弧 80肌最終製品
の繊維対結合剤の割合は、帯域18で7の対30、帯城
16及び20で8の対20であり、乾燥時の重量は帯域
18で130夕/力、帯城16及び20で62タ′めで
ある。
従って帯城18は、結合剤の余分な重量という理由だけ
ではなく、帯城18の結合剤が極めて堅くする効果を与
えるような組成になっていることから、柔らかい外側の
両帯城よりも一段と堅くなっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法に使用される適当な装置の概略側
面図、第2図は第1図の装置の概略平面図、第3図は他
の適当な装置の概略側面図、第4図は第2図の装置のW
−脚線に沿う断面図、第5図は本発明で使用する装置の
他の一例を示す略図、第6図は裁断前、布上に型紙を位
置づけた状態を示す平面図である。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 不織布のウエブからなる芯地材料であつて、結合剤
    が均一に分布した第1帯域及び第2帯域を有し、第第1
    帯域の結合剤成分は第2帯域の結合剤成分と相違し、両
    帯域は中間帯域を介して隣り合つて配置され、第1帯域
    及び第2帯域の結合剤の結合剤は該中間帯域で相互に入
    り混じり、かつ該中間帯域の結合剤は第1帯域の結合剤
    成分と第2帯域の結合剤成分の間の成分を有し、前記中
    間帯域は少なくとも5mmの巾を有して、帯域の各々は
    連続的に長手方向に延びていることからなる芯地材料。 2 前記第1及び第2帯域を分離する中間帯域の幅は1
    〜5cmである特許請求の範囲第1項記載の芯地材料。
    3 前記第1及び第2帯域の結合剤は異なる色に着色さ
    れている特許請求の範囲第1項記載の芯地材料。4 前
    記ウエブは不連続な接着剤の被覆をその上に担持してい
    る特許請求の範囲第1項記載の芯地材料。 5 不織布のウエブからなる芯地材料であつて、結合剤
    が均一に分布した第1帯域及び第2帯域を有し、第1帯
    域の結合剤成分は第2帯域の結合剤成分と相違し、両帯
    域は中間帯域を介して隣り合つて配置され、第1帯域及
    び第2帯域の結合剤は該中間帯域で相互に入り混じり、
    かつ該中間帯域の結合剤は第1帯域の結合剤成分と第2
    帯域の結合剤成分の間の成分を有し、前記中間帯域は少
    なくとも5mmの巾を有して、帯域の各々は連続的に長
    手方向に延びていることからなる芯地材料において、前
    記ウエブはそれぞれが実質的に均一な繊維組成を有する
    複数の帯域を含み、隣り合う該複数の帯域は異なる繊維
    組成を有し、これらの隣り合う帯域は、両帯域の繊維が
    相互に混じりあつた中間帯域を介して繋がつていること
    を特徴とする芯地材料。 6 前記繊維組成が相互に混じり合つた中間帯域の幅は
    1〜5cmである特許請求の範囲第5項記載の芯地材料
    。 7 不織布のウエブからなる芯地材料であつて、結合剤
    が均一に分布した第1帯域及び第2帯域を有し、第1帯
    域の結合剤成分は第2帯域の結合剤成分と相違し、両帯
    域は第1帯域の結合剤成分と第2帯域の結合剤成分の間
    の成分の結合剤を有する中間帯域を介して隣り合つて配
    置されている芯地材料の作成方法において、ウエブの幅
    を横切つてウエブ上に結合剤組成物の溜めを定めたドク
    ター装置の間をウエブが通過する際ドクター作用により
    ウエブ上に連続的かつ長手方向に成分を異にする結合剤
    組成物を隣り合わせた均一に塗布し、一方の帯域から隣
    接する帯域への結合剤組成物の移送を阻止するかあるい
    は多送量を制御する遮蔽板によつて当該溜めを少なくと
    も2個の部分に分割せしめ、結合剤組成物を相互に混じ
    り合わせて少なくとも5mm幅の中間帯域を形成せしめ
    ることからなる前記芯地材料の作成方法。 8 互いに隣接した帯域に塗布される結合剤組成物の色
    彩が異なつている特許請求の範囲第7項に記載の芯地材
    料の作成方法。 9 ウエブが連続長であり、第1帯域、第2帯域及び中
    間帯域に対する液状結合剤組成物の塗布が実質的に未結
    合ウエブ上に1回の通過で連続的に行われるようにした
    特許請求の範囲第7項記載の芯地材料の作成方法。 10 結合剤は粘着性の液状結合剤組成物である特許請
    求の範囲第7項記載の芯地材料の作成方法。 11 結合剤として泡状組成物を使用する特許請求の範
    囲第7項記載の芯地材料の作成方法。
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DE2752935C2 (de) * 1977-11-26 1980-01-24 Faa. Carl Freudenberg, 6940 Weinheim Fixierbarer Vliesstoff mit gewebeähnlichem Aussehen

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