JPS6034497A - 衣類乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は減圧乾燥室を有する衣類乾燥機に関するもので
ある。

従来例の構成とその問題点 従来、衣類乾燥機は電気ヒータを用いて乾燥用空気を加
熱し、この熱風を衣類を収納し回転するドラムに導き大
気圧中で乾燥を行なう方式が一般的である。大気圧での
水の沸点は１００℃であり、乾燥時間の短縮すなわち衣
類からの水分の蒸発スピードを高めようとすれば衣類を
かなり高温にし、かつ衣類の周辺に存在する飽和水蒸気
層を吹き飛ばすために乾燥用空気風量を大巾に増加させ
なければならなかった。このため衣類のいたみや縮みが
発生すると共に大能力の送風機が必要であるという問題
を有していた。またこの従来の方式では衣類が高温であ
ると共にドラム内には大気圧の空気が存在するため、こ
の空気を伝わっての放熱ロスが大きく、乾燥効率が低い
という問題があった。

また、乾燥効率をあげるため減圧乾燥を行なわせるとい
う考え方も知られているが、減圧乾燥による効率を高め
るための手段は講じられていないものであった。

発明の目的 本発明は上記問題点を解消し、乾燥時間が短かく乾燥効
率が良い衣類乾燥機を提供するものである。

発明の構成 この目的を達成するために本発明の衣類乾燥機は、衣類
を収納する乾燥室と、これと連通ずる真空ポンプと、前
記乾燥室と真空ポンプ間に設けた蒸気の凝縮器とを備え
、また乾燥室には熱源と圧力センサを設けたものである
。

この構成によって、乾燥室内を減圧することで水の沸点
を下げることができ、かつ水の蒸発スピードが大きくな
るため、低温です早く衣類の乾燥ができる。したがって
布いたみや、ちぢみが皆無の短時間乾燥ができ、また減
圧を行なっているため、空気伝導による放熱ロスも少な
く、乾燥効率が良くなるものである。さらに圧力センサ
を設けることで乾燥室内の圧力を検知し、これにより水
の蒸発量を知り、熱源への入力を制限して一層の省エネ
ルギー化が実現できると共に乾燥の終了を判断するもの
である。

実施例の説明 ながら説明を行なう。第１図、第２図において、１は衣
類を収納し衣類投入口２を有する乾燥室、３は乾燥室１
に連通した真空ポンプ、４は乾燥室１と真空ポンプ３間
に設けた水蒸気を凝縮させるだめの凝縮器であり、冷凍
機等（図示せず）で冷却している。５は凝縮器４内で凝
縮した水をためるタンクであり、６は凝縮水を排水ロア
よυ排水するための排水コックである。８は乾燥室１内
に設けた熱源であり、ここでは赤外線ヒータを用いてい
る。９は乾燥室１内に設けた圧力センサである。

以上のように構成された衣類乾燥機について以下その動
作について説明する。まず電源が投入されると真空ポン
プ３が動作すると共に熱源８に通電され、゛凝縮器４が
動作する。衣類が熱源８かも放射された赤外線によシ加
熱されると、衣類より水が蒸発し水蒸気が凝縮器４内へ
導かれる。ここで水蒸気が冷却され凝縮し水となってタ
ンク５にためられる。以上の乾燥過程では乾燥室１が真
空ポンプ３によシ減圧されているため、衣類周辺に存在
する飽和水蒸気層が薄くなり、これにより衣類から水が
蒸発する速度が非常に大きくなり、短時間で乾燥を行な
うことができる。また、減圧すると、たとえば１／２ｏ
気圧の場合、水の沸点は約３４℃程度まで低下し、衣類
の温度を高めることなく低温で乾燥を行なうことができ
衣類のちぢみや、いたみを防ぐことができる。さらに、
低温で乾燥できることで、衣類を温めるに必要な顕熱を
節約できると共に、空気を伝わって機外へ放出される放
熱ロスを少なくすることができ、効率良く乾燥を行なう
ことができる。

乾燥途中、凝縮器４で凝縮される水蒸気量に比べ衣類か
らの蒸発量が多くなると、乾燥室１内の水蒸気圧が上昇
する（第３図）。この時、水蒸気圧を圧力センサ９で検
知し、所定の圧力に達した時、熱源８０通電を止めると
、水蒸気圧の増大による水の沸点の上昇および蒸発スピ
ードの低下を防ぐことができ、乾燥速度の低下を防止で
きる。

この後、凝縮器４の働きにょ９乾燥室１の水蒸気が水に
変えられ、乾燥室１内の圧力が低下する。

そして乾燥室１内の圧力が所定の圧力以下になれば再び
熱源８に通電する。以上の動作をくり返すことにより、
常に効率良く、スピーディに乾燥を行なうことができる
。

乾燥終了時には、熱源８が人であっても水の蒸発量が少
なく乾燥室１内の圧力上昇スピード（＝ΔＰ／ΔＴ）は
極端に遅くなる。この圧力上昇スピードを圧力センザ９
により検知し、所定以下であれば熱源８と真空ポンプ３
と凝縮器４を止めて乾燥終了とすることができる。

乾燥終了後、衣類投入口２を開は衣類を取り出すのであ
るが、この時、衣類投入口２と連動して設けた排水コツ
クロが開となり、夕／り６にためられた凝縮水は排水ロ
アよ９機外へ排出される。

以上のように本実施例によれば、減圧乾燥室と乾燥室内
に圧力センサを設けることにより、乾燥時間の短かい効
率の良い乾燥機を実現でき、１だ乾燥終了をも検知でき
るものである。

なお、上記実施例では熱源８には赤外線ヒータを用いた
が、この他にマイクロ波等を用いても良く、要は衣類が
加熱されれば良い。

発明の効果 以上のように本発明は、乾燥室と乾燥室に連通した真空
ポンプと凝縮器と乾燥室内には熱源と圧力センサを設け
、減圧乾燥を行なうと共に乾燥室内の圧力を検知して熱
源の人、切を行なうことによシ乾燥時間の短縮をはかり
、また放熱ロスや顕熱上昇に必要な熱量の少ない乾燥効
率の良い衣類乾燥機を提供できるものである。さらに、
圧力センザで乾燥室内の圧力上昇スピードを測定するこ
とにより、乾燥終了を判断できるものであり、その実用
的効果は犬なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の衣類乾燥機の側面断面図、
第２図は同ブロック図、第３図は乾燥室内の圧力状態を
示す特性図である。 １・・・・・・乾燥室、３・・・・・・真空ポンプ、４
・・・・・凝縮器、８・・・・・・熱源、９・・・・・
・圧力センサ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 １３図 経過時間

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）衣類投入口を有し衣類を収納する乾燥室と、乾燥
   室と連通した真空ポンプと、乾燥室と真空ポンプ間に設
   けた水蒸気の凝縮器とを備え、前記乾燥室には衣類を乾
   燥させる熱源と圧力センサを設け、乾燥室が所定以上の
   圧力では前記熱源を切とし、所定以下の圧力では前記熱
   源を人とした衣類乾燥機。
2. （２）圧力センサは、乾燥終了時に熱源が人であっても
   、乾燥室の圧力上昇速度が所定以下の時、前記熱源と真
   空ポンプと凝縮器を切とする特許請求の範囲第１項記載
   の衣類乾燥機。