JPS6035265Y2 - 机上載置物の固定装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、机上に載置したコンピュータの端末機等を、
机や載置物になんらの加工を施すことなく、また工具等
を使用することなく、任意の個所に、簡単かつ体裁よく
固定して、作業に便利ならしめるとともに、地震等の際
に、載置物が転落するのを防止する装置に関するもので
、以下添付の図面に基いて具体的に説明する。

正面形コ字形をなす左右１対の取付金具１，１の各部水
平片１ａの道端には、それぞれ、左右２本に分割された
第１バンド２，２′の基端が止着されてる。

右方の第１バンド２′の遊端にはバックル３が装着され
ている。

各取付金具１の下部水平片１ｂには、ねじ杆４の上下両
端に、それぞれ押え板５とハンドル６を取付けてなる万
力式の締付装置７が螺設されている。

上記両歌付金具１，１は、机の天板８の左右両側におけ
る要所に、その左右雨上部水平片１ａ。

１ａの遊端同士を対向させ、かつ天板８を上部水平片１
ａと押え板５をもって挟み、ハンドル６操作により、ね
じ杆４をねじ込むことにより固着される。

左右同第１パッド２，２′は、バックル３により、遊端
同士を互いに連接されて、天板８上に緊張されている。

９は、正面形逆丁字形をなす連結金具で、その横方向扁
平角筒状の水平片９ａは、第１バンド２．２′に摺動自
在に外嵌され、かつ各垂直片９ｂには、それぞれ、第２
バンド１０及び第３バンド１０′の基端が固着されてい
る。

第２、第３各バンド１０．１０’の要所には、プラスチ
ック等の比較的柔軟な素材よりなる扁平角筒状の］形の
角当て具１１が、摺動自在に嵌挿されている。

第３バンド１０′の遊端には、バックル１２が装着され
ている。

上述の本考案装置をもって、天板８上に載置物１３を固
定するには、載置物１３を、天板８上における両連結金
具９，９間の適所に載置して、両連結金具９，９を、載
置物１３の両側面直下に移動させる。

ついで、各角当て具１１を載置物１３の上角部に当て、
同第２、第３両バンド１０．１０’をバックル１２をも
って緊張する。

上述のように、本考案装置によれば、天板８や載置物１
３になんらの加工を施す必要はなく、また、両歌付金具
１，１と両連結金具９，９の位置、および、両バックル
３，１２により、各バンド２，１０．１０’の長さを適
宜調節することにより、厚さや大きさの異なる机の天板
８上の任意の個所に、各極大きさの載置物１３を、至極
簡単に固定することができる。

また、各両バンド２．１０．１０’は、いずれも天板８
の上面と載置物１３の側面にって緊張しうるので、邪魔
にならず、かつ体裁がよい。

第３図は取付金具の他の例を示すもので、この取付金具
２１は、上記取付金具１の締付装置７に代えて、下部水
平片２１ａの上面に板ばね２２を設け、取付金具１を板
ばね２２の弾圧力により、天板２３の端部に固定するよ
うにしたものである。

なお、２４は第１バンドで、本取付金具２１も、取付金
具１と同様に使用することができる。

第４図は、取付金具のさらに他の例を示すもので、この
取付金具３１は、その上下両水平片３１ａ、３１ｂの間
隔を、天板３２の厚さより若干大きくして、天板３２の
端部に被嵌し、上記締付装置７あるいは板ばね２２を省
略したものである。

天板３２の厚さは、通常の机においては大差なく、また
取付金具３１は、第１バンド３３により第４図右方に引
張られて、天板３２の端面に圧接して固定されるので、
上述の固定装置を省略しても実用上差支えない。

なお、角当て具１１は、第２、第３バンド１０．１０’
として柔軟な素材を使用するときは、省略してもよい。

さらに、等寸多数の天板８の一定個所に、それぞれ等寸
の載置物１３を固定するような場合には、バックル３を
省略し、かつ連結金具９を第１バンド２に対して固定し
ておいてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案装置の一実施例の使用状況を示す正面
図、第２図は、同じく平面図、第３図は、取付金具の他
の例を示す正面図、第４図は、取付金具のさらに他の例
を示す正面図である。 １・・・・・・取付金具、１ａ・・・・・・上部水平片
、１ｂ・・・・・・下部水平片、２・・・・・・第１バ
ンド、３・・・・・・バックル、４・・・・・・ねじ杆
、５・・・・・・押え板、６・・・・・・バンドル、７
・・・・・・締付装置、訃・・・・・天板、９・・・・
・・連結金具、９ａ・・・・・・水平片、９ｂ垂直片、
１０・・・・・・第２バンド、１０′・・・・・・第３
バンド、１１・・・・・・角当て具、１２・・・・・・
バックル、１３・・開戦置物、２１・・・・・・取付金
具、２１ａ・・・・・・下部水平片、２２・・・・・・
板ばね、２３・・・・・・天板、２４・・・・・・第１
バンド、３１・・・・・・取付金具、３１ａ・・・・・
・上部水平片、３１ｂ・・・・・・下部水平片、３２・
・・・・・天板、３３・・・・・・第１バンド。

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）第１バンドの両端部に、互いに対向するコ字形取
   付金具の上部水平片を止着するとともに、同じく上面適
   所に、第２バンド及び第３バンドの基端を取付け、かつ
   第２、第３両バンドの遊端同士を、適宜連結してなる机
   上載置物の固定装置。
2. （２）１２、第３両バンドの基端が、第１バンドの長手
   方向に移動可能である実用新案登録請求の範囲第１項に
   記載の装置。
3. （３）第１バンドが、バックルにより長さ調節しうるも
   のである実用新案登録請求の範囲第１項又は第２項に記
   載の装置。
4. （４）第２、第３両パッドのいずれか一方の遊端にバッ
   クルを取付け、このバックルに、他方のバンド遊端を係
   止しうるようにしである実用新案登録請求の範囲第１項
   乃至第３項のいずれかに記載の装置。
5. （５）コ字形取付金具が、締付用ねじ杆を備える万力式
   のものである実用新案登録請求の範囲第１項乃至第４項
   のいずれかに記載の装置。