JPS6252751B2 - - Google Patents

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JPS6252751B2
JPS6252751B2 JP54143932A JP14393279A JPS6252751B2 JP S6252751 B2 JPS6252751 B2 JP S6252751B2 JP 54143932 A JP54143932 A JP 54143932A JP 14393279 A JP14393279 A JP 14393279A JP S6252751 B2 JPS6252751 B2 JP S6252751B2
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JP
Japan
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crown
complex
dimethyl carbonate
dimethyl
dimethyl oxalate
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JP54143932A
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JPS5592382A (en
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Uan Zon Arii
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Shell Internationale Research Maatschappij BV
Original Assignee
Shell Internationale Research Maatschappij BV
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Publication date
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Publication of JPS6252751B2 publication Critical patent/JPS6252751B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D323/00Heterocyclic compounds containing more than two oxygen atoms as the only ring hetero atoms

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Cephalosporin Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は大環状ポリエーテル1,4,7,10,
13,16−ヘキサオキサシクロオクタデカン(以下
18−クラウン−6と称する)の新規錯体、および
この大環状ポリエーテルを含む混合物から18−ク
ラウン−6を単離するにあたり、新規錯体が混合
物から大環状ポリエーテルを分離させるのに有利
に使用される上記単離法に関する。 18−クラウン−6はたとえばカリウムの如き低
級アルカリ金属陽イオンの錯体生成に特に利用価
値があるので、18−クラウン−6にかなり著しい
技術的興味が生じており、その結果としてこの大
環状ポリエーテルを製造するのに多数の合成技術
が提案される。これらのうち、米国特許第
3928386号記載のエチレンオキシドの接触オリゴ
マ化および「合成(Synthesis)」誌1976年515−
516ページ記載の、水酸化カリウムおよびテトラ
ヒドロフランの存在下でテトラエチレングリコー
ルとビス(2−クロロエチル)エーテルとの反応
を引用することができる。 上記に引用されたオリゴマ化により反応混合物
から18−クラウン−6を単離する開示技術は、酸
洗浄アルミナまたはシリカによるクロマトグラフ
分離および揮発性炭化水素による溶離を包含す
る。この単離法は、18−クラウン−6に対するア
ルミナまたはシリカの吸収力が幾分低く、使用済
のアルミナまたはシリカを再生または廃棄し、新
鮮なアルミナまたはシリカと取りかえなければな
らないので、商業的見地からは特に興味のあるも
のではない。 「合成」誌1976年515−516ページ記載の製造の
主要な欠点は、18−クラウン−6を蒸留して取り
出さなければならず、従つて18−クラウン−6の
蒸留中に起こると知られている強力な破壊的爆発
の発生を回避するために追加の手段をとらなけれ
ばならない〔「化学および技術のニユース
(Chemical and Engineering News)」1976年9
月6日号5ページおよび1976年12月13日号5ペー
ジ参照〕。さらにアセトニトリルによる錯体を経
由する18−クラウン−6の単離は、18−クラウン
−6−アセトニトリル錯体のアセトニトリルに対
する溶解度が高いので、過剰量のアセトニトリル
から18−クラウン−6−アセトニトリル錯体を沈
殿させるには非常に低い温度(−45℃)を使用し
なければならない不利がある。 この化合物を含む混合物から18−クラウン−6
の単離は、また欧州特許出願公報第0000218号に
記載され特許請求に係る錯化剤としてニトロメタ
ンを使用して実施することもできる。単離は環境
温度またはそれより幾分低温度において行なうこ
とができ(ニトロメタンに対する18−クラウン−
6−ニトロメタンの溶解度が低いために)、ニト
ロメタンは錯体を大気圧以下の圧力で加熱するこ
とにより錯体から除くことができるので、18−ク
ラウン−6−ニトロメタンからこれを除くために
は18−クラウン−6は蒸留の必要がない。 しかしニトロメタンの使用は、特に大規模運転
を行なう場合にはその毒性により、また比較的高
温度にされた場合には爆発の危険による若干の欠
点を示す。 18−クラウン−6は炭酸ジメチルまたはシユウ
酸ジメチルと、たとえば上記に引用された製法で
18−クラウン−6を製造するにあたり反応生成物
として得られる混合物を含めて、18−クラウン−
6を含む混合物からこの化合物を単離するのに有
利に使用できる錯体を形成することが見いだされ
た。 従つて本発明は1,4,7,10,13,16−ヘキ
サオキサシクロオクタデカン(18−クラウン−
6)1モルにつき炭酸ジメチルまたはシユウ酸ジ
メチル1モルを含むことを特徴とする、上記18−
クラウン−6と炭酸ジメチルまたはシユウ酸ジメ
チルとで形成される新規錯体ならびに18−クラウ
ン−6を含む混合物から18−クラウン−6を単離
するにあたり、18−クラウン−6を炭酸ジメチル
またはシユウ酸ジメチルと処理し、18−クラウン
−6と炭酸ジメチルまたはシユウ酸ジメチルとの
錯体を沈殿させ、沈殿した錯体を非錯体物質の生
成溶液から分離し、分離した錯体を解離させて非
錯体の18−クラウン−6を得ることを特徴とする
上記18−クラウン−6の単離法に関する。 本発明の方法は、1種または2種以上の他の大
環状ポリエーテルの存在下においても、炭酸ジメ
チルおよびシユウ酸ジメチルは選択的に18−クラ
ウン−6と錯体を形成するので、18−クラウン−
6が単に高い効率のみでなく、高い純度で(18−
クラウン−6の出発使用量を基準に計算して98%
以上また屡々99.5%以上)単離できる点で有利で
ある。のみならず、炭酸ジメチルおよびシユウ酸
ジメチルは錯体を減圧下たとえば5Pa〜6kPa
(Pa:パスカル)の圧力下で室温または適当な温
度に保つことにより、定量的に取り除くことがで
きるので、18−クラウン−6が容易に得ることが
できる。 本発明の新規18−クラウン−6−炭酸ジメチル
錯体は、18−クラウン−6をそのままで、または
混合物に含まれている時には炭酸ジメチルと−30
℃〜+30℃好ましくは0℃〜+20℃の範囲内の温
度で処理することにより好適に製造できる。本発
明の新規18−クラウン−6−シユウ酸ジメチル錯
体は、18−クラウン−6を含む混合物を、シユウ
酸ジメチルと+40℃〜−30℃好ましくは+30℃〜
0℃の範囲内の温度で処理することにより好適に
製造できる。炭酸ジメチルを使用した場合は、+
10℃未満の温度たとえば+4℃で最良の結果が得
られ、シユウ酸ジメチルを使用した場合は、環境
温度において既に優秀な結果が得られる。 18−クラウン−6−錯体は任意の慣用液−固分
離技術によりたとえば過、遠心分離または傾瀉
によつて非錯体物質を含む溶液から容易に分離す
ることができる。 新規錯体は1:1型すなわち炭酸ジメチルまた
はシユウ酸ジメチル1モルにつき18−クラウン−
61モルのものと思われるので、18−クラウン−6
はモル比が1よりも少なくない錯化剤と18−クラ
ウン−6を使用して錯化剤と通常反応させる。好
ましくは適用モル比は、範囲は臨界的ではないが
10:1を越すことはない。炭酸ジメチルまたはシ
ユウ酸ジメチルを使用することによるさらに追加
の利点は、ニトロメタンは18−クラウン−6−ニ
トロメタン錯体1モルにつき2モル除去されなけ
ればならないのに比較して、等モル量の錯化剤が
分離された錯体から除去されればよいという点で
ある。 本発明の方法は、たとえば1,4,7,10,13
−ペンタオキサシクロペンタデカン(15−クラウ
ン−5)の如き1種または2種以上の他の大環状
ポリエーテルの存在下においても、18−クラウン
−6をこの化合物を含む混合物から選択的に単離
させる点で特に興味深い。 本発明の方法は、18−クラウン−6が可溶であ
つて、生成錯体の溶解度が実質的に一層低い溶媒
を含む環境で実施するのが好ましい。この説明の
目的のために、溶媒は溶媒中に含まれるこの特定
化合物の含有量が50重量%よりも多い場合には、
実質的に特定化合物よりなるものとされる。 特に良好な種類の溶媒は、ジアルキルエーテル
たとえばジエチルエーテル、ジ−n−ブチルエー
テルおよびメチル−t−ブチルエーテルの種類を
含む。固形錯体は、上記エーテル類を使用した場
合は通常直ちに形成される。ジメトキシエタンお
よびジエトキシエタンの如きジアルキルジエーテ
ル類もまた溶媒として有利に使用することができ
る。 ジオキサンおよびテトラヒドロフランの如き環
状エーテルもまた、好ましくは比較的少量でかつ
低温において溶媒として使用できる。炭酸ジメチ
ル自体もまた18−クラウン−6−炭酸ジメチル錯
体の製造法で溶媒として使用することができる。 18−クラウン−6錯体はまたメタノール、エタ
ノール、i−プロパノールまたは1,2−ジヒド
ロキシエタンが溶媒として使用される場合にも形
成される。溶媒はさらにアセトンおよびメチルエ
チルケトンの如きケトン類ならびに炭化水素また
は炭化水素混合物(たとえばベンゼン、トルエン
またはキシレン類およびヘキサンおよびヘプタン
の如き脂肪族炭化水素)を包含する。溶媒混合物
もまた使用してもよい。アルカノール、ケトンま
たは炭化水素を使用する場合には、混合物を少な
くとも2時間低温に保持することにより錯体は最
も良く形成される。溶媒として水を使用する場合
には、錯体は全く得られない。しかし水と混り合
う溶媒を使用する場合には、25%までの分量の水
は差支えない。 出発混合物中の18−クラウン−6は任意の適当
な方法で、たとえば錯化剤を出発混合物に加え、
所望によりこのようにして得られた混合物を錯体
が容易に沈殿する温度に冷却することにより、ま
たは出発混合物を適当な溶媒に溶解し、溶媒の存
在下または不在下で、環境温度または幾分それよ
り低い温度で、得られた溶液に錯化剤を加えるこ
とによつて、錯化剤で処理してもよい。また別途
に出発混合物は錯化剤を適当な溶媒に溶解した溶
液で処理することもできる。出発混合物は固体で
あつても、また18−クラウン−6が炭酸ジメチル
と処理される温度において液状であつてもよい。 既に本明細書で説明した如く、炭酸ジメチルお
よびシユウ酸ジメチルは、1種または2種以上の
他の関聯大環状ポリエーテルの存在下または不在
下で18−クラウン−6を含む混合物から18−クラ
ウン−6を単離することができる。18−クラウン
−6約15重量%を含む未精製の反応混合物(たと
えばエチレンオキシドの接触オリゴマ化により得
られたような)から、また混合物の残部50重量%
が密接な関聯化合物15−クラウン−5からなる場
合でも18−クラウン−6約50重量%を含む混合物
から出発して、純粋な18−クラウン−6を回収す
る場合に高い効率で行なわれている。アルカリ金
属ハロゲン化物たとえば塩化カリウムがそのまま
でまたは18−クラウン−6と錯体を形成して存在
していてもまた反応混合物から18−クラウン−6
を単離することがまた可能である。その際には反
応混合物は、錯化剤で錯体生成後に、アルカリ金
属塩を過して除去するために、錯体が可溶な溶
媒でたとえば塩化メチレンで処理しなくてはなら
ない。錯化剤と所望の溶媒とを一緒に加えること
もまた可能である。 本発明の18−クラウン−6錯体は、それを減圧
下で所望によりたとえば80℃までの温度に静かに
加熱しながら処理し、錯化剤をとり除くことによ
つて、18−クラウン−6と錯化剤とに容易に解離
させることができる。通常5〜1kPaの圧力が十
分であるが、それよりも低い圧力もまた使用でき
る。また大気圧で加熱して18−クラウン−6を蒸
留させずに18−クラウン−6錯体特に18−クラウ
ン−16−炭酸ジメチル錯体を分解することも可能
である。 次に本発明をさらに具体的に説明するために、
下記実施例を示す。 例 1 (イ) 18−クラウン−6−炭酸ジメチル錯体 18−クラウン6 53gをジエチルエーテル1
mlに溶解した溶液に、25℃で炭酸ジメチル5当
量を加えた。固形の錯体が直ちに形成された。
沈殿した結晶を大気圧下で別した。この結晶
は出発量の81%の18−クラウン−6を含んでい
た。融点は39−54℃の範囲内であつた。 ジユウテロクロロホルム溶液中90MHzで記録
された。結晶の核磁気共鳴(NMR)スペクト
ルは、テトラメチルシラン標準物質に対して、
18−クラウン−6の存在を示すδ=3.688ppm
での吸収と、炭酸ジメチルの存在を示すδ=
3.792ppmでの吸収を示した。NMRスペクトル
から計算した18−クラウン−6−炭酸ジメチル
錯体の18−クラウン−6と炭酸ジメチルとのモ
ル比は1:1.01(±0.05)であつた。 炭酸ジメチルは室温で錯体を半時間減圧下
(2.6kPa)に保持することにより錯体から定量
的に除去された。 同様の実験が+4℃で錯体を形成することに
よつて行なわれた。この場合もまた直ちに固形
の錯体が形成された。過したのちに得られた
結晶は出発量の85%の18−クラウン−6を含ん
でいた。 (ロ) 18−クラウン−6−シユウ酸ジメチル錯体 ジエチルエーテル1mlに18−クラウン−6
53mgを溶解した溶液に、25℃でシユウ酸ジメチ
ル2当量を加えた。固形の錯体が直ちに形成さ
れた。沈殿した結晶を大気圧下で別し、シユ
ウ酸ジメチル0.425Mをジエチルエーテルに溶
解した溶液1mlで洗浄した。この結晶は出発量
の80%の18−クラウン−6を含んでいた。融点
は62−82℃の範囲であることが認められた。 ジユウテロクロロホルム溶液中90MHzで記録
された結晶のNMRスペクトルは、テトラメチ
ルシラン標準物質に対して、18−クラウン−6
の存在を示すδ=3.688における吸収と、シユ
ウ酸ジメチルの存在を示すδ=3.919における
吸収を示した。NMRスペクトルから計算され
た18−クラウン−6−シユウ酸ジメチル錯体の
18−クラウン−6とシユウ酸ジメチルとのモル
比は1:0.96であつた。 シユウ酸ジメチルは錯体を70℃で2時間
50Paに保つことによつて錯体から定量的にと
り除かれた。 例 2 各種の溶媒中における固形錯体形成 炭酸ジメチル(5当量*)またはシユウ酸ジメ
チル(2当量)を、第表に表示した溶媒に18−
クラウン−6(0.2M)を溶解した溶液に、表示
の温度で加えた。24時間の18−クラウン−6の回
収(%)ならびにそれぞれの錯体における18−ク
ラウン−6の炭酸ジメチルまたはシユウ酸ジメチ
ルに対するモル比(NMRスペクトルにより測
定)もまた第表に示されている。錯化剤は例1
記載のようにして錯体から除かれた。 〓 5当量とは溶液中に含まれている18−クラウ
ン−6のモル量の5倍を意味する。
【表】 固形錯体はn−ヘプタンを使用してもまた得ら
れた(炭酸ジメチル、25℃、回収率52%、モル比
1:0.96およびシユウ酸ジメチル、25℃、回収率
50%、モル比1:1.04)。濃度を高くした場合
(5倍)、錯体はベンゼン(炭酸ジメチル、25℃、
回収率59%、モル比1:1.07)および1,4−ジ
オキサン(炭酸ジメチル、25℃、回収率37%、モ
ル比1:0.98およびシユウ酸ジメチル、25℃、回
収率50%、モル比1:0.96)を使用して得られ
た。 例 3 炭酸ジメチルを使用する混合物からの18−クラ
ウン−6の単離 4℃で炭酸ジメチルでの選択的錯化により、18
−クラウン−6を18−クラウン−6−炭酸ジメチ
ル錯体を経由して、この化合物を含む混合物から
単離した。18−クラウン−6含有混合物は下記の
ものであつた。 A:18−クラウン−6 15%(重量/重量)を含
む粗反応混合物 B:18−クラウン−6 50%(重量/重量)を含
む反応混合物および C:15−クラウン−5と18−クラウン−6の混合
物(1:1)。 各錯体の分解後に得られた18−クラウン−6の
純度は、すべての場合98%であつた。使用溶
媒、反応混合物および炭酸ジメチルの使用量なら
びに単離法の効率すなわち例1(イ)記載の錯体分解
後回収された18−クラウン−6のパーセントを第
表に示す。
【表】 例 4 シユウ酸ジメチルを使用する混合物からの18−
クラウン−6の単離 18−クラウン−6 50%を含む反応混合物(1
g)を、ジエチルエーテル(3ml)にシユウ酸ジ
メチル(0.33g)を溶解した溶液で、室温で処理
した。沈殿した錯体を過して分離し、ジエチル
エーテル(2ml)にシユウ酸ジメチル(0.2g)
を溶解した溶液で洗浄した。収量81%で得られた
18−クラウン−6−シユウ酸ジメチル錯体の結晶
の純度は、18−クラウン−6の出発量を基準とし
て計算すると>98%であつた。 この方法を例3記載の通り混合物AおよびCを
使用して実験した。実験の詳細および得られた効
率を第表に示す。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1,4,7,10,13,16−ヘキサオキサシク
    ロオクタデカン(18−クラウン−6)1モルにつ
    き炭酸ジメチルまたはシユウ酸ジメチル1モルを
    含むことを特徴とする上記18−クラウン−6と炭
    酸ジメチルおよびシユウ酸ジメチルとの錯体。 2 18−クラウン−6を含む混合物から18−クラ
    ウン−6を単離するにあたり、18−クラウン−6
    を炭酸ジメチルまたはシユウ酸ジメチルと処理
    し、沈殿した錯体を非錯体物質の生成溶液から分
    離し、分離した錯体を解離させて非錯体の18−ク
    ラウン−6を得ることを特徴とする上記18−クラ
    ウン−6の単離法。 3 反応が18−クラウン−6のための溶媒の存在
    下で行なわれることを特徴とする前記特許請求の
    範囲第2項記載の方法。 4 溶媒が実質的に、エーテル、アルカノールま
    たはケトンからなることを特徴とする前記特許請
    求の範囲第3項記載の方法。 5 溶媒としてジアルキルエーテル好ましくはジ
    エチルエーテル、ジ(n−ブチル)エーテル、ま
    たはメチル−t−ブチルエーテルが使用されるこ
    とを特徴とする前記特許請求の範囲第4項記載の
    方法。 6 18−クラウン−6と炭酸ジメチルの錯体生成
    が−30℃〜+30℃好ましくは0℃〜+20℃の範囲
    内の温度で行なわれることを特徴とする前記特許
    請求の範囲第2−5項のいずれかに記載の方法。 7 18−クラウン−6とシユウ酸ジメチルとの間
    の錯体生成が−30℃〜+40℃好ましくは0℃〜+
    30℃の範囲内の温度で行なわれることを特徴とす
    る前記特許請求の範囲第2−5項のいずれかに記
    載の方法。 8 18−クラウン−6が炭酸ジメチルまたはシユ
    ウ酸ジメチルと、炭酸ジメチルまたはシユウ酸ジ
    メチルと18−クラウン−6とのモル比が1:1〜
    10:1の範囲内のモル比を使用して処理されるこ
    とを特徴とする前記特許請求の範囲第2〜7項の
    いずれかに記載の方法。 9 出発混合物を含む18−クラウン−6が1種ま
    たは2種以上のその他の大環状ポリエーテルを含
    むことを特徴とする前記特許請求の範囲第2−8
    項のいずれかに記載の方法。 10 分離された錯体が大気圧未満の圧力で+80
    ℃を越えない温度において解離されることを特徴
    とする前記特許請求の範囲第2〜9項のいずれか
    に記載の方法。
JP14393279A 1978-11-10 1979-11-08 Crown ether complex and isolation of crown ether derived from said complex Granted JPS5592382A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB7843945 1978-11-10

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Publication Number Publication Date
JPS5592382A JPS5592382A (en) 1980-07-12
JPS6252751B2 true JPS6252751B2 (ja) 1987-11-06

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ID=10500931

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14393279A Granted JPS5592382A (en) 1978-11-10 1979-11-08 Crown ether complex and isolation of crown ether derived from said complex

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US (1) US4254034A (ja)
EP (1) EP0013444B1 (ja)
JP (1) JPS5592382A (ja)
CA (1) CA1131647A (ja)
DE (1) DE2963510D1 (ja)
NO (1) NO151241C (ja)

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