JPS6034955B2 - 1,4,7,10,13,16−ヘキサオキサシクロオクタデカンを,単離する方法 - Google Patents

1,4,7,10,13,16−ヘキサオキサシクロオクタデカンを,単離する方法

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JPS6034955B2
JPS6034955B2 JP53074318A JP7431878A JPS6034955B2 JP S6034955 B2 JPS6034955 B2 JP S6034955B2 JP 53074318 A JP53074318 A JP 53074318A JP 7431878 A JP7431878 A JP 7431878A JP S6034955 B2 JPS6034955 B2 JP S6034955B2
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nitromethane
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D323/00Heterocyclic compounds containing more than two oxygen atoms as the only ring hetero atoms

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、 1,4,7,10,13,16ーヘキサオキシクロオク
タデカンを、1つまたはそれ以上のその他の大環状ポリ
ェーテルをも含む混合物から単離する方法に関するもの
である。
以下において、 1,4,7,10,13,16−へキサオキシクロオク
タデカンは、その通称である「18ークラウン(cro
wn)−8」という名でも呼ぶことにする。
その構造式は、構造式一覧表(化合物9)に示してある
。18−クラウン−6は、テトラエチレングリコールと
ビス(2ークロロェチル)エーテルとを、溶媒としての
テトラヒドロフランおよび水酸化カリウムの存在下で加
熱して製造することができる(“Synthesis”
,1976,516〜516頁参照)。
このようにして生成した反応混合物は、18ークラゥン
−6、塩化カリウム、水、および副産物すなわち18−
クラウン−6より大きな環を持つ大環状ポリェーテルを
含む。反応混合物から溶媒を蒸発させると、褐色のスラ
リーが得られ、これにジクロロメタンを添加した。こう
して得られた溶液から塩化カリウムを炉週で除去し、炉
液を乾燥(Mが04)して、この乾燥炉液から溶媒を蒸
発させると、粗18−クラウン−6の残分が得られた。
この残分を蒸留すると18ークラウン−6を含む退色し
た蟹出物が得られた、この留出物をアセトニトリル中に
溶解させ、その溶液を−45qoまで冷却した。生じる
18ークラウン−6−アセトニトリル鍔体の沈澱物を炉
過によって収集した。この錯体を蒸留すると、純粋な1
8−クラウン−6の留出物が得られた。この方法の欠点
は、18−クラウン−6を2回蒸留しなければならず、
またこの蒸留中に強力で破壊的な爆発が発生するのを防
ぐために費用のかかる手段を講じなければならないこと
である。
(“Chemにal & Engineeri
ng News’’,Septem広r6 1970
5頁,およびDecember13,1976,5頁を
参照)。更に、18ークラゥンー6の収量がかなり少な
いことも欠点に教えられる。本出願人は、18−クラウ
ン−6を高収率で得ることができかつ蒸留操作を必要と
しない18−クラウン−6の単離法を発見し、上述の爆
発の発生を防止したのである。従って、この発明は、1
,4,7,10,13,16−へキサオキシクロオクタ
デカンを、1つまたはそれ以上のその他の大環状ポリェ
ーテルをも含む混合物から単離する方法を提供するもの
であって、その方法は、1,4,7,10,13,16
ーヘキサオキシクロオクタデカンを、上記大環状ポリェ
ーテルに対する溶媒の存在下で、ニトロメタンと反応さ
せて、1,4,7,10,13,16−へキサオキシク
ロオクタデカンとニトロメタンとも鏡体を沈澱させ、上
記錯体を含む混合物から上記沈澱した錯体を分離し、分
離した鎚体を解離して、各成分を相互に分離することを
特徴とする。驚くべきことには、ニトロメタンを、18
ークラウンー6と1つまたはそれ以上のその他の大環状
ポリェーテルとを含む混合物に接触させると、ニトロメ
タンは、18−クラウン−6としか鍔体を形成しないと
いう選択性を示すことである。
従って、この発明に従って得られた18ークラウンー6
−ニトロ〆タン錯体は、18−クラウン−6以外の大環
状ポリェーテルを含んでいないか、または殆んど含んで
いないかである。18−クラウン−6−ニトロメタン錆
体は、ニトロメタン蒸気を発生するので、この錯体は、
開放空気中に放置しておけば簡単に解離して18ークラ
ウンー6とニトロメタンとになる。
また、真空下で加熱して、生成するニトロメタン蒸気を
除去すると、この錨体は急速に解離し、純粋な、または
殆んど純粋な18ークラウン−6が残る。加熱は例えば
、35℃〜125qoの温度、5〜150岬a(5〜1
500)10‐3k9/鮒絶対)の圧力で行なうことが
できる。この発明に従う方法は、その中で18−クラウ
ン−6一ニトロ〆タン錯体が沈澱できるような、大環状
ポリェーテルに対する溶媒の中で、行なわなければなら
ない、本質的にニトロメタンよりなる溶媒は、このよう
な溶媒であることができる。
溶媒中の規定化合物の含有率が50%以上であるときに
は、その溶媒は本質的に規定化合物よりなる溶媒と見な
される。この発明の特徴に従えば、溶媒は本質的にエー
テルよりなる。
望ましいエーテルは、ジアルキルェーテルおよび環状エ
ーテルである。ジアルキルェーテルの例としては、ジェ
チルェーテル、ジーnーブチルェーテルおよびジ−n−
へキシルェーテルがある。18ークラウンー6一ニトロ
〆タン錯体は、同一温度では、ニトロメタン中に溶ける
よりもジェーテル中に溶ける方がかなり少ないので、出
発物質中に存在する18ークラウン−6の比較的に多く
の部分を単離することができる。
環状エーテルの特に望ましい例は、1,4ジオキサンお
よびテトラヒドロフランである。この発明のもう1つ別
の特徴に従えば、溶媒は本質的にアルカノール、炭化水
素(または炭化水素混合物)または水よりなる。
適当なアルカノールの例は、1〜5個の範囲内の炭素原
子をもつものであって例えばメタノール、エタノール、
2−プロパノールおよび第三ブタノールである。適当な
炭化水素の例としては、ベンゼン、トルェン、3つのキ
シレン、およびへブタンがある。特に望ましい溶媒は、
メタノールとベンゼンである。水に溶解した18ークラ
ウンー6は、ニトロメタンと反応、させて18ークラウ
ン−6ーニトロメタン錆体の沈澱物を形成することによ
って分離することができる。溶剤混合物、例えばジェチ
ルェーテルとエタノールとの混合物も使用することがで
きる。18−クラウン−6一アセトニトリル錯体は、前
三節に示した各溶剤から沈澱させるのが非常に難かしい
というのは、そもそも、この錨体はこれらの溶剤にあま
りにもよく溶けるからである。18−クラウン−6とニ
トロメタンとの間の反応は、18ークラウン−6の非常
に多くの部分を単離するためには、−25℃〜十35℃
の温度範囲で行なうのが望ましく、また、溶剤が本質的
にニトロメタンよりなるときは、0℃〜一25qoの温
度範囲で行なうのが望ましい。
溶媒が本質的にエーテル、アルカノール、炭化水素(ま
たは炭化水素混合物)または水よりなる場合は、18−
クラウン−6とニトロメタンとの間の反応を0℃〜十3
5qoの温度範囲で行なうことが極めて適切である。周
囲の温度例えば、lyo〜25qoの間の温度も、極め
て適当である。18−クラウン−6−ニトロメタン鍔体
は、この鍔体を含む混合物から、例えば炉週、遠心分離
またはデカンテーションによって容易に分離することが
できる。
18ークラウン−6−ニトロ〆タン錯体は、18−クラ
ウン−6の1分子につき、2分子のニトロメタンをもっ
ている。
従って、18−クラウン−6とニトロメタンとを反応さ
せるには、ニトロメタンと18−クラウン−6とのモル
比を少なくとも2:1にしておく。このモル比は、20
:1より高くないことが望ましい。この範囲は特に重大
なものではなく、この範囲外のニトロメタン対18−ク
ラウン−6のモル比も、もし望むならば使用することが
できる。18ークラウンー6−ニトロ〆タン錯体は、適
当な方法であればいかなる方法によっても沈殿させるこ
とができる。
その方法には、例えば出発混合物にニトロメタンを加え
、もし望むならば、こうして得られた混合物を適当な温
度まで冷却すること、または出発混合物をジェチルェー
テル中に溶解させて、こうして得られた溶液に周囲温度
においてニトロメタンを添加すること、または、出発混
合物を上述の溶媒のいずれか例えばメタノール中に熔解
させ、これにニトロメタンを加え、もし望むならば、得
られた混合物を適当な温度にまで冷却することがある。
出発物質は、18−クラウン−6がニトロメタンと反応
する温度において、固体または液体であることができる
。出発物質中の18ークラウン山6は、どんな方法で作
ったものであってもよい。
テトラエチレングリコールを、ビス(2−ハロエチル)
エーテル(ここで、ハロはクロロ、プロモまたはイオド
を表わす)と、水酸化アルカリ金属の存在下で反応させ
ることによって非常に良い結果が得られた。もし望むな
らば、生成したハロゲン化アルカリ金属と、もし存在す
れば溶媒とを、得られた反応混合物から除去して、18
−クラウン−6含有出発物質を残すこともできる。18
−クラウン−6を製造するその他の方法としては、【1
} 17ークロロー3,6,9,12,15−ペンタオ
キサヘプタデカノールから、塩化水素を脱離させ、次い
でカリウム第三ブトキシ下の存在下で、閉環させる。
(英国特許明細書第1285367号参照){2) エ
チレンオキシドの接触オリゴマ−化。
(ドイツ特許公開明細書第2401126号参照)‘3
1 トリエチレングリコールを、水酸化カリウムと10
%水性テトラヒドロフランとの存在下で、3,6−ジオ
キサ−1,8ージクロロオクタンと反応させる。(J.
仇g.Chem.39(1974)2446頁参照)こ
の発明を以下の実施例によって更に説明する。
粗18−クラウン−6の製造3リットルの三つ口丸底フ
ラスコに機械的燈梓器、還流コンデンサおよび250の
‘の滴下漏斗を取り付け、その中に水酸化カリウムのべ
レツト(416夕、6.3モルのKOHを含む)、テト
ラエチレングリコール(1.25モル)およびテトラヒ
ドロフラン(1000の‘)を入れた、この反応槽を加
熱マントルの中に入れ、おだやかに加熱した。
15分後、テトラヒドロフラン(150地)中にビス(
2−クロロェチル)ェ−テル(3.125モル)を含む
溶液を、滴下漏斗から一つの流れとして、激しく損拝し
た反応体の中に添加した、それから反応混合物を、還流
下で燈拝しながら1斑時間加熱した。
引き続き、反応混合物を冷却し、溶媒を1.9kPa(
1.9kg/c虎絶対)の圧力下で除去して、褐色のス
ラリーを得、これにジクロロメタン(750の‘)を加
えた。得られた塩化カリウムの懸濁液を炉過し、炉過に
よって除去した塩化カリウムをジクロロメタン(100
の‘)で洗浄した。溶液と洗浄液とを合せて、無水硫酸
マグネシウムの上で乾燥し、1.9kPa(1.9k9
/c柊絶対)の圧力下で溶剤を蒸発すると、粗18ーク
ラウン−6(396夕)の残留分が得られた。
この絹生成物には、0.531モルの18ークラウン−
6(収率42.5%、出発テトラエチレングリコールに
基ずし、た計算値)、塩化カリウムおよび少なくとも8
種類のその他の化合物(その中には、1,4,7,10
,13,16,19,22,25,28,31,34ー
ドデカオキサシクロヘキサトリアコンタン、ヘキサェチ
レングリコールおよび禾反応のテトラエチレングリコー
ルが入っている)が含まれている。この粗18−クラウ
ン−6を用いて、以下の実験を行なった。実施例 1 −2000におけるニトロメタン中の18−クラウン−
6の単機上述のようにして得られた粗18−クラウン−
6(3.021夕)を、ニトロメタン(4机上)に中に
溶解した。
得られた溶液を−2000まで冷却し、生成した18−
クラウン−6−ニトロ〆タン錯体を炉過分離した(1.
248夕)、この錯体を30分間、温度70℃、圧力1
次a(13×10‐3k9/塊絶対)に保持したところ
、37%の収率(出発テトラエチレングリコール基準の
計算値)、または87%の収率(粗18−クラウン−6
中の18−クラウン−6基準の計算値)で、18−クラ
ウン−6が残分として得られた。この18−クラウン−
6の純度は、99.5%以上であった。比較実験 A −2000におけるアセトニトリル中の18−クラウン
−6の単機上述のようにして作った粗18−クラウン−
6(3.021夕)をアセトニトリル(4叫)の中に溶
解した。
得られた溶液を−20ooまで冷却し、18−クラウン
−6−アセトニトリル鋸体を炉過分離した。この錆体を
30分間、温度70oo、圧力1班a(13×10‐3
k9/旅絶対)に保持したところ、出発テトラエチレン
グリコール基準で計算した収率27%、あるいは粗18
−クラウン−6中の18−クラウン−6基準で計算した
収率63%で、残分として18−クラウン−6が得られ
た。実施例1と比較してみると、ニトロメタンとの錯体
化の方がはるかに高い収率で18−クラウン−6が得ら
れることがわかる。比較実験 B −45q0におけるアセトニトリル中の18−クラウン
−6の単離この実験は、“Syn比es$”1976,
515〜516頁記載の方法に従って行なった、前述の
ようにして作った粗18−クラウン−6(39.6夕)
を、2岬a(20×10‐3k9/地絶対)の圧力下で
蒸留して沸点が140〜210午○の蟹出物(21.3
のを得た。
この蟹出物を20q0においてアセトニトリル(53私
)と混合し、混合物を−45q0まで冷却した。得られ
る18ークラウンー6一アセトニトリル錯体を炉過分離
し、2Pa(2×10‐3k9/の絶対)の圧力で蒸留
にかけると、出発テトラエチレングリコール基準で計算
した収率25%、あるいは、粗18−クラウン−6中の
18ークラウンー6基準で計算した収率59%で、蟹分
として18−クラウン−6が得られた。実施例1と比較
してみると、−20q Cにおけるニトロメタンとの錆
体は、一460におけるアセトニトリルとの錯体化より
もはるかに高い収率を与えることが判る。実施例 ロ 十20oCにおけるニトロメタン中の18ークラウンー
6の単離前述の如く調製した粗18ークラウン−6(3
.04夕)を20ooにおいてニトロメタン(5柵)と
混合した。
1曲時間後、生成沈澱物を炉過分離し、3び分間、温度
7000、圧力1がa(13×10‐3k9/嫌絶対)
の下に保持したところ、出発テトラエチレングリコール
基準で計算した収率28%、あるいは粗18ークラウン
−6中の18−クラウン−6基準で計算した収率66%
で、残分として18ークラウンー6が得られた。
この収率を、実施例1で得られた高収率と比較してみる
と、溶媒としてニトロメタンを使用したとき−20qo
という温度が好影響をもたらしていることが判る。実施
例 m 十2000におけるジェチルェーテル中の18−クラウ
ン−6の単離前述のごとく調製した粗18−クラウン−
6(3.5夕)を、ジェチルェーテルを20のとずつ4
回用いて抽出した、こうして得られた塩化カリウムの残
分を炉過除去し、四つの炉液を併せて、それから溶媒を
蒸発した。
次に、ニトロメタン(0.7机)とジェチルェーテル(
5.1の‘)との混合物を20o0において加えたとこ
ろ、18−クラウン−6ーニトロメタン錆体が直ちに沈
澱した。この沈澱銭体を炉過分離し、30分間、温度7
0oo、圧力1雑a(13×10‐3k9/鮒絶対)の
下に保持したところ、出発テトラエチレングリコール基
準で計算した収率37%、あるいは粗18−クラウン−
6中の18−クラウン−6基準で計算した収率87%で
、残分として18ークラゥンー6が得られた。この収率
を、実施例ロの低収率と比較してみると、ジェチルェー
テルが好影響をもたらしていることが判る。実施例 W
十20午0におけるメタノール中の18−クラウン−6
の単離前述のように調製された粗18−クラウン−6(
3.16夕)を、ニトロメタン(0.6の【)およびメ
タノール(4.4の‘)と、20マ0において混合した
16時間後、生成沈澱物を炉過分離し、3粉ご間、温度
7000、圧力1班a(13×10‐3k9/係絶対)
の下に保持したところ、出発テトラエチレングリコール
基準で計算した収率13%、あるいは粗18−クラウン
−6中の18−クラウン−6基準で計算した収率31%
で、残分として18ークラウン−6が得られた。
この収率を実施例0およびmの高収率と比較してみると
、この場合、ジェチルェーテルとニトロメタンとが、メ
タノールよりもずっと望ましい溶媒であることが判る。
実施例 V ジェチルェーテル中における大環状ポリェーテルNo.
3からの18ークラウンー6の分離ニトロメタン(0.
6の{)を、2000において、ジヱチルエーテル(6
泌)中に18−クラウン−6(1.13ミリモル)と構
造式一覧表に示す大環状ポリェーテルNo.3(1.1
5ミリモル)とを含む溶液中に加えた。
生成沈澱物を炉過分離し、1の‘のジェチルエーテル/
ニトロメタン(10/IV/V)で2000において洗
浄し、20G0の乾燥空気で乾燥した。乾燥沈澱物は、
18−クラウン−6−ニトロ〆タン錯体であって、18
ークラウン−6の出発量の92%を含み、18−クラウ
ン−6と大環状ポリェーテルNO.3との乾燥沈澱物中
のモル比は97:3であった、この銭体を30分間、温
度7000、圧力1班a(13×10‐3k9/c湊絶
対)に保持したところ、3%の大環状ポリェーテルNo
.3を含む18−クラウン−6が残分として得られた。
実施例 の〜幻 各種溶媒中における18−クラウン−6−ニトロ〆タン
錯体の沈澱ニトロメタン(1.48ミリモル)を、25
qoにおいて溶媒(1叫)中に18ークラウンー6(0
.19ミリモル)と構造式一覧表の大環状ポリェーテル
M.3(0.19ミリモル)とを含む溶液中に添加した
沈澱した18−クラウン一6ーニトロメタン鍔体を炉過
分離した、炉過された物質を、3び分間、温度70℃、
圧力1班a(13×10‐8k9/が絶対)の下に保持
したところ、ニトロメタンと18−クラウン一6とに解
離し、ニトロメタンは真空中に吸引除去された。次に1
8−クラウン−6を計量し、その収率を18ークラウン
ー6の出発量を基準にして計算した。このようにして6
つの溶媒についてテストを行なった。表1にこの結果を
示す。18−クラウン−6の純度は、各実施例において
いずれも99%であった。
表 I 比較実験 C ジヱチルェーテル中における18−クラウン−6−アセ
トニトリル錆体の沈澱アセトニトリル(1.48ミリモ
ル)を、25午0において、ジェチルェーテル(1のと
)中に18−クラウン−6(0.19ミリモル)と構造
式一覧表の大環状ポリェーテルNo.3(0.19ミリ
モル)とを含む溶液に加えた。
18−クラウン−6ーアセトニトリル鉛体が即座に晶出
し、これを炉過分離した。
これは、18−クラウン−6の出発量の40%を含んで
いた。実施例のと比較すると、ニトロメタンはアセトニ
トリルよりも、18−クラウン−6のずっと多くの部分
を錯体化したことが判る。18−クラウン−6の純度は
99%以上であった。
比較実験 D〜日 5種類の溶媒中における18ークラウンー6ーアセトニ
トリル錨体の沈澱未遂実施例 血〜Mの実験を、ニトロ
メタン(1.15ミリモル)の代りに、アセトニトリル
(1.71ミリモル)を使用して行なった。
5つの実験のすべてにおいて、沈澱は生成しなかった。
比較実験1〜P18−クラウン−6以外の大環状ポリェ
ーテルとニトロメタンとの錆体の製造未遂これらの8つ
の実験は、表01こ示す大環状ポリェーテルを用いて行
なった。
これらの構造式は、構造式一覧表に示してある。各大環
状ポリェーブルには、表0および構造式一覧表に示した
番号がつけてある。表 D 比較実験No.1においては、ニトロメタン(1.15
ミリモル)を、ジェチルェーテル(1の‘)中の大環状
ポリェーテル恥.1の飽和溶液に、260において、添
加した。
比較実験No.J〜Pにおいては、ニトロメタンを、2
5q0において、ジエチルエーテル中に大環状ポリェー
テルを100の9含む溶液に添加した。8つの実験にす
べてにおいて、沈澱は生じなかつた。
比較実験 Q 大環状ポIJエーテル地.1−ニトロメタン錆体の沈澱
未遂ニトロメタン(1.15ミリモル)を、260にお
いて、メタノール(1の【)中の大環状ポリェーテルN
o.1(表ロおよび構造式一覧表参照)の飽和溶液に添
加したが、沈澱は生じなかった。
【図面の簡単な説明】
図面は化合物の構造式一覧表であり、1〜8は実施例に
使用した大環状ポリェーテルの構造式を示し、9は1,
4,7,10,13,16−へキサオキシクロオクタデ
カンの構造式を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1,4,7,10,13,16−ヘキサオキシクロ
    オクタデカンを、1つまたはそれ以上のその他の大環状
    ポリエーテルをも含む混合物から単離する方法であつて
    、上記大環状ポリエーテルに対する溶媒の存在下で、上
    記1,4,7,10,13,16−ヘキサオキシクロオ
    クタデカンをニトロメタンと反応させて、1,4,7,
    10,13,16−ヘキサオキシクロオクタデカンとニ
    トロメタンの錯体を沈澱させ、上記錯体を含む混合物か
    ら上記沈澱した錯体を分離し、分離した錯体を解離して
    、各成分を相互に分離することを特徴とする上記単離方
    法。 2 溶媒が本質的にニトロメタンからなることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 溶媒が本質的にエーテルからなることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 エーテルがジアルキルエーテルであることを特徴と
    する特許請求の範囲第3項記載の方法。 5 ジアルキルエーテルがジエチルエーテルであること
    を特徴とする特許請求の範囲第4項記載の方法。 6 エーテルが環状エーテルであることを特徴とする特
    許請求の範囲第3項記載の方法。 7 環状エーテルが1,4−ジオキサンであることを特
    徴とする特許請求の範囲第6項記載の方法。 8 環状エーテルがテトラヒドロフランであることを特
    徴とする特許請求の範囲第6項記載の方法。 9 溶媒が本質的にアルカノールからなることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の方法。 10 アルカノールがメタノールであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第9項記載の方法。 11 溶媒が本質的に炭化水素または炭化水素の混合物
    からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 12 炭化水素がベンゼンであることを特徴とする特許
    請求の範囲第11項記載の方法。 13 溶媒が本質的に水よりなることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 14 特許請求の範囲第1項ないし第13項のいずれか
    に記載の方法であつて、1,4,7,10,13,16
    −ヘキサオキシクロオクタデカンとニトロメタンとの間
    の反応を−25℃〜+35℃の間の温度範囲の温度で行
    なうことを特徴とする方法。 15 特許請求の範囲第2項記載の方法であつて、1,
    4,7,10,13,16−ヘキサオキシクロオクタデ
    カンとニトロメタンとの間の反応を、0℃〜−25℃の
    間の温度範囲の温度で行なうことを特徴とする方法。 16 特許請求の範囲第3項ないし第13項のいずれか
    に記載の方法であつて、1,4,7,10,13,16
    −ヘキサオキシクロオクタデカンとニトロメタンとも間
    の反応を、0℃〜+35℃の間の温度範囲の温度で行な
    うことを特徴とする方法。 17 特許請求の範囲第1項ないし第16項のいずれか
    に記載の方法であつて、出発混合物中の1,4,7,1
    0,13,16−ヘキサオキシクロオクタデカンが、水
    酸化アルカリ金属の存在下で、テトラエチレングリコー
    ルとビス(2−ハロエチル)エーテルとを反応させるこ
    とによつて得られたことを特徴とする方法。
JP53074318A 1977-06-23 1978-06-21 1,4,7,10,13,16−ヘキサオキサシクロオクタデカンを,単離する方法 Expired JPS6034955B2 (ja)

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