JPS6034548B2 - 3−置換アミノ−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン化合物、その製造方法,およびその化合物からなる水中生物忌避剤 - Google Patents

3−置換アミノ−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン化合物、その製造方法,およびその化合物からなる水中生物忌避剤

Info

Publication number
JPS6034548B2
JPS6034548B2 JP12003176A JP12003176A JPS6034548B2 JP S6034548 B2 JPS6034548 B2 JP S6034548B2 JP 12003176 A JP12003176 A JP 12003176A JP 12003176 A JP12003176 A JP 12003176A JP S6034548 B2 JPS6034548 B2 JP S6034548B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
thiazolidine
lower alkyl
furyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12003176A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5346973A (en
Inventor
敏弘 鈴木
征司 武内
貞良 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ihara Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Ihara Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ihara Chemical Industry Co Ltd filed Critical Ihara Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP12003176A priority Critical patent/JPS6034548B2/ja
Publication of JPS5346973A publication Critical patent/JPS5346973A/ja
Publication of JPS6034548B2 publication Critical patent/JPS6034548B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規3一置換アミノー1,3ーチアゾリジン−
2,4ージオン化合物、その製造方法、およびその化合
物を有効成分として含有することを特徴とする水中生物
忌避剤に関する。 現在、船舶の船底物、漁網、波力発電ブィ等の海中に置
かれる設備、ダムの付属設備等の水中構築物、火力発電
所の復水器冷却用水および石油化学工業の熱交換器冷却
用の取水路など常時水と接触している器物、設備にはフ
ジツボ、カキ、ムラサキガイ、ヒドロムシ、セルフ0ラ
、ホヤ、フサコケムシ、アオサ、アオノリ、シオミドロ
などの貝類および軟体動物が付着繁殖し多くの障害損失
をひき起している。 たとえば、船舶においては船行速度の減少、燃料の空費
をひき起すばかりでなく、船底の清掃のため船舶の運航
休止による損失および清掃費用などの経済的損失を招き
、また、水中構築物においては取扱い操作に不便をきた
す。さらに、復水器冷却用水および熱交換器冷却用水等
の取水路においては取水量が減少し冷却効果が低下する
だけでなく、水路壁から脱落して流された生物塊によっ
て復水器、熱交換器の性能低下をひき起し経済的に大き
な損失を招くなどの多くの障害損失が発生している。ま
た、海洋資源を人工的に確保する目的で魚介類の養殖に
おいて使用される定置魚網においては上記の有害生物が
付着することによって網目体の耐久性が損なわれたり、
網目がふさがれ網内の海水移動が不充分となり酸素欠乏
による魚類の徒死を招き、また、細菌の繁殖を助長して
ノカルディア病、ベネデニア症等による魚類の被害をも
たらすこととなる。本発明者らはこれらの問題を解決す
るため各種化合物を合成し、その水中生物忌避効果を調
査し鋭意研究を重ねた結果、次式で示される新規な3−
置換アミノー1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン化
合物が優れた水中生物忌避効果を有することを見出だし
本発明を完成した。本発明の新規3−置換ァミノ−1,
3ーチァゾリジン−2,4−ジオン化合物は一般式(式
中Rは水素原子またはメチル基を示し、R,は低級アル
キル基、カルボキシル基、フェニル基、低級ァルキル置
換フェニル基、クロロフェニル基、メトキシフェニル基
、ニトロフェニル基、ヒトロキシフェニル基、シアノフ
ェニル基、ジメチルァミノフェニル基、ジクロロフェニ
ル基、ジメトキシフェニル基、2ーフリル基、5ーニト
ロ−2ーフリル基またはスチリル基を示し、RとR,は
互いに結合し、環を形成することもできる。 また、R2は水素原子、Pークロロフェニル基またはフ
ェニルチオ基を示す。)で表わされる。 本発明の新規3−置換アミノ−1,3ーチァゾリジン−
2,4−ジオン化合物としてはたとえば次の化合物があ
げられる。 尚、化合物番号は後記の実施例において参照される。{
1} 3−ペンジリデンアミノー1,3−チアゾリジン
−2,4−ジオン‘2’ 3−(4−メチルベンジリデ
ンアミノ)一1,3−チアゾリジンー2,4−ジオン【
3} 3一(4ーイソプロピルベンジリデンアミノ)一
1,3ーチアゾリジンー2,4−ジオン(4)3一(2
ークロロベンジリデンアミノ)一1,3ーチアゾリジン
−2,4ージオン‘5’3−(4−クロロベンジリデン
アミノ)一1,3ーチアゾリジンー2,4−ジオン【6
ー 3一(2ーメトキシベンジリデンアミノ)−1,3
−チアゾリジンー2,4−ジオン{7} 3一(3ーニ
トロベンジリデンアミノ)一1,3ーチアゾリジンー2
,4−ジオン■3一(2ーヒドロキシベンジリデンアミ
ノ)−1,3−チアゾリジン−2,4ージオン■3一(
4ーヒドロキシベンジリデンアミノ)一1,3−チアゾ
リジンー2,4−ジオン【103一(2−シアノベンジ
リデンアミノ)一1,3−チアゾリジンー2,4ージオ
ン(11)3−(4−ジメチルアミノベンジリデンアミ
ノ)一1,3ーチアゾリジンー2,4ージオン(12)
3−(2,4−ジクロoベンジリデンアミノ)一1,3
ーチアゾリジンー2,4ージオン(13)3一(2,6
ージクロoベンジリデンアミノ)−1,3−チアゾリジ
ン−2,4−ジオン(14)3一(3,4−ジメトキシ
ベンジリデンアミノ)−1,3−チアゾリジン−2,4
ージオン(15)3−(2ーフルフリデンアミノ)−1
,3ーチアゾリジンー2,4−ジオン(16)3−(5
ーニトロー2−フルフリデンアミノ)一1,3−チアゾ
リジン−2,4−ジオン(17)3−シンナミリデンア
ミノ一1,3−チアゾリジンー2,4ージオン(18)
3ーシクロベンチリデンアミノ−1,3−チアゾリジン
ー2,4ージオン(19)3ーシクoヘキシリデンアミ
ノー1,3−チアゾリジンー2,4ージオン(20)3
−(2−プチリデンアミノ)一1,3ーチアゾリジンー
2,4ージオン(21)3−(1ーカルボキシエチリデ
ンアミノ)−1,3−チアゾリジン−2,4ージオン(
22)(Q−メチルベンジリデンアミノ)−1,3−チ
アゾリジン−2,4ージオン(23)6一(2,6ージ
クロロベンジリデンアミノ)−5一(4ークロロフエニ
ル)1,3ーチアゾリジン−2,4−ジオン(24)3
ーシンナミリデンアミノー5−フエニルチオー1,3−
チアゾリジン−2,4ージオン本発明による新規化合物
は一般式〔1〕(式中Rは水素原子またはメチル基を示
し、R,は低級アルキル基、カルボキシル基、フェニル
基、低級アルキル置換フェニル基、クロロフェニル基、
メトキシフェニル基、ニトロフェニル基、ヒドロキシフ
ェニル基、シアノフェニル基、ジメチルアミノフェニル
基、ジクロ。 フェニル基、ジメトキシフェニル基、2−フリル基、5
ーニトロー2ーフリル基またはスチリル基を示し、Rと
R,は互いに結合し環を形成することもできる。また、
Mはアルカリ金属原子を示す。)で表わされるN−置換
ヒドラジンモノチオカルボン酸アルカリ金属塩と一般式
〔0〕(式中×はハロゲン原子を示し、R2は水素原子
、P−クロロフェニル基またはフェニルチオ基を示し、
R3は低級アルキル基を示す。 )で表わされるQ−ハロカルボン酸ェステルとを反応さ
せることにより製造され、、反応式で示せば下記反応式
‘1}の通りである。 (式中R,R,,R2,R3,Mはおよび×は前記と同
一の意味を示す。 )本発明の反応成分である前記一般式〔1〕で示される
N−置換ヒドラジンモノチオカルボン酸アルカリ金属塩
としては例えばN−ェチリデンヒドラジンモノチオカル
ボン酸、N−プロピリデンヒドラジンモノチオカルボン
酸、Nーィソプロピリデンヒドラジンモノチオカルボン
酸、N−ブチリデンヒドラジンモノチオカルボン酸、N
−(1−カルポキシエチリデン)ヒドラジンモノチオカ
ルボン酸、N−ペンジリデンヒドラジンモノチオカルボ
ン酸、N−(メチルベンジリデン)ヒドラジンモノチオ
カルボン酸、N−(エチルベンジリデン)ヒドラジンモ
ノチオカルボン酸、N−(ブロピルベンジリデン)ヒド
ラジンモノチオカルボン酸、N−(クロロベンジリデン
)ヒドラジンモノチオカルボン酸、N−(ニトロベンジ
リデン)ヒドラジンモノチオカルボン酸、N−(ヒドロ
キシベンジリデン)ヒドラジンモノチオカルボン酸、N
−(シアノベンジリデン)ヒドラジンモノチオカルボン
酸、N−(ジメチルアミ/ペンジリデン)ヒドラジンモ
ノチオカルボン酸、N−(ジクooベンジリデン)ヒド
ラジンモノチオカルボン酸、N−(ジメトキシベンジリ
デン)ヒドラジンモノチオカルボン酸、N−(2−フル
フリデン)ヒドラジンモノチオカルボン酸、N−(5−
ニトo一2−フルフリデン)ヒドラジンモノチオカルボ
ン酸、N−シンナミリデンヒドラジンモノチオカルボン
酸、N−シクロベンチリデンヒドジンモノチオカルボン
酸、Nーシクロヘキシリデンヒドラジンモノチオカルボ
ン酸、N−(Q−メチルベンジリデン)ヒドラジンモノ
チオカルボン酸等のナトリウム塩またはカリウム塩等が
あげられる。 このN−置換ヒドラジンモノチオカルポン酸アルカリ金
属〔1〕は下記反応式■に示す通り、一般式〔m〕R3
0M 〔m〕 (式中R3およびMは前記と同一の意味を示.※す。 )で表わされるアルカリ金属アルコラート存在下に抱水
ヒドラジンと硫化カルボニルとを反応させて得られた一
般式〔N〕(式中Mは前記と同一の意味を示す。 )で表わされるヒドラジンモノチオカルボン酸アルカリ
金属塩に一般式〔V〕(式中RおよびR,は前記と同一
の意味を示す。 )で表わされるカルボニル化合物を反応させるか、反応
式 {21比N−NH2十COS+R30M →日2N−NHCSM+R30日 〔m〕〔W〕 (式中R,R,,R2,R3、およびMは前記と同一の
意味を示す。 )または下記反応式{3’‘こ示す通り、前記一般式〔
V〕で表わされるカルボニル化合物と抱水ヒドラジンを
反応させて得られた一般式〔W〕(式中RおよびR,は
前記と同一の意味を示す。 )で表わされるN−置換ヒドラジンに、前記一般式〔m
〕で表わされるアルカリ金属アルコラート存在下に硫化
カルボニル酸を反応させることによって得られる。 反応式 ‘3’ (式中R,R,,R3およびMは前記同一の意味を示す
。 )また、他方の反応成分である前記一般式
〔0〕で示さ
れるQ−ハロカルボン酸ェステルとしては例えばモノク
ロル酢酸、モノブロム酢酸、Q−クロル−Pークロロフ
ェニル酢酸、Q−フロム−P−クロロフェニル酢酸、Q
−クロルーフェニルチオグリコール酸、Qーフロムーフ
ェニルチオグリコール酸等のメチル、エチル、n−もし
くは1ープロピル、n一、i一もしくはsec−ブチル
エステル等があげられる。 このN−置換ヒドラジンモノチオカルボン酸アルカリ金
属塩〔1〕とQ−ハロカルボン酸ェステル〔D〕との反
応は無溶媒でも進行するが通常は溶媒中で行なうのが好
ましい。 反応温度は5℃〜7000好ましくはl5oo〜40C
Cが適当であり、反応時間は1時間〜8時間好ましくは
3時間〜5時間が適当である。N一層襖ヒドラジンモノ
チオカルポン酸アルカリ金属塩〔1〕に対するQーハロ
カルボン酸ェステル
〔0〕の使用量は当モル以上であれ
ば充分反応が進行するが好ましくは当モル使用すれば経
済的である。また、使用する溶媒としては水をはじめと
し、例えばアセトニトリル、プロピオニトリル、ベンゾ
ニトリル等のニトリル類、メチルアルコール、.※エチ
ルアルコール、フ。 〇ピルアルコール、ブチルアルコール等のアルコール類
、ギ酸メチル、酢酸メチル、酸酢エチル、プロピオン酸
エチル等のェステル類およびジメチルスルホキシド、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ、ヘキサメチ
ルホスホロアミド、ヱチレングリコールジエチルエーテ
ル、テトラメチレングリコールジメチルエーテル等の非
プロトン犠性溶媒をあげることができる。また本発明の
新規化合物は前記一般式〔V〕のカルボニル化合物と一
般式〔肌〕(式中R2は前記と同一の意味を示す。 )で表わされる3−アミノ−1,3−チアゾリジン2,
4−ジオン化合物とを反応させることによっても製造さ
れ、反応式で示せば下記反応式■の通りである。 反応式 ■ (式中R,R,はおよびR2は前記と同一の意味を示す
。 )本発明の反応成分である前記一般式〔V〕で示される
カルボニル化合物としては例えばアセトアルデヒドプロ
ピオンアルデヒド、、ブチルアルデヒド、ベンズアルデ
ヒド、トルアルデヒド、エチルベンズアルデヒド、フ。 ロピルベンズアルデヒド、クロロベソズアルデヒド、ア
ニスペンス・アルデヒド、ニトロベンズアルデヒド、サ
リチルベンズアルデヒド、シアノベンズアルテJヒド、
ジメチルアミノベンス1アルデヒド、ジクロロベンズア
ルデヒド、ジメトキシベンズアルデヒド、2−フルアル
デヒド、5ーニトロー2ーフルアルデヒド、シンナムア
ルデヒド等のアルデヒド類、アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、アセトフエノン、メチ
ルアセトフエノン、クロロアセトフヱノン、メトキシア
セトフヱノン、ニトロアセトフエノン、ヒドロキシアセ
トフエノン、シアノアセトフエノン、ジメチルアミノア
セトフエノン、ジクロ。アセトフエノン、ジメトキシア
セトフエノン、2ーアセチルフラン、5ーニトローアセ
チルフラン、シクロベンタノン、シクロヘキサノン等の
ケトン類およびピルビン酸等があげられる。また、他方
の反応成分である前記一般式〔肌〕で示される3ーアミ
ノー1,3ーチアゾリジンー2,4ージオン化合物とし
ては例えば3−アミノ1,3−チアゾリジンー2,4ー
ジオン、3ーアミノー5一(Pークロロフエニル)一1
,3ーチアゾリジン−2,4ージオン、3ーアミノ−5
ーフエニルチオー1,3ーチアゾリジンー2,4ージオ
ンがあげられる。この3ーアミノー1,3ーチアゾリジ
ンー2,4ージオン化合物〔肌〕は下記反応式【51に
示す通り、前記一般式〔W〕で表わされるヒドラジンモ
ノチオカルボン酸アルカリ金属塩と前記一般式m〕で表
わされるQーハロカルボン酸ェステルを反応させること
により得られる。反応式‘5} (式中R2,R3,Mおよび×は前記と同一の意味を示
す。 )カルボニル化合物〔V〕と3−アミノー1,3−チア
ゾリジン−2,4−ジオン化合物〔肌〕との反応は無溶
媒でも進行するが通常は溶媒中で行なうのが好ましい。 反応温度は500〜100q○好ましくは2000〜5
0ooが適当であり、反応時間は3ぴ分〜5時間好まし
くは1時間〜2時間が適当である。反応は通常無触媒で
溶易に進行するが、反応が進行しにくい場合は硫酸、無
水硫酸、リン酸、トリフロオロ酢酸等の酸を触媒として
使用することもできる。また、使用する溶媒は前述のN
−置換ヒドラジンモノチオカルボン酸アルカリ金属塩〔
1〕とQーハロカルボン酸ェスアル
〔0〕との反応で使
用する溶媒の中でェステル類を除く他の溶媒と同じ溶媒
をあげることができる。 この発明の新規化合物は塗料、溶液、乳剤などの形に調
製し、水中生物忌避剤とすることができる。たとえばこ
の発明の新規化合物の1種または2種以上を塗膜形成剤
に配合して防汚塗料を調製し、これを船底、水中構築物
および冷却用水取入路壁に塗布することによって水中生
物の付着繁殖を防止することができる。 この際使用される塗膜形成剤としては、たとえば油ワニ
ス、合成樹脂、人造ゴム等がある。防汚塗料には所望に
応じ、さらに顔料や体質顔料を加えることができる。こ
の場合、3一置換ァミノー1,3−チァゾリジン−2,
4ージオン化合物は塗膜形成剤の重量に基づき5〜80
%、好ましくは10〜50%の割合で配合される。冷却
用水の取入路における水中生物の付着繁殖を防止する目
的では、3一層襖ァミノー1,3−チアゾリジン−2,
4−ジオン化合物を溶液または乳剤の形で取入路の中へ
添加してもよい。 しかし、長期間防汚効果を持続させるには、塗料の形で
適用するのが望ましい。また、本発明の新規化合物を漁
網の水中生物忌避剤に適用する場合には、この発明の新
規化合物を樹脂と共に有機溶媒に溶解して樹脂溶液とし
、この樹脂溶液を漁網に含浸させ、乾燥する。 この樹脂溶液の調製に際しては、3一置換アミノー1,
3−チアゾリジンー2,4ージオン化合物は5〜5の重
量%、好ましくは10〜3の重量%、樹脂は5〜15重
量%、好ましくは7〜IZ重量%の濃度で有機溶媒中に
熔解される。樹脂溶液調製に用いられる樹脂としては、
、てとえば塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、アルキド
樹脂、塩化ゴム等がある。 また有機溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン
、クロロホルム等が用いられるが、樹脂が溶解し‘こく
い場合にはジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ドまたはジメチルスルホキシドを5〜1弦容量%の範囲
で混合することができる。本発明の水中生物忌避剤で処
理しうる漁網の材料には特に制限はない。 たとえば線、麻、絹、羊毛のような天然繊維、ポリ塩化
ビニル、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリヂン、
ポリフッ化エチレン、ポリアミド、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリスチレン、ポリアクリロニトリルのよ
うな合成繊維で作られた漁網に適用することができる。
次に本発明の実施例を示す。 〔実施例 1〕 温度計、冷却管および蝿幹機を備えた300机【四つ口
フラスコにモノク。 ル酢酸メチル10.9g(0.1モル)およびメタノー
ル150泌を仕込み、ついでこの溶液に20ooでN−
ペンジリデンヒドラジンモノチオカルボン酸ナトリウム
20.2g(0.1モル)を加え撹投下2000で3時
間反応させた。反応終了後、反応により生成した食塩を
炉別し、得られた炉液を濃縮してメタノールを蟹去し最
終生成物を得、比1:1のベンゼンおよびエタノールの
混合溶液から再結晶し下記構造式を有する化合物{1}
12.1gを得た。 構造式 収 率 55.0% 外 観 無色鱗片状晶 物 性 m.p160〜1620 元素分析値 C(%) 日(%) N(%) S(%)
実測値 54.453.6312.6114.49
理論値 54.533.6612.7214.56
〔実施例 2〜6〕実施例1と同機に操作して各種のN
−置換ヒドラジンモノチオカルボン酸アルカリ金属塩〔
1〕0.1モルと各種のQーハロカルボン酸ェステル〔
0〕0.1モルとを各種の溶媒150泌中で反応させそ
れぞれ対応する3−置換アミノ−1,3−チァゾリジン
−2,4ージオン化合物得た。 結果を表−1に示す。〔実施例 7) 温度計、冷却管、滴下ロートおよび櫨梓機を備えた30
0の【四つ口フラスコに3−アミノ−1,3−チアゾリ
ジン−2,4ージオン13.を(0.1モル)およびメ
タノール150の‘を仕込み、ついでこの溶液にクミン
アルデヒド14.8g(0.1モル)をメタノール20
の‘に溶解した溶液を2000で滴下し縄梓下2000
で2時間反応させた。 反応終了後、得られた反応混合物を炉過して反応により
生成した粗生成物を炉取し、ついでメタノールから再結
晶し下記構造式を有する化合物‘3’15.7gを得た
。 構造式 収 率 59.9% 外 観 淡黄白色粉末状晶 物 性 m.p89.5〜91.000元素分析値
C(%) 日(%) N(%) S(%)実測値
59.435.3110.5912.17理論値
59.525.3810.6812.22〔実施例 8
〜13〕実施例7と同様に操作して各種のカルボニル化
合物〔V〕0.1モルと各種の3ーアミノー1,3−チ
アゾリジン−2,4−ジオン化合物〔W〕0.1モルと
を各種の溶媒150の【中で反応させそれぞれ対応する
3−置換アミノ−1,3−チァゾリジン−2,4−ジオ
ン化合物を得た。 結果を表−2に示す。〔実施例 14〕 実施例8〜13と同様に操作して反応を行ない、それぞ
れ対応する反応原料から次3−置換ァミノー1,3−チ
アゾリジンー2,4−ジオン化合物を得た。 結果を表−3に示す。・ 船 膚 母 運 馨 世 ■ 聡 湾 心 樫 霊 g 樹 表−3 表 3(続き) 表 3(続き) 〔実施例15〕塗料の配合 化合物(71:3−(3−ニトロベソジリデンアミノ)
−1,3ーチアゾリジン−2,4−ジオンを下記の割合
に配合しポットミルで充分粉枠し、混和し、防汚塗料を
調製した。 (%は重量百分率を示す。以下同様)〔実施例16〕塗
料の配合 化合物(23):3一(2,6ージクロロベンジリデン
アミ/)−5一(4−クロロフエニル)−1,3ーチア
ゾリジンー2,4ージオンを下記の割合に配合しポット
ミルで充分粉枠し、混和し、防汚塗料とした。 〔実施例17〕海中生物防汚試験 本発明の化合物をそれぞれ用い実施例16と同様にして
調製した防汚塗料を使用し海中生物防汚試験を行なった
。 【1} 試験板の調製及び試験方法 ウオツシュプラィマーで1回、防錆塗料で1回下塗処理
した各鋼板(300×100×1肌)に、各防汚塗料を
2回ずつ刷毛塗りし、木枠にそれぞれはめ込み、浸贋用
筏より海中につるし、1.5肋の海深のところに維持す
る。 (2} 試験結果 上記{11のようにして、海水中に浸潰した塗装板を所
定期間ごとに引き上げ、それに付着した生物の付着度を
付着面積の全面積に対する百分率として表わし、表−4
に示した。 なおコントロールはウオッシュプラィマ−と防錆塗料の
みで処理したものである。〔実施例18〕漁網の防汚加
工 川 樹脂溶液の調製 化合物‘51:3一(2,4−ジクロロベンジリデンア
ミノー1,3ーチアゾリジン−2,4ージオンを下記の
割合に配合し、充分鍵拝し、樹脂溶液を調製した。 上記mで調製された樹脂荷液の中にポリァミド系繊維(
東レ株式会社製:商品名アミラン)を材料として作った
。 11節(3.03又網目)の漁網を浸潰し、充分に含浸
させたのち1幼時間風乾して防汚加工した。 〔実施例19〕漁網の防汚加工 ‘1’樹脂溶液の調製 化合物(24):3−シンナミリデンアミノ−5ーフエ
ニルチオ−1,3ーチアゾリジンー2,4−ジオンを下
記の割合に配合し、充分燈拝し樹脂溶液を調製した。 ■ 加工方法 上記{1}で調製された樹脂溶液を使用して実施例18
の■と同様に防汚加工した。 〔実施例 20〕 漁網の処理およびその防汚試験 前記した実施例にしたがい合成した3−置換アミノー1
,3−チアゾリジン−2,4ージオン化合物を夫々用い
実施例19と同様にして防汚加工した漁網を使用して防
汚試験を行なった。 ○’試験方法 それぞれ防汚加工した漁網から50×50伽の寸法に試
験片を切り取り、これを60×6比ネの鉄枠に張設し、
浸簿用筏より海中につるし、1.5mの海深のところに
維持する。 {21 試験方法 上記‘1)のようにして、海水中に浸潰した漁網を所定
期間ごとに引き上げ、ノリ、アオサ、クサコケ、ヒドロ
、ホャなどの付着状態および漁網の重量増加率を観察測
定した。 結果を表−5に示す。この表中の評価記号は次の意味を
もつ。− 全く付着なし ± 点在的に付着 十 網全体にわたり少量付着 日 絹全体にわたり多量付着 川 全体に多量付着してほとんど水の透過不能また漁網
の重量増加率は、最初の漁網の重量に対する所定時間経
過後の漁網重量増加分の割合を百分率で示したものであ
る。 これらの重量は海中に浸潰したものを引き上げ1時間水
切りをした後に秤量した。表−4 泰一5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは水素原子またはメチル基を示し、R_1は
    低級アルキル基、カルボキシル基、フエニル基、低級ア
    ルキル置換フエニル基、クロロフエニル基、メトキシフ
    エニル基、ニトロフエニル基、ヒドロキシフエニル基、
    シアノフエニル基、ジメチルアミノフエニル基、ジクロ
    ロフエニル基、ジメトキシフエニル基、2−フリル基、
    5−ニトロ−フリル基またはスチリル基を示し、RとR
    _1は互いに結合し環を形成することもできる。 またR_2は水素原子、P−クロロフエニル基またはフ
    エニルチオ基を示す。)で表わされる3−置換アミノ−
    1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン化合物。 2 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは水素原子またはメチル基を示し、R_1は
    低級アルキル基、カルボキシル基、フエニル基、低級ア
    ルキル置換フエニル基、クロロフエニル基、メトキシフ
    エニル基、ニトロフエニル基、ヒドロキシフエニル基、
    シアノフエニル基、ジメチルアミノフエニル基、ジクロ
    ロフエニル基、ジメトキシフエニル基、2−フリル基、
    5−ニトロ−2−フリル基またはスチリル基を示し、R
    とR_2は互いに結合し環を形成することもできる。 また、Mはアルカリ金属原子を示す。)で表わされるN
    −置換ヒドラジンモノチオカルボン酸アルカリ金属原子
    と一般式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Xはハロゲン原子を示し、R_2は素原子、P
    −クロロフエニル基またはフエニルチオ基を示し、R_
    3は低級アルキル基を示す。 )で表わされるα−ハロカルボン酸エステルとをさせる
    ことよりなる一般式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは水素原子またはメチル基を示し、R_1は
    低級アルキル基、カルボキシル基、フエニル基、低級ア
    ルキル置換フエニル基、クロロフエニル基、メトキシフ
    エニル基、ニトロフエニル基、ヒドロキシフエニル基、
    シアノフエニル基、ジメチルアミノフエニル基、ジクロ
    ロフエニル基、ジメトキシフエニル基、2−フリル基、
    5−ニトロ−2−フリル基またはスチリル基を示し、R
    とR_1は互いに結合し環を形成することもできる。 また、R_2は素原子、P−クロロフエニル基またはフ
    エニルチオ基を示す。)で表わされる3−置換アミノ−
    1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン化合物の製造方
    法。 3 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは水素原子またはメチル基を示し、R_1は
    低級アルキル基、カルボキシル基、フエニル基、低級ア
    ルキル置換フエニル基、クロロフエニル基、メトキシフ
    エニル基、ニトロフエニル基、ヒドロキシフエニル基、
    シアノフエニル基、ジメチルアミノフエニル基、ジクロ
    ロフエニル基、ジメトキシフエニル基、2−フリル基、
    5−ニトロ−2−フリル基またはスチリル基を示し、R
    とR_1は互いに結合し環を形成することもできる。 )で表わされるカルボニル化合物と一般式▲数式、化学
    式、表等があります▼ (式中R_2は水素原子、P−クロロフエニル基また
    はフエニルチオ基を示す。 )で表わされる3−アミノ−1,3−チアゾリジン−2
    ,4−ジオン化合物とを反応させることよりなる一般式
    ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは水素原子またはメチル基を示し、R_1は
    低級アルキル基、カルボキシル基、フエニル基、低級ア
    ルキル置換フエニル基、クロロフエニル基、メトキシフ
    エニル基、ニトロフエニル基、ヒドロキシフエニル基、
    シアノフエニル基、ジメチルアミノフエニル基、ジクロ
    ロフエニル基、ジメトキシフエニル基、2−フリル基、
    5−ニトロ−2−フリル基またはスチリル基を示し、R
    とR_1は互いに結合し環を形成することもできる。 また、R_2は水素原子、P−クロロフエニル基または
    フエニルチオ基を示す。)で表わされる3−置換アミノ
    −1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン化合物の製造
    方法。 4 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは水素原子またはメチル基を示し、R_1は
    低級アルキル基、カルボキシル基、フエニル基、低級ア
    ルキル置換フエニル基、クロロフエニル基、メトキシフ
    エニル基、ニトロフエニル基、ヒドロキシフエニル基、
    シアノフエニル基、ジメチルアミノフエニル基、ジクロ
    ロフエニル基、ジメトキシフエニル基、2−フリル基、
    5−ニトロ−2−フリル基またはスチリル基を示し、R
    とR_1は互いに結合し環を形成することもできる。 また、R_2は水素原子、P−クロロフエニル基または
    フエニルチオ基を示す。)で表わされる3−置換アミノ
    −1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン化合物を有効
    成分として含有することを特徴とする水中生物忌避剤。
JP12003176A 1976-10-06 1976-10-06 3−置換アミノ−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン化合物、その製造方法,およびその化合物からなる水中生物忌避剤 Expired JPS6034548B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12003176A JPS6034548B2 (ja) 1976-10-06 1976-10-06 3−置換アミノ−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン化合物、その製造方法,およびその化合物からなる水中生物忌避剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12003176A JPS6034548B2 (ja) 1976-10-06 1976-10-06 3−置換アミノ−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン化合物、その製造方法,およびその化合物からなる水中生物忌避剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5346973A JPS5346973A (en) 1978-04-27
JPS6034548B2 true JPS6034548B2 (ja) 1985-08-09

Family

ID=14776182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12003176A Expired JPS6034548B2 (ja) 1976-10-06 1976-10-06 3−置換アミノ−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン化合物、その製造方法,およびその化合物からなる水中生物忌避剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6034548B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6266254U (ja) * 1985-10-15 1987-04-24

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6266254U (ja) * 1985-10-15 1987-04-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5346973A (en) 1978-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4111879A (en) Composition for inhibiting adhesion of shellfish and algae
EP0153885B1 (en) Tetraarylboron-ammonium complexes and their uses
US5658375A (en) Preventive agent for fouling organisms
JPS6034548B2 (ja) 3−置換アミノ−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン化合物、その製造方法,およびその化合物からなる水中生物忌避剤
JPH0790201A (ja) 水中防汚塗料
JP3679818B2 (ja) 水中付着生物防汚剤
JPS5822003B2 (ja) 水中生物忌避剤およびその製造法
JPS6029393B2 (ja) 3−アミノ−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン化合物、その製造方法およびその化合物からなる水中生物忌避剤
JPS6058885B2 (ja) 水中生物忌避剤
JPS5940124B2 (ja) 水中生物付着防止剤
JP6140382B2 (ja) 海中付着生物忌避組成物
JPS60248780A (ja) 水中防汚塗料
JPS6056136B2 (ja) 1−(置換チオ−カルボニル)インドリン化合物,およびこの化合物からなる水中生物忌避剤
KR19990081985A (ko) 트리페닐보란-로진 아민 부가 화합물 및 이의 용도
JPS5822004B2 (ja) 水中生物忌避剤
JPS5879954A (ja) プロピオル酸エステル化合物
JPS59170004A (ja) 水中生物忌避剤
JPS614776A (ja) 水中防汚塗料
JP3830832B2 (ja) チオシアネート系水中生物付着防止剤および水中生物付着防止塗料
JPH115705A (ja) 藻の防除方法
JPS6227057B2 (ja)
JP4338023B2 (ja) イソチオシアネート系水中生物付着防止剤および生物付着防止塗料
JPS6242904B2 (ja)
WO1998007322A1 (fr) Inhibiteur du depot d'organismes aquatiques
JP2838555B2 (ja) ハロゲノチオフェンジオキシド類及びその製法