JPS61201882A - 内燃機関用ノツキング制御装置 - Google Patents

内燃機関用ノツキング制御装置

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JPS61201882A
JPS61201882A JP4322385A JP4322385A JPS61201882A JP S61201882 A JPS61201882 A JP S61201882A JP 4322385 A JP4322385 A JP 4322385A JP 4322385 A JP4322385 A JP 4322385A JP S61201882 A JPS61201882 A JP S61201882A
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寛 原口
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榊原 浩二
Hideki Yukimoto
英樹 行本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は内燃機関に発生するノックの発生状態に応じて
、点火時期あるいは過給圧、空燃比、EGR等のノック
制御要因を制御するノッキング制御装置(以下、ノック
コントロールシステムと記す)に関するものである。
(従来の技術) 一般的にノックコントロールシステムとは、エンジ゛ン
の振動を検出するノックセンサからの電気的信号(以下
、ノックセンサ出力信号と記す)が、ある定められたレ
ベル(以下、ノック判定レベルと記す)を越えた場合に
ノックが発生したものと判定し、点火時期を遅角させ、
逆に所定期間ノックが検出されない場合には点火時期を
進角させることにより、点火時期を常にノック限界付近
に制御し、エンジンの燃費、出力特性を最大限に引き出
すものである。(例えば、特開昭56−115861号
公報)。
(発明が解決しようとする問題点) このようなノックコントロールシステムにおいて、ノッ
ク判定レベルは極めて重要な意味を持つ。
ノック判定レベルが大きすぎる場合には、ノックが発生
しているにもかかわらず検出されないので点火時期は進
角し、ノックが多発し、ひいてはエンジンの破損にもつ
ながる。逆にノック判定レベルが小さすぎる場合には、
ノックが発生していないにもかかわらず点火時期を遅角
し、エンジンの出力を十分に引き出せなくなる。
従来は適切なノック判定レベルを作成するために、例え
ば、ノックセンサ信号を積分回路を通した後の出力に、
エンジン回転数ごとにあらかじめ綿密に適合した定数K
(以下に値と記す)を乗じて、さらにオフセット電圧を
加えて作成している。
しかしながら、同じエンジン機種においても製作上の誤
差があるため、K値を綿密に適合したにもかかわらず、
正確なノック検出ができなくなる場合がある。
このように従来のノックコントロールシステムにおける
ノック判定レベルの作成法には、綿密なに値適合を要し
、しかもエンジンの製作誤差により正確なノック検出が
できなくなるという問題点がある。
(発明の目的) 本願第1番目の発明は上記問題点に鑑み、エンジン燃焼
時のノックセンサ出力信号の略対数変換値の最大値を求
める。その分布形状からノックの発生状態(点火毎では
なく、ある期間の状B)を判断することができるという
本発明者が発見した実験的事実に基づいてノック判定レ
ベルまたはノック制御要因の制御値を自動的に補正する
ことにより、綿密なに値適合等を必要とせず、かつ、エ
ンジンの製作誤差にかかわらず正確なノック制御が可能
である従来にないノツキング制御装置の提供を目的とす
る。
また、本願第2番目または第3番目の発明は、ノックの
比較的長い期間にわたる平均的ノック状態が把握できる
点に着目し、点火毎のノック判定とは無関係にこの把握
結果に応じてノック制御要因もしくはノック制御要因の
制限値を比較的ゆっくり変化させ、ノック制御を行うこ
とを目的とする。
さらに、本願第4番目の発明は、ノックセンサ出力信号
の平均値の略対数変換値を用いてノック判定レベルまた
はノック制御要因の制御値を自動的に補正することによ
り、上記第1番目の発明と同様の制御を行うことを目的
とする。
(発明の概要) 次に本発明の技術的な原理について説明する。
第1図はノックセンサ信号(V)のノック判定区間にお
ける対数変換値の最大値(lo g V)の多サイクル
頻度分布である。この図に示すように本発明者は、ノッ
クなしの場合にはJogVが正規分布(従ってVは対数
正規分布)し、ノックが発生すると、2つの正規分布の
合成分布になることを発見した。第2図は対数正規確率
紙にプロットした異積分布で上述のことを表している。
正規分布の場合にはその平均値x(=j!ogV)と異
積50%点の値(すなわち中央値(メディアン))は等
しくなり (ノックなしの場合に相当)、正規分布から
はずれてくるとマはメディアンより太き(なってくる(
ノックありの場合に相当)。本発明はこのような対数変
換値の最大値(または後述のように平均値の対数変換値
)の分布形状を判別して、ノッキングの発生状態を検出
し、ノッキング制御に反映させるようにしたものである
(問題点を解決するための手段) そこで、本願第1番目の発明は、第3図(A)に示すよ
うに、内燃機関Hに発生するノッキングを検出するノッ
クセンサ八と、このノックセンサの出力信号によりノッ
キングを判定するノック判定手段Eと、この判定結果及
び機関状態に応じて点火時期あるいは過給圧等のノック
制御要因を制御するための制御値を発生する制御値演算
手段Fと、この制御値に応じて前記ノック制御要因の値
を変化させる駆動手段Gと、前記ノックセンサの出力信
号の所定区間における略対数変換値の最大値を検出する
検出手段Bと、前記略対数変換値の最大値の分布形状を
判別す判別手段Cと、この判別結果に応じて前記ノッキ
ング判定手段Eにおけるノッキング判定レベル、もしく
は前記制御値演算手段Fにおけるノック制御要因の値を
補正する補正手段とを備えている。
また本願第2番目の発明は、第3図(B)に示すように
、屯火毎のノッキング判定とは無関係に、前記補正手段
りによって制御値演算手段Fの点火時1υ1、過給圧等
のノック制御要因の値を補正するようにしている。
さらに、本願第3番目の発明は、第3図(C)に示すよ
うに、前記制御値演算手段Fの制御値(ノック制御要因
)の値を制限する制御値制限手段■の制限値を前記補正
手段りによって補正するようにしている。
また本願第4番目の発明は、第3図(D)に示すように
、耐3図(A)における検出手段Bを、ノックセンサ出
力信号を所定区間にわたって平均化する平均値演算手段
B1と、この平均値を略対数変換する略対数変換手段B
2に変更したものであり、第1番目の発明とほぼ同様の
制御を行う。
(実施例) 以下、本発明の具体的実施例について説明する。
第4図はその全体構成を示し、1はエンジンの回転数情
報及び基準角度情報を取出すためのマグネットビックア
ンプを用いた回転角センサ、2はエンジンの吸気マニホ
ールド圧力情報を取出すための圧力センサ、3はエンジ
ンのシリンダブロックにねし止めされた例えばピエゾ素
子タイプのノックセンサ、4は各種センサからの情報を
受けて、エンジンの点火時期(またはは燃料噴射量、過
給圧等)をコントロールするためのECU (エレクト
ロニック コントロール ユニット)、5はECUから
の制御信号を受けて点火コイルの一次電流を通電・遮断
するためのイグナイタである。
また、41は回転角センサ1の信号を波形整形し、エン
ジンの回転情報(例えば30’CA毎の信号)及び基準
角度情報(例えば第1気筒のBTDClo”CA毎に出
力される信号)をマイクロコンピュータ45に送るため
の波形整形回路、42はノックセンサ3の出力信号から
ノック検出に必要な周波数帯域(一般的には7〜8KH
z)のみを選別してとり出すためのバンドパス等のフィ
ルタ、43はフィルタ42の出力を略対数変換するため
の対数変換器、44は対数変換器43の出力をピークホ
ールドして、エンジンの所定角度範囲内での信号最大値
を点火毎に得るためのピークホールド回路、45は例え
ば8ビツトもしくは12ビット程度のマイクロコンピユ
ー°夕である。なお、対数変換器43とピークホールド
回路44の位置関係は逆でも良い。
マイクロコンピュータ45の1/’O(人出装置)には
、0,1信号を人出力するためのデジタルボート(図中
P、、P2+  P3.P、・・・・・・)と、アナロ
グ信号をデジタル値に変換するためのA/D変換ボート
(A+ 、AX・・・・・・)とがある。本実施例の場
合では、波形整形回路41からの出力信号(基準角度信
号及び回転角度信号)がデジタルボートp、とP2に、
圧力センサ2の信号及びピークホールド回路44の信号
がA/’D変換ポートAlA2に接続されている。また
、デジタルボートPiはピークホールド回路44を点火
毎にリセットするために使われており、ボートP4はイ
グナイタ5を駆動する信号を出力するために用いられて
いる。
ところで、エンジンの回転情報及びマニホール −ド圧
力情報を受けて電子的に点火時期をコントロールするシ
ステムは既にESA (エレクトロニック スパーク 
アドバイス)の名で一般的になっているため、以下本発
明の主眼であるノックコントロールシステムの動作のみ
を説明する。
第5図において、(alはフィルタ42を通過した後の
ノックセンサ出力である。この信号を公知の対数変換器
43に通過させた後の信号が同図(blである。対数変
換器43はり、OG特性を持っているため、(blのよ
うに仮にひいた基準線に対して上下非対称の波形になる
。また、+b1図にはピークホールド回路44によって
ピークホールドされる様子も示されている。ピークホー
ルド回路44はマイクロコンピュータの指示により約1
0’CATDCからピークホールドを開始し、約90°
CATDCでリセットされる。
このリセット直前の値((b)図中で、vl +  v
Z・・・・・・)がマイクロコンピュータ45にとり込
まれる。このvl+  ■2の値は、(81図中のV、
、V。
の略対数変換値に対応する量になる。こうして点火毎に
所定区間(およそ10℃ATDC〜90℃ATDC<ら
いがよい)内におけるセンサ信号の対数変換値の最大値
(以後この値を1ogVと記す)がマイクロコンピュー
タに取り込まれる。
次に、マイクロコンピュータ45に取り込まれたfog
V値がどうように処理されるかを第6図の機能ブロック
図を用いて概説する。第6図において、1ogv値は3
つに分岐して処理される。
即ち、ひとつは1サイクル毎のノック有無を判定するた
めの被判定信号として使用される(同図の線10)。2
つ目は分布の中央値(メディアン)を求めるために使用
される(同図の線20)。そしてもう一つは、平均値演
算のために使用される(同図の線30)。詳細は後出の
フローチャートで説明するが、算出された中央値(後述
するように1つの気筒に対して1つのRAM内で逐次計
算できる)は、センサ信号のバックグランドノイズとし
て判定レベル作成のため用いられる(同図の線40)と
共に、この判定レベル自体を自動修正するために使用さ
れる(同図の線50)。ノック判定レベルは、この値に
定数K(以後に値と呼ぶ)を乗じて作られる。
一方、平均値(これも1つ気筒に対して1つのRAM内
で逐次計算できる)は先の中央値と比較される(同図の
線6 (1)。比較された結果(同図の線70)、平均
値の方が所定値以上大きい場合にはノック発生大の状態
とみなし、K値を下げ(従ってノック判定レベルが下が
る)、逆にほぼ平均値と中央値が等しい場合には、ノッ
クなしの状態とみなし、K値を上げる(すなわち、ノッ
ク判定レベルを上げる。)こうして、平均値と中央値の
大小関係によってノック判定レベル自体を自動修正させ
るのである。
次に第7図のフローチャートを用いてKO2(ノックコ
ントロールシステム)の動作を詳細説明する。第7図に
おいて、100はエンジンの回転数及び吸気圧力情報等
を基にして基本点火時期を演算するステップである。す
なわち、今回のノックセンサ信号がノック判定レベルを
越えたかどうかによりノック判定するわけである。本実
施においては、このノック判定レベルはり、。(v=β
ogVの分布の中央値すなわち累積分布の50%点)と
定数にの積で作られる。従って、ノ・ツク判定は今回の
V=βogVとK −V5゜の比較で実施される。ステ
ップ300にて、もし今回の点火サイクルがノックサイ
クルであった場合(すなわちノックありと判定された場
合)にはステップ400に進む。このステップは基本点
火時期からの遅角量を増大させるステップである。すな
わち遅角量RをΔR(約0.5〜l”cA程度が一般的
)だけ増す。
ステップ300でノックなしと判定された場合にはステ
ップ500に進む。このステップでは続けてノックなし
と判定された点火回数(もしくはその間の時間)が所定
値以上に達した場合には、遅角量Rを減少(R=R−Δ
R)させ、そうでない場合には遅角量Rの値を保持する
。次にステップ600に進み、中央値(メディアン)の
更新が実施される。
中央値の更新方法について以下に詳述する。
今、仮に分布の真の中央値をM、逐次計算されていく略
中央値をV、。とする。そして、今回、入力された信号
VがV、。を越えた場合にはV、。をΔv5゜だけ大き
くし、VがV、。より小さかった場合にはV、。をΔV
、。だけ小さくすることを行う。中央値というのは、そ
れより小さい値がでる確率が50%、それより大きく値
がでる確率が50%ということであるから、■、。かも
し真値Mに等しければ、VがV、。を越える確率とVが
V、。より小さい確率とが等しくなり、■、。は±V、
。の範囲でおちつく。ところが、■、。が真値Mより小
さい場合にはVがV、。を越える確率が高くなり、従っ
て■、。をΔV、。だけ大きくする頻度が増す。逆に■
、。
が真値Mより大きい場合にはVが■、。より小さい確率
が高くなり、従ってV、。をΔ■、。だけ小さくする頻
度が増す。こうして本方式によりV、。は更新毎に真値
Mに収束していく。この方法によれば、RAM (メモ
リ)はたったひとつですむ。ただし、本実施例の場合に
はノック状態をより正確に把握するために気筒毎に中央
値、平均値、ノック判定レベルを作成する。従って、気
筒別の中央値作成のために気筒数だけのRAMを必要と
する。もちろん全気筒共通の中央値ただひとつでも十分
に効果はあるが、気筒別にした方がより効果が大きい。
次にステップは700ではv(=logV)の平均値を
更新するステップである。平均値の作り方は従来からよ
く知られているデータなましの方法を用いる。
すなわち、平均値Vを点火毎に7=7v+v/8という
なましくこの場合8点火なまし)によって作るわけであ
る。
次のステップ800は平均値でと中央値V、。を比較す
るステップである。Aを定数として、τ≧A −V%。
(Aは約1.1程度が良い)ならばステップ1000.
 v<A−vB。ならばステップ1200へ進む。ステ
ップ1000は平均値Vが中央値■、。よりもある程度
以上大きい場合に行われるステップで、ノック発生が全
体として大きすぎると判断された場合である。もし、仮
に、現在のノック判定レベルが適切で、これによって適
度なノック状態でコントロールされていたならばこのよ
うな状態にあることはない。
すなわちて≧、A’vsoの場合には現在のノック判定
レベルが高すぎるのでノックを検出しにくいのである。
このステップ1000では、何点大連続してこのような
状態になったかも計算される。そして所定回数以上この
ような状態が続いた場合には、K値(ノック判定レベル
に−v、。のK)を下げてノック判定レベルを低くする
。これは計算の誤差等に生じる無意味なノック判定レベ
ルをおさえ、修正判定の精度を向上させるのが目的であ
る。
又、このステップ1000ては、さらに修正判定の精度
を向上させるために、ノックセンサ信号が急激に変化す
るようないわゆるエンジンの過渡状態では修正をおこな
わないようにしている。
次にステップ1100に進む。このステップは、ノック
判定レベルが高、すぎると判断された場合に、ノック判
定レベルを下げるのみではなく、点火時期も同時に遅角
させようとするステップである。
(前記遅角量をRをΔR゛ (2〜3℃CA程度が良い
))だけ増大する。すなわちノック判定レベルが高すぎ
ると判断された場合には、もうすでにかなりのノックが
発生しており、ノック判定レベルを下げただけではその
後に何点火かさらにノックが発生してしまう可能性があ
る。これをさけるために、点火時期も同時に下げてしま
うわけである。また、さらにこうすることにより、ノッ
ク判定レベル修正のオーバーシュート、アンダーシュー
トも同時に防止することができる。さらに、このステッ
プ1100では遅角量が所定最大遅角量に達していた場
合に、この最大遅角量制限をゆるめるという学習過程も
含めである。一般にKC8ではノックによって遅角させ
る遅角量Rに制限(Rmax)を設けるのが普通である
が、本例ではこのRma xも修正させることができる
。すなわち、遅角量RがRma xに達していてこれ以
上遅角できないとき、さらにノックの発生がはげしい場
合には、Rma xの制限をゆるめてそれ以上に遅角さ
せるわけである。こうしてRmaxの学習修正を行う。
次にステップ900において、τ<A−V、。と判断さ
れた場合には、ステップ1200,1300に進む。こ
の場合は先に説明したステップ1000とステップ11
00の逆の操作をすることになる。すなわち、ノック判
定レベルを上げると共に、点火時期も同時に進角させる
。ただし、ここで異なるのは、遅角量IRがほとんど0
に近い(すなわちほとんどノックによる遅角をしていな
い)場合にはノック判定レベルを上げないという点であ
る。つまりノックがほとんど発生しない場合には2通り
の場合があって、1つは非ノツクサイクルをノックと誤
判定しくすなわちノック判定レベルが不適当に低い)、
過遅角してノックがまったく発生しない場合、もう1つ
は、はとんど基本点火時期(M B T (Minim
un+ 5park Advance forBest
 Torque )に−敗する)で運転してもノックが
実際発生していない場合である。後者の場合にはノック
判定レベルが適切なのか、あるいは本当に低いのかが判
断がつかない。従ってこの場合すなわちノックコントロ
ールによる゛遅角量が0に近い場合)にはノック判定レ
ベルは現在の値に保持すべきである。
次にステップ1400に進む。このステップは先のステ
ップデ修正されたに値(ノック判定レベルK −v5゜
のK)と、同様に前のステップで更新されたV、。の値
とを乗算して最終的なノック判定レベルを計算するステ
ップである。このノック判定レベルは気筒毎に計算され
(従ってに、vs。の少なくともいずれか一つは気筒数
に等しい数だけあり、気筒毎に異なったノック判定レベ
ルを最終的に持つことになる)、次回の点火サイクルの
ノック判定に用いられる。
次にステップ1500はKO2によって計算された遅角
量Rをベース進角から差し引いて最終的な点火時期を計
算するステップである。以上のようにして本発明のノッ
クコントロールが実行される。本実施例では、対数変換
器43を用いて、センサ信号■を対数変換したが、これ
をマイクロコンピュータのソフトウェアで実行させるこ
ともできる。すなわち、クランク軸回転の所定区間にお
けるセンサ信号最大値■をマイクロコンピュータに取込
んだ後、これを電卓等で使用されている対数演算方法(
LOGxをXの多項式によって近似する方法)を用いて
対数変換しても良い。また、ソフトウェア上で対数変換
するもうひとつの方法は、対数変換表をテーブル値形式
でマイクロコンピュータの中に持つ方法である。比較的
低級なマイクロコンピュータ(8ビット程度)で実施す
るには、この方法の方が良い。
なお、本実施例において、対数変換器を用いた理由は、
マイクロコンビエータのソフトウェアを簡素化するため
と、もう一つはセンサ信号入力のためのECUのダイナ
ミックレンジを広げるためである。
また本実施例においては、ノック判定レベルをセンサ信
号の最大値の中央値V、。の関数として作成しているが
、一般のKO5のようにセンサ信号平均値(バックグラ
ンドノイズ)から作成しても良い。ただし、この場合に
は半波整流及び積分回路が別途必要になり、コストup
になる。またノック判定レベルをセンサ信号最大値の平
均値Vで作る方法も考えられる。この方法は回路上の追
加も不要でコス1−upにもならないが、上記実施例に
比べてノック判定レベル変動がやや大きくなる。
しかしながら実用上は特に問題ない。
また、本実施例では各点火毎のノック判定を行いつつ、
これに使用されるノック判定レベルをノックの全体的状
態を把握しつつ自動修正していく方法をとっている。と
ころが、本発明によればノックの全体的状Li(比較的
長い時間にわたる平均的ノック状態)を把握できるので
、これだけによって(別途ノック判定レベルを持たずに
)点火時期をコントロールすることも考えられる。しか
しながらノック状態の判断にある程度の時間がかかるた
め急激なノック状態変化が予想されるエンジン過渡状態
では不都合が生じるので、実施例のようにノック判定レ
ベルを変える方がより現実的である。もちろん、ノック
の全体的発生具合によってのみ、点火時期あるいはター
ボ等の過給圧、空燃比、EGR、アンチノック剤等をゆ
っくり変化させるシステムを達成する上においては、本
発明はそのまま利用できる。
また、本発明者の最近の調査では、ノックセンサ信号の
最大値■に略対応する量として、燃焼行程(約10’ 
〜80’ATDC<らイ)ニおける信号平均値V me
anでも良いことが判っている。従って、1ogVの分
布形状をしらべるかわりにlogV、。、の分布形状を
調べてノック判定レベルやノック制御値を修正するよう
にしてもよい、ただし、この場合には特定区間だけのセ
ンサ信号平均値を求める必要がある。
(発明の効果) 以上、詳細に述べたように本願第1番目の発明は、エン
ジン燃焼に伴う振動の略対数変換値の最大値が持つ性質
そのものを利用してノック判定しベル、ノック制御要因
の値を補正するため、綿密なに値適合等を必要とせず、
かつ、エンジンの製作誤差にかかわらず、常に正確なノ
ック制御が可能な新しいノッキング制御装置を提供する
ことができる。
また、本願第2番目または第3番目の発明は、比較的長
い期間にわたる平均的ノック状態が把握できるという点
で、基本的に第1番目の発明と同様の効果が得られ、点
火時期、過給圧等のノック制御要因もしくはノ・ツク制
御要因の制限値を比較的ゆっくり変化させてノック制御
を行うことができる。
さらに、本願第4番目の発明は、第1番目の発明におい
て略対数変換値の最大値の代わりにノックセンサ出力信
号の平均値の略対数変換値を用いており、第1番目の発
明とほぼ同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願各発明の前提となるノツキングの発生特性
を示すノックセンサ出力信号に対する対数変換値の最大
値の頻度分布図、第2図は第1図の分布を対数正規確率
紙にプロットした累積分布図、第3図(A)乃至第3図
(D)は各々本願第1番目乃至第4番目の発明の構成を
明示するための全体構成図、第4図は本願の一実施例を
示す構成図、第5図は第4国名部の信号波形図、第6図
は第3図(A)乃至第3図(C)の判別手段の機能を示
すブロック図、第7図は第4図のコントロールユニット
における処理手順を示すフローチャートである。 1・・・回転角センサ、2・・・圧力センサ、3・・・
ノックセンサ、4・・・エレクトロニックコントロール
ユニット、5・・・イグナイタ、43・・・対数変換器
、44・・・ピークホールド回路、45・・・マイクロ
コンピュータ。 代理人弁理士  岡 部   隆 第4図 第3図 (B) 第3図 (D) 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内燃機関に発生するノツキングを検出するノツクセ
    ンサと、 このノツクセンサの出力信号によりノツキングを判定す
    るノツク判定手段と、 この判定結果及び機関状態に応じて点火時期あるいは過
    給圧等のノツク制御要因を制御するための制御値を発生
    する制御値演算手段と、 この制御値に応じて前記ノツク制御要因の値を変化させ
    る駆動手段と、 前記ノツクセンサの出力信号の所定区間における略対数
    変換値の最大値を検出する検出手段と、前記略対数変換
    値の最大値の分布形状を判別する判別手段と、 この判別結果に応じて前記ノツキング判定手段における
    ノツキング判定レベル、もしくは前記制御値演算手段に
    おけるノツク制御要因の値を補正する補正手段とを、 備えたことを特徴とする内燃機関用ノツキング制御装置
    。 2、前記判別手段は、前記略対数変換値の最大値の中央
    値及び平均値を算出すると共にこの中央値と平均値の大
    小関係を判別することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の内燃機関用ノツキング制御装置。 3、前記検出手段は、前記ノツクセンサの出力信号の最
    大値を検出した後、略対数変換することにより、前記略
    対数変換値の最大値を検出することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項または第2項記載の内燃機関用ノツキン
    グ制御装置。 4、前記検出手段は、前記ノツクセンサの出力信号を略
    対数変換した後、その最大値を検出することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載の内燃機関用
    ノツキング制御装置。 5、内燃機関に発生するノツキングを検出するノツクセ
    ンサと、 前記機関の機関状態に応じて点火時期あるいは過給圧等
    のノツク制御要因を制御するための制御値を発生する制
    御値演算手段と、 この制御値に応じて前記ノツク制御要因の値を変化させ
    る駆動手段と、 前記ノツクセンサの出力信号の所定区間における略対数
    変換値の最大値を検出する検出手段と、前記略対数変換
    値の最大値の分布形状を判別する判別手段と、 この判別結果に応じて前記制御値演算手段におけるノツ
    ク制御要因の値を補正する補正手段とを備えたことを特
    徴とする内燃機関用ノツキング制御装置。 6、内燃機関に発生するノツキングを検出するノツクセ
    ンサと、 前記機関の機関状態に応じて点火時期あるいは過給圧等
    のノツク制御要因を制御するため制御値を発生する制御
    値演算手段と、 この制御値が所定範囲を越えないように制限する制御値
    制限手段と、 前記制御値に応じて前記ノツク制御要因の値を変化させ
    る駆動手段と、 前記ノツクセンサ出力信号の所定区間における略対数変
    換値の最大値を検出する検出手段と、前記略対数変換値
    の最大値の分布形状を判別する判別手段と、 この判別結果に応じて前記制御値制限手段における制限
    の大きさを補正する補正手段とを、備えたことを特徴と
    する内燃機関用ノツキング制御装置。 7、内燃機関に発生するノツキングを検出するノツクセ
    ンサと、 このノツクセンサの出力信号によりノツキングを判定す
    るノツク判定手段と、 この判定結果及び機関状態に応じて点火時期あるいは過
    給圧等のノツク制御要因を制御するための制御値を発生
    する制御値演算手段と、 この制御値に応じて前記ノツク制御要因の値を変化させ
    る駆動手段と、 前記ノツクセンサの出力信号の所定区間における平均値
    を算出する平均値算出手段と、 この平均値の略対数変換値を求める略対数変換手段と、 この略対数変換値の分布形状を判別する判別手段と、 この判別結果に応じて前記ノツキング判定手段における
    ノツキング判定レベルもしくは前記制御値演算手段にお
    けるノツク制御要因の値を補正する補正手段とを、 備えたことを特徴とする内燃機関用ノツキング制御装置
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