JPS6035407A - 電気機器 - Google Patents

電気機器

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JPS6035407A
JPS6035407A JP14424083A JP14424083A JPS6035407A JP S6035407 A JPS6035407 A JP S6035407A JP 14424083 A JP14424083 A JP 14424083A JP 14424083 A JP14424083 A JP 14424083A JP S6035407 A JPS6035407 A JP S6035407A
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JP
Japan
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oil
mixed
pour point
curve
vegetable
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Pending
Application number
JP14424083A
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English (en)
Inventor
重義 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichicon Corp
Original Assignee
Nichicon Capacitor Ltd
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Publication date
Application filed by Nichicon Capacitor Ltd filed Critical Nichicon Capacitor Ltd
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Publication of JPS6035407A publication Critical patent/JPS6035407A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコンデンサ、変圧器などの電気機Bに用いられ
る′直裁KfII縁油に係り、植物油にアルキルベンゼ
ン、ジアリールエタン、アルキルナフタレン、フタル酸
エステルあるいはその他の芳香族化合物を混合すること
により、植物油の低温性状を改善し高信頼性の電気機器
が得られる電気絶縁油を提供しようとするものである。
従来、電気絶縁油としては、鉱油、アルキルベンゼン、
ポリブデンなどの炭化水素系絶縁油が用いられてきた。
しかしこれらの炭化水素系絶縁油は熱的に比較的安定で
ある反面、誘電率が低く設計の合理化などに改善の余地
が見い出せないという欠点を有している。この欠点の解
決として植物油を電気絶縁油に用いる方法が従来よシ考
えられていた。植物油は従来の絶縁油より比誘電率が高
く、さらに油浸材料として幅広く用いられているポリプ
ロピレンフィルム(以下PPフィルムという)の膨潤が
硬めて少なく、油浸コンデンサなどにおける誘電体層間
への含浸性も向上する特徴がある。
第1表に従来の絶縁油と植物油のいくつかの特性を示し
た。ここで膨潤率は90′CにおけるPPフィルムの厚
さ変化率の飽和値を示している。
第1表 しかしながら、植物油中で比較的流動点の低いものの例
としては第1表に示すものであるが、いずれも−30′
c以上であり、ヒマシ油が−30’Cで、他は−5〜−
20℃ないしはそれ以上で従来の紗縁油に比べ高く、電
気機器の低温特性が問題となる。
なお、流動、ヴの測定方法はJISC2101による。
さらに低温性状の試験として、−20’Cにて長時間冷
却させて状態変化を観察すると、従来の鉱油、アルキル
ベンゼン、ポリブテンなどの絶縁油は、250時間経過
しても若干曇りが発生する程良で流動性は存在するが、
綿実油、大豆油、菜種油、ひまわり油などは】7時間以
内に、ヒマシ油は5()時間から96時間以内にいずれ
も固化し、白っぽい固形状になることがわかった。
このように植物油は流動点が高いこと、および−20で
の低温で固化してしまう欠点がある。
そこで不発明渚は種々実験を繰返した結果、植物油に流
動点が一30℃以下であるアルキルベンゼン、ジアリー
ルエタン、フタン酸エステルあるbは、その他の芳香族
化合物を混合すると、上記欠点を排除することに有効で
あることを見出した。
以下、本発明を実験データによって説明する。
第1図は菜種油にフタル酸ジオクチルを混合した油(図
中曲線■)、同様にアルキルベンゼンを混合した油(図
中曲線■)、ジアリールエタンを混合した油(図中曲線
■)、アルキルナフタレンを混合した油(図中曲線■)
、およびポリブテンを混合した油(南中曲線■)の混合
比に対する流動点を示j7たものである。 フタル酸ジ
オクチル(以下DOPという)、アルキルベンゼン(以
下ABという)、ジアリールエタン(以下DAEという
)、およびアルキルナフタレン(以下ANという)など
の芳香族化合物を混合した方が、ポリブテンなどの脂肪
族化合物を混合するより、流動点降下の効果が大きいこ
とが判明した。
第2図は、A、 Bを綿実油に混合した油(図中曲線■
)、同様にヒマシ油に混合した油(図中曲線■)および
前記した菜種油に混合した油(図中曲線■)の混合比に
対する流動点を示している。各各の植物油へのAB混合
による流動点降下が同様に現われている。第3図は種々
の流動点を有するANを菜種油に30vo1%混合した
油の流動、aを示している。流動点降下は一30℃以下
の流動点を有するANを混合した場合効果が大きい。
以上の結果から植物油の流動点を降下させるには、−3
0℃以下の流動点を有する芳香族化合物を混合すると効
果を上げることができた。さらに流動点を一30′c以
下と限定したのは、第3図に示すように流動点の異なっ
たANを菜種油に30vo1%混合した混合油の流動点
降下が、流動点−30を以下で効果が大きく出たためで
ある。
第2表は菜種油およびヒマシ油の芳香族化合物混合油の
一20″Cにおける状態変化を試験して、固化する時1
15を示したものである。植物油と混合する芳香族化合
物の組合せにより差はあるものの植物油の欠点である固
化現象を大いに改善できることがわかった。
第2表 (Hrs) しかしながら、芳香族化合物の中でAB、DAE、およ
びANはPPフィルムの膨潤が大きいため、前記低温性
状のみで判断できない。第4図は菜種油と芳香族化合物
混合比に対するPPフィルムの90℃における膨潤率を
厚さ変化率の飽和値で示したもので、混合油はそれぞれ
単独の間の膨潤率を示している。したがって芳香族化合
物の混合上限量はフィルムの膨潤率の適正値で決定すれ
ばよい。
以上の発明を実際のコンデンサに含浸して効果を確認し
た。両面蒸着紙を電極として、PPフィルムf:誘N体
にしたコンデンサ素子に、植物油としての菜種油にAB
i40vo1%混合した油(第5図中曲線■)、DAE
を30 vo1%混合した油(同図中曲線■)、および
比較として菜種油単独(同図中曲線0)をそれぞれ含浸
して30μFのコンデンサを製作した。
そしてそれぞれのコンデンサのコロナ開始電圧の温度特
性を試験して第5図の結果を得た。菜種油重体では、低
温でコロナ開始電圧が急激に低下している。これは菜種
油の流動性と、同化現象によるものと考えられる。それ
に対し芳香族化合物混合油(図中曲線■、■では、低温
での低下は少なく、良好な結果であった。また機器の程
類によっテ別の組合せについても有効であった。
以上のように本発明の電気絶縁油を含浸すると油浸絶縁
材料として幅広く用いられているPPフィルムの膨11
4金下け、しかも低温での流動性を確保でき、電気機器
の信頼度の向上を得るものとして産業界に対する貢献度
は大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は菜種油への各種化合物の混合比−流動点特性図
、第2図は植物油へのプルキルベンゼンの混合比−流動
点特性図、第3図はアルキルナフタレンの流動点−菜種
油にアルキルナフタレンを3 Q vo1%混合した油
の流動点特性図、第4図は植物油への芳香族化合物の混
合比−膨潤率特性図、第5図は各種電気絶縁油を含浸し
たコンデンサの周囲温度−コロナ開始電圧/定格醒圧特
注図である。 特許出願人 日本コンデンサ工業株式会社 θ 204θ 6θ Sθ lρθ 7オt5壷へnをイ!化相n aな〉乙(V、/%〕第
2 図 D 2+) 46 60 S01t)l)M、物ンΦ〜
0アlし〜ル・く、ンビン心γ【、イ針比<v−ht)
第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 植物油に一30′c以下の流動点を有するアルキルベン
    ゼン、ジアリールエタン、アルキルナフタレン、フタル
    酸エステルあるいはその他の芳香族化合Uりを混合した
    ことを特徴とする電気絶縁油。
JP14424083A 1983-08-05 1983-08-05 電気機器 Pending JPS6035407A (ja)

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JPS61156604A (ja) * 1984-12-27 1986-07-16 ニチコン株式会社 油入電気機器
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