JPS6034782Y2 - 内燃機関用点火時期制御装置 - Google Patents

内燃機関用点火時期制御装置

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JPS6034782Y2
JPS6034782Y2 JP16597980U JP16597980U JPS6034782Y2 JP S6034782 Y2 JPS6034782 Y2 JP S6034782Y2 JP 16597980 U JP16597980 U JP 16597980U JP 16597980 U JP16597980 U JP 16597980U JP S6034782 Y2 JPS6034782 Y2 JP S6034782Y2
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JP
Japan
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signal
ignition timing
knocking
masking
internal combustion
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JP16597980U
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JPS5787164U (ja
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博雄 慈
照義 伊藤
幸男 榊原
清金 梶
光幸 阪野
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株式会社デンソー
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は内燃機関用ノッキングコントロールに関し、特
に実際の点火時期以前の基本点火時期より一定クランク
角度前の時点から後の所定期間はノッキング検出を行な
わないマスキング手段を備えた内燃機関用点火時期制御
装置にする。
従来の技術 一般に、ノッキングコントロールを行なう際、ノッキン
グ検出回路が、点火によるノイズをノッキングとして誤
判定するのを防ぐため、基本点火あるいは実点火より一
定時間、ノッキング検出を行なわない、いわゆるマスキ
ング期間が設けられている(例えば特開昭55−156
25fy9−公報)。
考案が解決しようとする問題点 ところが、この方法によると、点火後の点火ノイズをノ
ッキングとして誤判定することは防げるが、基本点火前
に生じるバルブダウンによるノイズをノッキングと誤判
定する可能性がある。
問題点を解決するための手段 本考案では内燃機関の回転数、負荷等の運転状態に応じ
て定まる基本点火時期の一定クランク角度前より後のあ
る所定期間マスキング信号を発生して点火時期を遅角補
正することを禁止することにより、上記バルブダウンノ
イズによりるノッキング誤検出を確実に防止する。
なおバルブダウンによるノイズとは、点火が生ずる気筒
とは別の気筒の吸気弁あるいは排気弁の閉成によって生
ずるノイズのことである。
また基本点火時期は例えば機関回転数と吸気負圧等とに
よって定められる基準時期を指し、後述実施例では第4
図A表示の如くピックアップ出力が正から負極性へと変
化する時期であり、ピックアップ位相はエンジン回転数
と吸気負圧とによって変化させられる。
実点火時期とは基本点火時期がノック状態に応じて遅角
側に補正される結果、基本点火時期より遅れて現実に発
生する火花点火の時期のことである。
実施例 以下、添付図面を参照して本考案を説明する。
第1図に本考案による点火時期制御装置全体の構成を示
す、ピックアップ1はディストリビュータに内蔵されて
おり例えば回転数と吸気負圧に応じたクランク角度位置
にて信号を出力する。
このピックアップ出力信号8の波形は実点火信号12と
共にマスキング信号発生回路4に入り、マスキング期間
を示すマスキング信号10を出力する。
またノッキングセンサ2より出力されるセンサ信号9は
、ノッキング検出回路5で、上記マスキング信号で禁止
されるマスキング期間を除いてノッキングの有無を判定
し、ノッキングの有無を示す信号5′が点火時期演算回
路6に入る。
点火時期演算回路6では、上記ピックアップ出力信号8
から基本点火時期表示信号を作成する回路3、例えば波
形整形回路で波形整形した矩形波で示される基本点火信
号11と、上記ノッキングの有無を示す信号5′をとも
に、点火時期を演算して実点火信号12を出力し、イグ
ナイタヘ入る。
第2図に、上記マスキング信号発生回路4のさらに詳細
な構成図を示す。
ピックアップ出力信号8が、基本点火時期前一定角度表
示信号作成回路13により、基本点火前一定期間を示す
信号13′を出力し、また、実点火信号12が、実点火
後一定時間表示信号作成回路14により実点火後一定時
間を示す信号14′を出力する。
これら2つの信号13’、14’により、フリップフロ
ップ15を利用して、マスキング信号10を発生する。
第3図に、第2図の具体的な回路例を示す。
ピックアップ出力信号8は、2つのダイオードD1、D
2を通り、それぞれ抵抗R1,R3に接続される。
抵損ス、の他端は、アースとの間にコンデンサC1、抵
抗R2が並列に接続され、抵抗R6を通って比較器CO
MPlの反転入力に入る。
抵抗R3の他端は、アースとの間に、抵抗R1が接続さ
れ、抵稙B6を通って比較器COMPlの非反転入力に
入る。
一方、基本点火信号11と実点火信号12との論理NO
Rをとった信号が抵抗R7を通ってトランジスタTr・
1のベースに接続される。
トランジスタTr・1のエミッタは、アースに接続され
、コレクタは、抵抗R8を通って、抵抗R3,R1□お
よびコンデンサC2に接続される。
抵抗R3の他端は電源に、コンデンサC2の他端にはア
ースにそれぞれ接続され、抵抗R12の他端は比較器C
OMP2の非反転入力に接続される。
また、電源とグランドの間に直列に抵抗R1o、R11
が接続され、抵稙R13の一端がRlo、R□1の間に
接続し、他端が、比較器COMP2の反転入力に接続さ
れる。
比較器COMPIの出力はコンデンサC4の一端に接続
し、コンデンサC1の他端は抵抗R9を介してアースに
接続されると共にNORゲート (N0R1)の1つの
端子に接続する。
比較器COMP2の出力はコンデンサC5の一端に接続
し同コンデンサの他端は抵抗21を介してアースに接続
されると共にNORゲート(NOR2)の一端に接続さ
れる。
ここでゲートN0R1とN0R2でフリップフロップ1
5が構成される。
ピックアップ出力信号8(第4図波形A)が、入力され
ると、第4図波形A中の区間Xでは、ダイオードD1が
導通となり、入力信号が抵抗R1を通ってコンデンサC
□が充電される。
区間Yでは、ダイオードD1が遮断となり、コンデンサ
C工の電荷は抵抗R2を通り放電される。
従って比較器COMP lの反転入力は1、ピックアッ
プ出力信号8がサンプルホールド、分圧された波形B(
第4図)の様になる。
また、ピックアップ出力信号8が正の時は、ダイオード
D2は導通となり、比較器COMPlの非反転入力は、
抵抗R3,R1で分圧された値となる。
またピックアップ出力信号8が、負の時はダイオードD
2が遮断となり、その結果比較器COMPlの非反転入
力は、波形Cの様になる。
ここで、ピックアップ出力信号8のピーク値は、エンジ
ン回転数に比例して大となり、それに従って波形B、
Cも大となる。
従って波形Be Cを比較器COMPlで比較した結果
をコンデンサC1、抵抗R20で微分した波形を示す波
形りの立ち上がりのタイミングは、エンジン回転数に関
係なく、基本点火よりほぼ一定角度前の信号が得られる
またコンデンサC2は、基本点火と実点火の間で放電さ
れ、実点火後充電され比較器COMP2の非反転入力に
入る。
そして、この非反転入力電位が、比較器COMP2の反
転入力の電位以上になると比較器COMP2の出力が“
H゛°となり、コンデンサC5、抵抗R21で微分され
た波形の立ち上がりが実点火後一定時間を示す信号とな
る(波形E)。
そして、波形り、Eがフリップフロップ15に入り、マ
スキング信号として、波形Fを得る。
上記実施例の実点火後一定時間表示信号作成回路14に
代わる回路として、基本点火後、一定角度期間を作成す
る基本点火後一定角度作成回路14Aを第5図に示す。
ピックアップ信号8(第6図・波形G)が入力されると
、第6図の区間NではダイオードD3が導通となり、入
力信号が抵y、4を通ってコンデンサC3が充電される
区間MではダイオードD3が庶断となり、コンデンサC
3の電荷は抵抗R45を通り放電される。
従って、比較器COMP3の反転入力は、ピックアップ
信号8がサンプルホールド、分圧された波形Hの様にな
る。
また、ピックアップ出力信号8が負の時は、ダイオード
D4は導通となり、比較器COMP3の非反転入力は抵
抗R16,R1゜で分圧された値となる。
また、ピックアップ出力信号8が、正の時はダイオード
D4が遮断となり、その結果比較器COMP3の非反転
入力は、波形Iの様になる。
ここで、ピックアップ出力信号8のピーク値は、エンジ
ン回転数に比例して大となり、それに従って、波形H,
Iも大となる。
従って、波形H,Iを比較器COMP3で比較した結果
を示す波形Jの立ち上がりのタイミングは、エンジン回
転数に関係なく基本点火よりほぼ一定角度後の信号が得
られる。
この信号波形Jを抵vcR22、コンデンサC6により
構成される微分回路を通して波形Kが得られる。
もともと点火間隔は、エンジン回転数に応じて異なるが
、本考案では、クランク角度を検出する専用の検出器を
用いずに比較的簡単な回路でエンジン回転数に関係なく
、基本点火より一定角度前より、マスキング信号が開始
される。
効果 本考案によれば、実点火時期以前の基本点火時期より更
に一定クランク角度先行する時期から所定期間経過の間
(即ち点火の生ずる気筒とは別の気筒のバルブ(吸、排
気弁)が閉じる前の所定クランク角度位置から別気筒閉
成後のクランク角度位置例えば実点火時期より一定時間
経過迄の所定期間の間)をマスキング信号を発生してノ
ッキング検出を禁止するので、この期間に発生するバル
ブダウンノイズが7ツキングとして誤検出されることを
防止するので、正確なノッキング検出に基づいた点火時
期制御装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による内燃機関用点火時期制御装置全体
の構成国を示し、第2図は第1図におけるマスキング信
号発生回路をさらに詳しく示した構成国で、本考案によ
る基本点火時期前一定角度表示信号を作成する回路を備
えている、第3図は第2図の具体的な例を示す回路図で
あり、第4図は第3図の回路における各所の波形図であ
り、第5図は基本点火後一定角度作成回路を示す図であ
り、第6図は第5図の回路における各所の波形図を示す
。 1:ピックアップ、2:ノッキングセンサ、3:基本点
火時期表示信号作成回路、4:マスキング信号発生回路
、5:ノッキング検出回路、6:点火時期演算回路。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)内燃機関の運転状態に応じて変化すると共に実際
    の点火時期より以前であって所定のクランク角度位置を
    示す基本点火時期表示信号を作成する手段と、ノッキン
    グの有無を検出してノッキング有無表示信号を作成する
    ノッキング検出手段と、前記基本点火時期表示信号とノ
    ッキング有無表示信号とに応答してイグナイタへ実点火
    信号を演算出力する点火時期演算手段と、前記基本点火
    時期より一定クランク角度前の時点から後の所定期間は
    前記ノッキング検出手段の検出動作を禁止するマスキン
    グ手段とを有する内燃機関用点火時期制御装置。
  2. (2) 前記マスキング手段はディストリビュータに
    内蔵されたピックアップ出力信号をピークホールドする
    手段を備え、このピークホールドされた信号と前記ピッ
    クアップ出力信号と比較して、エンジン回転数に関係な
    く基本点火時期より、はぼ一定クランク角度前の信号を
    得て、これより所定期間をマスキング期間とすることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の内
    燃機関用点火時期制御装置。
JP16597980U 1980-11-19 1980-11-19 内燃機関用点火時期制御装置 Expired JPS6034782Y2 (ja)

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JPS5787164U JPS5787164U (ja) 1982-05-29
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JPH0694854B2 (ja) * 1983-04-08 1994-11-24 株式会社ゼクセル ディーゼル機関の燃料噴射進角測定装置

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JPS5787164U (ja) 1982-05-29

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